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;郡山支店(2008年5月31日 - 2011年4月30日までジャスコ郡山支店、同年5月1日 - 6月30日はイオン郡山支店)
;郡山支店(2008年5月31日 - 2011年4月30日までジャスコ郡山支店、同年5月1日 - 6月30日はイオン郡山支店)
当初は、{{和暦|2008}}[[5月31日]]に[[ショッピングモールフェスタ]]の本館専門店エリアの2Fに[[インストアブランチ]]として、ジャスコ郡山支店として設置。{{和暦|2011}}[[3月1日]]のイオングループのGMS店舗のブランド統一に伴い、核店舗の[[ジャスコ]]山フェスタ店が[[イオン (店舗ブランド)|イオン]]郡山フェスタ店に変更されたため、同年[[5月1日]]にイオン郡山支店に改称した。しかし、同年[[3月11日]]の[[東日本大震災]]により、フェスタ本館が被災し、営業再開が出来ないまま店舗名だけが改称された。その後、同年[[5月16日]]には、同市並木一丁目に臨時相談窓口を設置し、続く[[5月20日]]には臨時常設店舗として窓口業務を再開。{{和暦|2011}}[[7月1日]]より、前述の臨時常設店舗を正式に支店化した<ref>[http://www.shonai.co.jp/newsrelease/2011/201112222/index.pdf 郡山支店のリニューアルオープンについて]</ref>。現在の店舗が正式店舗となった当初は、ATMについては銀行営業日のみの稼動であったが、[[2011年]][[12月26日]]より、相談業務にかかわる窓口営業時間を拡大し、併せて土日祝のATM稼動も開始している。
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====インストアブランチ====
====インストアブランチ====

2012年1月15日 (日) 00:45時点における版

Template:経営問題

株式会社荘内銀行
The Shonai Bank,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 荘銀
本社所在地 山形県鶴岡市1丁目9番7号
設立 1941年昭和16年)4月7日
(創業:1878年明治11年))
業種 銀行業
法人番号 2390001007367 ウィキデータを編集
金融機関コード 0121
SWIFTコード SNAIJPJT
事業内容 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など
代表者 代表取締役頭取
兼頭取執行役員 國井英夫
資本金 70億円
純資産 350億円
総資産 1兆615億円
従業員数 771名
決算期 3月31日
主要株主 フィデアホールディングス100%
外部リンク 公式サイト (日本語)
テンプレートを表示
荘内銀行のデータ
法人番号 2390001007367 ウィキデータを編集
店舗数 79店
(山形県内63店、県外16店)
貸出金残高 7,569億円
預金残高 9,307億円
(譲渡性預金含む)
特記事項:
2011年3月末現在
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株式会社荘内銀行(しょうないぎんこう、英語:The Shonai Bank, Ltd.)は、山形県鶴岡市に本店を置く地方銀行

概要

第六十七国立銀行を前身とする銀行を含めた戦時統合により、1941年(昭和16年)に設立。そのため、山形県では唯一の国立銀行を前身とする銀行である。

資金量では地銀中低位に位置するが、預かり資産比率では上位に位置する。通称は荘銀(しょうぎん)。北都銀行との経営統合した。管轄税務署は、本店住所地の管轄である鶴岡税務署である。

経営

役員陣

詳細は

他行との関係

近隣地銀

当行の県内陸部(村山置賜)への攻勢により、地元の4行の棲み分けが崩壊し、殖銀を中心とした合併構想が現出した。そのことが結果的には、きらやかホールディングスの誕生に繋がり、2007年(平成19年)のGW明けからは、荘内・山形・きらやかの3行体制に移行した。きらやか銀行の誕生により、荘銀は、預金残高ベースで県内地銀3行中最下位となった。

地銀4行連携による金融サービス

2005年(平成17年)5月、みちのく銀行東北銀行北都銀行と連携し債権流動化ビジネスを開始。これに伴い、SPC会社として、株式会社シンフォニー・アセット・カンパニーが設立された。また、同年8月には、4行連携によるシンジケートローンも組成された[1]

北都銀行との経営統合

2009年(平成21年)10月1日北都銀行とともに株式移転により新規設立された金融持株会社、フィデアホールディングス株式会社の傘下に入った。

酒井家と安田財閥との関係

当行初代頭取は、庄内藩12代藩主・酒井忠宝の長男である酒井忠純であり、また、2004年(平成16年)逝去した17代当主酒井忠明は、亡くなるまで当行の相談役を務めていた[2]。 さらに、14代当主にあたる伯爵酒井忠宝の息女銑子は、安田財閥の2代目安田善次郎(幼名善之助)のもとに嫁いでいた[3]。 そして、その間に生まれた子が安田財閥3代目となる安田一である。このように、酒井家を介し当行と安田財閥(芙蓉グループ)との関係は、古くより近しいものがある。

