「Android (オペレーティングシステム)」の版間の差分
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| license = [[Apache License|Apache]] 2.0、[[GNU General Public License|GPL]]<nowiki>v2</nowiki>、LGPLなど<ref name="Licenses">{{Cite web |url=https://source.android.com/source/licenses.html |title=Licenses |work=Android Open Source Project |publisher=[[Open Handset Alliance]] |accessdate=2008-10-22}}</ref> |
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| supported_platforms = [[ARMアーキテクチャ|ARM]]、[[MIPSアーキテクチャ|MIPS]]、[[x86]]、[[x64]] |
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'''Android'''(アンドロイド)は、[[Google]]が開発した汎用[[モバイルオペレーティングシステム]]である<ref>{{ |
'''Android'''(アンドロイド)は、[[Google]]が開発した汎用[[モバイルオペレーティングシステム]]である<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.android.com/intl/ja_jp/|title=Android|language=ja-jp|publisher=Google|accessdate=2022-03-12|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180420004611/https://www.android.com/intl/ja_jp/|archivedate=2018-04-20}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.android.com/intl/en_us/|title=Android|language=en-us|publisher=Google|accessdate=2022-03-12|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180420004520/https://www.android.com/intl/en_us/|archivedate=2018-04-20}}</ref>{{Efn|2022年3月現在、公式サイトでは、Androidとは「モバイルの可能性を広げるプラットフォーム」(The platform changing what mobile can do.)であると銘打たれている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.android.com/intl/ja_jp/what-is-android/|title=Android とは | Android|language=ja-jp|publisher=Google|accessdate=2022-03-12}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.android.com/intl/en_us/what-is-android/|title=What is Android | Android|language=en-us|publisher=Google|accessdate=2022-03-12}}</ref>。}}。[[Linuxカーネル]]や[[オープンソースソフトウェア]]がベースで、主に[[スマートフォン]]や[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]などの[[タッチパネル|タッチスクリーン]]モバイルデバイス向けにデザインされている。PC用には[[Android-x86]]、テレビ用には[[Android TV]]、自動車用には[[Android Auto]]、ウェアラブルデバイス用には[[Wear OS]](旧:Android Wear)がある。世界で最もよく使われている[[オペレーティングシステム]]であり、2021年5月時点で30億台を超えるアクティブデバイスがある<ref>{{Citation|title=A few things to know from Google I/O 2021 in under 9 minutes.|url=https://www.youtube.com/watch?v=L7c4wS7T_T8|language=ja-JP|access-date=2022-05-24}}</ref>。 |
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[[iPhone]]と区別する為に、Androidスマートフォンをさす呼称としても使われる<ref>{{Cite web|和書|url= https://www.au.com/mobile/product/smartphone/ |title=スマートフォン(Android スマホ)|date=2021 |publisher=au |accessdate=2021-7-4}}</ref>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[2003年]]に[[アンディ・ルービン]]、リッチ ・マイナー、ニック・シアーズ、クリス・ホワイトがアメリカ[[カリフォルニア州]][[パロアルト (カリフォルニア州)|パロアルト]]に携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを開発するAndroid社を設立した。[[2005年]]にGoogleがAndroid社を買収<ref name="zakzak.co.jp">[http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20101028/ecn1010281539001-n1.htm 【 |
[[2003年]]に[[アンディ・ルービン]]、リッチ ・マイナー、ニック・シアーズ、クリス・ホワイトがアメリカ[[カリフォルニア州]][[パロアルト (カリフォルニア州)|パロアルト]]に携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを開発するAndroid社を設立した。[[2005年]]にGoogleがAndroid社を買収<ref name="zakzak.co.jp">[http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20101028/ecn1010281539001-n1.htm 【IT知ったか人物伝】アンディ・ルービン 携帯端末用OS「アンドロイド」開発者 - 経済・マネー - ZAKZAK]</ref>し、一時は[[Google]]が「gPhone」という独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた<ref name="グーグル電話「Gphone」、2週間以内に発売の噂">{{Cite news | url = https://japan.cnet.com/article/20355175/ | work = CNET JAPAN | title = グーグル電話「Gphone」、2週間以内に発売の噂}}</ref>。2007年11月5日、携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、Google<ref name="日経エレクトロニクス2007/12/17">蓬田宏樹、他著「Androidの野望」日経エレクトロニクス2007年12月17日号 p.47-69</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0711/06/news113.html 「Android」が目指す携帯電話の未来――Googleのモバイル向けプラットフォームとは - ITmedia Mobile]</ref><ref>[https://mag.osdn.jp/07/11/08/030251 「Androidは新鮮味がない」――OHA不参加ベンダーらがコメント | OSDN Magazine]</ref>、米[[クアルコム]]、[[ドイツ|独]]通信キャリアの[[T-モバイル]](T-Mobile International)などが中心となり設立した規格団体「[[オープン・ハンドセット・アライアンス|Open Handset Alliance]]」(オープン・ハンドセット・アライアンス、OHA)が発表した。 |
