「ユリウス年」の版間の差分

ユリウス世紀; Julian century
記号	T
系	非SI単位
量	時間
SI	正確に3155760000 s
定義	36525 日
由来	ユリウス年の100倍
	テンプレートを表示

ユリウス年; Julian year
記号	a, aJ, Jy
系	非SI単位
量	時間
SI	正確に31557600 s
定義	365.25 日
由来	ユリウス暦の平均暦年
	テンプレートを表示

履歴の双方向閲覧

← 古い編集

削除された内容追加された内容

ビジュアルウィキテキスト

インライン

2022年12月17日 (土) 12:29時点における最新版

ユリウス年（Julius ねん、Julian year）は、主に天文学で使われる時間の計量単位である。その名のとおりユリウス暦による年に等しく、正確に 365.25 日^[1] = 正確に31557600 秒である。なお、ここでの「日」とは厳密に86400 秒を指しており、平均太陽日（一日の長さ：LOD）や暦日ではない。

「ユリウス年」の呼称の由来は、ユリウス暦での平均暦年が365.25暦日であることによる。なお、ユリウス年は、ユリウス通日とは全く異なる概念であることに注意。

平均太陽年（約365.24218957 日 = 31556925.179 秒（2013年央値））や、グレゴリオ暦での平均暦年（正確に365.2425 日=正確に31556952 秒）を使うと、1ユリウス年は、約1.000021384 平均太陽年、約1.000020534 グレゴリオ暦平均暦年に当たる。

使用[編集]

ユリウス年は、主に天文学で使われる。国際天文学連合 (IAU) は、年をユリウス年で定義している^[2]^[3]。単位記号は a で、ラテン語 annum の略である。

天体の公転周期を年で現すとき、通常はユリウス年が使われる。また、1光年は真空中の光が1ユリウス年に進む距離であり、正確に9460730472580800 mである。

ユリウス世紀[編集]

100ユリウス年（36525 日）をユリウス世紀（Julian century）という^[4]。1ユリウス世紀は、正確に3155760000 秒である。

ユリウス世紀数[編集]

元期 J2000.0からの経過日数をユリウス世紀単位で測った時間をユリウス世紀数（T）という。ある日のユリウス世紀数は、次になる^[5]。

ユリウス世紀数（T） = (ある日のユリウス日 - 2451545) / 36525

ユリウス世紀数は、天文学上の様々な理論において時間展開の引数として用いられる。

出典[編集]

[脚注の使い方]

^ ユリウス年・ユリウス世紀国立天文台、暦Wiki
^ [1]　4.13 Non-SI units、Table 5. Non-SI units that are recognised for use in astronomny.
^ [2] 5.15 Astronomical units の第3段落目に次の記述がある。Although there are several different kinds of year (as there are several kinds of day), it is best to regard a year as a julian year of 365.25 days (31.5576 Ms) unless otherwise specified.
^ [3] 5.15 Astronomical units の第3段落目。
^ ユリウス年・ユリウス世紀暦Wiki、暦計算室、国立天文台

この項目は、天文学（天文学者を含む）や地球以外の天体に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（プロジェクト:天体／Portal:天文学）。

[1] ユリウス年・ユリウス世紀国立天文台、暦Wiki

[2] [1]　4.13 Non-SI units、Table 5. Non-SI units that are recognised for use in astronomny.

[3] [2] 5.15 Astronomical units の第3段落目に次の記述がある。Although there are several different kinds of year (as there are several kinds of day), it is best to regard a year as a julian year of 365.25 days (31.5576 Ms) unless otherwise specified.