沿革

  • 1878年(明治11年) - 第六十七国立銀行創業
  • 1881年(明治14年) - 第百四十国立銀行を合併
  • 1941年(昭和16年)
    • 六十七銀行、風間銀行、鶴岡銀行、出羽銀行が合併し、荘内銀行を設立。酒井忠純が初代頭取に就任。
    • 新庄銀行の営業譲り受け
  • 1942年(昭和17年) - 安田銀行鶴岡支店、酒田支店の営業譲り受け
  • 1943年(昭和18年) - 荘内貯蓄銀行を合併
  • 1951年(昭和26年) - 日本勧業銀行鶴岡支店、酒田特設出張所の業務を継承
  • 1963年(昭和38年) - 富士銀行米沢支店の業務を継承(現在の米沢支店)
  • 1964年(昭和39年)
    • 仙台支店を開設(初代の建物)
    • 現在の本店竣工
  • 1966年(昭和41年) - 秋田支店を開設(初代の建物)
  • 1986年(昭和61年) - 仙台市に荘銀ビルを建設し、仙台支店が同ビルに入居(現在地)
  • 1996年(平成8年) - 東邦銀行山形支店の営業を当時の山形支店(現・山形営業部)が譲受
  • 1997年(平成9年) - 荘銀山形ビル竣工
  • 1998年(平成10年)
  • 1999年(平成11年)
  • 2001年(平成13年) - おおみや支店(旧・酒田中央支店卸町出張所)を営業部に昇格させ、酒田営業部に改称
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)
    • ICキャッシュカードの発行開始。
    • 福島県初となるインストアブランチのジャスコ郡山支店をショッピングモールフェスタ内に開設
    • 銀行本体発行によるクレジットカード一体型ICキャッシュカード、「<荘銀>ブライトワン」の発行開始
    • ジャスコ多賀城支店を皮切りに、イオングループ内に設置しているQ's SHOPに、イオン銀行代理店業務を順次併設
  • 2009年(平成21年)
  • 2010年(平成22年)
    • 2月15日、イオン銀行北都銀行の各ATMでの入金の取扱い開始(終日無料)。
    • 3月23日、東京支店を移転及びATMを廃止し、同一ビル内の北都銀行ATMを共同利用(記帳など通帳取引は窓口対応)。
    • 5月17日、セブン銀行との提携を開始。
    • 10月1日、荘銀イオンカード、〈荘銀〉ブライトワンを除くすべてのクレジットカードの新規受け付けを終了。
    • 11月26日、新庄支店リリー新庄代理店を閉鎖し、新庄支店に業務継承。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月1日、当行と山形県下全4信用金庫(山形米沢鶴岡新庄)とのATM共同利用『<荘銀・しんきん>べんりだネ!っと』を開始(個人カードのみ)。[4]
    • 4月11日、みちのく銀行(本店:青森県)とATM共同利用を開始。
    • 5月1日、同年3月1日のジャスコブランドのイオンへの変更に伴い、ジャスコ○○支店・出張所となっている拠点10箇所の支店・出張所名を変更。

歴代頭取

氏名 期間 備考
1 酒井忠純 1941年4月 - 1944年10月 庄内藩第12代藩主・酒井忠宝長男
2 木村九兵衛 1944年10月 - 1948年10月 東大銀行家電力会社役員政治家
3 風間幸右衛門 1948年10月 - 1949年7月 旧名・嘉一郎 素封家 庄内藩御用商人風間家
4 金井勝助 1949年9月 - 1972年10月
5 玉城俊一 1972年10月 - 1986年6月 旧・富士銀出身
6 笹原信一郎 1986年6月 - 1995年6月 旧・富士銀出身
7 町田睿 1995年6月 - 2008年6月 旧・富士銀出身
8 國井英夫 2008年6月 - 現職

営業政策

店舗政策

山形市

山形支店は県都進出における第1号店として、現法人発足後の1942年(昭和17年)9月22日山形市七日町に開設され、1957年(昭和32年)10月には、現在の荘銀山形ビルの所在地である同市本町に新築移転がなされた[5]

