鯨統一郎さんの『邪馬台国はどこですか?』シリーズの長編2作を読みました。まとめて感想を書いてみようと思います。 『京都・崇徳院伝説の殺人』2016年刊行の『崇…
ミステリー好き。たくさんの本に出合いたい! 主に読んだ本の感想などを書き留めています。 ときどき、映画・観劇・御朱印・旅の記録なども
鯨統一郎『京都・崇徳院伝説の殺人』『熊野古道と八咫烏の殺人』
鯨統一郎さんの『邪馬台国はどこですか?』シリーズの長編2作を読みました。まとめて感想を書いてみようと思います。 『京都・崇徳院伝説の殺人』2016年刊行の『崇…
少し前になりますが、この夏、四国霊場66番札所雲辺寺をお参りしてきました。 四国霊場のうち最も高い標高911メートル、四国山脈の山頂近くにある霊場で、「遍路こ…
森永卓郎さんの『書いてはいけない 日本経済墜落の真実』は、2024年3月に上梓されました。YouTubeでこの本のことを知り、気になって読んでみました。書かれ…
米澤穂信さんの『インシテミル』を読みました。2007年にハードカバーで、2010年に文庫本で文藝春秋から発売され、同2010年には『インシテミル 7日間のデス…
長年の悩み解消すべく、行ってきました ご興味があるかたは、どうぞ 【雑記】シミ取りレーザーとほくろ除去 夢見と悟りの間でyellow-crow.juge…
長らく積読になっていた、近藤史恵さんの『ホテル・ピーベリー』を読了。 なんで今まで積読になってたのか?おそらく先に読まねばならない本(図書館本とか)を優先した…
【徒然】『ベルサイユのばら2001 オスカルとアンドレ編』を観る
ひょんなことから宝塚星組公演『ベルサイユのばら2001 オスカルとアンドレ編』のビデオを夜中に見てしまった。 ベルサイユのばら2001-オスカルとアンドレ編…
「邪馬台国シリーズ」第3弾。鯨統一郎さんの『新・日本の七不思議』を読了。 前2作のスタイルを踏襲し、今回は日本史・日本人に関する新解釈が展開されています。 …
『邪馬台国はどこですか?』に続く、鯨統一郎さんの連作短編『新・世界の七不思議』を読みました。 『鯨統一郎『新装版 邪馬台国はどこですか?』』本屋でたまたま気に…
2020年フランス文学最高峰のゴンクール賞受賞作、2022年に早川書房より訳本が出版されたエルヴェ・ル・テリエの『異常(アマノリー)』を読みました。 奇想天…
貴志祐介さんの『梅雨物語』が面白かったので、雨シリーズの先行作『秋雨物語』も読んでみました。 『貴志祐介『梅雨物語』』貴志祐介さんの『梅雨物語』を読みました。…
本屋でたまたま気になり手に取った、鯨統一郎さんの『邪馬台国はどこですか?』を一気読み。 1998年の鯨統一郎さんのデビュー作が、新装版になっていました。え、そ…
貴志祐介さんの『梅雨物語』を読みました。 貴志先生のホラーは、あまり肌に合わない気がしてしばらく手に取っていなかったのですが、「雨シリーズ」と呼ばれているこの…
辻村深月さんの本格ホラーミステリ長編『闇祓(やみはら)』を読みました。 ここで登場する「闇ハラ」は、辻村さんが命名したもので、「闇ハラスメント」のこと。 冒頭…
大阪府東大阪市の石切劔箭神社をお参りしてきました。 「でんぼの神さん」「石切さん」と呼ばれている関西では有名な神社で、名前は知っているものの一度もお参りしたこ…
一穂ミチさんの『光のとこにいてね』を読みました。 一穂ミチさんのお名前は存じていたものの、代表作を読んでいなくて……2024年『ツミデミック』で直木賞を受賞さ…
倉知淳さんの書下ろしミステリ『恋する殺人者』を読みました。 何だ……この可愛いラノベ風の表紙イラストは……!でも、待って。よく見て。パフェに乗っかってる女の子…
辻堂ゆめさんの『答えは市役所3階に 2020心の相談室』を読みました。 2022年にミステリー小説専門雑誌「ジャーロ」に掲載された連作短編を集めたもので、全5…
東野圭吾さんの『超・殺人事件』を読みました。 東野圭吾さんといえば数々の長編ミステリをものされていて、短編のイメージがあまりなかったのですが、こんな面白い短篇…
青崎有吾さんの『早朝始発の殺風景』を読みました。 先日、MRC(メフィスト・リーダーズ・クラブ)の会員限定企画で有栖川有栖さんと対談されているなかで、この本と…
