「清水一行」を編集中
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{{Infobox 作家 |
{{Infobox 作家 |
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| name = 清水 一行 |
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|birth_date=1931年1月12日 |
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|death_date={{死亡年月日と没年齢|1931|1|12|2010|3|15}} |
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|occupation=[[小説家]] |
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| genre = [[小説]] |
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|alma_mater=[[早稲田大学]]法学部中退 |
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| movement = [[経済小説]] |
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|period=1966年 - 2010年 |
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| notable_works =『[[兜町]]』([[1966年]]) |
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|genre=[[経済小説]] |
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|subject=日本企業の実態<br>刑事事件の内幕 |
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| debut_works =『[[兜町]]』([[1966年]]) |
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|notable_works=『小説兜町』(1966年)<br>『[[動脈列島]]』(1974年)<br>『[[器に非ず]]』(1988年) |
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|awards=[[日本推理作家協会賞]](1975年) |
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|debut_works=『小説兜町』(1966年) |
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|relations=[[竹内由恵]]、[[竹内太郎 (俳優)|竹内太郎]](孫) |
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|influences=[[カール・マルクス]] |
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{{文学}} |
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{{読み仮名_ruby不使用|'''清水 一行'''|しみず いっこう|[[1931年]](昭和6年)[[1月12日]] - [[2010年]](平成22年)[[3月15日]]}}は、[[日本]]の[[小説家]]。本名:清水和幸(しみず・かずゆき)。 |
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'''清水 一行'''(しみず いっこう、[[1931年]][[1月12日]] - [[2010年]][[3月15日]])は、日本の[[小説家]]。 |
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==プロフィール== |
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実際に起きた経済事件に関わった実在の人物をモデルに、企業の実態や事件の内幕を描く作風を確立した<ref name="zakzak">[http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20100323/enn1003231624016-n2.htm 「小説・兜町」など経済小説の草分け、小説家の清水一行さん死去 - 芸能 - ZAKZAK]</ref>。[[高杉良]]、[[城山三郎]]らと並ぶ[[経済小説]]の第一人者として知られる<ref name="zakzak"/>。息子に[[自動車評論家]]の[[清水草一]]、孫に元[[テレビ朝日]][[アナウンサー]]の[[竹内由恵]]、元俳優の[[竹内太郎 (俳優)|竹内太郎]]がいる。 |
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東京出身。[[早稲田大学]][[法学部]]中退。[[高杉良]]、[[城山三郎]]らと並び、日本における[[経済小説]]の巨匠として知られる。息子に[[自動車評論家]]の[[清水草一]]がいる。 |
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[[1966年]]に『小説 兜町(しま)』で作家デビュー。[[1974年]]に『[[動脈列島]]』で第28回[[日本推理作家協会]]賞を受賞。ノンフィクション作家だが、事実に基づいてリアリティを追求するよりも、当時の噂などをもとにエンターテイメント色の強い作品を描く。また「真実を追求するよりこけ落とす事に生き甲斐を感じる作家」というイメージも定着している。 |
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== 経歴 == |
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=== 生い立ち === |
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[[東京府]][[南葛飾郡]][[吾嬬町]](現在の[[東京都]][[墨田区]][[八広]])の2階屋が4軒続く[[長屋]]で、[[大工]]の次男として生まれた<ref name="Kuroki8p371">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、[[黒木亮]]「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」371頁</ref>。父は忠助、母ははな<ref name="Kuroki8p371"/>。清水が生まれた[[吾嬬町]]は、『[[玉の井]]』と呼ばれる[[私娼]]街([[娼家]]が密集している地域)の南側に隣接していた<ref name="Kuroki8p371"/>。 |
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[[2010年]][[3月15日]]、[[千代田区]]の病院で79歳で死去。死因は[[老衰]]であった[http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2010032300564]。 |
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母はなは夫の忠助が[[花札]]ばくちばかりして稼ぎが悪いので、そばと酒の屋台を出した<ref name="Kuroki8p373">『g2(<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」373頁</ref>。 |
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[[File:Shimizu Family.JPG|thumb|200px|right|右の少年が清水]] |
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3歳の頃に[[長野県]][[小県郡]][[滋野村]](現[[東御市]])に住む叔母に引き取られる<ref name="Kuroki8p375">『g2(<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」375頁</ref>。清水の下に妹ができ、母はなは、妹を背中にくくりつけ、清水と兄を屋台の下の籠の中に入れて、お歯黒どぶのそばで商売を続けていたが、さすがに3人を育てながらでは身体がもたなくなった<ref name="Kuroki8p375"/>。そして、清水が[[間引き]]されるような形で信州に行くことになった<ref name="Kuroki8p375"/>。 |
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==主な作品とそのモデル== |
