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m →‎血統表: 騙馬→騸馬
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* 兄弟は前出の他に、キングフラダンス(全弟、種牡馬)、エアギャングスター(全弟、[[馬]]、[[札幌記念]]2着)など。
* 兄弟は前出の他に、キングフラダンス(全弟、種牡馬)、エアギャングスター(全弟、[[馬]]、[[札幌記念]]2着)など。
* 叔母Key Flyerの孫に[[スズカマンボ]]([[天皇賞|天皇賞・春]])。他にも、牝馬の近親の多くが輸入され、産駒の多くが日本で競走生活を送っている。
* 叔母Key Flyerの孫に[[スズカマンボ]]([[天皇賞|天皇賞・春]])。他にも、牝馬の近親の多くが輸入され、産駒の多くが日本で競走生活を送っている。



2011年1月9日 (日) 07:54時点における版

ダンスパートナー
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1992年5月25日(32歳)
死没 (現役繁殖牝馬)
サンデーサイレンス
ダンシングキイ
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産者 社台ファーム千歳
馬主 吉田勝己
調教師 白井寿昭栗東
競走成績
生涯成績 25戦4勝
獲得賞金 6億378万1000円(中央のみ)
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ダンスパートナー(英語表記Dance Partner、香港表記舞伴)は、日本の元競走馬で現在は繁殖牝馬となっている馬。1995年の優駿牝馬(オークス)に優勝するなどの活躍をした。半兄に青葉賞ステイヤーズステークス優勝馬エアダブリン(父:トニービン)、全弟に菊花賞優勝馬ダンスインザダーク、全妹に桜花賞ヴィクトリアマイル優勝馬ダンスインザムード全弟種牡馬トーセンダンスがいる。


戦績

ゲートが苦手なためにデビューは1995年1月小倉競馬の新馬戦と遅くなったが、出遅れながらも2馬身差で勝利して注目された。出遅れ癖があるため後方からのレースを余儀なくされ、2戦目のオープン戦で2着、チューリップ賞でも2着になった。[1]阪神大震災のため京都競馬場で行われた桜花賞でも出遅れ、ワンダーパヒュームの2着に敗れた。3番人気に支持された優駿牝馬(オークス)では出遅れせず、優勝した。しかも翌週の東京優駿(日本ダービー)よりも速い勝ちタイム(共に良馬場でオークス:2.26.7、ダービー:2.27.3)だったことで高い評価を得た。オークス制覇後はフランスへ遠征し、ステップレースのノネット賞で2着、GIヴェルメイユ賞で6着の成績を残した。帰国後は牝馬限定のエリザベス女王杯ではなく菊花賞に挑戦したことも注目された(エリザベス女王杯が翌年から古馬開放が決まっていたため「エリザベス女王杯は来年以降でも取れる」ということで出走した)。菊花賞への牝馬出走は18年ぶり、勝てば48年ぶりという歴史的挑戦で1番人気に支持されるも結果はマヤノトップガンの5着に敗れた。同年のJRA賞最優秀4歳牝馬(部門名は当時)を受賞。

1996年初戦となったアメリカジョッキークラブカップでは、武豊がスキーキャプテンを選んだため、このレースのみ蛯名正義が騎乗して2着。その後、武豊に戻り京都記念2着、大阪杯4着と相変わらず惜敗が続いた。京阪杯四位洋文が初めて騎乗して優勝し、宝塚記念でマヤノトップガンの3着と好走。そして秋には古馬に開放されリニューアルしたエリザベス女王杯で、ヒシアマゾンらを退けて1番人気に応えて勝利した。同年のJRA賞最優秀5歳以上牝馬(部門名は当時)を受賞。