金子玲介さんの第65回メフィスト賞受賞作『死んだ山田と教室』を読みました。 2024年5月に単行本も発売されていますが、わたしはメフィストの特別版で拝読。タイ…
京極夏彦さんの『狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき』を読みました。 歌舞伎舞台のために書き下ろされた物語。歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」…
映画化・コミカライズもされた辻村深月さんのベストセラー『傲慢と善良』を読みました。 タイトルはジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を彷彿とさせますが、本編で…
有栖川有栖さんの「国名シリーズ30周年」にして第11弾となる『日本扇の謎』を読みました。 『ロシア紅茶の謎』から始まった国名シリーズ。本家エラリー・クイーンの…
先日、兵庫県高砂市の生石神社にお参りに行き、その足で高砂神社へもお参りしてきました。 『【兵庫】生石(おうしこ)神社<石の宝殿>』兵庫県高砂市の生石(おうしこ…
兵庫県高砂市の生石(おうしこ)神社をお参りしてきました。 国指定史蹟「石の宝殿」と呼ばれる巨大な石造物があります。鹽竈神社(宮城県)の塩竈、霧島東神社(宮崎県…
2022年に映画化もされた、湊かなえさんの『母性』を読みました。映画公開時にTVで紹介されているのを見て、気になっていたのですが結局映画は視ずに終わってしまい…
今年生誕100年の安部公房『砂の女』を再読。初版は1962年。60年以上前の作品ということになります。 すっかり内容を忘れていて、砂の穴から出られない話だよね…
2022年に急逝された光原百合さんの追悼短編集『やさしい共犯、無欲な泥棒』を読みました。広島県尾道市生まれで、大阪大学大学院修了後、故郷で教鞭をとりつつ創作活…
ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』永井淳/深町眞理子訳
ハリイ・ケメルマンの『九マイルは遠すぎる』を読みました。ハリイ・ケメルマンはアメリカの推理小説作家。「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」短編小説のコン…
高田崇史さんの『神の時空シリーズ』の外伝となる『女神の功罪』を読了しました。 シリーズの前夜物語で、時系列で言うとシリーズ冒頭から遡ること約10年前の物語。主…
民族研究者である筒井功さんの『日下を、なぜクサカと読むのか』を読みました。 確かに、何故「日の下」と書いて「クサカ」と読むのか…。そういうものだと、普段特に考…
高田崇史『神の時空⑦ 五色不動の猛火』『神の時空⑧ 京の天命』
『神の時空シリーズ』いよいよ最終章。『五色不動の猛火』と『京の天命』を読了しました。この国を元あった姿に戻そうとする闇の組織との対峙。そして7日以内に蘇らせな…
辻村深月さんの『琥珀の夏』を読みました。約600頁の長編ですが、読みやすい文体とテンポある展開、そして決して他人事ではないテーマで、ぐいぐい引き込まれて読んで…
辻堂ゆめさんの『二人目の私が夜歩く』を読みました。辻堂さんの御本は初読み。大学在学中(東京大学!)に作家デビューした才媛です。 タイトルと装丁に惹かれて手に取…
凪良ゆうさんの『わたしの美しい庭』を読了。2019年ポプラ社から刊行され、2021年に文庫化された本です。 しなやかで逞しい主人公たちの生き方、考え方に感動し…
東野圭吾さんの『むかし僕が死んだ家』を読みました。1994年に双葉社から単行本が、1997年に文庫版が講談社から発行されています。 いろんなタイプの小説を書か…
湊かなえさんの『告白』を読みました。第6回本屋大賞受賞作にして、湊さんのデビュー作。2010年に映画化されたときも気になっていた作品ながら、何故か未読となって…
第16回メフィスト賞受賞作で、黒田研二さんのデビュー作『ウェディング・ドレス』(2000年)を読みました。 黒田研二さんと言えば、『逆転裁判』の脚本でお名前は…