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1936年8月に母のはなが、4人目の子どもを流産し、自身も命を落とした<ref name="Kuroki8p377">『g2(<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」377頁</ref>。清水は「自分はもう東京に帰ることなく、ずっと滋野村の人間として暮らすのだろう」と考えた<ref name="Kuroki8p377"/>。しかし父の忠助が[[茨城県]]出身の女性と再婚し、1939年に8歳になっていた清水を[[吾嬬町]](1932年に[[向島区]]に編入)の長屋に呼び戻した<ref name="Kuroki8p377"/>。 |
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*「虚業集団」・・・芳賀龍臥([[総会屋]]) |
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*「欲望集団」・・・[[ロシア]]船[[ナヒモフ]]号引き上げ、[[笹川良一]]([[日本船舶振興会]]会長) |
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=== 学生時代 === |
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*「一億円の死角」・・・[[一億円拾得事件]]、神谷正太郎(トヨタ自販会長)、大貫久男 |
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墨田区立更正小学校に入学<ref name="Kuroki8p378">『g2(<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」378頁</ref>。当初、滋野村の方言が抜けず学校で[[いじめ]]られたりして苦労した<ref name="Kuroki8p378"/>。更正小学校を卒業すると岩倉鉄道学校(現・[[岩倉高等学校]])に入学<ref name="Kuroki8p379">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」379頁</ref>。 |
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*「社命」・・・[[KDD事件]] |
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*「銀行取付」・・・[[豊川信用金庫事件]] |
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[[早稲田大学]][[法学部|法律学科]]中退<ref name="dcube">[http://db2.dcube.co.jp/mystery/FMPro?-db=mystery_writer.fp5&-format=member_detail.html&-RecID=12777674&-max=1&-Find 清水一行 略歴]</ref>。 |
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*「敵対的買収」・・・[[ミネベア]]、[[三協精機]] |
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*「一瞬の寵児」・・・[[佐々木吉之助]]([[桃源社]]社長) |
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=== 労働運動 === |
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*「毒煙都市」・・・三井三池染料爆発事件、[[大牟田爆発赤痢事件]] |
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敗戦とともに、それまで禁じられていた[[共産主義]]が知識人、労働者、学生などの間に広っていった<ref name="Kuroki8p387">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、[[黒木亮]]「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」387頁</ref>。清水も自然と共産主義に興味を持つようになった<ref name="Kuroki8p387"/>。青年共産同盟に入り、マルクス・エンゲルスの『[[共産党宣言]]』や『[[資本論]]』を勉強したり、[[赤旗]]をかついでデモに参加するようになった<ref name="Kuroki8p387"/>。 |
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*「同族企業」・・・[[ヤマハ発動機]] |
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*「世襲企業」・・・[[マツダ]] |
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清水は父親の忠助と激しい口論をした<ref name="Kuroki8p392">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、[[黒木亮]]「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」392頁</ref>。忠助は「うちは[[赤線]]商売をやってるが、はばかりながら[[共産主義|アカ]]の血統はねえんだ!」「とにかくうちに[[日本共産党|共産党]]の人間はおいておけねえ。共産党を辞めねえんなら[[勘当]]だ!。とっとと出てけ!」とかんかんになって怒鳴った<ref name="Kuroki8p392-393">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」392-393頁</ref>。 |
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*「迷路」・・・女子高生・OL連続誘拐殺人事件 |
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*「惨劇」・・・[[昭和石油]]取締役一家殺人事件 |
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1948年4月[[全日本産業別労働組合会議]]本部[[書記]]<ref name="dcube"/>。 |
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*「器に非ず」・・・[[藤沢武夫]]([[本田技研工業]]) |
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*「こりねえ奴」・・・[[大日本インキ化学工業]][[M資金]]詐欺事件 |
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1949年1月、清水は18歳の誕生日を迎え、正式な共産党員になった<ref name="kodansha">[http://g2.kodansha.co.jp/8079/8209/10161/10162.html G2 » Vol.8 » 兜町の男 清水一行と日本経済の興亡 第12回]</ref>。 |
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*「虚構大学」・・・[[京都産業大学]]の設立 |
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*「大物」・・・[[石井久]]([[立花証券]]) |
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労働調査協議会出版部員を経て、週刊誌の[[フリーライター]]になる<ref name="dcube"/>。一方で[[藤原経済研究所]]に所属した<ref name="dcube"/>。 |
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*「系列」・・・[[日産自動車]]と[[市光工業]] |
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*「女帝」・・・[[尾上縫]] |
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=== 小説家として === |
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1966年に『小説 兜町(しま)』発表<ref name="dcube"/>。 |
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1975年に『[[動脈列島]]』で[[日本推理作家協会]]賞を受賞<ref name="dcube"/>。 |