第二次世界大戦後には、山形市における都市開発や郊外部への住宅地の造成の動きに合わせ順次、店舗の増設がなされた。また、1973年(昭和48年)3月には山形支店内に総合企画部山形分室が設置されたほか、同市松波に山形県庁が新築移転なされた際、近隣に相前後して竣工となった山形県自治会館内には、1978年(昭和53年)、県庁前支店、山形事務センター、山形本部が開設され、同本部が内陸部における情報収集、営業戦略を担う体制とされた[5]

1996年(平成8年)、東邦銀行山形支店が廃止された際には、土地建物は有償、営業資産は無償で荘銀が譲り受け、荘銀山形ビル建設のための仮店舗として山形支店が移転した(山形ビル竣工後は、同市十日町から山形南支店が入居した)。 翌年、11月の荘銀山形ビル竣工後には、従来の山形支店が山形営業部と改称され市内における母店としての位置付けが明確化された。また、鶴岡市の本店からは、システム企画部(当時)等の本部部署の一部が同ビル上層部に移設された[5]

1999年(平成11年)5月、仙台銀行山形支店が廃止された際には、山形営業部が預金、貸し出しの無償譲渡をされた[6]

米沢市

米沢支店は、荘銀における置賜地区進出の嚆矢として、1949年(昭和24年)11月21日、米沢市大町に開設され、富士銀行米沢支店の廃止がなされた1963年(昭和38年)には、同店の店舗ならびに業務を継承し現在地に移転された[5]

その後、モータリゼーションドーナツ化現象の進行により、米沢市における繁華街が従来の平和通り商店街周辺から、米沢市役所の所在する金池地区周辺へと移行したため、市下3店目として同市金池に、1989年(平成元年)5月、米沢中央支店が開設され後年、米沢支店より同店に対し母店機能の移管がされた[5]

2008年(平成20年)3月には、マックスバリュ東北が運営を手掛けるイオンタウン米沢にイオンタウン米沢支店が開設され、2010年(平成22年)8月には、米沢西支店の米沢支店へのブランチインブランチ化がなされた[7]

酒田市

酒田中央支店は、荘銀と経済団体が酒田市役所近隣に建設した酒田産業会館1階に、従来の東支店を新築移転、酒田中央支店へと改称する形で開設された。また、これと同時に酒田市、飽海地区における母店機能も担うこととされた。さらに、1997年(平成9年)には、建物の老朽化した酒田支店の統合もなされた[5]

その後、酒田市においてもドーナツ化現象が顕著となったため、酒田駅前の庄交ビル1階に所在した酒田駅前支店を同市二番町に所在した浜町支店へと統合する形で、量販店の集積し始めた同市北部のゆたか地区に2001年(平成13年)8月、酒田北支店として新築移転された。

また、同市南部においては酒田中央支店卸町出張所がおおみや支店として、改称昇格され機能強化がはかられた。さらに、後年には全面改装の上、酒田営業部と改称され同市南部の拠点とされた。 そして、2009年(平成21年)には、若竹町支店をブランチインブランチ化し、現在地へ新築移転された[5]

仙台圏

仙台支店(荘銀ビル

仙台支店は、荘銀における初の県外店舗として、1964年(昭和39年)7月現在地である仙台市青葉区に開設され、その後店舗の老朽化をうけ建設された荘銀ビル1階と2階に入居した。また、1978年(昭和53年)8月には、市下2店目として、太白区長町に長町支店が開設された[5]

近年は、イオングループなどのショッピングセンターへのインストアブランチの出店を強化し、青葉区だけでなく太白区、泉区、仙台市以外では石巻市名取市黒川郡富谷町多賀城市宮城郡利府町へ出店されている。

山形・宮城県外

東京支店

東京支店は、1969年(昭和44年)11月千代田区内神田の繊維貿易会館ビル1階に開設され、後年には、同ビル2階に空中店舗化された[5]

2010年(平成22年)3月23日には、北都銀行とともに中央区日本橋室町に所在するヒューリック日本橋室町ビル2Fへ空中店舗化され移転し、同じ階の北都銀行のATMを共同利用することになった。このため、個人及び法人のカード取引などは以下の通りとなる。

秋田支店(荘銀秋田ビル)
秋田支店

秋田支店は、1966年(昭和41年)1月28日秋田市楢山字長沼の安田生命秋田ビル(現・秋田市中通、明治安田生命秋田ビル。現在は、SMBC日興証券秋田支店が入居)に開設された。