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無償で誰にでも提供される[[オープンソース]]([[オープンソースソフトウェア]])であり<ref>[https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/06/17415.html Googleが携帯電話向けプラットフォーム「Android」を発表 | |
無償で誰にでも提供される[[オープンソース]]([[オープンソースソフトウェア]])であり<ref>[https://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/06/17415.html Googleが携帯電話向けプラットフォーム「Android」を発表 |Impress Watch]</ref>、[[サードパーティー]]のベンダーが独自にカスタマイズしやすくすることを目的として、[[Apache License]] 2.0に基づいて配布されている。2008年10月からは対応する携帯電話が多数販売されている。 |
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競合するモバイル向けプラットフォームは、[[Apple]]の[[iOS]]/[[iPadOS]]/[[watchOS]]/[[tvOS]]がある。過去の競合には[[マイクロソフト]]の[[Windows Mobile]]/[[Windows Phone]]/[[Microsoft Windows 10 Mobile|Windows 10 Mobile]]、[[アクセンチュア]]の[[Symbian OS]]、[[クアルコム]]のBrew MP、[[ブラックベリー (企業)|ブラックベリー]]の[[BlackBerry]]、[[Linux Foundation]]の[[Tizen]]などがあった。Googleは[[スマートフォン]]・[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]・[[腕時計]]([[スマートウォッチ]])以外にも[[ゲーム機]]・[[冷蔵庫]]といった領域にもAndroidを搭載させる考えである<ref>{{Cite web |url=http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38131|title=「Androidをあらゆる機器に」ゲーム機、腕時計、冷蔵庫の市場も狙うグーグルの野望|date=2013-07-02|accessdate=2013-07-02}}</ref>。 |
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競合するモバイル向けプラットフォームは、[[Apple]]の[[iOS]]/[[iPadOS]]/[[watchOS]]/[[tvOS]]がある。過去の競合には[[マイクロソフト]]の[[Windows Mobile]]/[[Windows Phone]]/[[Microsoft Windows 10 Mobile|Windows 10 Mobile]]、[[アクセンチュア]]の[[Symbian OS]]、[[クアルコム]]のBrew MP、[[ブラックベリー (企業)|ブラックベリー]]の[[BlackBerry]]、[[Linux Foundation]]の[[Tizen]]などがあった。Googleは[[スマートフォン]]・[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]・[[腕時計]]([[スマートウォッチ]])以外にも[[ゲーム機]]・[[冷蔵庫]]といった領域にもAndroidを搭載させる考えである<ref>{{Cite web|和書|url=http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38131|title=「Androidをあらゆる機器に」ゲーム機、腕時計、冷蔵庫の市場も狙うグーグルの野望|date=2013-07-02|accessdate=2013-07-02}}</ref>。 |
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Android OSを搭載するスマートフォンとタブレットはベンダー各社から発売されており、それぞれベンダー固有のブランド名が付けられている。これらはAndroidスマートフォンやAndroidタブレットというような総称で呼ばれる<ref>{{cite web|url=https://www.android.com/intl/ja_JP/phones/|title=Android – Android スマートフォン|publisher=Google|accessdate=2022-03-12}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.android.com/intl/ja_jp/phones-tablets/|title=スマートフォンとタブレット | Android|publisher=Google|accessdate=2022-03-12}}</ref><ref>{{cite web |url= https://www.au.com/mobile/product/smartphone/ |title=スマートフォン(Android スマホ)|date=2021 |publisher=au |accessdate=2021-07-04}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.lenovo.com/jp/ja/tablets/android-tablets/c/android-tablets|title=Lenovoアンドロイド搭載タブレット | 4Gや5G搭載のアンドロイド搭載タブレットのご購入はこちら|publisher=レノボ・ジャパン|accessdate=2022-03-12}}</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2202/10/news064.html ハイスペックAndroidタブレット「Galaxy Tab S8シリーズ」が登場 Sペン付属で便利に使える:日本市場投入は未定 - ITmedia Mobile]</ref>。主な競合は[[iOS]]あるいは[[iPadOS]]を搭載する[[iPhone]]および[[iPad]]である。 |
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Android OSを搭載するスマートフォンとタブレットはベンダー各社から発売されており、それぞれベンダー固有のブランド名が付けられている。これらはAndroidスマートフォンやAndroidタブレットというような総称で呼ばれる<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.android.com/intl/ja_JP/phones/|title=Android – Android スマートフォン|publisher=Google|accessdate=2022-03-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.android.com/intl/ja_jp/phones-tablets/|title=スマートフォンとタブレット | Android|publisher=Google|accessdate=2022-03-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url= https://www.au.com/mobile/product/smartphone/ |title=スマートフォン(Android スマホ)|date=2021 |publisher=au |accessdate=2021-07-04}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.lenovo.com/jp/ja/tablets/android-tablets/c/android-tablets|title=Lenovoアンドロイド搭載タブレット | 4Gや5G搭載のアンドロイド搭載タブレットのご購入はこちら|publisher=レノボ・ジャパン|accessdate=2022-03-12}}</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2202/10/news064.html ハイスペックAndroidタブレット「Galaxy Tab S8シリーズ」が登場 Sペン付属で便利に使える:日本市場投入は未定 - ITmedia Mobile]</ref>。主な競合は[[iOS]]あるいは[[iPadOS]]を搭載する[[iPhone]]および[[iPad]]である。 |