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2010年3月15日、[[千代田区]]の病院で、[[老衰]]により死去<ref>[https://web.archive.org/web/20100325032426/http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100323/bks1003231310002-n1.htm 「動脈列島」の企業小説家、清水一行さん死去] 産経新聞 2010年3月23日閲覧</ref>。[[通夜]]・[[葬儀]]は近親者で済ませた<ref name="zakzak"/>。 |
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清水の死は当初世間には発表されなかったが、交流のあった人々の間で少しずつ伝わり、親しかった取材スタッフ、編集者、高杉良、[[佐高信]]、佐藤俊恵(元秘書)らが、三々五々、自宅に焼香にやってきた{{Sfn|黒木|2022|p=385}}。弔問客があると妻は丁寧に応対した{{Sfn|黒木|2022|p=385}}。[[マスコミ]]が清水の死を知ったのは、亡くなってから1週間後で、[[NHKニュース]]や新聞で報じられたが、死後に特集番組や[[テレビドラマ]]などもつくられた城山三郎に比べ、扱いは小さかった{{Sfn|黒木|2022|p=385}}。清水は79歳と2ヶ月、城山は79歳と7ヶ月だった{{Sfn|黒木|2022|p=385}}。生涯の作品数は、清水が214作品、城山は118作品である{{Sfn|黒木|2022|p=385}}。 |
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== エピソード == |
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若い時は熱心な[[共産主義]]者だった清水だったが、1952年5月1日の[[血のメーデー事件]]をきっかけに、[[労働運動]]や[[日本共産党|共産党]]と訣別し[[作家|物書き]]として生きていくことを決心した<ref name="Kuroki9p366">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2012Januaryvol.9、黒木亮「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」366頁</ref>。 |
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1967年春、『[[アサヒ芸能]]』連載中だった小説『悪の公式』の中の{{quotation|溺れる寸前藁をつかみに訪ねてくる中小企業主の、厳かな屠場でもあった。しかしもちろん、屠場とはいっても、暗い凄惨な臭気など微塵もなく}}{{quotation|途方に暮れ、充血した眼つきで竜夫を見上げる中小企業主。屠場で最後の止めを待つ哀れな犠牲者…}}{{quotation|「魔窟みたいなもんだな」「こないだ、あるゴム会社の方が、屠場だなんて言っていました」}}といった表現が[[部落差別]]とされて屠場労組から[[確認・糾弾|糾弾]]を受け<ref>江上茂『差別用語を見直す』p.113</ref>、同年9月15日の『[[解放新聞]]』に「私の反省 小説<悪の公式>は[[差別]]作品であった」と題する反省文を発表<ref>『解放新聞』1967年9月15日号。</ref>。それによると、1967年7月27日、謝罪のため部落解放同盟大阪府連合会に呼び出された清水は「兵庫の番町へ行ってくれ」と命じられ、[[神戸市]][[長田区]]の番町に出向いたところ、いきなり十数名の部落解放同盟員に取り巻かれ、「馬鹿者!」という怒声から始まる面罵の集中攻撃を受けたという。{{see also|部落問題}} |
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1999年2月、[[甲山事件]]に基づく小説『[[捜査一課長]]』で[[殺人罪]]に問われ、大阪高裁で審理中の元[[保育士|保母]]山田悦子が「犯人扱いされ、[[名誉]]を傷つけられた」として著者の清水と[[集英社]]、[[祥伝社]]の出版社2社に[[損害賠償]]などを求めた訴訟で、最高裁第一小法廷は、計176万円の賠償を命じた大阪高裁判決を支持し、清水と2社の上告を棄却した<ref name="tamutamu2011">[http://tamutamu2011.kuronowish.com/moderusyousetu-kabutoyama.htm 「甲山事件」モデル小説「捜査一課長」の賠償訴訟]</ref>。これにより、清水と出版社の敗訴が確定した<ref name="tamutamu2011"/>。 |
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== 家族・親族 == |
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=== 清水家 === |
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;([[東京都]][[墨田区]][[八広]]) |
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;実家 |
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:父・忠助は[[栃木県]]南部の[[田沼町]](現[[佐野市]])の生まれで、東京の大工の棟梁に嫁いだ姉を頼って上京した<ref name="Kuroki8p371"/>。母・はなは[[長野県|信州]]小諸近くの[[滋野村]](現[[東御市]])の出身<ref name="Kuroki8p371"/>。忠助が大工仕事の出稼ぎにいったとき、2人は知り合った<ref name="Kuroki8p371"/>。忠助ははなの実家である清水家に婿入りし「迎えにくるからな」といい残して親方とともに東京に戻った<ref name="Kuroki8p371"/>。間もなくはなに子どもができているのがわかり、忠助を追って東京に出てきて一緒に長屋暮らしを始めた<ref name="Kuroki8p371"/>。1936年8月にはなは亡くなった<ref name="Kuroki8p377"/>。 |
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:忠助は[[茨城県]]出身のみつと再婚した。かつて『[[玉の井]]』の銘酒屋([[娼家]])の手伝いをしていたみつのつてで、廃業する娼家の経営者から店舗と経営権を譲り受け、夫婦で娼家の経営を始めた<ref name="Kuroki8p388">『[[g2 (雑誌)|g2]](<small>ジーツー</small>)』講談社、2011.September vol.8、[[黒木亮]]「兜町の男 - 清水一行と日本経済の興亡」388頁</ref>。[[戦前]]は玉の井などの[[私娼]]を置いた娼家は、銘酒屋と呼ばれていたが、[[戦後]]は[[カフェー]]と呼ばれるようになった。<ref name="Kuroki8p388"/>。忠助夫婦のカフェーは、いろは通りから行くと花街の入り口近くにあり、上玉の女給7、8人を使って繁盛した<ref name="Kuroki8p388"/>。一階に女給たちが窓から道ゆく男たちに声をかけたり、遊客を迎えたりするホールや帳場、経営者夫婦の住居があり、2階に客をもてなすための部屋が複数あった<ref name="Kuroki8p388"/>。店の切り盛りは主にみつがやり、忠助は東北や北陸などに行って女を集めた<ref name="Kuroki8p388"/>。 |
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*父・'''忠助'''(大工、娼家経営) |
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*実母・'''はな'''([[長野県]]出身<ref name="Kuroki8p371"/>) |
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:1936年8月没<ref name="Kuroki8p377"/> |
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*継母・'''みつ'''([[茨城県]]出身<ref name="Kuroki8p377"/>) |
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*兄 |
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*妹 |
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;自家 |
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*妻 |
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*長女 |
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*次女 |
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*息子・'''[[清水草一|草一]]''' |
