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2013年8月18日 (日) 12:28時点における版

マーチ（MARCH）とは、日本の大学群のひとつを示す通称である。これらには以下の大学が含まれ、名称は各校英字表記の頭文字に由来する。

概要

大学受験や就職活動等に際して使われることがあるスラングであり首都圏において高いブランドを誇る大学群としても知られている。この括りには何ら実態はなく、この大学群を単位とした特別な交流や集会なども存在しない。

学生スポーツの世界では一例として（硬式）野球において明治大・立教大・法政大は東京六大学野球連盟、中央大・青学大は東都大学野球連盟にそれぞれ加盟している。

また、大学受験生に対する広報を目的とする組織、東京12大学広報連絡協議会1.青山学院大学 2.慶應義塾大学 3.國學院大學4.上智大学 5.専修大学 6.中央大学 7.東海大学8.日本大学9.法政大学10.明治大学11.立教大学12.早稲田大学では、5大学の全てが参加している。

歴史

『MARCH』という大学グループ名は、受験専門誌『螢雪時代』の編集長である代田恭之が考案したもので、「大学進学率が1割を超えた昭和30年代、大学がエリート期からマス期に移行するのに従って、早慶に続く難関私大グループの呼び名を、合格発表のある『3月』のMarchにかけて名付けたのが始まり」だという ^[1]。また、「マーチ」という用語が登場した頃、語順を変えた『チャーム（CHARM）』という用語もかつてみられた。^[要出典]

1960年代、雑誌『螢雪時代』の誌面には、「マーチ」に早稲田大学と慶應義塾大学を加えた『WKMARCH』という表記も見られる^[2]。
1970年代、国立大学が共通一次試験を導入したことに伴って私立大学の人気が上昇『マーチ』は当時の私大人気を象徴する言葉のひとつでもあった。^[要出典]
同年代には、「マーチ」に上智大学を含めた6大学として括り、『JMARCH （ジェーマーチ）』あるいは『新東京六大学』などと呼ぶこともあった^[要出典]
2000年年代後半、東進ハイスクール・衛星予備校などは再び『明青立法中』ないし『理明青立法中』を使用している。^[3]

GMARCH

概要

学習院大学の偏差値は少なくとも三十年以上前からこのMARCHクラスであることが確認できるが^[4]、2005年頃から学習院大学を含めた6校とし、『GMARCH』と呼ぶ例がみられはじめた。

動向

三大予備校のうち、代々木ゼミナール^[5]、駿台予備校^[6]及びその関連校の駿台国際教育センター^[7]ではGMARCHのグループ名を使う、もしくはそれを準じている。河合塾も後者の点では同様である^[8]。また東京都教育委員会による進学指導重点校の進学対策の取り組みの報告書にもそのグループ名が見える。^[9]。

しかし一部の機関では、呼称の表現に微妙な差異が見られ、例えば早稲田ゼミナールはG+MARCH^[10]、一橋学院は明青立中法学（MARCHG）大^[11]などと呼称している。