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== 特徴 == |
== 特徴 == |
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この節では、[https://developer.android.com/ Android Developers] から発表されている標準のAndroid(AOSP)について記述する。サードパーティーが独自に追加(カスタマイズ)した機能は含まない。 |
この節では、[https://developer.android.com/ Android Developers] から発表されている標準のAndroid(AOSP)について記述する。サードパーティーが独自に追加(カスタマイズ)した機能は含まない。 |
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=== ユーザーインターフェース === |
=== ユーザーインターフェース === |
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Androidの[[ユーザインタフェース|ユーザーインターフェース]] |
Androidの[[ユーザインタフェース|ユーザーインターフェース]](UI)はサードパーティーの端末メーカーによるカスタマイズが許可されており、通例メーカーごとに独自のUIが搭載されている。カスタマイズが施されていない標準のAndroidは通称AOSP版と言われ、Android Open Source Projectの[[ソースコード]]から直接ビルドしたものを指す。また、メーカーやサードパーティーが開発したものはカスタムROMと言われている。 |
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Androidの基本操作はタッチインターフェースとなっており、指を使って直感的な操作ができるようになっている。表示されたボタン類を押すタップ、長押しタップ(つまむ)、画面端からタップスライドしてメニュー類を表示するスワイプ、[[マルチタッチ]]によるピンチや回転などができるようになっている<ref>[https://source.android.com/devices/tech/input/ Input Technical Information]</ref>。画面をタップした際に、ボタンを押したという感覚を起こさせるために、本体をバイブで振動させる機能を持ち合わせる。[[ジャイロスコープ]]や[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]、[[加速度センサー]]などの[[ハードウェア]]をサポートしており<ref>[https://developer.android.com/guide/topics/sensors/sensors_overview.html Sensors Overview]</ref>、アプリケーション側からそれらにアクセスして活用する事もある。ジャイロスコープは端末を縦向きから横向きに変更する際に使われる事が多い。[[ゲーム]]の例では[[レースゲーム]]で車を[[ステアリング・ホイール|ハンドル]]操作する際、端末を傾けてハンドル操作に当てはめるものがある<ref>[http://phandroid.com/2011/12/22/real-racing-2-speeds-into-the-android-market-leaves-part-1-in-the-dust/ Real Racing 2 Speeds Into The Android Market – Leaves Part 1 In The Dust]</ref>。 |
Androidの基本操作はタッチインターフェースとなっており、指を使って直感的な操作ができるようになっている。表示されたボタン類を押すタップ、長押しタップ(つまむ)、画面端からタップスライドしてメニュー類を表示するスワイプ、[[マルチタッチ]]によるピンチや回転などができるようになっている<ref>[https://source.android.com/devices/tech/input/ Input Technical Information]</ref>。画面をタップした際に、ボタンを押したという感覚を起こさせるために、本体をバイブで振動させる機能を持ち合わせる。[[ジャイロスコープ]]や[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]、[[加速度センサー]]などの[[ハードウェア]]をサポートしており<ref>[https://developer.android.com/guide/topics/sensors/sensors_overview.html Sensors Overview]</ref>、アプリケーション側からそれらにアクセスして活用する事もある。ジャイロスコープは端末を縦向きから横向きに変更する際に使われる事が多い。[[ゲーム]]の例では[[レースゲーム]]で車を[[ステアリング・ホイール|ハンドル]]操作する際、端末を傾けてハンドル操作に当てはめるものがある<ref>[http://phandroid.com/2011/12/22/real-racing-2-speeds-into-the-android-market-leaves-part-1-in-the-dust/ Real Racing 2 Speeds Into The Android Market – Leaves Part 1 In The Dust]</ref>。 |
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ホームスクリーン上には、[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]の[[デスクトップ]]画面のようにアプリケーションの[[アイコン]]が並び、アプリをインストールするとホームスクリーン上に自動的に配置される。また長押しタップでアイコンを移動したり、[[フォルダ]]を作成して格納する機能を持つ。これに加えて[[ウィジェット]]を配置できるようになっている。ウィジェットは、[[天気予報]]や[[ニュース]]などのライブ情報などがあり、ホームスクリーンから直接見ることができる。ホームスクリーンは画面外にも複数用意されており、画面を左右にスワイプすることで複数のホームスクリーン間を移動できる<ref>[http://info.graphogame.com/gl-diploma/graphogame-android-instructions/android-instructions/#_screen Android instructions]</ref>。 |
ホームスクリーン上には、[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]の[[デスクトップ]]画面のようにアプリケーションの[[アイコン]]が並び、アプリをインストールするとホームスクリーン上に自動的に配置される。また長押しタップでアイコンを移動したり、[[フォルダ (コンピューティング)|フォルダ]]を作成して格納する機能を持つ。これに加えて[[ウィジェット]]を配置できるようになっている。ウィジェットは、[[天気予報]]や[[ニュース]]などのライブ情報などがあり、ホームスクリーンから直接見ることができる。ホームスクリーンは画面外にも複数用意されており、画面を左右にスワイプすることで複数のホームスクリーン間を移動できる<ref>[http://info.graphogame.com/gl-diploma/graphogame-android-instructions/android-instructions/#_screen Android instructions]</ref>。 |
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画面上部には[[ステータスバー]]が配置されている<ref>[https://developer.android.com/training/system-ui/status?hl=ja ステータスバーを非表示にする |