パリ・バスティーユ牢獄に白旗が上がった記念日。そしてアンドレ・グランディエの命日である7月13日。雪組公演『ベルサイユのばら フェルゼン編』を観劇してきました…
元F1レーサー・中嶋悟さんの半生をつづった『いつかはF1 私の履歴書』を読みました。 思えば、中嶋悟さんという、日本人にしてフル参戦のF1ドライバーの出現によ…
小さいころからよく訪れていた明石。所用のついでに少し散歩してきました。 明石と言えば、「明石市立天文科学館」 トップページ - 明石市立天文科学館日本標準時子…
高田崇史『神の時空⑤ 厳島の烈風』『神の時空⑥ 伏見稲荷の轟雷』
高田崇史さんの「神の時空シリーズ」。実は、5作目の『厳島の烈風』をシリーズの中で最初に読んだのが去年の秋のこと。シリーズ最初から読んでみようと思い、今回6作目…
第20回本屋大賞受賞作『汝、星のごとく』の続編『星を編む』を読みました。 『凪良ゆう『汝、星のごとく』』凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』を読みました。 202…
1975年新潮文庫版『蠅の王』(平井正穂・訳)を読みました。イギリスで出版されたのは1954年なので、70年も前に書かれた作品ということに。 作者のゴールディ…
凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』を読みました。 2023年の本屋大賞受賞作。『流浪の月』もそうでしたが、美しい文章に心惹かれ、誰もがどこか共鳴するであろう登場…
兵庫県西宮市にある廣田神社にお参りしてきました。 近くの学校に通っていたので、小さいころから何度も訪れた神社ですが、その頃は由緒や御祭神のことなども何も知らず…
鳥居礼『「秀真伝」が明かす超古代の秘密』と『知られざる古代日本』
「古事記」「日本書紀」の元となったと言われる「秀真伝(ホツマツタヱ)」に書かれている内容をもう少し知りたくて、図書館で2冊借りてきました。 筆者の鳥居礼さんは…
少し前になりますが、兵庫県神戸市六甲山の『六甲比命大善神社』にお参りしてきました。 以前から一度お参りしたいと思っていたのですが、ハイキングコースですらない山…
高田崇史さんの『神の時空(とき)』シリーズ第3弾となる『貴船の沢鬼』を読みました。 舞台は京都。貴船・宇治と上賀茂・下鴨など京都の中でも比較的認知度の高い<川…
ガストン・ルル―『黄色い部屋の謎(Le Mystère de la chambre jaune)』(創元推理文庫/宮崎嶺雄・訳)を読みました。 ガストン・ルル…
前回の続きです。 『【京都】丹後半島 バスツアーの旅 ①』何度目かの丹後半島・天橋立へ行ってまいりました。 前回の模様はこんな感じ 『【京都】丹後半島 半日…
何度目かの丹後半島・天橋立へ行ってまいりました。 前回の模様はこんな感じ 『【京都】丹後半島 半日旅(元伊勢籠神社)①』少し前になりますが、丹後半島に行ってき…
道尾秀介さんの『N』を読みました。本自体にも仕掛けがあり、各章ごとに天地が逆に配置されているので、電子書籍だとどんな風になっているのか気になっています。 『N…
月組『Eternal Voice 消え残る想い / Grande TAKARAZUKA110!』
実は先週、月組大劇場公演を観たので感想など書こうかと思っていたのですが、ちょうど宙組公演再開のニュースがあり、賛否両論の喧騒があったので、とてもお気楽な観劇感…
あらためて『平家物語』を復習したくて、𠮷野敬介さんの『1日で読める平家物語』を読んでみました。 考えてみれば、高校の古典の授業で『平家物語』の一部分(たしか「…
先日、友人と須磨寺~須磨浦公園を散策してきました。 一度訪ねてみたいと思いつつ、なかなか行けなかった須磨寺へ。 源平合戦で有名な須磨。須磨寺の正式名称を上野山…
高田崇史さんの小余綾俊輔シリーズ『源平の怨霊』を読みました。高田先生の手にかかると伝説の人物が全部「怨霊」になってしまうんじゃないかと思うくらい(笑)またや、…
ながらく積読になっていた『殺人鬼フジコの衝動』(真梨幸子・著)を読みました。 さすがイヤミスの女王!これでもかと心の闇を救い上げ白日の下に晒すグロテスクさ。そ…
