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小学3年の時に地元の野球クラブで野球を始めた{{R|大学時代}}。[[岩手県立伊保内高等学校|岩手県立伊保内高校]]在学中には、春夏ともに[[甲子園球場]]での全国大会へ出場できなかった{{R|大学時代}}が、3年時には[[日本野球機構|NPB]]球団のスカウトから注目されていた。この時には[[プロ志望届]]を提出せず、[[北海道]][[網走市]]にキャンパスを擁する[[東京農業大学|東京農業大学生物産業学部]]へ進学した<ref name="大学時代">{{Cite news |title=東農大北海道・風張17Ｋ３安打完封 |date=2014-08-31 |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp3-20140831-1359462.html |accessdate=2015-05-03}}</ref>。 |
小学3年の時に地元の野球クラブで野球を始めた{{R|大学時代}}。[[岩手県立伊保内高等学校|岩手県立伊保内高校]]在学中には、春夏ともに[[甲子園球場]]での全国大会へ出場できなかった{{R|大学時代}}が、3年時には[[日本野球機構|NPB]]球団のスカウトから注目されていた。この時には[[プロ志望届]]を提出せず、[[北海道]][[網走市]]にキャンパスを擁する[[東京農業大学|東京農業大学生物産業学部]]へ進学した<ref name="大学時代">{{Cite news |title=東農大北海道・風張17Ｋ３安打完封 |date=2014-08-31 |publisher=日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp3-20140831-1359462.html |accessdate=2015-05-03}}</ref>。 |
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大学では1年春から、[[北海道学生野球連盟|北海道学生野球リーグ]]の公式戦に登板。リーグ戦通算16勝3敗、防御率1.69という成績を残し、2・3年時には大学日本代表候補へ選ばれた。4年秋には5勝でリーグ最優秀投手、ベストナインを受賞して[[明治神宮野球大会|明治神宮大会]]出場するも1回戦で1回を投げて降板、同期の[[玉井大翔]]、1年下の[[井口和朋]]の活躍でチームは準々決勝まで進んだが以後は自身の登板なし<ref>週刊ベースボール増刊 大学野球2014秋季リーグ戦決算号 ベースボールマガジン社</ref>。2014年のドラフトで、[[東京ヤクルトスワローズ]]から2位指名を受け<ref name="sponichi20141104">{{Cite web |
大学では1年春から、[[北海道学生野球連盟|北海道学生野球リーグ]]の公式戦に登板。リーグ戦通算16勝3敗、防御率1.69という成績を残し、2・3年時には大学日本代表候補へ選ばれた。4年秋には5勝でリーグ最優秀投手、ベストナインを受賞して[[明治神宮野球大会|明治神宮大会]]出場するも1回戦で1回を投げて降板、同期の[[玉井大翔]]、1年下の[[井口和朋]]の活躍でチームは準々決勝まで進んだが以後は自身の登板なし<ref>週刊ベースボール増刊 大学野球2014秋季リーグ戦決算号 ベースボールマガジン社</ref>。2014年のドラフトで、[[東京ヤクルトスワローズ]]から2位指名を受け<ref name="sponichi20141104">{{Cite web|和書|title=風張 ヤクルトのホタテ腕だ！水産加工バイトで磨いたＭＡＸ152キロ |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/11/04/kiji/K20141104009224170.html |website=スポニチ Sponichi Annex |date=2014-11-04 |accessdate=2021-05-26 |language=ja}}</ref>、契約金7000万円、年俸1200万円（金額は推定）という条件で入団した。背番号は'''32'''で、九戸村出身者としては初めてのプロ野球選手になった。担当スカウトは[[八重樫幸雄]]。 |
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[[ファイル:Nodai-okhotsk kazahari.JPG|サムネイル|東京農業大学北海道オホーツク時代<br />（2014年11月15日、明治神宮球場にて）]] |
[[ファイル:Nodai-okhotsk kazahari.JPG|サムネイル|東京農業大学北海道オホーツク時代<br />（2014年11月15日、明治神宮球場にて）]] |
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=== ヤクルト時代 === |
=== ヤクルト時代 === |
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'''{{By|2015年}}'''は、3月29日に[[イースタン・リーグ]]の対[[北海道日本ハムファイターズ]]戦（[[ヤクルト戸田球場]]）で、先発投手として公式戦デビュー。初回に一死を取ったが、11球目に[[死球#日本プロ野球における危険球|危険球]]宣告され退場。5月3日の対[[広島東洋カープ]]戦（[[明治神宮野球場]]）で、先発投手として一軍の公式戦にもデビュー。先頭打者の[[田中広輔]]を凡退させたものの、8球目が2番打者[[菊池涼介]]の頭部への[[死球]]になり危険球宣告され退場<ref name="sponichi20150504">{{Cite web |
