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[[File:sony_news.jpg|thumb|right|220px|[[ソニー]]NEWSワークステーション:2x [[68030]] @ 25 MHz1280x1024 256カラーディスプレイ]]
'''NEWS'''とはネットワークエンジニアリングワークステーションで、1980年代 - 1990年代に発売された[[BSD]]をベースにした[[Unix]]ワークステーションシリーズである。
'''NEWS'''(にゅーず<ref name="sonyhistory">[http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/SonyHistory/2-12.html SONY History 第12章 苦闘する新分野への進出 第2話 社内ベンチャーから生まれた「NEWS」] - ソニー公式Webサイト</ref>、Network Engineering Workstation)とは、1980年代後半から1990年代前半にかけて[[ソニー]]から発売された[[BSD]]ベースの[[UNIX]][[ワークステーション]]・シリーズである。


== 概要 ==
[[Image:sony_news.jpg|right|250px|thumb|[[Sony]] NEWS ワークステーション: 2x [[68030]] @ 25 MHz, 1280x1024 256-カラーディスプレイ]]
[[File:Sony_NeWS_NWS-3710_03.JPG|thumb||right|220px|正面扉を開けた状態のNEWS]]
==概要==
[[File:Sony_NeWS_NWS-3710_05.JPG|thumb|right|220px|NEWSの背面]]
元は[[68030]][[プロセッサー]]を装備し、25MHzで動作する。だがその後 MIPS R3000やR4000 [[RISC]] [[マイクロプロセッサー]]にシフトしていった。
当初は16-25Mhzで動作する[[68030]][[マイクロプロセッサ|プロセッサ]]2基を搭載していたが、後に[[ミップス・テクノロジーズ|MIPS]] [[R3000]]や[[R4000]]といった[[RISC]][[マイクロプロセッサ|プロセッサ]]にシフトしていった。最初のNEWSは[[日本]]で[[1987年]][[1月]]に発売されたNWS-800で、[[デスクトップ]]で動作する[[VAX]]シリーズ([[ディジタル・イクイップメント・コーポレーション|DEC]]社の[[ミニコンピュータ]])というコンセプトだった<ref name="sonyhistory"/><ref>[http://www.ipsj.or.jp/museum/computer/work/0005.html コンピュータ博物館 - 日本のコンピュータ ワークステーション - 【ソニー】 NWS-800シリーズ(プロトタイプ)] - 情報処理学会</ref>。


68030モデルとRISCモデルは同じケースを使用し、その大きな正面扉の中には[[フロッピーディスク]]ドライブと[[SCSI]]テープまたは[[CD-ROM]] ドライブを増設できる 5.25インチ拡張ベイが格納されていた。2つのモデルには若干の違いがあり、68030モデルでは2つの窓が、RISCモデルでは1つの大きな窓があった。正面扉内には、リセットボタンと起動パラメータを設定するためのDIP スイッチもあった。
最初のNEWSはNWS-800で、[[日本]]で[[1987年]][[1月]]に発売された。個人の占有する[[VAX]]、という位置づけだった。


背面には3つの拡張スロットがあり、通常、その1つにビデオカードが刺さっていた。その下にSCSIネットワーク(AUIコネクタ)、[[RS-232|シリアル]](CH0とCH1、CH0通常コンソールに使う)、[[パラレルポート|パラレル]]、[[キーボード]]の各コネクタがあった。
[[Image:Sony_NeWS_NWS-3710_03.JPG|right|250px|thumb|フロントドアが開いた[[Sony]] NEWS ワークステーション]]
68030 と RISC モデルは同じケースで販売されていた。また、[[フロッピーディスク]]ドライブや SCSI tapeもしくは[[CD-ROM]] ドライブを増設できる 5.25-in 拡張 ベイ を囲う大きなカバーがあった。


== 脚注 ==
しかしながら二つにはわずかに違いがある。それは、68030モデルは二つの窓があり、RISCモデルには一つの大きな窓があったことである。
{{Reflist}}


== 外部リンク ==
また、リセットボタンやいくつかのブートアップパラメーターを設定するDIP スイッチはカバーに隠れていた。

[[Image:Sony_NeWS_NWS-3710_05.JPG|right|250px|thumb|[[Sony]] NEWS ワークステーション後ろ]]
後ろには3つの拡張スロットがあり、通常は一つにビデオカードが刺さっており、その下にSCSI, ネットワーク (AUI コネクタ), シリアル (CH0( 通常コンソールに使う), CH1), パラレル, キーボードを接続できるコネクタがあった。

==外部リンク==
* [http://www.sony.net/Fun/SH/1-23/h2.html Sony History: NEWS – An Independent Venture]
* [http://www.sony.net/Fun/SH/1-23/h2.html Sony History: NEWS – An Independent Venture]
* [http://katsu.watanabe.name/doc/sonynews/model.html SONY NEWS ハードウエア仕様]
* [http://katsu.watanabe.name/doc/sonynews/model.html SONY NEWSハードウエア仕様]
* [http://www.xi.kaiyodai.ac.jp/FTP/newsos.6.1.html Xi FTP サービス] NEWS-OS 6.1技術文書
* [http://www.xi.kaiyodai.ac.jp/FTP/newsos.6.1.html Xi FTPサービス] NEWS-OS 6.1技術文書
* [http://www.tollari.org/~tollari/news.php SONY NeWS 1580 Webページ]
* [http://www.tollari.org/~tollari/news.php SONY NeWS 1580 Webページ]
* [http://netbsd.org/ports/news68k/faq.html SONY NeWS 68030モデル (news68k)ワークステーションでnetbsdを動かすためのFAQ] RISCモデルに対して利用可
* [http://netbsd.org/ports/news68k/faq.html SONY NeWS 68030モデル(news68k)ワークステーションでnetbsdを動かすためのFAQ] RISCモデルあり
* [http://www.netbsd.org/ports/newsmips/history.html NEWS ワークスステーションの歴史]
* [http://www.netbsd.org/ports/newsmips/history.html NEWSワークスステーションの歴史]


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[[Category:ワークステーション]]
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[[en:Sony NEWS]]
[[en:Sony NEWS]]

2011年1月10日 (月) 08:50時点における版

ソニーNEWSワークステーション:2x 68030 @ 25 MHz、1280x1024 256色カラーディスプレイ

NEWS(にゅーず[1]、Network Engineering Workstation)とは、1980年代後半から1990年代前半にかけてソニーから発売されたBSDベースのUNIXワークステーション・シリーズである。

概要

正面扉を開けた状態のNEWS
NEWSの背面

当初は16-25Mhzで動作する68030プロセッサ2基を搭載していたが、後にMIPS R3000R4000といったRISCプロセッサにシフトしていった。最初のNEWSは日本1987年1月に発売されたNWS-800で、デスクトップで動作するVAXシリーズ(DEC社のミニコンピュータ)というコンセプトだった[1][2]

68030モデルとRISCモデルは同じケースを使用し、その大きな正面扉の中にはフロッピーディスクドライブとSCSIテープまたはCD-ROM ドライブを増設できる 5.25インチ拡張ベイが格納されていた。2つのモデルには若干の違いがあり、68030モデルでは2つの窓が、RISCモデルでは1つの大きな窓があった。正面扉内には、リセットボタンと起動パラメータを設定するためのDIP スイッチもあった。

背面には3つの拡張スロットがあり、通常、その1つにビデオカードが刺さっていた。その下にSCSI、ネットワーク(AUIコネクタ)、シリアル(CH0とCH1、CH0は通常コンソールに使う)、パラレルキーボードの各コネクタがあった。

脚注

外部リンク