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[[ファイル:800px-Woodrow Wilson Plaza - Washington, D C |サムネイル|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2e/Woodrow_Wilson_Plaza_-_Washington%2C_D.C..JPG]]
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== 概略 ==
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2013年3月31日 (日) 10:25時点における版

ファイル:Wilson Center


概略

ウイルソン・センター(正式名称は「研究者のためのウッドロウ・ウイルソン国際センター(Woodrow Wilson International Center for Scholars)」)は、「ウッドロウ・ウイルソン大統領の理念と懸念を記憶にとどめるべく、思想と政治を結び付け、国内および世界の政策と学術に関わる多様な人々の間に研究と学術討論と協力を促進すること」[1]を目的として、1968年に米国議会がスミソニアン学術協会の下に設置したシンクタンクである。2012年1月に国連大学が世界のシンクタンクについてまとめた報告書では、全米8位、全世界で15位に位置付けられている[2]


日本人フェロー等

同センターは研究者の国際交流を促進するために様々なフェローシップ等を提供している。ただし、メインのフェローシップ(flagship fellowship)は毎年20名程度選出されるフェローの大半が米国の研究者であり、松田武大阪外語大学教授(当時、現在は京都外国語大学学長)[3]が2001-02年にフェローを務めて[4]以降は、日本人研究者でフェローに採用された者はいない。それ以前には、長尾龍一東京大学法学部教授(当時、現在は同名誉教授)1982-83年にフェローを務めたことがある。

2009年から笹川平和財団の出資でJapan scholar programとして日本から客員研究員(肩書きは"Japan Scholar")を採用しており[5]、これまでの実績は以下のとおり[6]

  Japan Scholars (2009-2012)
    川島真 東京大学准教授(2009年度)
池内恵 東京大学准教授(2009年度)
芦澤久仁子 オックスフォードブルックス大学高級講師(当時)(2010年度)
福田伸生 朝日新聞元ジャカルタ支局長(2010年度)
小碇美玲 ハワイ大学教授(2011年度)
寺田貴 同志社大学教授(2011年度)
太(ふとり)栄志 ハーバード大学研究員(research associate) (2012年度)
西野純也 慶応大学准教授(2012年度)


参照

  1. ^ http://www.wilsoncenter.org/about-us
  2. ^ The Global Go to Think Tanks Report 2011 - The Leading Public Policy Research Organizations in the World, final United Nations University edition, January 18, 2012, available at http://www.fpri.org/research/thinktanks/GlobalGoToThinkTanks2011.pdf
  3. ^ 松田武の経歴については、http://gyouseki-web.kufs.ac.jp/html/123_ja.htmlを参照。
  4. ^ Center Announces Fellows for 2001-2002, http://www.wilsoncenter.org/article/center-announces-fellows-for-2001-2002
  5. ^ http://www.spf.org/jpus-j/fellowship/index.html
  6. ^ 2011年度までの実績については、http://www.spf.org/jpus-j/fellowship/index.html を参照。2012年度の実績については、ウイルソンセンターのウェブサイト(http://www.wilsoncenter.org/fellowships-grants )(現時点での所属研究者を表示するもの)を参照。

外部リンク

ウイルソン・センター