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2008年8月24日 (日) 00:20時点における版
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和田 傳(わだ つとう、1900年(明治33年)1月17日 - 1985年10月12日)は、神奈川県厚木市生まれの文学作家。一般的には「わだ でん」と呼ばれている。農村を舞台とした作品を得意としている。代表作に「沃土」、「大日向村」、「日本農人傳」、「鰯雲」などがある。
経歴
- 1900年(明治33年)1月17日‐神奈川県愛甲郡南毛利村(現在の厚木市南毛利)の恩名に生まれる。祖父に禎吉、父に又三郎、母にそめを持つ。
- 1912年(明治45年)‐神奈川県立厚木中学校へ進学。
- 1919年(大正7年)‐早稲田高等予科に入学。
- 1921年(大正9年)‐早稲田大学仏文科に入学。
- 1923年(大正12年)‐早稲田大学仏文科を卒業。初めての作品となる「山の奥へ」を発表。
- 1925年(大正14年)‐厚木中学校初代校長の長女、大屋美津子と結婚。
- 1926年(大正15年)‐長女「梓」生まれる。
- 1937年(昭和12年)-「沃土」で第1回「新潮社文芸賞」を受賞。一躍有名となる。
- 1954年(昭和29年)‐日本農民文学会の初代会長となる。
- 1955年(昭和30年)‐神奈川文化賞を受賞。
- 1980年(昭和55年)‐勲四等旭日小綬章を受章。
- 1985年(昭和60年)‐厚木市初の名誉市民となる。同年10月24日、登戸病院で結腸ガンのため死去。享年85。
発表作品
小説の他、評論や随筆、伝記などを著した。 ここでは、再版・改訂版などは除いて、「小説名」(発表月日)で表記している。
小説
- 1923年(大正12年)
- 「山の奥へ」(7月1日)
- 1924年(大正13年)
- 「徒労」(4月1日)
- 「峠」(7月1日)
- 「巣中囁語」(11月1日)
- 1925年(大正14年)
- 「黄道」(4月1日)
- 「少年」(8月1日)
- 1926年(大正15年)
- 「圄園」(2月1日)
- 「勘兵衛とその死」(2月1日)
- 「山峡記」(6月1日)
- 「踊」(6月1日)
- 「密漁と鮎とうぐひ」(7月1日)
- 「応酬」(8月1日)
- 「毒矢」(9月1日)
- 「別宴」(9月1日)
- 「野猿」(12月1日)