脚注

^ 『AERA』 2011年1月17日号 31-32ページより。かぎ括弧内は直接引用。また他の俗説としては以下の三つがあり、一つは東京都立日比谷高等学校の進路担当教員が、『東京六大学』（マーチ5校のうち、明治大学、法政大学、立教大学が含まれる）から、入試難度が高いと考えられる東京大学及び早稲田大学と慶應義塾大学を除外、そこに、残った3大学と受験生学力の偏差値が近い2大学（青山学院大学と中央大学）を追加した5大学として、進路指導に使用したという説。二つ目は受験予備校・代々木ゼミナールが、私立大学の受験ブームにあわせて輪切りをした際にまとめ、受験指導に用いたという説。三つ目は研数学館（両国予備校とする説もある）が、東京六大学に入っていない中央大学を含めた新たな大学群として考え出したという説である。いずれも根拠は不明である。
^ 『AERA』 2011年1月17日号 31-32ページ。クワイ河マーチをもじったという。
^ 東進ハイスクール現役合格実績
^ 1977年における大学偏差値（掲載紙は週刊朝日）および過去の偏差値データ
^ 例えば、大学受験科・大学受験科年間学費に見えるGMARCH私立文系コース、単科ゼミ・単科ゼミ受講例にある高3生のＧＭＡＲＣＨ文系合格へのプランなど
^ 例えば、【池袋校】GMARCH大(文系)対策特別授業にGMARCH大(学習院大･明治大･青山学院大･立教大･中央大･法政大)と定義されており、【首都圏】親子で乗り切る大学入試にも、GMARCH大編　の用語が見える
^ 駿台国際教育センター 2010年度及び過去3年間【2010〜2008年度入試】の合格実績
^ 河合塾ハイレベル私立大文系コースなお、河合塾自体はGMARCHの呼称を用いていない
^ 進学指導重点校の進学対策の取組について (PDF)
^ 早稲田ゼミナール　 G+MARCH大対策コース
^ 一橋学院　合格者の声

外部リンク

『蛍雪時代』（旺文社）元編集長・代田恭之（学び方研究会）

[1] 『AERA』 2011年1月17日号 31-32ページより。かぎ括弧内は直接引用。また他の俗説としては以下の三つがあり、一つは東京都立日比谷高等学校の進路担当教員が、『東京六大学』（マーチ5校のうち、明治大学、法政大学、立教大学が含まれる）から、入試難度が高いと考えられる東京大学及び早稲田大学と慶應義塾大学を除外、そこに、残った3大学と受験生学力の偏差値が近い2大学（青山学院大学と中央大学）を追加した5大学として、進路指導に使用したという説。二つ目は受験予備校・代々木ゼミナールが、私立大学の受験ブームにあわせて輪切りをした際にまとめ、受験指導に用いたという説。三つ目は研数学館（両国予備校とする説もある）が、東京六大学に入っていない中央大学を含めた新たな大学群として考え出したという説である。いずれも根拠は不明である。

[2] 『AERA』 2011年1月17日号 31-32ページ。クワイ河マーチをもじったという。

[3] 東進ハイスクール現役合格実績

[4] 1977年における大学偏差値（掲載紙は週刊朝日）および過去の偏差値データ

[5] 例えば、大学受験科・大学受験科年間学費に見えるGMARCH私立文系コース、単科ゼミ・単科ゼミ受講例にある高3生のＧＭＡＲＣＨ文系合格へのプランなど

[6] 例えば、【池袋校】GMARCH大(文系)対策特別授業にGMARCH大(学習院大･明治大･青山学院大･立教大･中央大･法政大)と定義されており、【首都圏】親子で乗り切る大学入試にも、GMARCH大編　の用語が見える

[7] 駿台国際教育センター 2010年度及び過去3年間【2010〜2008年度入試】の合格実績

[8] 河合塾ハイレベル私立大文系コースなお、河合塾自体はGMARCHの呼称を用いていない

[9] 進学指導重点校の進学対策の取組について (PDF)

[10] 早稲田ゼミナール　 G+MARCH大対策コース

[11] 一橋学院　合格者の声

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 ==概要==
-[[大学受験]]や[[就職活動]]等に際して使われることがある[[スラング]]であり首都圏において知名度の高い大学群としても知られている。この括りには何ら実態はなく、この大学群を単位とした特別な交流や集会なども存在しない。
+[[大学受験]]や[[就職活動]]等に際して使われることがある[[スラング]]であり首都圏において高いブランドを誇る大学群としても知られている。この括りには何ら実態はなく、この大学群を単位とした特別な交流や集会なども存在しない。
 [[学生スポーツ]]の世界では一例として（硬式）野球において明治大・立教大・法政大は[[東京六大学野球連盟]]、中央大・青学大は[[東都大学野球連盟]]にそれぞれ加盟している。

2013年8月18日 (日) 12:28時点における版

概要

歴史

GMARCH

脚注

関連項目

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