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「ウルトラマン倶楽部3」の版間の差分

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'''ウルトラマン倶楽部3'''(うるとらまんくらぶすりー) は、[[サミー]]から発売されたB-CTタイプの[[パチスロ]]機。通称'''マンクラ'''
'''ウルトラマン倶楽部3'''(ウルトラマンくらぶスリー) は、[[サミー]]から発売されたB-CTタイプの[[パチスロ]]機。通称'''マンクラ'''


== 概要 ==
== 概要 ==
[[チャレンジタイム]](CT)を搭載したマシンである。また、[[ウルトラマン倶楽部 (ゲーム)|ウルトラマン倶楽部]]とのタイアップ機種であり、絵柄やBGMにその世界観をテーマとしたものが取り入れられている。それらを活かしたゲーム性はもとより、最高設定における破格のスペック(後述)で人気を博し、セールスが3万台を超える(メーカー発表)ヒット作となった。
*パチスロ機初のチャレンジタイム(CT)を搭載したマシンである。ボーナスが赤7でそろえば終了後にCTが始まり、100G継続で純増200枚まですべてのリールが直ちに止めることができた。ただしリプレイとボーナスの成立時には制御されるので、リールがスベってリプレイがそろわなければすなわちボーナス成立であった。

*CT中は黒チェリーを枠内にねらうことで枚数を増やし、赤チェリーをねらうことで現状維持が出来た。これ以降[[アステカ (パチスロ)|アステカ]](エレコ)やジャパン2にCTが搭載されるなどしばらくの間CT機がスロット界を席巻した。
== 特徴 ==
'''ゲーム性'''
* [[リーチ目]]によってボーナスを察知する、オーソドックスなタイプ。2000種類以上(メーカー発表)のリーチ目を搭載し、小役の菱形や枠外7揃いなど、当時のサミーらしいものも数多く取り入れられている。
* CTは[[ビッグボーナス]]成立時に1/2で抽選され、当選すれば赤7、しなければ青7が成立する。ボーナス単体での期待獲得枚数は両者同じ。なお、レギュラーボーナスは搭載されていない。
'''チャレンジタイム'''
* CTは赤7揃いのビッグボーナス終了後、即時開始する。純増201枚以上の獲得か99ゲーム消化、またはビッグボーナス成立で終了となる。
* CT中はすべてのリールが直ちに停止する。ただしリプレイとボーナスの成立時には制御されるので、リールがスベってリプレイが揃わなければ即ちボーナス成立であった(リプレイ不成立時にそれを外すための最低限の制御は起こりうる)。その場合はゲーム終了後BGMが止まるため、簡単に認識できる。
* CT中は黒チェリー(7枚役で上段か下段に止まれば14枚)を枠内に狙うことで枚数を増やし、赤チェリー(1枚役で上段か下段に止まれば2枚)を狙うことで200枚を超えずにCTを規定ゲーム数いっぱいまで延命することが出来た。獲得枚数を増加させることは黒チェリーの視認性が高いためさほど難しくないが、CTを維持する段階では予期せず5枚役([[バルタン星人]]・バルタン星人・リプレイ)や15枚役([[レッドキング]])が揃い終了してしまう場合もあるため、要求される目押しレベルは比較的高めといえる。
* CT中の純増枚数はリール下部のキャラクターおよびカラータイマーでおおよその枚数がナビゲートされる。

== ボーナス確率 ==
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== 業界に与えた影響 ==
本機は設定6のボーナス確率が破格の高さとなっており、1万枚獲得も射程圏内であったことから「エクストラモード」と呼ばれることもあった。この機種あたりから改造を行わなくても1日フル稼働でプレイヤー側の獲得枚数が1万枚を超える機種が出始め、この流れは[[大花火]]などの大量獲得機やAT機能をフル活用した[[獣王]]へと続く。「万枚」という言葉がパチスロ界を席巻するとともに、同時に出玉に関する規制が厳しくなり4号機の終焉を早めるきっかけともなった。


== 実機シミュレーション ==
* 実戦パチスロ必勝法! サミーレヴォリューション ([[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]用ソフト)


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2024年2月22日 (木) 11:25時点における最新版

ウルトラマン倶楽部3(ウルトラマンくらぶスリー) は、サミーから発売されたB-CTタイプのパチスロ機。通称マンクラ

概要

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チャレンジタイム(CT)を搭載したマシンである。また、ウルトラマン倶楽部とのタイアップ機種であり、絵柄やBGMにその世界観をテーマとしたものが取り入れられている。それらを活かしたゲーム性はもとより、最高設定における破格のスペック(後述)で人気を博し、セールスが3万台を超える(メーカー発表)ヒット作となった。

特徴

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ゲーム性

  • リーチ目によってボーナスを察知する、オーソドックスなタイプ。2000種類以上(メーカー発表)のリーチ目を搭載し、小役の菱形や枠外7揃いなど、当時のサミーらしいものも数多く取り入れられている。
  • CTはビッグボーナス成立時に1/2で抽選され、当選すれば赤7、しなければ青7が成立する。ボーナス単体での期待獲得枚数は両者同じ。なお、レギュラーボーナスは搭載されていない。

チャレンジタイム

  • CTは赤7揃いのビッグボーナス終了後、即時開始する。純増201枚以上の獲得か99ゲーム消化、またはビッグボーナス成立で終了となる。
  • CT中はすべてのリールが直ちに停止する。ただしリプレイとボーナスの成立時には制御されるので、リールがスベってリプレイが揃わなければ即ちボーナス成立であった(リプレイ不成立時にそれを外すための最低限の制御は起こりうる)。その場合はゲーム終了後BGMが止まるため、簡単に認識できる。
  • CT中は黒チェリー(7枚役で上段か下段に止まれば14枚)を枠内に狙うことで枚数を増やし、赤チェリー(1枚役で上段か下段に止まれば2枚)を狙うことで200枚を超えずにCTを規定ゲーム数いっぱいまで延命することが出来た。獲得枚数を増加させることは黒チェリーの視認性が高いためさほど難しくないが、CTを維持する段階では予期せず5枚役(バルタン星人・バルタン星人・リプレイ)や15枚役(レッドキング)が揃い終了してしまう場合もあるため、要求される目押しレベルは比較的高めといえる。
  • CT中の純増枚数はリール下部のキャラクターおよびカラータイマーでおおよその枚数がナビゲートされる。

ボーナス確率

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設定 1 2 3 4 5 6
BIG 1/256.0 1/244.5 1/234.1 1/224.4 1/210.1 1/143.7

業界に与えた影響

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本機は設定6のボーナス確率が破格の高さとなっており、1万枚獲得も射程圏内であったことから「エクストラモード」と呼ばれることもあった。この機種あたりから改造を行わなくても1日フル稼働でプレイヤー側の獲得枚数が1万枚を超える機種が出始め、この流れは大花火などの大量獲得機やAT機能をフル活用した獣王へと続く。「万枚」という言葉がパチスロ界を席巻するとともに、同時に出玉に関する規制が厳しくなり4号機の終焉を早めるきっかけともなった。

実機シミュレーション

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