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[[2006年]]には[[日本]]の[[スプリンターズステークス]]を優勝。短距離のG1を5勝した。
[[2006年]]には[[日本]]の[[スプリンターズステークス]]を優勝。短距離のG1を5勝した。



2011年1月9日 (日) 07:54時点における版

Celtic Swing
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1992年2月21日
死没 2010年9月2日(18歳没)
ダミスター
Celtic Ring
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 Lavinia Duchess of Norfolk
馬主 P.D.Savill
調教師 Lady Herries(イギリス)
競走成績
生涯成績 7戦5勝
獲得賞金 169,210ポンド 2,500,000フラン
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セルティックスウィングCeltic Swing)は、イギリス競走馬イギリスフランスアイルランドで出走し通算7戦5勝。 1994年カルティエ賞最優秀2歳牡馬を受賞し、1995年ジョッケクルブ賞(フランスダービー)を優勝した。 現役引退後は種牡馬となった。

なお、ケルティックスウィングという表記も見られる[1]

※文中の馬齢は当時の日本で一般的であった数え年ではなく、現在使用されている方法に換算して表記する。

戦績

1994年7月16日にデビューすると、デビュー戦は4馬身差、2戦目のハイペリオンステークスでは2着のシングスピール[2]に8馬身差の圧勝。 そして、10月22日に行われたイギリスの2歳王者決定戦・G1レーシングポストトロフィー[3]ドンカスター競馬場芝8ハロン)では、2着のアヌスミラビリス[4]に12馬身差をつける圧勝で、この活躍でカルティエ賞最優秀2歳牡馬に選出された。 2歳のフリーハンデでは、アラジ[5]と同じ歴代2位の130ポンドが与えられ、陣営は「ニジンスキー以来の三冠馬を目指す。」と発表。イギリスのブックメーカーも三冠達成に軒並み比較的低倍率のオッズを付け、期待は高まった。

3歳戦はクラシック前哨戦・G3グリーナムステークスに出走。 バーリに1馬身1/4差と詰められたがデビューから4連勝で三冠第一関門・2000ギニーニューマーケット競馬場芝8ハロン)に出走。 フランスの2歳チャンピオン・ペニカンプの挑戦を受けた。 やや出遅れたものも中団でレースを進め、先に仕掛けたところをペニカンプが交わし、差し返したがアタマ差及ばず三冠挑戦は第一関門で潰えた。

エプソムダービーに本命として向かったペニカンプに対し、追加登録料を払ってジョッケクルブ賞(フランスダービー)に出走。 都落ちのような印象を受けたが、馬場が堅くなることが予想されたエプソムダービーを回避してこちらに回ったのは正解で、半馬身差という辛勝であったが勝利を収めた。

陣営は、一時は日本でいう連闘で翌週のエプソムダービー出走も考えたがさすがに撤回。本命として出走したペニカンプは、レコード勝ちしたラムタラから20馬身以上離された11着に終わり、しかもレース後に故障を発症していたことが判明し、そのまま引退となった。

一方のセルティックスウィングはその後、アイリッシュダービーに出走するが、ジョッケクルブ賞で負かしたウイングドラヴの8着に敗れ、レース後に故障が判明。 翌年も現役を続行するが、復帰が叶わずそのまま引退となった。結局、同世代の最大の大物ラムタラをはじめ、主に古馬となってから活躍したスウェインピルサドスキーペンタイアらとは未対決であった。

種牡馬として

1997年より種牡馬入り。ヨーロッパとオセアニアを行き来するシャトルサイヤーとして活躍。

フランス産馬のシックスパーフェクションズ2000年生まれ、牝馬)はマルセルブサック賞[6]を勝ち、父同様カルティエ賞(最優秀2歳牝馬)を受賞。 3歳では、1000ギニーアイリッシュ1000ギニーはいずれも2着に敗れたが、ジャックルマロワ賞ブリーダーズカップ・マイルを勝った。

オーストラリア産馬のテイクオーバーターゲット1999年9月27日生まれ、騸馬)はデビューは2004年[7]と遅れたが、同年にG1サリンジャーステークスを優勝。 2006年には日本スプリンターズステークスを優勝。短距離のG1を5勝した。

血統表

Celtic Swing血統ミスタープロスペクター系ネイティヴダンサー系/Court Martial4×5=9.38%、Owen Tudor5×5=6.25%、Fair Trial5×5=6.25% (血統表の出典)

*ダミスター
Damister
1982 鹿毛
父の父
Mr.Prospector
1982 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Batucada
1969 鹿毛
Roman Line Roman
Lurline B.
Whistle a Tune Double Jay
Siama

Celtic Ring 1984
鹿毛
Welsh Pageant 1966
鹿毛
Tudor Melody Tudor Minstrel
Matelda
Picture Light Court Martial
Queen of Light
母の母
Pencuik Jewel 1974
鹿毛
Petingo Petition
Alcazar
Fortheringay Right Royal
La Fresnes F-No.8-c


血統背景

脚注

  1. ^ そもそも英語表記にカタカナをあてただけであり、馬名の由来となっている「ケルト人」についても、現にこのように表記されており、「ケルティック-」と発音しても決して間違いではない。
  2. ^ 後にジャパンカップドバイワールドカップを制する。
  3. ^ 日本の朝日杯フューチュリティステークスに相当。
  4. ^ 1996年の毎日王冠GII優勝馬。
  5. ^ 1990年ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを圧勝した
  6. ^ フランスの2歳牝馬チャンピオン決定戦。日本では阪神ジュベナイルフィリーズに相当する。
  7. ^ 南半球産のためデビュー時点の馬齢は4歳だが、決して早いデビューではない。
先代
イギリスの旗ファーストトランプ
カルティエ賞最優秀2歳牡馬
1994年
次代
イギリスの旗アルハース