「駅 (中森明菜の曲)」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
m編集の要約なし |
||
59行目: | 59行目: | ||
=== 概説 === |
=== 概説 === |
||
* [[山下達郎]]は中森のアルバム『CRIMSON』を聴き、楽曲の解釈に対して強い憤りを覚え、それをきっかけに「駅」のセルフカバーをしてみたらどうかと竹内に勧めた経緯があるという(このことは、 |
* [[山下達郎]]は中森のアルバム『CRIMSON』を聴き、楽曲の解釈に対して強い憤りを覚え、それをきっかけに「駅」のセルフカバーをしてみたらどうかと竹内に勧めた経緯があるという(このことは、ベスト・アルバム『[[Impressions (竹内まりやのアルバム)|Impressions]]』の山下によるライナーノーツに記載されている。当該部分では個人名は伏せられているが、これが中森のことを指しているのは明白である)。 |
||
* その後、山下はラジオで「あれはアーティストが悪いんじゃなくアレンジ等のスタッフに対する意見です」と語っている。ちなみに、中森版の編曲を担当した[[椎名和夫]]は、山下の初期から中期のアルバムのリズムセクションの常連だった。 |
* その後、山下はラジオで「あれはアーティストが悪いんじゃなくアレンジ等のスタッフに対する意見です」と語っている。ちなみに、中森版の編曲を担当した[[椎名和夫]]は、山下の初期から中期のアルバムのリズムセクションの常連だった。 |
||
* レコーディングの際、山下は「明るく聞こえる声質だからつまらないと思って歌ってくれ」と注文した。 |
* レコーディングの際、山下は「明るく聞こえる声質だからつまらないと思って歌ってくれ」と注文した。 |
2015年12月20日 (日) 02:55時点における版
「駅」 | ||||
---|---|---|---|---|
中森明菜の楽曲 | ||||
収録アルバム | 『CRIMSON』 | |||
リリース | 1986年12月24日 | |||
規格 | LP、CT、CD | |||
録音 | 1986年7月[1] | |||
ジャンル | ポップス | |||
時間 | 5:00 | |||
レーベル | ワーナー・パイオニア | |||
作詞者 | 竹内まりや | |||
作曲者 | 竹内まりや | |||
竹内まりや(1987年) 他多数 | ||||
チャート順位 | ||||
| ||||
| ||||
|
「駅」(えき)は、竹内まりやが作詞・作曲した楽曲。元は中森明菜への提供曲で、1986年発売の中森のアルバム『CRIMSON』に収録された。翌1987年に竹内がセルフカバーしてシングルも発売し、これによって広く知られるようになった。中森も2002年発売のアルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』で再録音している。
駅から駅までで繰り広げられる男女の切ない恋の情景をマイナーコードにのせた曲であり、多くの人々の支持を獲得し、竹内の代表曲のひとつとなった[4]。
竹内まりやのセルフカバー
「AFTER YEARS/駅」 | ||||
---|---|---|---|---|
竹内まりや の シングル | ||||
初出アルバム『Quiet Life(「AFTER YEARS」) REQUEST(「駅」)』 | ||||
A面 |
AFTER YEARS 駅 | |||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | MOON RECORDS | |||
作詞・作曲 | 竹内まりや | |||
プロデュース | 山下達郎 | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
竹内まりや シングル 年表 | ||||
| ||||
竹内まりやによるセルフカバーは、1987年発売のセルフカバー・アルバム『REQUEST』に収録され、また同年に「AFTER YEARS」との両A面でシングルカットもされた。
概説
- 山下達郎は中森のアルバム『CRIMSON』を聴き、楽曲の解釈に対して強い憤りを覚え、それをきっかけに「駅」のセルフカバーをしてみたらどうかと竹内に勧めた経緯があるという(このことは、ベスト・アルバム『Impressions』の山下によるライナーノーツに記載されている。当該部分では個人名は伏せられているが、これが中森のことを指しているのは明白である)。
- その後、山下はラジオで「あれはアーティストが悪いんじゃなくアレンジ等のスタッフに対する意見です」と語っている。ちなみに、中森版の編曲を担当した椎名和夫は、山下の初期から中期のアルバムのリズムセクションの常連だった。
- レコーディングの際、山下は「明るく聞こえる声質だからつまらないと思って歌ってくれ」と注文した。
- 1991年に映画『グッバイ・ママ』の主題歌に使用された。この映画の終盤には、竹内がすれ違う人として数秒出演している。同年にはシングルの2度目の再発盤もリリースされている。
ベスト・アルバムへの収録
- 『Impressions』(1994年)
- 『Expressions』(2008年)
その他
ライブ・アルバム『Souvenir〜Mariya Takeuchi Live』にもライブ音源で収録されている。
その他のカバー
- 1998年、中澤ゆうこ(アルバム『中澤ゆうこ 第一章』)
- 2005年、徳永英明(アルバム『VOCALIST』)
- 2007年、中西保志(アルバム『STANDARDS 2』)
- 2008年、甲斐よしひろ(アルバム『TEN STORIES 2』)
- 2008年、森山良子(アルバム『春夏秋冬』)
- 2009年、大橋純子(アルバム『TERRA2』)
- 2009年、布施明(アルバム『Ballade II』)
脚注
- ^ 『オリコン・ウィークリー』第8巻第51号、オリジナルコンフィデンス、1986年12月22日、31頁、通巻377号。
- ^ 『ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1970 〜 2005』オリコン・マーケティング・プロモーション、2006年4月25日、3、455-457、883頁頁。ISBN 4871310779。
- ^ “第29回日本レコード大賞”. 日本作曲家協会. 2008年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月8日閲覧。
- ^ 2008年に公式HPで行われた楽曲のファン投票では1位となった