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韓国映画「ワン・デイ 悲しみが消えるまで」キム・ナムギルが霊魂が見える男を

2024-09-03 | 韓国映画、ま~わ行



キム・ナムギル&チョン・ウヒ共演の癒しのラブ・ストーリー映画「ワン・デイ 悲しみが消えるまで」2017年作品。あらすじと感想。
主人公カンス(キム・ナムギル) とカンスにしか姿が見えない幽霊となった女性ミソ(チョン・ウヒ) との出会いから起る不思議な話を描いたファンタジードラマ。
保険外交員のカンスは調査の為、交通事故で2ヶ月間意識不明で回復の見込みが無い視覚障がい者の女性、ミソの元を訪れますが、そんな中、病院内である女性から声をかけられます。
それは意識不明でベッドで寝ているはずのミソだったのです。
「ワン・デイ 悲しみが消えるまで」は昏睡状態に陥った女性の魂を見るようになった男ガンスと、予想しなかった事故で魂になり、世の中を初めて見るようになった女性ミソが出会ったことで繰り広げられる物語を描いた感性溢れるファンタジー映画。
(あらすじ)
最愛の妻ソンファを事故で失い、無気力な日々を過ごす保険会社に勤める男カンス。
ある日、後輩が示談に持ち込めず手を焼いている案件を引き継ぐことになったカンスはその事故の調査の為、被害者が入院する病室を訪れる。
そこには車にはねられ、2ヶ月近く意識不明に陥ってしまっている視覚障がい者の女性ミソがいたのです。
そこで、ミソの様子を見にきたカンスに背後から声をかけるブルーの洋服を着た女性の姿が。
驚くカンスに「私が見えるの?」としきりに尋ねる女性。そこにいたのは、今、目の前で病院のベッドで眠っているはずのミソの姿だった。
ミソはお願いがあるとカンスに付きまとい、嫌々ながらもカンスはミソに付き合うことに。
カンスに明るく接するミソだったが、彼女の事故の裏には悲しい出来事が秘められていた・・・
  (kstyle)

    


(感想)
冒頭から亡くなった妻の母親役にキム・ヘオクさん、弟役にソンジュン君が登場するのを見て、豪華キャストだなぁ~とビックリ! でも、出番はここだけでした(笑)
キム・ナムギルさんの名前を見て視聴しましたが、全体的に静かに流れる映像と音楽とまるで実在する人物のように映し出されるキム・ナムギルさんのカリスマは圧倒的な存在感がありました。
本作の悲哀のこもる表情は彼の18番、キム・ナムギルファンには見どころ満載のドラマで、このカンスという内向的な役柄はキム・ナムギルさんで正解だったと思います。

愛する妻の死によって心の苦しみから抜け出せないカンス(キム・ナムギル)がミソと出会い少しだけ心が癒されていく物語で、とても地味な作品なんですが、なんというか心にじわじわと響くものがある不思議な感じの映画です。
ただ突然、どうしてカンス(キム・ナムギル)だけに霊が見えるようになったのか疑問で、目の見えないミソが事故に遭い、意識不明のまま体だけは霊になり、今まで見えなかった目が見えはじめたことで、今まで知らなかった現実の世界を見ることができる感動と喜びが描かれていきます。
目の見えないミソにとって、手の感触と匂いだけで感じとることが視覚障がい者の日常の生活だと・・・  

また、被害者のミソは視覚障がい者で天涯孤独という悲しい生い立ちをもつ女性です。
母親に捨てられるのですが、障害者の子供を捨てる鬼のような母親がいるでしょうか?
でも障がい者だから捨てたのでしょうか?
今まで子供を捨てるドラマはたくさんありましたが、ここがとても気になってしまう部分です・・・  
そして、更にラストは賛否両論、妻のこともありミソの気持ちも考えてしまいますが・・・
カンス(キム・ナムギル)の行動に意見が分かれるでしょうネェ・・・





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