'''{{By|2015年}}'''は、3月29日に[[イースタン・リーグ]]の対[[北海道日本ハムファイターズ]]戦（[[ヤクルト戸田球場]]）で、先発投手として公式戦デビュー。初回に一死を取ったが、11球目に[[死球#日本プロ野球における危険球|危険球]]宣告され退場。5月3日の対[[広島東洋カープ]]戦（[[明治神宮野球場]]）で、先発投手として一軍の公式戦にもデビュー。先頭打者の[[田中広輔]]を凡退させたものの、8球目が2番打者[[菊池涼介]]の頭部への[[死球]]になり危険球宣告され退場<ref name="sponichi20150504">{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/05/04/kiji/K20150504010287740.html |title=ヤクドラ２風張、初登板８球退場も「先は長いから」指揮官かばう |publisher=スポーツニッポン |date=2015-05-04 |accessdate=2021-05-27}}</ref>{{Efn2|NPB一軍公式戦への初登板で危険球による退場を宣告された投手は史上3人目だが、先発登板での宣告および、二軍公式戦への初登板でも宣告された事例は初めてである{{R|sponichi20150504}}。また、対戦打者数としては最速の2人目で退場となった<ref>{{Cite news |title=巨人・畠 最速タイ打者２人目、最速４球目での危険球退場 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/10/01/kiji/20170930s00001173426000c.html |newspaper=[[スポーツニッポン]] |publisher=スポーツニッポン新聞社 |date=2017-10-01 |accessdate=2018-02-27}}</ref>。}}。一軍公式戦への登板機会はこの試合だけだったが、6月29日に神宮球場で催された「侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜」には、NPB選抜の8番手投手として登板<ref>[https://npb.jp/bis/scores/exhibition/boxscore2015_1.html 2015年度 侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜 試合結果] 日本野球機構公式サイト (2015年6月29日) 2016年11月27日閲覧</ref>。イースタン・リーグ公式戦では、通算12試合の登板で、1勝6敗、防御率5.02という成績を残した。 |
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'''{{By|2016年}}'''は、オール救援で一軍公式戦8試合に登板。勝敗は付かず、防御率は8.10だった。イースタン・リーグ公式戦では、通算41試合の登板で、3勝4敗3セーブ、防御率3.42を記録。その一方で、シーズン中の8月8日に、女優の松岡亜由美と結婚した{{R|marriage}}。 |
'''{{By|2016年}}'''は、オール救援で一軍公式戦8試合に登板。勝敗は付かず、防御率は8.10だった。イースタン・リーグ公式戦では、通算41試合の登板で、3勝4敗3セーブ、防御率3.42を記録。その一方で、シーズン中の8月8日に、女優の松岡亜由美と結婚した{{R|marriage}}。 |
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'''{{By|2018年}}'''は、4月3日に一軍に昇格。4月7日に先発の[[石川雅規]]が崩れ4回から登板した後チームが逆転した結果、2回無失点でプロ初勝利を挙げた。ここで結果を残したことからシーズンでも登板機会が増加。シーズン中盤に1度抹消されるが、再昇格後はホールドが付く機会での登板もあり、最終的に53試合に登板するなど飛躍のシーズンとなった。 |
'''{{By|2018年}}'''は、4月3日に一軍に昇格。4月7日に先発の[[石川雅規]]が崩れ4回から登板した後チームが逆転した結果、2回無失点でプロ初勝利を挙げた。ここで結果を残したことからシーズンでも登板機会が増加。シーズン中盤に1度抹消されるが、再昇格後はホールドが付く機会での登板もあり、最終的に53試合に登板するなど飛躍のシーズンとなった。 |