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== 主な作品とそのモデル == |
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*「虚業集団」- 芳賀龍臥([[総会屋]]) |
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*「悪名集団」- [[小川薫]](総会屋){{Sfn|黒木|2022|p=311}}。 |
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*「欲望集団」- [[ロシア帝国|ロシア]]艦[[アドミラル・ナヒモフ (装甲艦)|ナヒモフ]]号引き上げ、[[笹川良一]]([[日本船舶振興会]]会長) |
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*「密閉集団」- [[榎美沙子]]([[中ピ連]]代表) |
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*「一億円の死角」 - [[一億円拾得事件]]、[[神谷正太郎]](トヨタ自販会長)、大貫久男 |
|||
*「社命」 - [[KDD事件]] |
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*「銀行取付」 - [[豊川信用金庫事件]] |
|||
*「敵対的買収」 - [[ミネベア]]、[[三協精機]] |
|||
*「一瞬の寵児」 - [[佐佐木吉之助]](桃源社社長) |
|||
*「毒煙都市」 - 三井三池染料爆発事件、[[大牟田爆発赤痢事件]] |
|||
*「同族企業」 - [[ヤマハ発動機]] |
|||
*「世襲企業」 - [[マツダ]] |
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*「首位戦争」 - [[HY戦争]] |
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*「迷路」 - [[富山・長野連続女性誘拐殺人事件]] |
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*「惨劇」 - [[昭和石油]]取締役一家殺人事件 |
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*「[[器に非ず]]」 - [[藤沢武夫]]([[本田技研工業]]) |
|||
*「こりねえ奴」 - [[大日本インキ化学工業]][[M資金]]詐欺事件 |
|||
*「虚構大学」 - [[京都産業大学]]の設立 |
|||
*「大物」 - [[石井久]]([[立花証券]]) |
|||
*「系列」 - [[日産自動車]]と[[市光工業]] |
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*「女帝 小説・尾上縫」 - [[尾上縫]]事件 |
|||
*「ITの踊り」 - [[セガ]]・[[CSK (企業)|CSK]]([[大川功]])・[[バンダイ]]・[[サミー]]([[里見治]]) |
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*「秘密な事情」 - [[パナソニック|松下電器産業]]と創業家([[松下幸之助]])ファミリー |
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*「抜擢」 - [[山下俊彦]](松下電器産業社長) |
|||
*「頭取室」- 長田庄一([[東京相和銀行|東京相互銀行]]頭取) |
|||
*「[[捜査一課長]]」 - [[甲山事件]]と山田悦子 |
|||
*「女重役」 - [[石原一子]]([[髙島屋]]常務取締役) |
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*「銀行恐喝」- [[親和銀行]]不正融資事件 |
|||
*「花の嵐」- [[小佐野賢治]]([[国際興業]]グループ創業者) |
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*「相続人の妻」- [[山種証券]]・[[山種産業]] |
|||
*「重役室」- かつて[[トヨタ自動車|トヨタ]]、[[日産自動車|日産]]と並ぶ自動車業界の"御三家"といわれながら、乗用車部門で出遅れ、業績が低迷した[[いすゞ自動車]]{{Sfn|黒木|2022|p=234}}。 |
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*「雛の葬列」 - [[山陽特殊製鋼]]倒産事件をモデルにした殺人推理小説{{Sfn|黒木|2022|p=255}}。 |
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*「時効成立小説三億円事件 強奪編」 - [[三億円事件]]{{Sfn|黒木|2022|p=255}}。 |
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*「奔馬の人 小説藤井丙午」- [[新日本製鉄]]副社長から[[参議院議員]]になった[[藤井丙午]]{{Sfn|黒木|2022|p=255}}。 |
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*「首都圏銀行」- [[千葉県]]の大手[[地銀]]を舞台に銀行の権力闘争を描く{{Sfn|黒木|2022|p=255}}。 |
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*「[[砂防会館]]3F」- [[田中角栄]]のブレーンを主人公に、各国[[諜報機関]]の暗闘を推理小説仕立てで描く{{Sfn|黒木|2022|p=255}}。 |
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*「風の骨」- [[菅生事件]]{{Sfn|黒木|2022|p=260}}。 |
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*「背信重役」- [[三菱油化]]をモデルに組織の腐敗と社長追放劇を描く{{Sfn|黒木|2022|p=266}}。 |
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*「相場師」- [[大阪市|大阪]]・[[北浜]]の相場師、畠中平八{{Sfn|黒木|2022|p=271}}。 |
|||
*「偶像本部」- [[塩路一郎]]([[自動車総連]]、日産労組会長){{Sfn|黒木|2022|p=284}}。 |
|||
*「小説 財界」- [[大商]]の会頭選挙を巡る、現職会頭の[[佐伯勇]]([[近畿日本鉄道]]会長)と[[長谷川周重]]([[住友化学工業]]会長)の泥仕合{{Sfn|黒木|2022|p=298}}。 |
|||
*「3人の賢者」 - [[全日空]]の[[若狭得治]]名誉会長、[[杉浦喬也]]会長、[[普勝清治]]社長の権力闘争{{Sfn|黒木|2022|p=367}}。 |
|||
== 著書 == |
== 著書 == |
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=== 1960年代 === |
=== 1960年代 === |
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* |
*兜町 三一新書 1966 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*賭博的株教室 億万長者への最後のチャンス 光文社 1966 (カッパビジネス) |
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* |
*東証第二部 三一新書 1966 「虹の海藻」角川文庫、光文社文庫 |
||
* |
*買占め 河出書房新社 1966 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫 |
||
* |
*松下イズム ナショナル商法の秘密 徳間書店 1967 |
||
* |
*悪の公式 徳間書店 1967 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫 |
||
* |
*虚業集団 読売新聞社 1968 角川文庫、光文社文庫 |
||
* |
*暴落 徳間書店 1968 集英社文庫 |
||
* |
*地場者 株に憑かれた男 講談社 1968 角川文庫、光文社文庫 |
||
* |
*巨大企業の罠 講談社、1969 「巨大企業」徳間文庫、ケイブンシャ文庫、角川文庫 |
||
* |
*虚名浮沈 文芸春秋 1969 ケイブンシャ文庫 |
||
* |
*情報銘柄 講談社 1969 角川文庫 |
||
* |
*大奥崩壊 講談社 1969 |
||
=== 1970年代 === |
=== 1970年代 === |
||
* |
*赤たん褌 講談社 1970 「札束時代」徳間文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫 |
||
* |
*怒りの回路 光文社 1970 (カッパ・ノベルス) 角川文庫、光文社文庫 |
||
* |
*銀の聖域 文芸春秋 1970 「九連宝燈」角川文庫、徳間文庫、「石の条理」ケイブンシャ文庫 |
||
* |
*太閤の柩 青樹社 1970 「黒い尊厳」青樹社、「銀行取付」徳間文庫、光文社文庫 |
||
* |
*女拓物語 講談社 1970 角川文庫 |
||
* |
*天から声あり 総会屋外平 徳間書店 1971 角川文庫、徳間文庫、ケイブンシャ文庫 |
||
* |
*横領計画 青樹社 1971 光文社文庫 |
||
* |
*狂人相場 講談社 1971 角川文庫、ケイブンシャ文庫 |
||
* |
*色即是空 徳間書店 1971 光文社文庫 |
||
* |
*重役室 光文社 1971 (カッパ・ノベルス) 集英社文庫、角川文庫、光文社文庫 |
||
* |
*とことん 無我夢中の章 双葉社 1971 「ふてえ奴」徳間文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫 |
||
* |
*ウラ街道ばんざい 双葉新書 1971 |
||
* |
*餌食 青樹社 1972 文庫 |
||
* |
*巨頭の男 桃園書房 1972 角川文庫、集英社文庫 |
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* |
*赤線物語 徳間書店 1972 ケイブンシャ文庫、角川文庫 |
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*燃え尽きる 小説[[牧田与一郎]] 徳間書店 1972 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫 |
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*好色三昧 桃園書房 1973 角川文庫 |
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*最高機密 祥伝社 1973 (ノン・ノベル) 角川文庫、集英社文庫、徳間文庫 |
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*覆面工場 青樹社 1973 集英社文庫、角川文庫 |
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*残侠一代 鷹の風道 徳間書店 1973 「すげえ奴」文庫、光文社文庫、角川文庫 |
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*女楽 桃園書房 1973 ケイブンシャ文庫、光文社文庫 |
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* |
*毒煙都市 徳間書店 1973 角川文庫、徳間文庫、ケイブンシャ文庫 |
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*噂の安全車 祥伝社 1973 (ノン・ノベル) 「合併人事」集英社文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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*いくやいかずや 桃園書房 1974 |
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*匿名商社 青樹社 1974 角川文庫、徳間文庫、光文社文庫 |
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*同族企業 光文社 1974 (カッパ・ノベルス) 集英社文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫、青樹社文庫 |
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*投機地帯 ギャンブル・ゾーン 双葉社 1974 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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*動脈列島 光文社 1974 (カッパ・ノベルス) 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫、双葉文庫、徳間文庫 |
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*姦触時代 桃園書房 1974 徳間文庫 |
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*企業爆破 青樹社 1975 「乗取り」光文社文庫 |
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*時効成立 小説[[三億円事件]] 強奪編 講談社 1975 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫 |
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* |
*動機 光文社 1975 (カッパ・ノベルス) 新潮文庫、角川文庫、光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*雛の葬列 祥伝社 1975 (ノン・ノベル) 「殺人念書」角川文庫、徳間文庫、青樹社文庫 |
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*狼の地図 青樹社 1975 角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*天国野郎 女と酒とギャンブル 光文社 1975 角川文庫、徳間文庫、ケイブンシャ文庫 |
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* |
*尼僧くずし SEXコンサルタント 桃園書房 1975 「Sexコンサルタント」ケイブンシャ文庫 |
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* |
*首都圏銀行 双葉社 1976 角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*奔馬の人 小説[[藤井丙午]] 光文社 1976 角川文庫、ケイブンシャ文庫 |
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* |
*女の時間 桃園書房 1976 光文社文庫 |
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* |
*砂の紋 光文社 1976 (カッパ・ノベルス) 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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*人脈 人間関係を誤れば一生の悲劇 青春出版社 1976 (プレイブックス) |
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* |
*神は裁かない 集英社 1976 文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*事件屋悠介 ベストブック社 1976 徳間文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*不敵な男 ベストブック社 1976 徳間文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*[[砂防会館]]3F 祥伝社 1976 (ノン・ノベル) 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫 |
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* |
*女教師 光文社 1977.7 (カッパ・ノベルス) 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*死の谷 実業之日本社 1977.5 (Joy novels) 「死の谷殺人事件」集英社文庫、角川文庫 |
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* |
*蟻の奈落 双葉社、1977 角川文庫、徳間文庫、「倒産」青樹社文庫 |
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* |
*風の骨 双葉社、1977 角川文庫、徳間文庫、集英社文庫 |
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* |
*新車作戦 青樹社 1977.6 「敗者の価値」ケイブンシャ文庫 |
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* |