その後、富士銀行が秋田支店を日本勧業銀行秋田支店に対し営業譲渡し、秋田県から撤退したため、建物と敷地を荘銀が買収し、1970年(昭和45年)6月に移転した[9]

その富士銀行を継承した店舗も老朽化したため、新店舗を建設することとなり、現在の秋田支店が入居する荘銀秋田ビルが1999年(平成11年)3月竣工した[10]

福島支店

福島支店は、1974年(昭和49年)7月24日現在地である福島市三河南町に開設され、1976年(昭和51年)7月には、店舗新築された[5]

郡山支店(2008年5月31日 - 2011年4月30日までジャスコ郡山支店、同年5月1日 - 6月30日はイオン郡山支店)

当初は、2008年(平成20年)5月31日ショッピングモールフェスタの本館専門店エリアの2Fにインストアブランチとして、ジャスコ郡山支店として設置。2011年(平成23年)3月1日のイオングループのGMS店舗のブランド統一に伴い、核店舗のジャスコ郡山フェスタ店がイオン郡山フェスタ店に変更されたため、同年5月1日にイオン郡山支店に改称した。しかし、同年3月11日東日本大震災により、フェスタ本館が被災し、営業再開が出来ないまま店舗名だけが改称された。その後、同年5月16日には、同市並木一丁目に臨時相談窓口を設置し、続く5月20日には臨時常設店舗として窓口業務を再開。2011年(平成23年)7月1日より、前述の臨時常設店舗を正式に支店化した[11]。現在の店舗が正式店舗となった当初は、ATMについては銀行営業日のみの稼動であったが、2011年12月26日より、相談業務にかかわる窓口営業時間を拡大し、併せて土日祝のATM稼動も開始している。

インストアブランチ

1997年(平成9年)以後の銀行法改正により出店規制自体が緩和され、欧米で浸透しはじめていたインストアブランチ形態の出店が可能となった。専門家などによる書籍などでは、銀行の営業時間外の銀行店舗スペースを他のテナントエリアとシャッターで仕切らない、荘銀やイオン銀行の店舗が「インストアブランチ」のモデルケースとされることが多い。

現行のインストアブランチ・店舗体制については

 

かつて開設されていた県外店舗

新潟支店は、1999年(平成11年)9月11日を以って廃止され、きらやか銀行新潟支店(当時は、山形しあわせ銀行新潟支店)に対して顧客・預金等が譲受された[5]

法人市場対策

荘銀ビジネスダイレクト
2007年(平成19年)3月より、法人向けとしてインターネットEBサービスを提供している。通信には128ビットSSL暗号化方式を採用しているほか、公開鍵証明書による本人認証を行うことによりセキュリティを高めて運用している。
産学連携協定
山形大学工学部、農学部、鶴岡工業高等専門学校、山形デザイン専門学校、と連携協定を結び、地元企業ニーズと研究機関ニーズをつなぎ、経営課題解決を支援している。また、日本政策投資銀行東北公益文科大学とも、「環境」と「まちづくり」を主要テーマに連携協定を結んでいる[12] [13] [14] [15][16]
確定拠出年金
2001年(平成13年)10月の確定拠出年金制度施行と同時に取扱いを開始し、地元企業の退職制度、企業年金制度の改定をサポートしている。
金融商品仲介業務
2005年(平成17年)4月より、日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)、(旧)みずほ証券三菱UFJメリルリンチPB証券と提携し、株式、外国債券、仕組債の取扱い(仲介)を行っている[17]
市場誘導業務
2006年(平成18年)1月より、日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)、大和證券新光証券(現・みずほ証券)、(旧)SBI証券ディー・ブレイン証券と提携し、企業株式公開を支援する市場誘導業務を行っている[18]
海外ビジネスサポート
海外取引支援室に、東アジア戦略チームを2007年(平成19年)度組成するとともに、中国ビジネスで東京リースと提携、また県内初となる国際協力銀行とも提携し県内企業の海外ビジネスを支援している[19]

地方公共団体取引

山形県指定代理金融機関である。

市町村部では、鶴岡市酒田市最上町金山町から指定金融機関に指定されている[5]

個人市場対策

早くから投資信託や生命保険の販売に力を入れており、投信預かり残高や生保販売累計額では東北の地銀・第二地銀16行中トップとなっている。また、預金と投信などの預かり資産の合計は、2007年(平成19年)3月時点で1兆円を超えた。なお、総預かり資産における投信預かり資産の割合は全国地銀中トップである。