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'''{{By|2019年}}'''、'''{{By|2020年}}'''はいずれもイースタン・リーグでは防御率1点台と結果を残しながら、一軍に上がると打ち込まれる試合が続き、2年続けて10試合あまりの登板で防御率7点台に終わった。2020年11月2日、球団から[[戦力外通告]]を受けたことが発表された<ref>{{Cite news |title=来季の契約について |url=https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/25203 |newspaper=公式サイト |date=2020-11-02 |accessdate=2020-11-02 |publisher=東京ヤクルトスワローズ}}</ref>。これにより[[2014年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2014年のドラフト会議]]でスワローズから指名された8選手（うち育成指名1選手）全員が、わずか6シーズンの間に退団することとなった。12月7日には神宮球場で行われた[[12球団合同トライアウト]]に参加。12月の屋外球場という条件の中、参加全投手の中で最速となる149km/hを記録するとともに打者3人を三振・一邪飛・三振に抑える好結果を残した<ref>{{Cite web |
'''{{By|2019年}}'''、'''{{By|2020年}}'''はいずれもイースタン・リーグでは防御率1点台と結果を残しながら、一軍に上がると打ち込まれる試合が続き、2年続けて10試合あまりの登板で防御率7点台に終わった。2020年11月2日、球団から[[戦力外通告]]を受けたことが発表された<ref>{{Cite news |title=来季の契約について |url=https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/25203 |newspaper=公式サイト |date=2020-11-02 |accessdate=2020-11-02 |publisher=東京ヤクルトスワローズ}}</ref>。これにより[[2014年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2014年のドラフト会議]]でスワローズから指名された8選手（うち育成指名1選手）全員が、わずか6シーズンの間に退団することとなった。12月7日には神宮球場で行われた[[12球団合同トライアウト]]に参加。12月の屋外球場という条件の中、参加全投手の中で最速となる149km/hを記録するとともに打者3人を三振・一邪飛・三振に抑える好結果を残した<ref>{{Cite web|和書|title=新庄氏は３打数１安打１打点／合同トライアウト詳細 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012050000082.html |website=日刊スポーツ |date=2020-12-05 |accessdate=2020-12-07 |language=ja}}</ref>。 |
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=== DeNA時代 === |
=== DeNA時代 === |
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2020年12月10日、[[横浜DeNAベイスターズ]]との契約に合意したことが発表された<ref>{{Cite news |title=2021年シーズン 選手契約について |url=https://www.baystars.co.jp/news/2020/12/1210_03.php |newspaper=公式サイト |date=2020-12-10 |accessdate=2020-12-10 |publisher=横浜DeNAベイスターズ}}</ref>。推定年俸は1200万円で<ref>{{Cite web |
2020年12月10日、[[横浜DeNAベイスターズ]]との契約に合意したことが発表された<ref>{{Cite news |title=2021年シーズン 選手契約について |url=https://www.baystars.co.jp/news/2020/12/1210_03.php |newspaper=公式サイト |date=2020-12-10 |accessdate=2020-12-10 |publisher=横浜DeNAベイスターズ}}</ref>。推定年俸は1200万円で<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/12/11/kiji/20201210s00001173632000c.html |title=DeNA ヤクルト戦力外・風張の獲得を発表 トライアウトで打者3人に無安打2Kの好投 |publisher=スポーツニッポン |date=2020-12-11 |accessdate=2021-11-07}}</ref>、背番号はヤクルト時代と同じ'''64'''に決まった。 |
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'''{{By|2021年}}'''7月10日、[[イースタン・リーグ]]の対[[千葉ロッテマリーンズ (ファーム)|千葉ロッテマリーンズ]]戦（[[野手]]が足りないため、[[指名打者|DH]]を使わずに[[投手]]も[[打順]]に入った）において、3回裏の打席で二塁打を放った。一軍では5試合に登板し、防御率7.71を記録{{R|hochi20211005}}。10月5日に2年連続となる戦力外通告を受けた<ref name="hochi20211005">{{Cite web |
