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'''WGCフェデックス・セントジュード・インビテーショナル'''(''WGC-FedEx St.Jude Invitational'')は、[[世界ゴルフ選手権]]の一戦として、毎年8月に開かれ
== 歴史 ==
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当初は[[ジャック・ニクラス]]、[[アーノルド・パーマー]]、[[ゲーリー・プレーヤー]]のBIG3が36ホールで争っていたが、1人の選手がその年に複数のメジャー大会優勝した場合、補欠として[[カナディアン・オープン (ゴルフ)|カナディアン・オープン]]や[[BMW選手権|ウェスタン・オープン]]の優勝者が参加していたこともあった<ref name=ws66/><ref name=ws71/><ref name=ws72/><ref name=ws74/><ref name=ws75/>。その後、メジャー大会優勝者同士による大会方式は1975年まで続き、[[PGAグランドスラム・オブ・ゴルフ]]に受け継がれた。
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大会に出場できるのは、当年度の[[ワールドゴルフランキング|世界ランキング]]50位以内に入った選手、また世界各地のツアー競技で指定された大会の優勝者、ならびに団体戦の[[ライダーカップ]]と[[プレジデンツカップ]]の代表選手<ref>ライダーカップは米国代表12名とヨーロッパ代表12名、プレジデンツカップは米国代表12名と国際選抜チーム代表12名</ref>が対象となっている。日本ツアーでは、
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== 歴代優勝者 ==
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== ワールドシリーズ・オブ・ゴルフ歴代優勝者 ==
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! 開催年 !! 優勝者 !! 出身国 !!優勝賞金<br> ($)
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! 開催年 !! 優勝者 !! 2位!!3位!!4位
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[[Category:ブリヂストン|いんひてしよなる]]
[[Category:テネシー州のスポーツ]]
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2023年10月25日 (水) 01:39時点における最新版
WGCフェデックス・セントジュード・インビテーショナル | |
---|---|
トーナメント情報 | |
創設 | 1999年 |
開催地 | テネシー州メンフィス |
TPCサウスウィンド | |
基準打数 | 70 |
ヤーデージ | 7,244ヤード (6,624 m)[1] |
ツアー |
PGAツアー ヨーロピアンツアー |
競技方法 | ストローク |
賞金総額 | 1050万米ドル |
開催月 | 7月 |
最終年 | 2021 |
最高記録 | |
最少打数 | 259 タイガー・ウッズ (2006) |
通算スコア | -21 タイガー・ウッズ (2002) |
最終優勝者 | |
アブラハム・アンセル |
世界ゴルフ選手権 | |
---|---|
メキシコ選手権 | |
デル・マッチプレー | |
ブリヂストン招待 | |
HSBCチャンピオンズ | |
(ワールドカップ) |
WGCフェデックス・セントジュード・インビテーショナル(WGC-FedEx St.Jude Invitational)は、世界ゴルフ選手権の一戦として、毎年8月に開かれていたゴルフの大会である[2]。会場はアメリカ・テネシー州メンフィスにある「TPCサウスウィンド」で行われていた。1999年から2005年まではNEC招待(WGC-NEC Invitational)、2006年から2018年まではブリヂストン招待(WGC-Bridgestone Invitational)という大会名であった。優勝者にはゲーリー・プレーヤー・カップが贈呈されていた。
歴史
[編集]この大会は元々、1962年9月にメジャー大会優勝者による非公式大会としてスタートした。
当初はジャック・ニクラス、アーノルド・パーマー、ゲーリー・プレーヤーのBIG3が36ホールで争っていたが、1人の選手がその年に複数のメジャー大会優勝した場合、補欠としてカナディアン・オープンやウェスタン・オープンの優勝者が参加していたこともあった[3][4][5][6][7]。その後、メジャー大会優勝者同士による大会方式は1975年まで続き、PGAグランドスラム・オブ・ゴルフに受け継がれた。