[4] [3] 5.15 Astronomical units の第3段落目。

[5] ユリウス年・ユリウス世紀暦Wiki、暦計算室、国立天文台

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

@@ 4行目: / 4行目: @@
 |英字=Julian year
 |記号=a, a{{sub|J}}, Jy
-|単位系=
+|単位系=[[非SI単位]]
 |物理量=[[時間]]
-|定義=365.25[[日]]
+|定義={{val|365.25|ul=日}}
-|SI = 正確に31 557 600 [[秒|s]]
+|SI = 正確に{{val|31557600|ul=s}}
 |由来 = [[ユリウス暦]]の平均暦年
 |画像=
 }}
 {{単位
 |名称=ユリウス世紀
 |英字=Julian century
 |記号=T
-|単位系=
+|単位系=[[非SI単位]]
 |物理量=[[時間]]
-|定義=36 525[[日]]
+|定義={{val|36525|ul=日}}
-|SI = 正確に3 155 760 000 [[秒|s]]
+|SI = 正確に{{val|3155760000|ul=s}}
-|由来 = [[ユリウス年]]の100倍
+|由来 = '''ユリウス年'''の100倍
 |画像=
 }}
+'''ユリウス年'''（{{lang|la|Julius}} ねん、[[:en:Julian year|Julian year]]）は、主に[[天文学]]で使われる[[時間]]の[[計量単位]]である。その名のとおり[[ユリウス暦]]による[[年]]に等しく、正確に {{val|365.25|ul=日}}<ref>[https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/A5E6A5EAA5A6A5B9C0A4B5AABFF4.html ユリウス年・ユリウス世紀] 国立天文台、暦Wiki</ref> = 正確に{{val|31557600|ul=秒}}である。なお、ここでの「日」とは厳密に{{val|86400|ul=秒}}を指しており、平均[[太陽日]]（一日の長さ：[[LOD]]）や[[暦日]]ではない。
+「ユリウス年」の呼称の由来は、[[ユリウス暦]]での平均[[暦年]]が365.25暦日であることによる。なお、ユリウス年は、[[ユリウス通日]]とは全く異なる概念であることに注意。
-'''ユリウス年'''（{{lang|la|Julius}} ねん、[[:en:Julian year|Julian year]]）は、主に[[天文学]]で使われる[[時間]]の[[物理単位|単位]]である。その名のとおり[[ユリウス暦]]による[[年]]に等しく、正確に 365.25[[日]] = 正確に31 557 600[[秒]]である。なお、ここでの「日」とは厳密に86 400[[秒]]を指しており、平均[[太陽日]]（一日の長さ：[[LOD]]）や[[暦日]]ではない。
+平均[[太陽年]]（約{{val|365.24218957|u=日}} = {{val|31556925.179|u=秒}}（2013年央値））や、[[グレゴリオ暦]]での平均暦年（正確に{{val|365.2425|u=日}}=正確に{{val|31556952|u=秒}}）を使うと、1ユリウス年は、約{{val|1.000021384|u=平均太陽年}}、約{{val|1.000020534|u=グレゴリオ暦平均暦年}}に当たる。
-「ユリウス年」の呼称は、[[ユリウス暦]]での平均[[暦年]]が365.25暦日であることによる。なお、ユリウス年は、[[ユリウス通日]]（[[ユリウス日]]）とは全く異なる概念であることに注意。
-平均[[太陽年]]（約365.242 189 57日 = 31 556 925.179 秒 （2013年央値））や、[[グレゴリオ暦]]での平均暦年（正確に365.2425日=正確に31 556 952秒）を使うと、1ユリウス年は、約1.000 021 384平均太陽年、約1.000 020 534グレゴリオ暦平均暦年に当たる。
 ==使用==
-ユリウス年は、主に[[天文学]]で使われる。[[国際天文学連合]] (IAU) は、年をユリウス年で定義している<ref>[http://www.iau.org/science/publications/proceedings_rules/units/]　4.13 Non-SI units、Table 5. Non-SI units that are recognised for use in astronomny.</ref>。単位記号は a で、[[ラテン語]] {{lang|la|annum}} の略である。
+ユリウス年は、主に[[天文学]]で使われる。[[国際天文学連合]] (IAU) は、年をユリウス年で定義している<ref>[http://www.iau.org/science/publications/proceedings_rules/units/]　4.13 Non-SI units、Table 5. Non-SI units that are recognised for use in astronomny.</ref><ref>[http://www.iau.org/science/publications/proceedings_rules/units/]  5.15 Astronomical units の第3段落目に次の記述がある。Although there are several different kinds of year (as there are several kinds of day), it is best to regard a year as a julian year of 365.25 days (31.5576 Ms) unless otherwise specified.</ref>。単位記号は a で、[[ラテン語]] {{lang|la|annum}} の略である。
-天体の[[公転周期]]を年で現すとき、通常はユリウス年が使われる。1[[光年]]は、[[真空]]中の[[光]]が1ユリウス年に進む[[距離]]であり、正確に 9 460 730 472 580 800 m である。
+天体の[[公転周期]]を年で現すとき、通常はユリウス年が使われる。また、1[[光年]]は[[真空]]中の[[光]]が1ユリウス年に進む[[距離]]であり、正確に{{val|9460730472580800|u=m}}である。
 == ユリウス世紀 ==
-ユリウス年（36 525日）をユリウス[[世紀]] ({{lang|en|Julian century}}) という<ref>[http://www.iau.org/science/publications/proceedings_rules/units/]  5.15 Astronomical units の第3段落目</ref>。1ユリウス世紀は、正確に3 155 760 000[[秒]]である。
+ユリウス年（{{val|36525|u=日}}）をユリウス[[世紀]]（{{lang|en|Julian century}}）という<ref>[http://www.iau.org/science/publications/proceedings_rules/units/]  5.15 Astronomical units の第3段落目。</ref>。1ユリウス世紀は、正確に{{val|3155760000|ul=秒}}である。
 === ユリウス世紀数 ===
 [[元期]][[J2000.0]]からの経過日数をユリウス世紀単位で測った時間をユリウス世紀数（T）という。
-ある日のユリウス世紀数は、次になる<ref>[http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/A5E6A5EAA5A6A5B9C0A4B5AABFF4.html ユリウス年・ユリウス世紀] 暦Wiki、暦計算室、国立天文台
+ある日のユリウス世紀数は、次になる<ref>[https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/A5E6A5EAA5A6A5B9C0A4B5AABFF4.html ユリウス年・ユリウス世紀] 暦Wiki、暦計算室、国立天文台
 </ref>。
-* ユリウス世紀数（T） = (ある日の[[ユリウス日]] - 2 451 545) / 36 525
+* ユリウス世紀数（T） = (ある日の[[ユリウス日]] - {{val|2451545}}) / {{val|36525}}
 ユリウス世紀数は、天文学上の様々な理論において時間展開の引数として用いられる。
 ==関連項目==
-*[[年]]
+* [[年]]
 * [[日]]
-*[[世紀]]
+* [[世紀]]
-*[[ユリウス暦]]
+* [[ユリウス暦]]
-*[[ユリウス通日]]
+* [[ユリウス通日]]
 ==出典==
+{{脚注ヘルプ}}
-<references/>
+{{Reflist}}
 {{Astro-stub}}
@@ 61行目: / 59行目: @@
 [[Category:時間の単位]]
 [[Category:天文学の単位]]
+[[Category:天文学における時間]]
+[[Category:エポニム]]
+[[Category:天文学に関する記事]]

2022年12月17日 (土) 12:29時点における最新版

使用[編集]

ユリウス世紀[編集]

ユリウス世紀数[編集]

関連項目[編集]

出典[編集]