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「矜羯羅」の版間の差分

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'''矜羯羅'''('''こんがら''')は[[数]]の[[単位]]で、10<sup>112</sup>を表す
'''矜羯羅'''('''こんがら''')は[[華厳経]]に登場する[[数]]の[[単位]]である

華厳経の巻第45、阿僧祇品第30に、「……俱胝俱胝。為一阿庾多。阿庾多阿庾多。為一那由他。那由他那由他。為一頻波羅。頻波羅頻波羅。為一矜羯羅。……」とある。倶胝(くてい)は10<sup>7</sup>であり、その後の記述は「俱胝×俱胝を1阿庾多(あたら)という」という意味であるので、一矜羯羅は<math>10^{7 \times 2^{4}}</math>で10<sup>112</sup>のこととなる。


「矜羯羅」は、[[サンスクリット]]での疑問詞の「矜」と、「作為」の意味である「羯羅」を合わせたもので、「何をするべきかを問い、その命令の通りに動く」という意味になる。
「矜羯羅」は、[[サンスクリット]]での疑問詞の「矜」と、「作為」の意味である「羯羅」を合わせたもので、「何をするべきかを問い、その命令の通りに動く」という意味になる。
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*[[矜羯羅童子]]
*[[矜羯羅童子]]


==外部リンク==
*[http://www.sf.airnet.ne.jp/~ts/language/largenumber.html 無量大数の彼方へ]


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2007年6月21日 (木) 10:19時点における版

矜羯羅こんがら)は華厳経に登場する単位である。

華厳経の巻第45、阿僧祇品第30に、「……俱胝俱胝。為一阿庾多。阿庾多阿庾多。為一那由他。那由他那由他。為一頻波羅。頻波羅頻波羅。為一矜羯羅。……」とある。倶胝(くてい)は107であり、その後の記述は「俱胝×俱胝を1阿庾多(あたら)という」という意味であるので、一矜羯羅はで10112のこととなる。

「矜羯羅」は、サンスクリットでの疑問詞の「矜」と、「作為」の意味である「羯羅」を合わせたもので、「何をするべきかを問い、その命令の通りに動く」という意味になる。

関連項目

外部リンク