画面上部には[[ステータスバー]]が配置されている<ref>[https://developer.android.com/training/system-ui/status?hl=ja ステータスバーを非表示にする | Android デベロッパー | Android Developers]</ref>。ステータスバーは、通知やシステムの状態情報を表示するためのシステムUIである<ref>{{Cite web|url=https://developer.android.com/design/handhelds/index.html|title=Design for phones & tablets|website=Android Developers|language=en-us|publisher=Google|accessdate=2022-03-12|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191015045711/https://developer.android.com/design/handhelds/index.html|archivedate=2019-10-15}}</ref><ref>[https://android-doc.github.io/design/handhelds/index.html Phones & Tablets | Android Developers]</ref>。ステータスバーには通信状態やシステムサービス(Google Mobile Serviceなど)の稼働状況、バッテリー残量、時刻などが表示される。ステータスバーを下方にスワイプすることでクイック設定パネルが表示され、頻繁に使われる機能や各種システム設定(例えば[[Wi-Fi]]/[[Bluetooth]]/[[機内モード]]/画面自動回転のON/OFFボタンなど)に素早くアクセスすることができる。クイック設定パネルの下部には通知ドロワーが表示され、通知の詳細を確認したり、各通知からのアプリ操作につなげたりすることができる<ref>[https://developer.android.com/guide/topics/ui/notifiers/notifications?hl=ja 通知の概要 | Android デベロッパー | Android Developers]</ref>。通知はステータスバーにもアイコンとして表示され、例えば新着の[[電子メール|メール]]や[[ショートメッセージサービス|SMS]]を受信したりデバイスを接続したりしたときに、[[ユーザー]]に作業を中断させることなく知らせることができる。 |
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画面下部には「戻る」ボタン/「ホーム」ボタン/「マルチタスク」(アプリケーションリスト)ボタンによる各操作を実行できるナビゲーションバーが、Android 3.x、および4.0以降から配置されている<ref>[https://developer.android.com/training/system-ui/navigation?hl=ja ナビゲーション バーを非表示にする |
画面下部には「戻る」ボタン/「ホーム」ボタン/「マルチタスク」(アプリケーションリスト)ボタンによる各操作を実行できるナビゲーションバーが、Android 3.x、および4.0以降から配置されている<ref>[https://developer.android.com/training/system-ui/navigation?hl=ja ナビゲーション バーを非表示にする | Android デベロッパー | Android Developers]</ref>。これ以前のバージョンでは、ハードウェアキー(物理ボタン)方式が主流であった。Android 9 Pieでは「ホーム」ボタンと「マルチタスク」ボタンが削除され、スワイプジェスチャーに置き換えられた<ref>[https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1811/30/news115.html Android 9 Pieの新「ナビゲーションバー」 普及なるか? - ITmedia Mobile]</ref>。ただし、端末メーカーによっては従来のナビゲーションバーを採用しているものや、設定によって従来のナビゲーションバーを利用できるようになるものもある。Android 10では「戻る」ボタンも削除された<ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1909/08/news018.html 「Android 10」使ってみて気づいたいくつかのこと - ITmedia NEWS]</ref>。 |
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Googleの認可を受けた端末には、アプリケーションマーケットとして[[Google Play]](旧 Androidマーケット)がインストールされている<ref>[https://source.android.com/compatibility/index.html Android Compatibility]</ref>。多くの端末では、この[[Google Play]]からアプリコンテンツをダウンロードして使えるようになっている。2019年9月時点のGoogle Play内では、280万本を超えるアプリケーションが提供されている<ref>{{Cite web|title=Google Play Store: number of apps 2019|url=https://www.statista.com/statistics/266210/number-of-available-applications-in-the-google-play-store/|website=Statista|accessdate=2019-10-25|language=en}}</ref>。 |
Googleの認可を受けた端末には、アプリケーションマーケットとして[[Google Play]](旧 Androidマーケット)がインストールされている<ref>[https://source.android.com/compatibility/index.html Android Compatibility]</ref>。多くの端末では、この[[Google Play]]からアプリコンテンツをダウンロードして使えるようになっている。2019年9月時点のGoogle Play内では、280万本を超えるアプリケーションが提供されている<ref>{{Cite web|title=Google Play Store: number of apps 2019|url=https://www.statista.com/statistics/266210/number-of-available-applications-in-the-google-play-store/|website=Statista|accessdate=2019-10-25|language=en}}</ref>。 |
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GoogleはGoogle Playを経由しないアプリ配布も認めており、[[APK (ファイル形式)|APKファイル]]から直接インストールできるようになっており<ref>[http://www.wired.com/2010/06/independent-app-stores-take-on-googles-android-market/ Independent App Stores Take On |
GoogleはGoogle Playを経由しないアプリ配布も認めており、[[APK (ファイル形式)|APKファイル]]から直接インストールできるようになっており<ref>[http://www.wired.com/2010/06/independent-app-stores-take-on-googles-android-market/ Independent App Stores Take On Google's Android Market]</ref>、それらのアプリは野良アプリと呼ばれる。ただし一見普通のアプリに見える悪質なアプリ([[マルウェア]])も存在するため、公式マーケット以外からのダウンロードには細心の注意が必要である<ref>[https://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20120523.html Android OSを標的とした不審なアプリに関する注意喚起 - 情報処理推進機構(IPA)]</ref>。 |
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Androidで表示されるホーム画面を表示させるアプリケーションのことはホームアプリと呼ばれる。たくさんのアプリが公開されており、ユーザーは好きなものを選ぶことができる。別名、ランチャー(Launcher)とも呼ばれる。 |
Androidで表示されるホーム画面を表示させるアプリケーションのことはホームアプリと呼ばれる。たくさんのアプリが公開されており、ユーザーは好きなものを選ぶことができる。別名、ランチャー(Launcher)とも呼ばれる。 |
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Androidは、[[カーネル]]からミドルウェア、[[ユーザインタフェース|ユーザーインターフェース]]、[[ウェブブラウザ]]、電話帳などの標準的なアプリケーション・ソフトウェア群までを1つのパッケージにして提供されている。 |