'''{{By|2021年}}'''7月10日、[[イースタン・リーグ]]の対[[千葉ロッテマリーンズ (ファーム)|千葉ロッテマリーンズ]]戦（[[野手]]が足りないため、[[指名打者|DH]]を使わずに[[投手]]も[[打順]]に入った）において、3回裏の打席で二塁打を放った。一軍では5試合に登板し、防御率7.71を記録{{R|hochi20211005}}。10月5日に2年連続となる戦力外通告を受けた<ref name="hochi20211005">{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20211005-OHT1T51041.html?page=1 |title=【DeNA】大量10選手に戦力外通告 中井大介、乙坂智、風張連ら チーム再建へ向けて血の入れ替え |publisher=スポーツ報知 |date=2021-10-05 |accessdate=2021-11-07}}</ref>。 |
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=== 米独立リーグ時代 === |
=== 米独立リーグ時代 === |
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2021年12月8日に[[西武ドーム|メットライフドーム]]で行われた12球団合同トライアウトに2年連続で参加。打者3人を一ゴロ・遊ゴロ・四球に抑えた<ref>{{Cite web |
2021年12月8日に[[西武ドーム|メットライフドーム]]で行われた12球団合同トライアウトに2年連続で参加。打者3人を一ゴロ・遊ゴロ・四球に抑えた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202112080001013_m.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral |title=【トライアウト】２年連続参加ＤｅＮＡ風張蓮「欲してくれるところあれば」 |publisher=ニッカンスポーツ |date=2021-12-08 |accessdate=2022-02-24}}</ref>。NPBからは声がかからなかったが、[[ベースボールチャレンジリーグ|ルートインBCリーグ]]・[[茨城アストロプラネッツ]]GMの[[色川冬馬]]が企画・運営するアリゾナ・スカウティング・リーグ（ASL）に参加。日米各リーグのスカウトを前に紅白戦形式のトライアウトに臨み、3試合計4回で3失点、6奪三振、最速92マイル（約148km/h）と結果を残し、{{by|2022年}}2月に米独立リーグ・[[アトランティックリーグ]]の{{仮リンク|ケンタッキー・ワイルドヘルス・ゲノムス|en|Wild Health Genomes}}と契約した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sanspo.com/article/20220224-B734YJNIFJKOBDEMJY7SPOVDBE/ |title=元ヤクルト、ＤｅＮＡの風張蓮、米独立リーグのゲノムスと契約へ |publisher=サンケイスポーツ |date=2022-02-24 |accessdate=2022-02-24}}</ref><ref name="atlanticleague">{{Cite web|url=https://www.atlanticleague.com/stats/transactions/|title=Transactions|publisher=Atlantic League Professional Baseball|date=|accessdate=2022-08-12}}</ref>。 |
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ゲノムスでは開幕から4試合（4.2イニング）に登板して、0勝0敗、防御率9.64、5奪三振という成績だった<ref>{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=kazaha000ren|title=Ren Kazahari Japanese & Independent Leagues Statistics & History|publisher=Baseball-Reference.com|date=|accessdate=2022-08-12}}</ref>。NPBへのトレード期限となる7月末までにオファーがなかったため、8月1日付でチームを退団して帰国した{{R|atlanticleague}}<ref>{{Twitter status2|kazaharis2|1556920247143215104|2022年8月9日}}</ref>。10月8日に開催されたトークイベントにおいて、現役引退を発表した<ref>{{Cite web |
ゲノムスでは開幕から4試合（4.2イニング）に登板して、0勝0敗、防御率9.64、5奪三振という成績だった<ref>{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=kazaha000ren|title=Ren Kazahari Japanese & Independent Leagues Statistics & History|publisher=Baseball-Reference.com|date=|accessdate=2022-08-12}}</ref>。NPBへのトレード期限となる7月末までにオファーがなかったため、8月1日付でチームを退団して帰国した{{R|atlanticleague}}<ref>{{Twitter status2|kazaharis2|1556920247143215104|2022年8月9日}}</ref>。10月8日に開催されたトークイベントにおいて、現役引退を発表した<ref>{{Cite web|和書|title=10/8(土) 風張蓮選手引退報告トークライブ {{!}} LEFKADA新宿 ライブハウス＆イベントスペース |url=http://lefkada.jp/archives/10831 |website=lefkada.jp |access-date=2022-10-06}}</ref>。 |