芦沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』を読了。 芦沢央さんと言えば、いままで読んだ作品からイヤミスを連想します。読み終わった後も、なんだかその世界に捉えられ…
高田崇史さんの小余綾俊輔シリーズ、「源平の怨霊」「采女の怨霊」に続く最新作『猿田彦の怨霊』を読みました。 『高田崇史『采女の怨霊 ー小余綾俊輔の不在講義ー』』…
<大神神社と摂社・末社>からの続きです。 『奈良・日帰り旅①<大神神社と摂社・末社>』先日、友人とともに奈良県の天理~桜井を訪れました。 目的地は、大神神社・…
先日、友人とともに奈良県の天理~桜井を訪れました。 目的地は、大神神社・長谷寺・石上神宮です。大神神社は2015年に、長谷寺は西国三十三所めぐり他で以前にも行…
鈴木慧『三輪山何方にありや ~古事記中つ巻 異書 長髄彦伝より~』
『三輪山何方にありや~古事記中つ書 異書 長髄彦伝より~』を読了しました。 作者の鈴木慧さんは、サラリーマン退職後にこの本を書かれたそうで、ご本人曰く「ビジネ…
辻村深月さんの『ツナグ』を読みました。 『ツナグ』は2010年に単行本で、2012年に文庫化され、第32回 吉川英治文学新人賞、そして同年に映画化もされていま…
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ2作目の『倭(やまと)の水霊』を読了。 今回は、日本武尊(やまとたけるのみこと)と、彼のために自ら海神に身を捧げたと…
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ、第1作目である『鎌倉の地龍』を読了。 シリーズのうち先に読んでしまった作品があるため、登場人物たちに隠された秘密に…
高田崇史さんの「神の時空(とき)」シリーズ3作目『三輪の山祇(みわのやまつみ)』を読みました。 大胆な古代史考察が魅力の高田崇史さん。「神の時空」のシリーズは…
『変な家』『変な絵』に続く、雨穴さんの最新作『変な家2』を読みました。 『雨穴『変な家』』いろいろ想像を巡らせつつ、間取り図を見るのは面白いですよね。間取り図…
レイ・ブラッドベリのSF短編集『太陽の黄金の林檎』を読みました。レイ・ブラッドベリはアメリカを代表する作家で、『火星年代記』などが有名。タイトルの『太陽の黄金…
高田崇史さんの『采女の怨霊 ー小余綾俊輔の不在講義ー』を読みました。高田先生のシリーズものの中で、わりと新しい「小余綾俊輔(こゆるぎしゅんすけ)」のシリーズ。…
榎田ユウリさんの『この春、とうに死んでるあなたを探して』を読了。 2018年に筑摩書房からソフトカバーで、2021年に文藝春秋から文庫で出版されています。榎田…
「8050」は、80代の親が50代の子どもの生活の面倒をみる、経済的にも精神的にも子が親にぶら下がっている状態。2010年ごろ以降、社会問題となっている。 林…
いろいろ想像を巡らせつつ、間取り図を見るのは面白いですよね。間取り図にタイトルだけの表紙、雨穴さんの『変な家』を読みました。以前読んだ『変な絵』よりも先に発行…
以前読んだ「時間旅行者(タイムトラベラー)の系譜」シリーズがとても面白かったケルスティン・ギア。 ドイツでは人気の作家さんです。 『ケルスティン・ギア『時間旅…
知念実希人さんの『ヨモツイクサ』を読了。怖かった~! 表紙のタイトル文字の奥に赤くうっすら浮かんでいる「黄泉軍」の文字…。「ヨモツイクサ」とは、「黄泉軍」。ど…
第2回本屋大賞・第26回吉川英治文学新人賞受賞作、恩田陸さんの『夜のピクニック』を読みました。 雑誌連載は2002年~2004年。2006年には映画化もされて…
榎田ユウリさんの死神シリーズ4作目『死神と弟子とかなり残念な小説家。』を読了。 前3作『ここで死神から残念なお知らせです。』 『死神もたまには間違えるものです…
今年映画が公開になった『ある閉ざされた雪の山荘で』。ミステリ好きが食いつきそうな「いかにも」なタイトルが気になりつつ、まずは東野圭吾さんの原作本を読んでみよう…
杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語』を読みました。 「絶対に予測不能」「衝撃のラスト」「ネタバレ厳禁!」 そんな帯の文言に煽られて(?)読んでみまし…
榎田ユウリさんの「死神シリーズ」3作目。『ところで死神は何処から来たのでしょう?』を読みました。 前2作『ここで死神から残念なお知らせです。』 『死神もたまに…
①からの続きです。 天橋立を歩いて渡ってみよう!と思い、傘松公園側からテクテク。 全長は約3.6キロ。歩いて50分~1時間ほど。 お天気は良いのですが、風が冷…
少し前になりますが、丹後半島に行ってきました。 天橋立は天橋立駅のある天橋立ビューランド側と、成相寺や元伊勢籠神社のある傘松公園側、どちらからも歩くことが出来…
岡嶋二人名義の最後の作品とされている『クラインの壺』を読みました。 文庫では、新潮文庫版(1993年)と講談社文庫版(2005年版)が出ていますが、講談社文庫…
雨穴さんのYouTubeは好きで、更新を楽しみに見させてもらっています。ホラー系ですが、謎解き要素も多めのエンターテイメント。 家の見取り図から奇妙な真実にた…
萩尾望都さんの小説『音楽の在りて』を読みました。 萩尾望都さんと言えば、言わずと知れた少女漫画の大御所。代表作『ポーの一族』『トーマの心臓』も好きですが、個人…
柚月裕子さんの『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』を読みました。 2017年の『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』から続く2作目の単行本。前作を読ん…
榎田ユウリさんの「死神」シリーズ第2弾。『死神もたまには間違えるものです。』を読みました。 1作目の『ここで死神から残念なお知らせです。』も興味をそそるタイト…
「砂の美術館」から車で20分ほど西へ。『白兎神社』に到着です。 こちらの神社も一度お参りしたかった神社です。 御祭神は、白兎神を主神とし保食神、豊玉姫命を合…
少し前になってしまいましたが、鳥取県東部の白兎神社と砂の美術館に行ってきました。 前日まで降っていた雪がまだ残る鳥取砂丘 砂丘には寄りませんでしたが、『砂の…
久しぶりに劇場で映画を観てきました。アニメ『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 以下、内容に触れていますので、ご注意ください 水木しげる先生の生誕100年記念作…
半年かかった歯科治療が終わりました! 10年くらい通っていた近所の歯科クリニックをやめて、友人の紹介で少し離れたところの歯科クリニックに替えました。 もともと…
岡嶋二人『三度目ならばABC』を読みました。 奥付を見たら、文庫初版が2010年。 作品は、昭和57年から昭和59年初出となっているので、かれこれ40年も前の…
新潮文庫nexは、2014年に誕生した新潮文庫の次世代ラインナップ。キャラクター小説に近いカテゴリなのかな?と解釈しています。若い方向け、なのかもしれませんが…
京都府亀岡市の出雲大神宮をお参りしてきました。 立冬も過ぎたのに暖かい日で、あたりは霧が立ち込めていて幻想的な雰囲気…その後はスッキリと晴れ、綺麗な青空となり…
道尾秀介さんの『鬼の跫音』を読了。道尾さんの作品なので、怖いだろうとは予想していましたが、予想を超えて怖かった…。 短編なので、一から世界観を創る物語ではなく…
平野啓一郎さんの『ある男』を読みました。第70回読売文学賞受賞作で、2022年には映画化もされ日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞。 愛したはずの夫は、まった…
日本児童文学者協会新人賞(第28回)、新美南吉児童文学賞(第13回)等を受賞されている梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』平成6年に単行本が出版されているので、…