Androidは、[[カーネル]]からミドルウェア、[[ユーザインタフェース|ユーザーインターフェース]]、[[ウェブブラウザ]]、電話帳などの標準的なアプリケーション・ソフトウェア群までを1つのパッケージにして提供されている。 |
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カーネルにはLinuxの関連技術が使用されているが、その他の部分は様々な技術が用いられており、例えば[[標準Cライブラリ]] |
カーネルにはLinuxの関連技術が使用されているが、その他の部分は様々な技術が用いられており、例えば[[標準Cライブラリ]](libc)の{{仮リンク|Bionic libc|en|Bionic (software)|label=Bionic}}は[[NetBSD]]のlibcと[[Linux]]のlibcを組み合わせたものをベースにしている。 |
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[[ファイル:Androidのアーキテクチャ(New).PNG|thumb|550px|left|'''Androidのアーキテクチャ'''<ref name="日経エレクトロニクス2007/12/17" />。]] |
[[ファイル:Androidのアーキテクチャ(New).PNG|thumb|550px|left|'''Androidのアーキテクチャ'''<ref name="日経エレクトロニクス2007/12/17" />。]] |
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{{-}} |
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{| class="wikitable" |
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|+ 機能 |
|+ 機能 |
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!携帯電話網への対応 |
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|[[GSM]]、[[UMTS]]、[[CDMA2000]]、[[EV-DO]]、[[Long Term Evolution|LTE]]、[[第3世代移動通信システム|3G]]、[[第4世代移動通信システム|4G]]、[[第5世代移動通信システム|5G]] |
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!その他のネットワーク対応 |
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! style="white-space:nowrap" | 携帯電話網への対応 |
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|[[Bluetooth]]、[[無線LAN]]、[[近距離無線通信|NFC]] |
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| [[GSM]]、[[UMTS]]、[[CDMA2000]]、[[EV-DO]]、[[Long Term Evolution|LTE]]、[[第3世代移動通信システム|3G]]、[[第4世代移動通信システム|4G]]、[[第5世代移動通信システム|5G]] |
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! |
!style="white-space:nowrap"|各種ハードウェアへの対応 |
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|[[衛星測位システム]]、[[加速度センサ]]、[[磁気センサ]]、2D/3D描画支援ハードウェア([[Graphics Processing Unit|GPU]])など |
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| [[Bluetooth]]、[[無線LAN]]、[[近距離無線通信|NFC]] |
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!ウェブブラウザ |
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! style="white-space:nowrap" | 各種ハードウェアへの対応 |
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|[[Chromium]]ベースのブラウザが組み込まれている(4.3までは[[WebKit]]ベース)。この機能は、他のアプリケーションからも利用可能である。 |
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| [[衛星測位システム]]、[[加速度センサ]]、[[磁気センサ]]、2D/3D描画支援ハードウェア ([[Graphics Processing Unit|GPU]]) など |
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!メール |
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! style="white-space:nowrap" | ウェブブラウザ |
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|[[ショートメッセージサービス]](SMS)及び[[マルチメディアメッセージングサービス]](MMS)が利用可能である。 |
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| [[Chromium]]ベースのブラウザが組み込まれている(4.3までは[[WebKit]]ベース)。この機能は、他のアプリケーションからも利用可能である。 |
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!その他のアプリケーション |
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! style="white-space:nowrap" | メール |
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|[[Java]]で作成されたアプリケーションを独自の[[Dalvik仮想マシン]]/[[Android Runtime]]上で動かすことができる。Android 5.0以降では標準の仮想マシンがAndroid Runtime(ART)に変更された。Dalvik/ARTは通常の[[Java仮想マシン]]とは異なり、メモリの消費が低く抑えられているなど、モバイル向けに最適化された設計となっている。 |
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| [[ショートメッセージサービス]] (SMS) 及び[[マルチメディアメッセージングサービス]] (MMS) が利用可能である。 |
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! |
!アプリケーションマーケット |
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|Googleにより、Android用アプリケーションを配布、販売する[[Google Play]] Storeが運営されている。 |
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| [[Java]]で作成されたアプリケーションを独自の[[Dalvik仮想マシン]]/[[Android Runtime]]上で動かすことができる。Android 5.0以降では標準の仮想マシンがAndroid Runtime (ART) に変更された。Dalvik/ARTは通常の[[Java仮想マシン]]とは異なり、メモリの消費が低く抑えられているなど、モバイル向けに最適化された設計となっている。 |
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|- |
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!マルチタッチ |
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! style="white-space:nowrap" | アプリケーションマーケット |
|||