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== 選手としての特徴 == |
== 選手としての特徴 == |
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2023年12月4日 (月) 22:20時点における最新版
 ヤクルト時代 （2018年7月4日 マツダスタジアムにて） | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 岩手県九戸郡九戸村 |
| 生年月日 | 1993年2月26日（31歳） |
| 身長 体重 |
182 cm 88 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2014年 ドラフト2位 |
| 初出場 | 2015年5月3日 |
| 最終出場 | 2021年9月11日 |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
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この表について
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風張 蓮（かざはり れん、1993年2月26日 - ）は、岩手県九戸郡九戸村出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]小学3年の時に地元の野球クラブで野球を始めた[2]。岩手県立伊保内高校在学中には、春夏ともに甲子園球場での全国大会へ出場できなかった[2]が、3年時にはNPB球団のスカウトから注目されていた。この時にはプロ志望届を提出せず、北海道網走市にキャンパスを擁する東京農業大学生物産業学部へ進学した[2]。
大学では1年春から、北海道学生野球リーグの公式戦に登板。リーグ戦通算16勝3敗、防御率1.69という成績を残し、2・3年時には大学日本代表候補へ選ばれた。4年秋には5勝でリーグ最優秀投手、ベストナインを受賞して明治神宮大会出場するも1回戦で1回を投げて降板、同期の玉井大翔、1年下の井口和朋の活躍でチームは準々決勝まで進んだが以後は自身の登板なし[3]。2014年のドラフトで、東京ヤクルトスワローズから2位指名を受け[4]、契約金7000万円、年俸1200万円（金額は推定）という条件で入団した。背番号は32で、九戸村出身者としては初めてのプロ野球選手になった。担当スカウトは八重樫幸雄。
（2014年11月15日、明治神宮球場にて）
ヤクルト時代
[編集]2015年は、3月29日にイースタン・リーグの対北海道日本ハムファイターズ戦（ヤクルト戸田球場）で、先発投手として公式戦デビュー。初回に一死を取ったが、11球目に危険球宣告され退場。5月3日の対広島東洋カープ戦（明治神宮野球場）で、先発投手として一軍の公式戦にもデビュー。先頭打者の田中広輔を凡退させたものの、8球目が2番打者菊池涼介の頭部への死球になり危険球宣告され退場[5][注 1]。一軍公式戦への登板機会はこの試合だけだったが、6月29日に神宮球場で催された「侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜」には、NPB選抜の8番手投手として登板[7]。イースタン・リーグ公式戦では、通算12試合の登板で、1勝6敗、防御率5.02という成績を残した。
2016年は、オール救援で一軍公式戦8試合に登板。勝敗は付かず、防御率は8.10だった。イースタン・リーグ公式戦では、通算41試合の登板で、3勝4敗3セーブ、防御率3.42を記録。その一方で、シーズン中の8月8日に、女優の松岡亜由美と結婚した[1]。
2017年は、3試合で防御率6.75の成績に終わった。オフに背番号を64に変更した。
2018年は、4月3日に一軍に昇格。4月7日に先発の石川雅規が崩れ4回から登板した後チームが逆転した結果、2回無失点でプロ初勝利を挙げた。ここで結果を残したことからシーズンでも登板機会が増加。シーズン中盤に1度抹消されるが、再昇格後はホールドが付く機会での登板もあり、最終的に53試合に登板するなど飛躍のシーズンとなった。
2019年、2020年はいずれもイースタン・リーグでは防御率1点台と結果を残しながら、一軍に上がると打ち込まれる試合が続き、2年続けて10試合あまりの登板で防御率7点台に終わった。2020年11月2日、球団から戦力外通告を受けたことが発表された[8]。これにより2014年のドラフト会議でスワローズから指名された8選手（うち育成指名1選手）全員が、わずか6シーズンの間に退団することとなった。12月7日には神宮球場で行われた12球団合同トライアウトに参加。12月の屋外球場という条件の中、参加全投手の中で最速となる149km/hを記録するとともに打者3人を三振・一邪飛・三振に抑える好結果を残した[9]。