1976年以降PGAツアーの公式戦となり、大会方式は現行のものとなった。1984年からは日本電気(NEC)のアメリカ現地法人がスポンサーとなりNECワールドシリーズ・オブ・ゴルフとなる。1999年からはWGCのひとつに指定され、名称もNECインビテーショナルに変更された。メジャーリーグベースボールと同じように、4大メジャーに次ぐ「真の世界一決定戦」という位置づけの大会のひとつである。2006年からスポンサーがブリヂストンに変更された。2018年大会をもってオハイオ州アクロンのファイアストーン・カントリークラブでの開催が最後となり、2019年からテネシー州メンフィスで開催された[8]。
大会に出場できるのは、当年度の世界ランキング50位以内に入った選手、また世界各地のツアー競技で指定された大会の優勝者、ならびに団体戦のライダーカップとプレジデンツカップの代表選手[9]が対象となっている。日本ツアーでは、前年のブリヂストンオープン及びダンロップフェニックストーナメント、当年日本ゴルフツアー選手権の優勝者が対象となる。試合は4日間のストロークプレー方式で行われる。
本大会が世界ゴルフ選手権に編入された後、最初の2回はメジャー大会最終戦の全米プロゴルフ選手権から1週間の間隔を置いて行われていた。しかし2001年度の大会から、全米プロゴルフ選手権のすぐ翌週に開催されるようになった。そのため、出場資格のある選手たちにとっては大規模な大会の連戦となり、コンディションの調整が大きなカギを握る。
2002年度の大会だけは、ファイアストーン・カントリークラブが「全米プロシニア選手権」の会場に使用されたため、ワシントン州サマミッシュのサハリー・カントリークラブで行われたが、2003年からは再び元のファイアストーンに戻った。このコースは16番ホール(667ヤード、パー5)に“Monster”(モンスター、距離が非常に長いことからついた)という愛称がある。ここでトリプルボギーを叩いたアーノルド・パーマーが「Monster」と呼んだのがきっかけでその愛称が付いた。
1999年に世界ゴルフ選手権第2戦となってからは、1999年〜2001年にかけてタイガー・ウッズが大会3連覇を飾っている。その2年前、まだ本大会がNECワールドシリーズ・オブ・ゴルフだった1997年に、グレグ・ノーマン(オーストラリア)がここで最後のPGAツアー優勝を果たした。
タイガー・ウッズは2009年までに7度優勝し、最低順位も4位とこの大会を得意としていたが、2010年は苦戦し自己ワーストの4日間通算18オーバーを記録し、プロ転向後最低の78位タイで終えた。
2022年、WGCの大幅縮小により歴史に幕を下ろした。
歴代優勝者
[編集]開催年 | 優勝者 | 会場 | スコア | パー | 2位との差 | 2位(タイ) | 優勝賞金 ($) | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
WGC-フェデックス・セントジュード招待 | ||||||||||
2021年 | アブラハム・アンセル | サウスウインド、テネシー | 264 | −16 | プレーオフ | サム・バーンズ 松山英樹 |
1,820,000 | |||
2020年 | ジャスティン・トーマス | 267 | −13 | 3打差 | ダニエル・バーガー ブルックス・ケプカ トム・ルイス フィル・ミケルソン |
1,785,000 | ||||
2019年 | ブルックス・ケプカ | 264 | −16 | 1打差 | ウェブ・シンプソン | 1,745,000 | ||||
WGC-ブリヂストン招待 | ||||||||||
2018年 | ジャスティン・トーマス | ファイアーストーンCC、オハイオ | 265 | −15 | 4打差 | カイル・スタンリー | 1,700,000 | |||
2017年 | 松山英樹[10] | 264 | −16 | 5打差 | ザック・ジョンソン | 1,700,000 | ||||
2016年 | ダスティン・ジョンソン | 274 | −6 | 1打差 | スコット・ピアシー | 1,620,000 | ||||
2015年 | シェーン・ローリー | 269 | −11 | 2打差 | バッバ・ワトソン | 1,570,000 | ||||
2014年 | ローリー・マキロイ | 265 | −15 | 2打差 | セルヒオ・ガルシア | 1,500,000 | ||||
2013年 | タイガー・ウッズ (8) | 265 | −15 | 7打差 | キーガン・ブラッドリー ヘンリク・ステンソン |
1,500,000 | ||||
2012年 | キーガン・ブラッドリー | 267 | −13 | 1打差 | ジム・フューリク スティーブ・ストリッカー |
1,400,000 | ||||
2011年 | アダム・スコット | 263 | −17 | 4打差 | ルーク・ドナルド リッキー・ファウラー |
1,400,000 | ||||
2010年 | ハンター・メイハン | 268 | −12 | 2打差 | ライアン・パーマー | 1,400,000 | ||||
2009年 | タイガー・ウッズ (7) | 268 | −12 | 4打差 | ロバート・アレンビー パドレイグ・ハリントン |
1,400,000 | ||||
2008年 | ビジェイ・シン | 270 | −10 | 1打差 | スチュアート・アップルビー リー・ウエストウッド |
1,350,000 | ||||
