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「冷媒」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2011年11月}}
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'''冷媒'''(れいばい、{{Lang-en-short|refrigerant}})とは、[[冷凍サイクル]]において[[熱]]を移動させるために用いられる[[熱媒体]]のことを言う。
'''冷媒'''(れいばい、{{Lang-en-short|refrigerant}})とは、[[冷凍サイクル]]において[[熱]]を移動させるために用いられる[[熱媒体]]のことを言う。

2015年5月19日 (火) 15:46時点における版

冷媒(れいばい、: refrigerant)とは、冷凍サイクルにおいてを移動させるために用いられる熱媒体のことを言う。

冷媒に求められる性質

冷媒に求められる性質としては、①冷凍サイクルの温度で安定であること、②冷凍サイクルの効率が良いこと、③蒸気圧縮冷凍サイクルの場合、冷凍機油となじみがよいこと、④人体に有害でないこと、⑤爆発性の無いこと、⑥地球温暖化係数の小さいこと、⑦オゾン破壊係数の小さいこと等があげられる。ただし、性質には一般的に相反するものも存在しており、すべてを充足するできる冷媒は今のところ存在しない。

冷媒番号

冷媒番号は、アメリカ冷凍空調学会(ASHRAE)のStandard 34で定められた、冷媒の種類を表す番号(ISO817も同様の基準を採用)。

1.番号標記の原則

番号は「R+千の位の数+百の位の数+十の位の数+一の位の数+付加記号」であらわされる(各位の位の数がゼロの場合は省略される)。右(一の位の数)から読むのが正しい読み方である。大まかな読み方は以下の通り。

  • 一の位の数 : フッ素の原子数
  • 十の位の数 : 水素の原子数+1
  • 百の位の数 : 炭素原子数-1
  • 千の位の数 : 炭素間の二重結合の数、環状化合物の場合大文字 C
  • 付加記号 : 異性体の場合はアルファベット小文字、異なる成分比率のものはアルファベット大文字で区別される。

2.冷媒番号による冷媒の分類(括弧内は例)

  • 000番台:メタン系化合物(R50(メタン))
  • 100番台:エタン系化合物(R170(エタン))
  • 200番台:プロパン系化合物(R290(プロパン))
  • 300番台:環式化合物(C318)
  • 400番台:非共沸混合物(R441AR443A
  • 500番台:共沸混合物(R500、R501)
  • 600番台: 有機化合物(R600 ( ブタン)、R601( ペンタン
  • 700番台: 非有機化合物(R702(水素)、R704(ヘリウム)、R717(アンモニア)、R718()、R744(二酸化炭素))
  • 1000番台: 不飽和有機化合物

関連項目