*敵意の環 集英社 1977.4 文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*抜擢 青樹社 1977.10 「経営の神様」ケイブンシャ文庫、「辞任のとき」角川文庫、徳間文庫、「抜擢」徳間文庫 |
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* |
*最年少重役 青樹社 1977.12 「問題重役」徳間文庫、原題青樹社文庫 |
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* |
*赤い絨毯 徳間ノベルス 1978.3 集英社文庫、ケイブンシャ文庫、角川文庫 |
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* |
*捜査一課長 集英社 1978.2 文庫 |
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* |
*背信重役 光文社 1978.4 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*愛・軽井沢 集英社 1978.8 角川文庫、集英社文庫、徳間文庫 |
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* |
*後継者 青樹社 1978.9 文庫 |
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* |
*副社長 光文社 1978.5 (カッパ・ノベルス) 集英社文庫、角川文庫、「副社長自殺」集英社文庫、原題で徳間文庫、「副社長自殺」ケイブンシャ文庫 |
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* |
*頭取室 光文社 1978.12 (カッパノベルス) 文庫、角川文庫、集英社文庫、徳間文庫 |
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*虚構大学 光文社 1979.4 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫 |
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* |
*女患者 光文社 1979.5 角川文庫、光文社文庫、集英社文庫 |
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* |
*指名解雇 青樹社 1979.5 角川文庫、集英社文庫 |
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* |
*七人心中 集英社 1979.8 「私刑」文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*太く短かく 双葉社 1979‐81 徳間文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫 |
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=== 1980年代 === |
=== 1980年代 === |
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* |
*世襲企業 光文社 1980.2 角川文庫、集英社文庫、ケイブンシャ文庫、光文社文庫 |
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* |
*男の報酬 祥伝社 1980.3 (Non novel) 「密室商社」集英社文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*機密文書 青樹社 1980.4 集英社文庫、角川文庫 |
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* |
*血の河 実業之日本社 1980.4 角川文庫、集英社文庫、徳間文庫 |
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* |
*相場師 集英社文庫 1980.6 角川文庫、光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*辞表提出 青樹社 1980.9 角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*医大理事 光文社 1980.12 (カッパ・ノベルス) 「重要参考人」角川文庫、光文社文庫、集英社文庫、徳間文庫 |
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* |
*密閉集団 集英社 1980.12 文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*偶像本部 双葉社 1981.3 角川文庫、集英社文庫、光文社文庫 |
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* |
*憤死 死ぬ外に抗議の術なし! 光文社 1981.5 (カッパ・ノベルス) 「支店長の遺書」集英社文庫、角川文庫、光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*取締役解任 青樹社 1981.5 「末席重役」光文社文庫、角川文庫 |
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* |
*逃亡者 角川ノベルズ 1981.11 文庫、徳間文庫、集英社文庫 |
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* |
*一億円の死角 徳間ノベルス 1981.12 文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*新人王 双葉社 1982.4 角川文庫、ケイブンシャ文庫、集英社文庫 |
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* |
*いい加減にしろ!日本人論 光文社 1982.3 |
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* |
*小説財界 集英社 1982.12 文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*処刑教師 光文社 1982.5 (カッパ・ノベルス) 角川文庫、光文社文庫、ケイブンシャ文庫 |
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* |
*冷血集団 光文社 1982.10 (カッパ・ノベルス) 集英社文庫、角川文庫、光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*名門企業 青樹社 1982.6 文庫、角川文庫 |
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* |
*闘いへの執着 光文社 1983.12 (カッパ・ノベルス) 文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*擬制資本 徳間ノベルス 1983.1 文庫、角川文庫、集英社文庫 |
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* |
*共謀融資 青樹社 1983.4 「非常勤取締役」光文社文庫、「不良融資」集英社文庫、「非常勤取締役」集英社文庫 |
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* |
*大物 光文社 1983.7 (カッパ・ノベルス) 文庫、徳間文庫、角川文庫 |
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* |
*財界人社長 青樹社 1983.11 「造反連判状」角川文庫、「造反」徳間文庫 |
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* |
*女相場師 徳間文庫 1983.11 集英社文庫 |
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* |
*使途不明金 角川文庫 1983.10 光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*石油王血族 角川ノベルズ 1984.4 「惨劇」文庫、光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*汚名 双葉ノベルス 1984.3 集英社文庫、角川文庫、徳間文庫、青樹社文庫 |
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* |
*限界企業 青樹社 1984.1 (Big novels) 文庫 |
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* |
*悪名集団 光文社 1984.3 (カッパ・ノベルス) 集英社文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫 |
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* |
*ダイヤモンドの兄弟 専務の負債78億円 徳間ノベルス 1984.6 文庫、角川文庫、ケイブンシャ文庫 |
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* |
*公開株殺人事件 光文社文庫 1984.9 角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*派閥渦紋 徳間文庫 1984.10 角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*サラリーマン直訴 徳間文庫 1984.11 「直訴」角川文庫 |
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* |
*湿地帯 集英社 1985.10 文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*単身赴任 角川文庫 1985.10 集英社文庫、徳間文庫 |
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* |
*株価操作 角川文庫 1985.12 徳間文庫、光文社文庫 |
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* |
*兜町物語 集英社 1985.2 文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*極秘指令 光文社 1985.3 (カッパ・ノベルス) 文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*女重役 光文社 1985.5 (カッパ・ノベルス) 文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*醜聞 角川ノベルズ 1985.7 文庫、集英社文庫、徳間文庫 |
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* |
*側近筆頭 青樹社 1985.10 (Big books) 文庫 |
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* |
*取締役候補 徳間文庫 1985.10 角川文庫 |
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* |
*欲望集団 光文社 1986.6 (カッパ・ノベルス) 文庫、角川文庫、徳間文庫 |
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* |
*逆転の歯車 光文社 1986.8 (カッパ・ノベルス) 文庫、光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*社命犯罪 徳間ノベルス 1987.4 「社命」文庫、角川文庫、青樹社文庫、日文文庫 |
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* |
*銀行員 光文社文庫 1987.8 青樹社文庫 |
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* |
*財界重鎮 光文社文庫 1988.7 「葬った首」徳間文庫 |
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* |
*器に非ず 光文社 1988.9 (カッパ・ノベルス) 文庫、角川文庫、集英社文庫、徳間文庫 |
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* |
*寄生虫 徳間文庫 1988.11 青樹社文庫 |
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* |
*頭取の権力 徳間書店 1989.10 文庫、角川文庫、集英社文庫 |
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* |
*社内情事 角川文庫 1989.10 光文社文庫 |
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* |
*首位戦争 角川文庫 1989.12 徳間文庫 |
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* |
*花の嵐 小説・[[小佐野賢治]] 朝日新聞社 1990.6 角川文庫、朝日文庫、光文社文庫 |
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=== 1990年代 === |
=== 1990年代 === |
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* |
*株の罠 徳間文庫 1990.6 角川文庫 |
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* |
*敵対的買収 Merger & acquisition 光文社 1990.10 徳間文庫、角川文庫、集英社文庫 |
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* |
*銀行内紛 角川文庫 1990.11 「銀行の内紛」光文社文庫 |
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* |
*暗黒の月曜日 青樹社 1990.3 (Big books) 光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*悪魔祓い 角川書店 1991.7 文庫、集英社文庫 |
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* |
*架空集団 徳間書店 1991.4 のち文庫、角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*百億円投機 光文社文庫 1991.3 集英社文庫 |
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* |
*苦い札束 集英社文庫 1992.4 徳間文庫 |
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* |
*内部告発 角川文庫 1992.9 光文社文庫 |
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* |
*出向拒否 光文社文庫 1992.5 角川文庫 |
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* |
*系列 集英社 1992.7 文庫、角川文庫、日文文庫、徳間文庫 |
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* |
*会社の女 徳間文庫 1992.8 ケイブンシャ文庫 |
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* |
*秘密な事情 角川文庫 1992.8 光文社文庫、集英社文庫 |
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* |
*暴落企業 光文社 1992.4 文庫 |
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* |
*新・天国野郎 徳間ノベルス 1993.11 「天国野郎 part 2」文庫、原題で角川文庫 |
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* |
*女帝 小説・[[尾上縫]] 朝日新聞社 1993.10 |
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* |
*迷路 勁文社 1993.10 文庫、徳間文庫、光文社文庫 |
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* |
*勧奨退職 徳間書店 1994.3 文庫 |
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* |
*相続人の妻 角川書店 1994.4 文庫、光文社文庫 |
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* |
*懲りねえ奴 小説M資金 徳間書店 1995.7 「こりねえ奴」文庫 |
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* |
*君臨 光文社 1995.3 文庫 |
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* |
*取締役の首 光文社 1995.10 「出世運の女」文庫、徳間文庫 |
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* |