2007年 | タイガー・ウッズ (6) | 272 | −8 | 8打差 | ジャスティン・ローズ ロリー・サバティーニ |
1,350,000 | ||||
2006年 | タイガー・ウッズ (5) | 270 | −10 | プレーオフ | スチュワート・シンク | 1,300,000 | ||||
WGC-NEC招待 | ||||||||||
2005年 | タイガー・ウッズ (4) | ファイアーストーンCC、オハイオ | 274 | −6 | 1打差 | クリス・ディマルコ | 1,300,000 | |||
2004年 | スチュワート・シンク | 269 | −11 | 4打差 | ロリー・サバティーニ タイガー・ウッズ |
1,200,000 | ||||
2003年 | ダレン・クラーク | 268 | −12 | 4打差 | ジョナサン・ケイ | 1,050,000 | ||||
2002年 | クレイグ・パリー | サハリーCC、サマミッシュ | 268 | −16 | 4打差 | ロバート・アレンビー フレッド・ファンク |
1,000,000 | |||
2001年 | タイガー・ウッズ (3) | ファイアーストーンCC、オハイオ | 268 | −12 | プレーオフ | ジム・フューリク | 1,000,000 | |||
2000年 | タイガー・ウッズ (2) | 259 | −21 | 11打差 | ジャスティン・レナード フィリップ・プライス |
1,000,000 | ||||
1999年 | タイガー・ウッズ | 270 | −10 | 1打差 | フィル・ミケルソン | 1,000,000 |
ワールドシリーズ・オブ・ゴルフ歴代優勝者
[編集]開催年 | 優勝者 | 出身国 | 優勝賞金 ($) |
---|---|---|---|
NECワールドシリーズ・オブ・ゴルフ | |||
1998 | デビッド・デュバル | アメリカ合衆国 | 405,000 |
1997 | グレグ・ノーマン (2) | オーストラリア | 396,000 |
1996 | フィル・ミケルソン | アメリカ合衆国 | 378,000 |
1995 | グレグ・ノーマン | オーストラリア | 360,000 |
1994 | ホセ・マリア・オラサバル (2) | スペイン | 360,000 |
1993 | フルトン・アレム | 南アフリカ共和国 | 360,000 |
1992 | クレイグ・スタドラー (2) | アメリカ合衆国 | 252,000 |
1991 | トム・プルツァー | アメリカ合衆国 | 216,000 |
1990 | ホセ・マリア・オラサバル | スペイン | 198,000 |
1989 | デビッド・フロスト | 南アフリカ共和国 | 180,000 |
1988 | マイク・リード | アメリカ合衆国 | 162,000 |
1987 | カーティス・ストレンジ | アメリカ合衆国 | 144,000 |
1986 | ダン・ポール | アメリカ合衆国 | 126,000 |
1985 | ロジャー・モルトビー | アメリカ合衆国 | 126,000 |
1984 | デニス・ワトソン | ジンバブエ | 126,000 |
World Series of Golf | |||
1983 | ニック・プライス | ジンバブエ | 100,000 |
1982 | クレイグ・スタドラー | アメリカ合衆国 | 100,000 |
1981 | ビル・ロジャース | アメリカ合衆国 | 100,000 |
1980 | トム・ワトソン | アメリカ合衆国 | 100,000 |
1979 | ロン・ヒンキー | アメリカ合衆国 | 100,000 |
1978 | ギル・モーガン | アメリカ合衆国 | 100,000 |
1977 | ラニー・ワドキンス | アメリカ合衆国 | 100,000 |
1976 | ジャック・ニクラス | アメリカ合衆国 | 100,000 |
ワールドシリーズ・オブ・ゴルフ(非公式大会)歴代優勝者
[編集]開催年 | 優勝者 | 2位 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|
1975 | トム・ワトソン (O) | ジャック・ニクラス (MP) | トム・ワイスコフ (C[7]) | ルー・グラハム (U) |
1974 | リー・トレビノ (P) | ゲーリー・プレーヤー (MO) | ボビー・ニコルズ (C[6]) | ヘール・アーウィン (U) |
1973 | トム・ワイスコフ (O) | (タイ) ジョニー・ミラー (U) & ジャック・ニクラス (P) | トミー・アーロン (M) | |
1972 | ゲーリー・プレーヤー (P) | (タイ) ジャック・ニクラス (MU) & リー・トレビノ (O) | ゲイ・ブルーアー (C[5]) | |
1971 | チャールズ・クーディー (M) | ジャック・ニクラス (P) | リー・トレビノ (UO) | ブルース・クランプトン (W[4]) |
1970 | ジャック・ニクラス (O) | (タイ) ビリー・キャスパー (M) & デーブ・ストックトン (P) | トニー・ジャックリン (U) | |
