神戸の近くでは、ガマのなかまは3種類見られます。そのうちコガマはほとんど見ることができませんので、たいていはガマかヒメガマです。
ガマとヒメガマは穂(ほ)の上の柄(え)の部分をみると区別できます。ガマは柄の部分が全部かっ色ですが、ヒメガマには緑色の部分があります(矢印)。写真にはありませんが、コガマもガマと同じようにこの部分はかっ色をしています。
7月ころにはこの柄の部分には雄花(おばな)の集まりがついています。上のコガマの写真にはその集まった雄花のなごりがまだついていますね(矢印)。この時期、ヒメガマは雄花の集まりが雌花(つまり穂)から離れてついていて、そのために離れた部分の柄が緑色になっているのです。ガマやコガマでは、上のコガマの写真のように、雄花の集まりは雌花(つまり穂)とくっついています。下のくわしい情報を見てみましょう。 |