*裏金 角川文庫 1995.4 光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*ザ・スキャンダル 勁文社 1996.7 「影法師」角川文庫、光文社文庫 |
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* |
*高級官僚 徳間書店 1996.8 「遊興費」集英社文庫、徳間文庫 |
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* |
*宴かな 光文社文庫 1997.7 徳間文庫 |
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* |
*一瞬の寵児 角川文庫 1997.5 光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*別名は“蝶" 集英社文庫 1997.10 光文社文庫、徳間文庫 |
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* |
*〔コウ〕火 徳間文庫 1998.2 「東京下町物語」光文社文庫 |
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* |
*金まみれのシマ 角川文庫 1998.12 光文社文庫 |
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* |
*三人の賢者 光文社文庫 1998.7 徳間文庫 |
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* |
*銀行恐喝 光文社文庫 1999.9 徳間文庫 |
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* |
*真昼の闇 光文社文庫 1999.7 徳間文庫 |
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* |
*風の神様 徳間文庫 1999.11 光文社文庫 |
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* |
*追われる男 角川文庫 1999.2 ケイブンシャ文庫 |
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=== 2000年代 === |
=== 2000年代 === |
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* |
*腐蝕帯 集英社文庫 2000.4 徳間文庫 |
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* |
*歪んだ器 光文社文庫 2000.7 徳間文庫 |
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* |
*最終名儀人 徳間文庫 2000.11 光文社文庫 |
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* |
*勇士の墓 光文社文庫 2001.9 徳間文庫 |
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* |
*陰の朽木 リストラ社員の決断 徳間文庫 2002.6 |
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* |
*家族のいくさ 光文社 2003.4 文庫 |
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* |
*会社泥棒 光文社文庫 2003.7 |
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* |
*血の重層 徳間文庫 2003.11 |
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* |
*ITの踊り 光文社文庫 2004.7 |
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* |
*創業家の二人の女 徳間文庫 2005.5 |
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* |
*社長の品格 光文社文庫 2005.7 |
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* |
*絶対者の自負 徳間文庫 2006.5 |
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== 脚註 == |
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{{Reflist}} |
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== 参考文献 == |
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* {{Cite book|和書|author= [[黒木亮]]|title=兜町の男 清水一行と日本経済の80年|publisher=[[毎日新聞出版]]|series=|year=2022|month=12|isbn=978-4620327600 |
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|ref={{sfnref|黒木|2022}}}} |
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== 関連項目 == |
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* [[日本の小説家一覧]] |
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* [[推理作家一覧]] |
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==関連項目== |
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* [[東北文化学園大学]] - 補助金詐欺事件で逮捕された元理事長が清水の著作「虚構大学」を大学設立の際に参照したと供述。 |
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*[[甲山事件]]-この事件をモデルにした小説『捜査一課長』を書き、名誉毀損で訴えられ敗訴した。 |
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*[[東北文化学園大学]]-補助金詐欺事件で逮捕された元理事長が清水の著作「虚構大学」を大学設立の際に参照したと供述。 |
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{{DEFAULTSORT:しみす いつこう}} |
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[[Category:清水一行|*]] |
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[[Category:日本の小説家]] |
[[Category:日本の小説家]] |
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[[Category:日本の推理作家]] |
[[Category:日本の推理作家]] |
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[[Category:日本推理作家協会賞受賞者]] |
[[Category:日本推理作家協会賞受賞者]] |
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[[Category:東京都 |
[[Category:東京都出身の人物]] |
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[[Category:日本共産党の人物]] |
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[[Category:岩倉高等学校出身の人物]] |
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[[Category:早稲田大学出身の人物]] |
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[[Category:1931年生]] |
[[Category:1931年生]] |
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[[Category:2010年没]] |
[[Category:2010年没]] |
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