少し前に読んだ『貴族探偵』の続編。『貴族探偵対女探偵』を読みました。 あいかわらずの人を食ったキャラクター・貴族探偵の面白さをそのままに、なぜか同じ事件に出…
戸矢学『オオクニヌシ 出雲に封じられた神』『スサノヲの正体 ヤマトに祟る荒ぶる神』
戸矢学さんの本2冊を一気にご紹介。 以前も書いたのですが、古代史の謎って興味が尽きません。正解なんて簡単に見えてこないのがわかっているのに、気になってしまう。…
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鯨統一郎さんの『邪馬台国はどこですか?』シリーズの長編2作を読みました。まとめて感想を書いてみようと思います。 『京都・崇徳院伝説の殺人』2016年刊行の『崇…
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世界の謎や神話・歴史をどこよりも掘り下げ、わかりやすく、そして楽しく解説していくチャンネルYouTubeチャンネル「TOLAND VLOG」 その語り部である…
麻耶雄嵩さんの『貴族探偵』を読了しました。2017年に相葉雅紀さん主演でドラマ化。原作を読みたいと思いつつ早幾星霜wやっと読み始めたのですが、面白くてすぐに読…
高田崇史さんの『パンドラの鳥籠』を読了しました。 ギリシャ神話の「パンドラの箱」と浦嶋伝説の「玉匣(玉手箱)」がどう関係してくるのか…興味津々で手に取った本…
戸矢学さんの『アマテラスの二つの墓』を読みました。 最近、ちょっと自分の中で古代史ブームが起こっており(笑)、少しチョイスが偏っているのを自覚しています。戸矢…
高田崇史さんの『卑弥呼の葬祭 天照暗殺』を読みました。いくつもの謎が謎を呼ぶ展開…。結末に唖然とするばかりか、何かとんでもないことを知らされてしまったかのよう…
先日、宝塚大劇場月組公演『フリューゲル―君がくれた翼―』『万華鏡百景色』を観てまいりました。 個人的な感想をつらつら書いております。 ミュージカル『フリュ…
阪急ブレーブスは、西宮球場を本拠地としたパ・リーグの球団。私の父も、妹も、もちろん私もブレーブスを応援していました。そんな妹からお勧めされた本・増山実さんの書…
可愛らしいカバーと、コミカルなタイトルに興味を惹かれて、竹村優希さんの『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。』を読んでみました。 全然知らなかったんですが…
『古事記異聞』<オロチの郷、奥出雲><京の怨霊、元出雲>に続き、<鬼統べる国、大和出雲><陽昇る国、伊勢>を読みました。 大和出雲では、大神神社を中心に、伊勢…
2019年~2021年に発表されたミステリー短編より、えりすぐられた15編を収録した『陥穽の円舞曲』と『奸計の遁走曲』。そのうち、先に上梓された『陥穽の円舞曲…
アンソニー・ホロヴィッツの『その裁きは死』を読んで、ホーソーンシリーズを知り、未読だったシリーズの第1作『メインテーマは殺人』を読了しました。 ひと言で言って…
高田崇史さんの『古事記異聞』シリーズ。第1作の「鬼棲む国、出雲」を読んだのが、ついこの前だったような気がしていたのですが、なんと5年も前でした。「シリーズの今…
アンソニー・ホロヴィッツの『その裁きは死』("The sentence is death" 山田蘭・訳)を読みました。 久しぶりのアンソニー・ホロヴィッツ。以…
たまたま目について読んでみた『百田尚樹の新・相対性理論』は、物理ではなく哲学のジャンルの本棚にありました。読んでみて納得。これは、『時間』というものをどうとら…
宝塚大劇場花組公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』を観てきました オペレッタ・ジャパネスク『鴛鴦歌合戦』は、マキノ正博監督・片岡千恵蔵主演のモノ…
2020年第163回直木賞受賞作『少年と犬』を読みました。 6作品が収録されている連作短編集で、前編を通して主役は1匹の犬。名前は多門。何も語らない多門と、彼…
宮部みゆきさんの『昨日がなければ明日もない』を読了しました。すごいタイトルです…。何も予備知識ないまま読んでみたのですが、杉村三郎シリーズの第5弾ということで…