キャラクター

鶴岡出身である藤沢周平が原作である蝉しぐれが映画化された際、主演を務めたことが縁で、市川染五郎 (7代目)がイメージキャラクターとして起用されている[20]

また、マスコットキャラクターとしてタマ&フレンズが、1995年(平成7年)8月から採用されている[5]

自動機サービス

ATM共同利用(相互無料開放)

個人及び法人カードでは、北都銀行北海道銀行みちのく銀行と、個人カードではイオン銀行山形信用金庫米沢信用金庫鶴岡信用金庫新庄信用金庫(以上、山形県下4信金は「<荘銀・しんきん>べんりだネ!っと」による提携)とATM共同利用を行っているため、平日時間内のカード出金が無料で利用できる(ただしATM非設置の当行東京支店・北海道銀行仙台支店や提携行以外が幹事行とする共同ATM及び後述のローソンATMは対象外)。北都銀行・イオン銀行・セブン銀行とはATM入金も終日無料で行える。

共同利用ATMにより、北海道東北地方をはじめとして全国での利便性が向上する。

ゆうちょ銀行ATM提携

荘銀はゆうちょ銀行とATM相互提携を行っている。なお、荘銀のキャッシュカードによる全国のゆうちょ銀行ATMからの入金は全ての曜日の提携時間内では無料で行える。

コンビニATM

2004年(平成16年)4月、山形県にコンビニATMが進出し、山形銀行きらやか銀行(当時は山形しあわせ銀行殖産銀行)がセブン銀行(当時はアイワイバンク銀行)と同時に提携してサービスを開始されたが、荘銀ではこれに対抗して既存のATMの稼働時間帯を拡大するなどして対応していたためコンビニATMサービスを見送っていた。しかし、2006年(平成18年)6月22日に荘銀はローソン・エイティエム・ネットワークスと提携することになり、山形県内のローソンにてローソンATMを設置することに合意したと発表した。また、この時期と同じくして、宮城県内の未設置店における荘内銀行を幹事店とする設置についても合意を取り付けている。そして、2006年12月18日にはサービスを開始することとなった。これによって、山形県に本店を置く銀行がすべてコンビニATMに参入することになった[21]

2010年(平成22年)5月17日に、株式会社セブン銀行への提携を開始し、ローソンATM利用時と同等の条件での提供となった[22]

イオン銀行ATM

イオン銀行開業当初から、イオン銀行ATMと接続されており、主にイオングループのショッピングセンター内にインストアブランチを設置しているものと連動しており、既にイオン銀行の代理店業務を行っている拠点のうち、イオン多賀城支店・イオン利府支店・名取エアリ支店には、荘銀とイオン銀行双方のATMを併設している。

ICキャッシュカード関連

2010年(平成22年)4月現在、生体認証付ICキャッシュカードが発行されている。

単体とクレジット一体型の2種類があり、カラーは単体が【ブラック・レッド・ブルー】、クレジット一体型が【シルバー・ゴールド(ゴールドカード専用)】[23]

クレジットカード提携

2010年(平成22年)10月現在 取扱いカード
キャッシュカード一体型(太字は、ICキャッシュカード対応)

取扱い終了カード(太字は、ICキャッシュカード対応)

  • 荘銀UCカード荘銀UCゴールドカード・荘銀JCBカード - 荘銀カード
  • 荘銀《セゾン》カード・荘銀《セゾン》アメリカン・エキスプレス・カード - クレディセゾン

システム

1974年(昭和49年)10月、オンラインによる基幹系システムの開発と運用を目的に、山形相互銀行(現・きらやか銀行)と共に、資本金5000万円でエスワイコンピューターサービス(SYC)を設立。委託方式で、翌年11月より第一次オンラインシステムが稼動された。さらに、1986年(昭和61年)1月からは、第二次オンラインシステムが稼動された[5]

その後、歳月の経過により、SYCによる勘定系システムも老朽化した上、年々、金融のIT化が進展する中、両行においても新システムの構築が喫緊の経営課題となった。

そこで協議を重ねた結果、システム分野における独自性を最優先させ、2006年(平成18年)上期までにSYCの共同運営を終了するとの決定がなされた。この決定を受け、同年5月7日から荘銀の基幹系システムは、NTTデータ地銀共同センターへと移行された [24]