|ネイティブに対応しており、HTC Heroなどの機種でサポートされている。ただし、[[Apple]]による特許訴訟を避けるため、2010年2月までは、初期的にはカーネルレベルで無効化されていた<ref>{{Cite news | url = http://news.cnet.com/8301-13579_3-10161312-37.html | work = CNET News | title = Report: Apple nixed Android's multitouch | date = 11 February 2009 | first = Steven | last = Musil | accessdate = 2009-09-03}}</ref>。 |
|||
| Googleにより、Android用アプリケーションを配布、販売する[[Google Play]] Storeが運営されている。 |
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|- |
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!データストレージAPI |
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! style="white-space:nowrap" | マルチタッチ |
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|データ保存用に[[SQLite]]が組み込まれている。 |
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| ネイティブに対応しており、HTC Heroなどの機種でサポートされている。ただし、[[Apple]]による特許訴訟を避けるため、2010年2月までは、初期的にはカーネルレベルで無効化されていた<ref>{{cite news | url = http://news.cnet.com/8301-13579_3-10161312-37.html | work = CNET News | title = Report: Apple nixed Android's multitouch | date = 11 February 2009 | first = Steven | last = Musil | accessdate = 2009-09-03}}</ref>。 |
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!マルチメディアAPI |
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! style="white-space:nowrap" | データストレージAPI |
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|Media Frameworkと呼ばれる映像と音声用のライブラリにより、[[H.263]]、[[H.264]]([[3GPP]]/[[MP4]]コンテナ)、[[H.265]]、 [[MPEG-4]] SP、[[WebM]]、[[AMR]]、AMR-WB(3GPPコンテナ)、[[AAC]]、[[HE-AAC]](MP4/3GPPコンテナ)、[[MP3]]、[[MIDI]]、[[Vorbis]]、[[WAV]]、[[JPEG]]、[[Portable Network Graphics|PNG]]、[[High Efficiency Image File Format|HEIF]]、[[Graphics Interchange Format|GIF]]、[[Windows bitmap|BMP]]、[[WebP]]などに対応している。 |
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| データ保存用に[[SQLite]]が組み込まれている。 |
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!フォント |
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! style="white-space:nowrap" | マルチメディアAPI |
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|[[FreeType]]フォントライブラリ<ref>[https://opensource.googleblog.com/2013/05/got-cff.html Got CFF? | Google Open Source Blog]</ref>により、[[TrueType]]、[[PostScriptフォント#Type 1|Type1]]、[[OpenType]]などのフォント形式に対応している。 |
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| Media Frameworkと呼ばれる映像と音声用のライブラリにより、[[H.263]]、[[H.264]]([[3GPP]]/[[MP4]]コンテナ)、[[H.265]]、 [[MPEG-4]] SP、[[WebM]]、[[AMR]]、AMR-WB(3GPPコンテナ)、[[AAC]]、[[HE-AAC]](MP4/3GPPコンテナ)、[[MP3]]、[[MIDI]]、[[Vorbis]]、[[WAV]]、[[JPEG]]、[[Portable Network Graphics|PNG]]、[[High Efficiency Image File Format|HEIF]]、[[Graphics Interchange Format|GIF]]、[[Windows bitmap|BMP]]、[[WebP]]などに対応している。 |
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!その他のライブラリ |
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! style="white-space:nowrap" | フォント |
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|[[OpenGL ES]]、[[Vulkan (API)|Vulkan]]、[[:en:OpenSL ES|OpenSL ES]]、[[:en:OpenMAX|OpenMAX]] AL、[[Skia]](SGL)、[[Transport Layer Security|SSL]]、[[zlib]]、[[標準Cライブラリ]](Bionic)、[[標準C++ライブラリ]](libstdc++/libc++)など |
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| [[FreeType]]フォントライブラリ<ref>[https://opensource.googleblog.com/2013/05/got-cff.html Got CFF? | Google Open Source Blog]</ref>により、[[TrueType]]、[[PostScriptフォント#Type 1|Type1]]、[[OpenType]]などのフォント形式に対応している。 |
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! style="white-space:nowrap" | その他のライブラリ |
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| [[OpenGL ES]]、[[Vulkan (API)|Vulkan]]、[[:en:OpenSL ES|OpenSL ES]]、[[:en:OpenMAX|OpenMAX]] AL、[[Skia]] (SGL)、[[Transport Layer Security|SSL]]、[[zlib]]、[[標準Cライブラリ]] (Bionic)、[[標準C++ライブラリ]] (libstdc++/libc++) など |
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|} |
|} |
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=== プログラミング言語 === |
=== プログラミング言語 === |
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カーネルとライブラリ、ランタイムはほとんどが[[C言語]]または[[C++]]で記述されているが、[[2021年]]から新規コードのデフォルト言語を[[Rust (プログラミング言語)|Rust]]にしており<ref name="zdnetjapan20221206">{{Cite web|url=https://japan.zdnet.com/article/35196972/|title=グーグル、Rust採用で「Android」のメモリーに関わる脆弱性が激減|accessdate=2022-12-06|publisher=ZDNet Japan}}</ref>、2022年12月現在では新規コードのRustの占める割合が21%に達している<ref name="zdnetjapan20221206"/>。アプリケーションとアプリケーション・フレームワークは、Google独自に構築した仮想マシンであるDalvik仮想マシンまたは[[Android Runtime]] |