1969 | オービル・ムーディー (U) | ジョージ・アーチャー (M) | (タイ) トニー・ジャックリン (O) & レイモンド・フロイド (P) | |
1968 | ゲーリー・プレーヤー (O) | ボブ・ゴールビー (M) | ジュリアス・ボロス (P) | リー・トレビノ (U) |
1967 | ジャック・ニクラス (U) | ゲイ・ブルーアー (M) | ロベルト・デ・ビセンゾ (O) | ドン・ジャニュアリー (P) |
1966 | ジーン・リトラー (C[3]) | (タイ) ジャック・ニクラス (MO) & アル・ガイバーガー (P) | ビリー・キャスパー (U) | |
1965 | ゲーリー・プレーヤー (U) | ジャック・ニクラス (M) | ピーター・トムソン (O) | デーブ・マー (P) |
1964 | トニー・レマ (O) | ケン・ベンチュリー (U) | ボビー・ニコルズ (P) | アーノルド・パーマー (M)[11] |
1963 | ジャック・ニクラス (MP) | ジュリアス・ボロス (U) | アーノルド・パーマー (プレーオフ)[12] | ボブ・チャールズ (O)[13] |
1962 | ジャック・ニクラス (U) | (タイ) アーノルド・パーマー (MO) & ゲーリー・プレーヤー (P) |
メジャー優勝者: M = マスターズ, U = 全米オープン, O = 全英オープン, P = 全米プロ
その他優勝者: C = カナディアン・オープン, W = BMW選手権(当時はウェスタン・オープン)
- Palmer won an 18-hole playoff between the three runners-up of the two majors' playoffs in 1963.
順位 | 賞金 ($) |
---|---|
1 | 50,000 |
2 | 15,000 |
3 | 7,500 |
4 | 5,000 |
- 最初の3回は3位賞金$5,000であった。
脚注
[編集]- ^ “Course: TPC Southwind”. PGA Tour. June 3, 2013閲覧。
- ^ 2016年大会はリオ五輪開催の影響により6月30日から7月3日までの変則開催。またヨーロピアンツアーの大会も外され、裏開催としてオープン・ド・フランスが開催予定
- ^ a b “Littler Has Many Thanks”. The Dispatch. UPI (Lexington, North Carolina). (September 12, 1966) August 26, 2013閲覧。
- ^ a b “Coody in Front By Three Strokes”. Reading Eagle. AP: p. 60. (September 12, 1971) August 26, 2013閲覧。
- ^ a b “Player, Trevino, Brewer Face Nicklaus In Series”. Lewiston Morning Tribune. AP: p. 14. (September 8, 1972) August 26, 2013閲覧。
- ^ a b “Player Favored, Nicklaus Favorite In Prestigious Golf World Series”. The Ledger. AP (Lakeland, Florida): p. 3B. (September 7, 1974) August 26, 2013閲覧。
- ^ a b “Nicklaus Has Ax To Grind”. Evening Independent. AP (St. Petersburg, Florida): p. 5-C. (September 5, 1975) August 26, 2013閲覧。
- ^ Wright, Branson (April 12, 2018). “WGC-Bridgestone Invitational will leave Firestone in 2019 (photos)”. cleveland.com. 2018年4月17日閲覧。
- ^ ライダーカップは米国代表12名とヨーロッパ代表12名、プレジデンツカップは米国代表12名と国際選抜チーム代表12名
- ^ “松山 逆転で米ツアー通算5勝目!「2番イーグルで波に乗れた」”. スポーツニッポン (2017年8月7日). 2017年8月7日閲覧。
- ^ “Tony Lema victor in World Series”. Eugene-Register Guard. Associated Press: p. 3B. (September 14, 1964)
- ^ “Palmer, Cupit, Rodgers In Series Playoff”. Lodi News-Sentinel. UPI: p. 8. (August 17, 1963) August 26, 2013閲覧。
- ^ “$50,000 win for Nicklaus over Boros”. Spokesman-Review. Associated Press: p. 11. (September 9, 1963)