1997年の5歳時には香港クイーンエリザベス2世カップに出走するが8着に敗れた。続く鳴尾記念(3着)から引退まで河内洋が騎乗した。宝塚記念は前年に続き3着(勝ち馬はマーベラスサンデー)。秋シーズンは京都大賞典でもシルクジャスティス(同年の有馬記念優勝馬)の2着に敗れ、その次走エリザベス女王杯に出走して連覇を目指すが、ゴール前最後の直線では馬群に突っ込む不利のほか、エリモシックと馬体を合わせる勝負で2着に敗れ、連覇はならなかった。続く有馬記念は、全く走らずシルクジャスティスの14着に敗れ、このレースを最後に現役を引退した。

現役時代は前述の通り、出遅れ癖や気性的な面から追い込みを主とした脚質だったため、展開が向かないなどの惜敗が多く[1]、通算成績は25戦4勝(うち重賞3勝)にとどまった。現在は繁殖牝馬だが、父サンデーサイレンス譲りの激しい気性のためか、まだ活躍馬が出ていない。代表産駒は2008年天皇賞(春)に出走(14頭中13着)したドリームパートナーと中山牝馬ステークス3着となったダンスオールナイト。

競走成績

1995年(9戦2勝)

  • 優駿牝馬(オークス)
  • 2着 - 桜花賞、ノネット賞、阪神牝馬特別、チューリップ賞
  • 5着 - 菊花賞

1996年(10戦2勝)

  • エリザベス女王杯、京阪杯
  • 2着 - アメリカジョッキークラブカップ、京都記念
  • 3着 - 宝塚記念

1997年(6戦0勝)

  • 2着 - エリザベス女王杯、京都大賞典
  • 3着 - 宝塚記念、鳴尾記念


産駒

生年 馬名 厩舎 馬主 戦績 備考
第1子 1999 ロイヤルパートナー エリシオ 栗東白井寿昭藤岡健一 (有)社台レースホース 34戦3勝(引退・繁殖牝馬) 2006年生 ロイヤルライン - 牝(父クロフネ0勝、繁殖牝馬)
2009年生 牡(父クロフネ)
第2子 2000 ドリームパートナー せん エリシオ 美浦大久保洋吉 臼田浩義 46戦4勝(引退)
第3子 2003 ダンスオールナイト エルコンドルパサー 美浦・加藤征弘 社台レースホース 36戦5勝(引退・繁殖牝馬) 2010年生 (父ファルブラヴ
第4子 2005 マンボパートナー せん Kingmambo 栗東・橋口弘次郎北海道原孝明 社台レースホース 46戦5勝
第5子 2006 スマーティーダンス Smarty Jones 栗東・橋口弘次郎→美浦・鈴木伸尋 社台レースホース 11戦1勝(引退・繁殖牝馬)
第6子 2007 フェデラリスト Empire Maker 栗東・松田国英船橋出川克己 社台レースホース 1戦0勝
第7子 2009 シンボリクリスエス     デビュー前
第8子 2010 キングカメハメハ     デビュー前

血統表

ダンスパートナー血統サンデーサイレンス系(ヘイルトゥリーズン系)/(Almahmoud4×5=9.38%、Blue Swords・Bluehaze5×5=6.25%、Native Dancer=5×5=6.25%) (血統表の出典)

*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ
父の父
Halo 1969
黒鹿毛 アメリカ
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well 1975
鹿毛 アメリカ
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss

*ダンシングキイ
Dancing Key 1983
鹿毛 アメリカ
Nijinsky II 1967
鹿毛 カナダ
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Flaming Page Bull Page
Flaring Top
母の母
Key Partner 1976
黒鹿毛 アメリカ
Key to the Mint Graustark
Key Bridge
Native Partner Raise a Native
Dinner Partner F-No.7
  • 兄弟は前出の他に、キングフラダンス(全弟、種牡馬)、エアギャングスター(全弟、騸馬札幌記念2着)など。
  • 叔母Key Flyerの孫にスズカマンボ天皇賞・春)。他にも、牝馬の近親の多くが輸入され、産駒の多くが日本で競走生活を送っている。

※4歳牝馬限定競走

脚注

  1. ^ a b 武豊『ターフの女王』朝日新聞社、2003年 57-73頁