カーネルとライブラリ、ランタイムはほとんどが[[C言語]]または[[C++]]で記述されているが、[[2021年]]から新規コードのデフォルト言語を[[Rust (プログラミング言語)|Rust]]にしており<ref name="zdnetjapan20221206">{{Cite web|和書|url=https://japan.zdnet.com/article/35196972/|title=グーグル、Rust採用で「Android」のメモリーに関わる脆弱性が激減|accessdate=2022-12-06|publisher=ZDNet Japan}}</ref>、2022年12月現在では新規コードのRustの占める割合が21%に達している<ref name="zdnetjapan20221206"/>。アプリケーションとアプリケーション・フレームワークは、Google独自に構築した仮想マシンであるDalvik仮想マシンまたは[[Android Runtime]](ART)上の「[[Java Platform, Standard Edition]](Java SE)のサブセット+Android拡張」環境で記述する<ref name="HSPA+/LTE/SAE教科書" />。[[プリインストール]]されたアプリ、エンドユーザーが後からインストールするアプリを問わず、共通の仮想マシンおよびフレームワークを使用する。 |
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===対応CPU=== |
=== 対応CPU === |
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Googleが公式サポートしているCPUは[[ARMアーキテクチャ|ARM]](ARMv5以降)、[[MIPSアーキテクチャ|MIPS]]、[[x86]]である。ARM以外の環境はAndroid 2.3から対応した。端末シェアの多くはARMv7とARMv8が占めているが、日本においては2014年3月に大手家電量販店の[[ビックカメラ]]が自社ブランド製品として[[Intel Atom]]搭載のタブレットを発売<ref>[https://news.mynavi.jp/article/20140319-a208/ ビックカメラ、Intel Atom搭載の7.9型Androidタブレット] - マイナビニュース</ref>するなど、x86による製品もあった。 |
Googleが公式サポートしているCPUは[[ARMアーキテクチャ|ARM]](ARMv5以降)、[[MIPSアーキテクチャ|MIPS]]、[[x86]]である。ARM以外の環境はAndroid 2.3から対応した。端末シェアの多くはARMv7とARMv8が占めているが、日本においては2014年3月に大手家電量販店の[[ビックカメラ]]が自社ブランド製品として[[Intel Atom]]搭載のタブレットを発売<ref>[https://news.mynavi.jp/article/20140319-a208/ ビックカメラ、Intel Atom搭載の7.9型Androidタブレット] - マイナビニュース</ref>するなど、x86による製品もあった。 |
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[[ |
[[ChromeOS]]にはAndroidアプリケーションの実行環境としてAndroid Runtime for Chrome(ARC)が搭載されており、x86ベースやARMベースのCPUを搭載する[[Chromebook]]端末上でAndroidアプリケーションを動作させることもできる。 |
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[[Microsoft Windows 11]]では、専用のAndroidサブシステム |
[[Microsoft Windows 11]]では、専用のAndroidサブシステム(Windows Subsystem for Android:WSA)をインストールすることで、x86ベースやARMベースのCPUを搭載するWindows PC上にて、[[Amazon Appstore]]経由で入手したAndroidアプリケーションを動作させることもできる<ref>[https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/android/wsa/ Android™️ 用 Windows サブシステム |Microsoft Docs]</ref>。 |
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Androidアプリケーションのパッケージ |
Androidアプリケーションのパッケージ(APK)には、各種プロセッサのアーキテクチャ固有命令を含むネイティブライブラリを複数含めることができる。エミュレーションにより、[[x64]]プロセッサ上でARM32/ARM64ネイティブライブラリのみを含むAndroidアプリケーションを動作させることもできるが、オーバーヘッドを伴う。 |
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=== カーネル === |
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{{節スタブ}} |
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AndroidのカーネルではLinuxカーネルに独自パッチ[https://android.googlesource.com/kernel/common-patches/+/refs/heads/main/android-mainline/]を当てたAndroid共通カーネル(ACK)が使われている<ref>[https://source.android.com/docs/core/architecture/kernel?hl=ja カーネルの概要] AOSP</ref>。 |
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ACK 5.4より前は各プロセッサーベンダー毎にACKを派生したベンダーカーネルがあり<ref name="gki">[https://source.android.com/docs/core/architecture/kernel/generic-kernel-image?hl=ja 汎用カーネル イメージ] AOSP</ref>、製品メーカーは製品毎にベンダーカーネル派生のプロダクトカーネルを用意していた<ref name="gki"/>が、ACK 5.4以降は外部モジュールを読み込むためのカーネルモジュールインターフェース(KMI)を提供する汎用カーネルイメージ(GKI)となり<ref name="gki"/>、各プロセッサーベンダーはベンダーモジュールを提供する形となった<ref name="gki"/>。<!--TODO: デバイスツリーについて言及?--> |
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{| class="wikitable" |
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! 種類 !! カーネルのURL |
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|- |
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| Android共通カーネル(ACK)||https://android.googlesource.com/kernel/common/ |
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| CodeLinaroのカーネル関連コード<br>([[Code Aurora Forum]]の後継<ref>[https://bye.codeaurora.org/ CodeAurora.org is now archived.] Code Aurora Forum 2023年</ref>)||https://git.codelinaro.org/clo/la/kernel/ |
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|- |
