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沖縄県道10号伊計平良川線

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沖縄県道10号標識

沖縄県道10号伊計平良川線(おきなわけんどう10ごういけいたいらがわせん・主要地方道伊計平良川線)は沖縄県うるま市与那城伊計の伊計島と同市平良川とを結ぶ主要地方道

概要

区間・実延長

通過自治体

  • うるま市(伊計島-宮城島-平安座島-沖縄本島)
もとは"与那城町-勝連町具志川市"の3市町だったが、2005年4月に合併したため沖縄本島内の主要地方道では唯一、同一市町村内のみの路線である。

交差する路線

重複する路線

  • 沖縄県道37号線(うるま市与那城中央~与那城屋慶名)
  • 沖縄県道8号線(うるま市勝連平安名~大田)

主要施設・観光地

  • 伊計島
  • 宮城島
  • 平安座島
  • 海中道路
    • あやはし館
  • うるま市役所与那城庁舎(うるま市与那城中央)
  • うるま警察署(うるま市大田)

路線バス

本島部区間(与那城庁舎(旧与那城町役場)~平良川)
  • 27番・屋慶名(大謝名)線(琉球バス沖縄バス) 与那城庁舎前~屋慶名交差点・平安名~大田
  • 52番・与勝線(沖縄バス) 与那城庁舎前~平安名
  • 61番・前原線(沖縄バス) 与那城庁舎前~平安名
  • 180番・屋慶名(首里駅・国場・沖縄自動車道経由)線(沖縄バス) 与那城庁舎前~平良川
  • 227番・屋慶名おもろまち線(琉球バス・沖縄バス) 与那城庁舎前~屋慶名交差点・平安名~大田
海中道路~島嶼部(平安座島・浜比嘉島・宮城島・伊計島)

うるま市合併前は平安座島方面は平安座総合開発、宮城・伊計両島方面は桃原(とうばる)運輸産業、浜比嘉島方面は1997年に架橋後勝連町営の浜比嘉バスがそれぞれ運行していたが、合併後「うるま市有償バス」として平安座総合開発に委託して4島すべての島を通っている。

  • 伊計島~浜比嘉大橋入口~平安名(浜比嘉大橋入口で浜比嘉島へ向かうためいったん出ることになる)

歴史

  • 1953年 以下の区間が軍道琉球政府道に指定される
    • 軍道8号線 具志川村(現うるま市)栄野比~勝連村(現うるま市勝連)平敷屋ホワイトビーチ(うち安慶名~大田間はのちに政府道となる)
    • 軍道10号線 具志川村(現うるま市)平良川~大田
    • 政府道31号線 与那城村(現うるま市)与那城~屋慶名
  • 1970年代初頭 石油業者が与那城村(現うるま市)平安座島に備蓄基地を建設するため、沖縄本島から海中道路を建設した。
  • 1972年5月 本土復帰前の軍道琉球政府道8号線、軍道10号線、琉球政府道31号線全線がそれぞれ同じ番号のまま県道となる。
  • 1974年 平安座島と宮城島とを結ぶ桃原橋が開通(石油備蓄基地建設に伴う埋立てによる)。
  • 1982年 宮城島と伊計島を結ぶ「伊計大橋」が開通。当時民間から移管した海中道路も含めて、屋慶名交差点以北の区間はすべて当時の与那城村道だった。
  • 1991年 海中道路を含む屋慶名交差点~伊計島間の区間が伊計屋慶名線として県道に昇格した(当時は県道237号)、これに伴い海中道路の整備が本格化する。また同時に平安座島から浜比嘉島を結ぶ浜比嘉大橋が県道浜比嘉平安座線(県道238号)として整備することに。
  • 1993年 県道10号線と伊計屋慶名線の全線、県道8号線の勝連町(現うるま市勝連)平安名~具志川市(現うるま市)大田、県道31号線の与那城村(現うるま市与那城)屋慶名~勝連町(現うるま市勝連)平安名の各区間が伊計平良川線として主要地方道に昇格する。
  • 1997年 平安座島と浜比嘉島を結ぶ浜比嘉大橋が開通。
  • 1999年 海中道路が4車線としてリニューアル。

特徴

  • 沖縄本島内の主要地方道では唯一同一市町村内のみの区間であることと、国道とつながっていない。
  • 旧与那城村では村道標識(県道と同じヘキサ式で白抜きに青文字)が設置されているが、平安座島や宮城島でも設置され、現在の当路線が1991年の県道昇格、1994年に町制施行した後もそのまま設置されていた。
  • 宮城島では未整備箇所が多く、同島内には代わりに農道で縦断している。
  • 沖縄県内ではこれまで主要地方道昇格の場合、1桁や2桁の番号でも主要地方道の番号枠である70番台~90番台に順序よくつけたが、指定路線が多くなり番号枠だとひっ迫する恐れが出たため、1993年に指定された路線のうち、もとの県道番号が1桁または2桁の番号の路線はそのままその番号がつけられており、この路線は県道10号を存続番号として主要地方道に指定された。

関連リンク