フィデアHD設立当初は、2012年(平成24年)度下半期を目処に、北都銀行とのシステム一本化を計画されていたが、現在採用する地銀共同センターへの片寄せでも、北都銀行のPROBANKへの片寄せでもなく、NTTデータ次期共同センターへ、両行が同時に参加する方向で検討していることが明らかになるも[25]2011年(平成23年)9月になって、フィデアホールディングス向けの勘定系システムとして、NTTデータによるBeSTAcloudを新たに構築する基本合意にいたり、2014年(平成26年)度上半期をめどに北都銀行がリプレースすることが明らかになった[26] [27]。また、時期未定ながらも当行のシステムも更改が予定されている[28]

インターネットバンキングのシステムは、NTTデータANSER Webが採用されている。

ATMベンダ

ATMのベンダは、従来、富士通日立製作所(Leadusブランドの導入はなされていない)、沖電気工業と分かれていたが、最近更新されている機種は沖電気工業のものが多いとされる。

ATMでの硬貨入金に対応している。なお、土日の硬貨入金は原則対応していないが、インストアブランチを含む個人向け店舗として位置づけられているQ's Shopでは対応している。また、酒田北支店など、通常の支店の一部でも土日の硬貨入金ができるケースがある。ただし、北都銀行のキャッシュカード利用時の硬貨入金は非対応としている。

明細は、小型のものを採用。

営業店システム・窓口端末

NTTデータ地銀共同センター移行前は、富士通の窓口端末を採用していた。

行史・関連書籍

  • 創業百年史 荘内銀行百年史編纂室 (荘内銀行 1981年(昭和56年))
  • 荘内銀行130年史 荘内銀行130年史編纂チーム/荘銀総合研究所 (荘内銀行 2009年(平成21年))
  • 『荘内銀行はなぜ顧客に選ばれるのか? - 勝ち残りに賭ける、ある地銀の挑戦 -』宇井洋(ダイヤモンド社、2008年(平成20年))

関連項目

脚注

  1. ^ SPC設立による債権流動化業務開始について
  2. ^ 荘内銀行はなぜ顧客に選ばれるのか? — 勝ち残りに賭ける、ある地銀の挑戦 宇井洋 ダイヤモンド社 2008年
  3. ^ 現代資本主義の発展と地方財閥 荘内風間家の研究 渋谷隆一 現代史料出版 2000年
  4. ^ 県内4信用金庫とのATM手数料相互無料提携締結について〜『〈荘銀・しんきん〉べんりだネ!っと』のサービス開始〜 (PDF)
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 荘内銀行130年史 荘内銀行 2009年
  6. ^ 日本経済新聞 1999年2月20日
  7. ^ SHOGIN News Release 2010年4月16日
  8. ^ 「東京支店」の移転について
  9. ^ 秋田魁新報データーベース 秋田県立図書館
  10. ^ その間の仮店舗は、中通六丁目に所在する秋田信用金庫旧中通り支店(旧土崎信用金庫秋田駅前支店から改称)跡地に置かれた。
  11. ^ 郡山支店のリニューアルオープンについて
  12. ^ 山形大学工学部と荘内銀行との連携協力協定の締結について
  13. ^ 山形大学農学部と荘内銀行との連携協力協定の締結について
  14. ^ 鶴岡工業高等専門学校と荘内銀行との連携協力協定の締結について
  15. ^ 東北公益文科大学、日本政策投資銀行と産学連携協力協定を締結について
  16. ^ 山形デザイン専門学校と荘内銀行 業務連携協力協定締結
  17. ^ 証券仲介業務の開始について
  18. ^ SBI イー・トレード証券と株式公開候補企業の紹介で連携開始
  19. ^ 東京リース株式会社と中国ビジネスで提携
  20. ^ 鶴岡で市川染五郎さんトークショー 山形新聞2010年8月24日
  21. ^ 「ローソンATM」サービス開始について
  22. ^ セブン銀行ATMの利用提携開始について
  23. ^ <荘銀>生体認証付ICキャッシュカード
  24. ^ 新システムの稼働について
  25. ^ NTTデータ次期共同センターに関する利用検討の基本合意について
  26. ^ 金融機関向け基幹系サービス「BeSTAcloudTM」提供の決定およびフィデアホールディングスとの基本合意締結について NTTデータ
  27. ^ 新基幹系システムの検討に係る株式会社NTTデータとの基本合意について
  28. ^ NTTデータの新基幹システム導入へ 荘内銀・北都銀 山形新聞 2011年10月07日

外部リンク