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「パナソニック液晶ディスプレイ」の版間の差分

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'''パナソニック液晶ディスプレイ株式会社'''は、薄形テレビ向け[[液晶パネル]]の製造及び販売会社。本社は[[兵庫県]][[姫路市]]。
'''パナソニック液晶ディスプレイ株式会社'''は、薄形テレビ向け[[液晶パネル]]の製造及び販売会社。本社は[[兵庫県]][[姫路市]]。2023年度に特別精算予定


沿革欄にあるとおり、元は日立ディスプレイズと松下電器産業(現・[[パナソニックホールディングス]])、[[東芝]]の共同出資によって設立された会社だったが、[[2008年]]3月に松下電器が東芝の保有株式を買い取り、出資比率を高めた。そして2010年[[6月30日]]、日立ディスプレイズが会社分割によって「株式会社IPSアルファ支援会社」を新設し全株式を支援会社に譲渡、パナソニックと日立製作所が支援会社の全株式を取得した(パナソニック94%・日立製作所6%)。その結果、実質的な出資比率はパナソニック92%・日立製作所3%・DBJ新産業創造投資事業組合など少数株主が5%となり、経営権が日立ディスプレイズからパナソニックに移った<ref>[http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn100630-4/jn100630-4-1.pdf IPSアルファテクノロジに関する経営権の譲渡について] - パナソニック・2010年6月30日</ref>。
沿革欄にあるとおり、元は日立ディスプレイズと松下電器産業(現・[[パナソニックホールディングス]])、[[東芝]]の共同出資によって設立された会社だったが、[[2008年]]3月に松下電器が東芝の保有株式を買い取り、出資比率を高めた。そして2010年[[6月30日]]、日立ディスプレイズが会社分割によって「株式会社IPSアルファ支援会社」を新設し全株式を支援会社に譲渡、パナソニックと日立製作所が支援会社の全株式を取得した(パナソニック94%・日立製作所6%)。その結果、実質的な出資比率はパナソニック92%・日立製作所3%・DBJ新産業創造投資事業組合など少数株主が5%となり、経営権が日立ディスプレイズからパナソニックに移った<ref>[http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn100630-4/jn100630-4-1.pdf IPSアルファテクノロジに関する経営権の譲渡について] - パナソニック・2010年6月30日</ref>。

2023年8月2日 (水) 22:09時点における版

パナソニックホールディングス > パナソニック インダストリー > パナソニック液晶ディスプレイ
パナソニック液晶ディスプレイ株式会社
Panasonic Liquid Crystal Display Co., Ltd
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
672-8033
兵庫県姫路市飾磨区妻鹿日田町1番6号
設立 2004年10月1日
業種 電気機器
法人番号 3140001065892 ウィキデータを編集
事業内容 液晶表示装置等電子部品・デバイスの開発、設計、製造、販売及び保守サービス
代表者 加藤知之
資本金 5億円
売上高 110億7300万円
(2023年3月期)[1]
営業利益 ▲37億3300万円
(2023年3月期)[1]
経常利益 ▲60億6200万円
(2023年3月期)[1]
純利益 ▲37億4700万円
(2023年3月期)[1]
純資産 ▲5832億1600万円
(2023年3月期)[1]
総資産 431億4900万円
(2023年3月期)[1]
従業員数 579名
主要株主 パナソニック インダストリー株式会社
関係する人物 朴木秀行(元社長)
外部リンク http://www.panasonic.com/jp/company/pld.html
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パナソニック液晶ディスプレイ株式会社は、薄形テレビ向け液晶パネルの製造及び販売会社。本社は兵庫県姫路市。2023年度に特別精算予定

沿革欄にあるとおり、元は日立ディスプレイズと松下電器産業(現・パナソニックホールディングス)、東芝の共同出資によって設立された会社だったが、2008年3月に松下電器が東芝の保有株式を買い取り、出資比率を高めた。そして2010年6月30日、日立ディスプレイズが会社分割によって「株式会社IPSアルファ支援会社」を新設し全株式を支援会社に譲渡、パナソニックと日立製作所が支援会社の全株式を取得した(パナソニック94%・日立製作所6%)。その結果、実質的な出資比率はパナソニック92%・日立製作所3%・DBJ新産業創造投資事業組合など少数株主が5%となり、経営権が日立ディスプレイズからパナソニックに移った[2]

2022年4月のパナソニックの持株会社制移行に伴い、インダストリー社の事業を基に発足したパナソニック インダストリー株式会社の子会社となった。

2023年度中に特別精算の予定

事業概要

テレビアモルファスTFT液晶パネルの製造、設計、販売を行っている。

主にパナソニック「VIERA」向けに23型以上の液晶パネルを製造し、「IPSαパネル」として出荷している。23型未満の液晶パネルについては、隣接する日立ディスプレイズの工場が受け持っている。以前は東芝「REGZA」、日立「Wooo」にも搭載されていたが、前述の通り東芝が株式をパナソニックに売却・撤退したため、現在はなくなっている。

生産開始当初の生産能力は160万台/年であったが、薄型テレビの需要拡大に対応するため、2007年1月に250万台/年、2007年9月に500万台/年、2008年7月に600万台/年に引き上げられた。(台数はいずれも32型換算)

2008年2月には兵庫県姫路市出光興産姫路製油所跡地(シャープの液晶新工場の候補地の1つでもあった)に新工場を建設し、2010年1月に操業開始することを発表した。新工場は第8世代のガラス基板を使ったパネルの生産を行ない、2013年度までに32型換算で1500万台/年の生産能力を持たせていた。

沿革

  • 2004年10月 - 当社の前身となる株式会社日立液晶TVディスプレイ設立。当初は日立ディスプレイズの子会社であった。
  • 2005年1月 - 松下電器産業・東芝の出資を受け、社名を株式会社IPSアルファテクノロジへ変更。
  • 2006年
    • 5月 ‐ 千葉県茂原市の工場で生産開始。
    • 6月 - チェコ共和国に現地法人「IPS Alpha Technology Europe, s.r.o.」を設立。
  • 2007年
    • 1月 - 生産能力を250万台/年に増強。
    • 7月 - IPS Alpha Technology Europe, s.r.o.で生産開始。
    • 9月 - 生産能力を500万台/年に増強。
  • 2008年
    • 3月 - 東芝が保有株式を松下電器産業へ売却。
    • 4月 - 子会社「株式会社IPSアルファテクノロジ姫路」(本店は茂原市)を設立。
    • 7月 - 生産能力を600万台/年に増強。
  • 2010年
    • 4月 - 子会社「株式会社IPSアルファテクノロジ姫路」のG8.5ラインで量産開始。
    • 6月 - 日立ディスプレイズが支援会社を設立して全保有株式を譲渡。支援会社にパナソニックと日立製作所が出資し、パナソニックが経営権を掌握。
    • 10月 - IPSアルファテクノロジ姫路及びIPSアルファ支援会社を吸収合併し、パナソニック液晶ディスプレイ株式会社に商号変更、本店を兵庫県姫路市に移転[3]
  • 2012年3月 - 茂原工場生産終了。JDIに売却。
  • 2013年1月 - チェコ・マレーシア工場生産終了。
  • 2014年6月 - 姫路工場拠点集約。

脚注

  1. ^ a b c d e f パナソニック液晶ディスプレイ株式会社 第19期決算公告
  2. ^ IPSアルファテクノロジに関する経営権の譲渡について - パナソニック・2010年6月30日
  3. ^ IPSアルファテクノロジの商号変更に関するお知らせ - パナソニック・2010年8月23日

外部リンク