DeNA時代
[編集]2020年12月10日、横浜DeNAベイスターズとの契約に合意したことが発表された[10]。推定年俸は1200万円で[11]、背番号はヤクルト時代と同じ64に決まった。
2021年7月10日、イースタン・リーグの対千葉ロッテマリーンズ戦（野手が足りないため、DHを使わずに投手も打順に入った）において、3回裏の打席で二塁打を放った。一軍では5試合に登板し、防御率7.71を記録[12]。10月5日に2年連続となる戦力外通告を受けた[12]。
米独立リーグ時代
[編集]2021年12月8日にメットライフドームで行われた12球団合同トライアウトに2年連続で参加。打者3人を一ゴロ・遊ゴロ・四球に抑えた[13]。NPBからは声がかからなかったが、ルートインBCリーグ・茨城アストロプラネッツGMの色川冬馬が企画・運営するアリゾナ・スカウティング・リーグ（ASL）に参加。日米各リーグのスカウトを前に紅白戦形式のトライアウトに臨み、3試合計4回で3失点、6奪三振、最速92マイル（約148km/h）と結果を残し、2022年2月に米独立リーグ・アトランティックリーグのケンタッキー・ワイルドヘルス・ゲノムスと契約した[14][15]。
ゲノムスでは開幕から4試合（4.2イニング）に登板して、0勝0敗、防御率9.64、5奪三振という成績だった[16]。NPBへのトレード期限となる7月末までにオファーがなかったため、8月1日付でチームを退団して帰国した[15][17]。10月8日に開催されたトークイベントにおいて、現役引退を発表した[18]。
選手としての特徴
[編集]最速152km/hのストレートを持つ[4]。変化球はフォークやスライダーなどを投げる。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015 | ヤクルト | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 2 | 0.1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.00 |
| 2016 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 53 | 10.0 | 18 | 2 | 5 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 9 | 9 | 8.10 | 2.30 | |
| 2017 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 16 | 4.0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 3 | 6.75 | 1.00 | |
| 2018 | 53 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 4 | .333 | 241 | 57.2 | 48 | 11 | 22 | 0 | 1 | 61 | 4 | 0 | 30 | 28 | 4.37 | 1.21 | |
| 2019 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 95 | 19.0 | 23 | 5 | 15 | 0 | 2 | 17 | 1 | 0 | 15 | 15 | 7.11 | 2.00 | |
| 2020 | 11 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 75 | 14.2 | 22 | 2 | 9 | 0 | 1 | 11 | 2 | 0 | 13 | 13 | 7.98 | 2.11 | |
| 2021 | DeNA | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 33 | 7.0 | 12 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 6 | 6 | 7.71 | 1.71 |
| 通算：7年 | 93 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 5 | .333 | 515 | 112.2 | 126 | 23 | 52 | 0 | 5 | 108 | 7 | 0 | 76 | 74 | 5.91 | 1.58 | |
- 2021年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]| 年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2015 | ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
| 2016 | 6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2017 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2018 | 53 | 2 | 11 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2019 | 14 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2020 | 11 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2021 | DeNA | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
| 通算 | 93 | 6 | 20 | 0 | 0 | 1.000 | |
- 2021年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板：2015年5月3日、対広島東洋カープ7回戦（明治神宮野球場）、1/3回無失点[19]
- 初奪三振：2016年4月19日、対阪神タイガース4回戦（阪神甲子園球場）、8回裏に江越大賀から空振り三振
- 初勝利：2018年4月7日、対読売ジャイアンツ2回戦(明治神宮野球場)、4回表に2番手で救援登板、2回無失点
- 初ホールド：2018年6月16日、対北海道日本ハムファイターズ2回戦(札幌ドーム)、6回裏に2番手で救援登板、1回無失点
- その他の記録
- プロ初登板での危険球退場：初登板参照、1回表に5球目を菊池涼介へ頭部死球 ※史上3人目、先発登板では史上初
背番号
[編集]- 32（2015年 - 2017年）
- 64（2018年 - 2021年）
登場曲
[編集]- 「Calling All Hearts」DJ Cassidy（2015年 - 2018年）
- 「The Wizard’s Last Rhymes」Rhapsody of Fire（2019年 - ）
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “ヤクルト風張、結婚していた…「花子とアン」女優・松岡亜由美と”. スポーツニッポン. (2016年11月27日) 2016年11月27日閲覧。
- ^ a b c “東農大北海道・風張17Ｋ３安打完封”. 日刊スポーツ. (2014年8月31日) 2015年5月3日閲覧。
- ^ 週刊ベースボール増刊 大学野球2014秋季リーグ戦決算号 ベースボールマガジン社
- ^ a b “風張 ヤクルトのホタテ腕だ！水産加工バイトで磨いたＭＡＸ152キロ”. スポニチ Sponichi Annex (2014年11月4日). 2021年5月26日閲覧。
- ^ a b “ヤクドラ２風張、初登板８球退場も「先は長いから」指揮官かばう”. スポーツニッポン (2015年5月4日). 2021年5月27日閲覧。
- ^ “巨人・畠 最速タイ打者２人目、最速４球目での危険球退場”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2017年10月1日) 2018年2月27日閲覧。
- ^ 2015年度 侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜 試合結果 日本野球機構公式サイト (2015年6月29日) 2016年11月27日閲覧
- ^ “来季の契約について”. 公式サイト (東京ヤクルトスワローズ). (2020年11月2日) 2020年11月2日閲覧。
- ^ “新庄氏は３打数１安打１打点／合同トライアウト詳細”. 日刊スポーツ (2020年12月5日). 2020年12月7日閲覧。
- ^ “2021年シーズン 選手契約について”. 公式サイト (横浜DeNAベイスターズ). (2020年12月10日) 2020年12月10日閲覧。
- ^ “DeNA ヤクルト戦力外・風張の獲得を発表 トライアウトで打者3人に無安打2Kの好投”. スポーツニッポン (2020年12月11日). 2021年11月7日閲覧。
- ^ a b “【DeNA】大量10選手に戦力外通告 中井大介、乙坂智、風張連ら チーム再建へ向けて血の入れ替え”. スポーツ報知 (2021年10月5日). 2021年11月7日閲覧。
- ^ “【トライアウト】２年連続参加ＤｅＮＡ風張蓮「欲してくれるところあれば」”. ニッカンスポーツ (2021年12月8日). 2022年2月24日閲覧。
- ^ “元ヤクルト、ＤｅＮＡの風張蓮、米独立リーグのゲノムスと契約へ”. サンケイスポーツ (2022年2月24日). 2022年2月24日閲覧。
- ^ a b “Transactions”. Atlantic League Professional Baseball. 2022年8月12日閲覧。
- ^ “Ren Kazahari Japanese & Independent Leagues Statistics & History”. Baseball-Reference.com. 2022年8月12日閲覧。
- ^ kazaharis2の2022年8月9日のツイート- X（旧Twitter）
- ^ “10/8(土) 風張蓮選手引退報告トークライブ | LEFKADA新宿 ライブハウス＆イベントスペース”. lefkada.jp. 2022年10月6日閲覧。
- ^ ヤ2位風張が危険球退場 広島菊池に頭部死球 日刊スポーツ 2015年5月3日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 風張蓮 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- Ren Kazahari (風張 蓮) (@kazaharis2) - X（旧Twitter）
- 風張 (@ren.kazahari) - Instagram
- 風張 蓮 (@kazahari.r) - TikTok