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|} |
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ハードウェア寄りでは開発組織 {{仮リンク|Linaro|en|Linaro}}がベンダー固有コードの本家Linuxカーネルへの還元(アップストリーミング)を続けている<ref>[https://www.linaro.org/blog/linaro-and-the-linux-kernel/ Linaro and the Linux Kernel] Linaro 2020年11月9日</ref>。 |
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またAndroid共通カーネルも少しずつ本家Linuxカーネルへの還元が進んでおり、本家Linuxで受け入れられなかった独自機能もだんだん標準機能やユーザー空間への置き換えが進んでいる。 |
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{| class="wikitable" |
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!機能!!過去のAndroidカーネル!!Androidカーネル 6.1現在(太字はAndroidカーネル独自機能) |
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|[[プロセス間通信]](IPC)||'''Binder'''||'''Binder'''(./drivers/android/内) |
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|- |
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|匿名[[共有メモリ]]||'''ashmem'''||'''ashmem'''(./drivers/staging/android/内)又は memfd<br/>(ashmemは本家Linuxで削除された<ref>[https://kernelnewbies.org/Linux_5.18 Linux 5.18] Linux Kernel Newbies</ref><ref>[https://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/commit/?id=721412ed3d819e767cac2b06646bf03aa158aaec staging: remove ashmem] kernel.org 2022年3月15日</ref>もののアプリの一部で必要となる<ref>[https://lpc.events/event/2/contributions/227/attachments/51/58/08._ashmem_-_getting_it_out_of_staging.pdf How to Get Ashmem Out of Staging - Linux Plumbers Conference 2018] pp.10-11 FERNANDES, Joel 2018年</ref>) |
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|- |
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|ログ||'''Logger'''||ユーザー空間デーモン(logd)<!--Lollipop以降--> |
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|- |
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|早期OOM||'''low memory killer'''||PSIモニター+ユーザー空間デーモン(lmkd)<ref>[https://source.android.com/docs/core/perf/lmkd ローメモリ キラーデーモン] AOSP</ref> |
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|- |
|||
|連続メモリアロケータ||'''CMEM'''/'''NVMAP'''/'''PMEM'''<br/>→'''ION'''<ref>[https://lwn.net/Articles/480055/ The Android ION memory allocator] LWN.net 2012年2月8日</ref>||[[:en:Direct Rendering Manager#DMA Buffer Sharing and PRIME|DMA-BUF]]<ref>[https://source.android.com/docs/core/architecture/kernel/dma-buf-heaps Transitioning from ION to DMA-BUF Heaps] AOSP</ref> |
|||
|- |
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|データ使用量モニタリング||'''xt_qtaguid'''||eBPFベース<ref name="android-ebpf">[https://lpc.events/event/4/contributions/411/attachments/354/585/2019_LPC_Lisbon__eBPF_use_in_Android_Networking.pdf eBPF use in Android Networking(and Android Networking vs Linux Kernel in general)] Maciej Żenczykowski、Lorenzo Colitti 2019年9月10日</ref> |
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|- |
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|ネットワーク権限||'''Paranoid network'''||eBPFベース<ref name="android-ebpf"/> |
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|- |
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|リモート操作([[Android Debug Bridge|ADB]]のデバイス側)||'''adb USB gadget'''<ref name="lpc-android-2013">[https://lwn.net/Articles/570406/ The LPC Android microconference] LWN.net 2013年10月17日</ref>||FunctionFS gadget+ユーザー空間デーモン(adbd)<ref>[https://source.android.com/docs/core/ota/modular-system/adbd?hl=ja adbd] AOSP</ref><ref name="lpc-android-2013"/> |
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|} |
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===仮想マシン=== |
=== 仮想マシン === |
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Android 4.4以前のバージョンで動作するアプリケーションは、基本的には[[Dalvik仮想マシン]] |
Android 4.4以前のバージョンで動作するアプリケーションは、基本的には[[Dalvik仮想マシン]](VM)上で動作する。DalvikはJavaのオープン実装である[[Apache Harmony]]をベースとしているが、Java APIセットからは[[Swing]]や[[Abstract Window Toolkit|AWT]]などが除去され、Android専用のUIフレームワークや独自ライブラリなどが追加されている。Java [[Connected Device Configuration|CDC]]のAPIは、全てではないが、概ね含まれている。なお、[[オラクル (企業)|オラクル]](旧:[[サン・マイクロシステムズ|Sun]])Javaの互換性テストを通過していないため、正式なJavaではない。APIセットはJava Platform, Micro Edition(Java ME)とも異なる。Android 7.0 Nougat以降はJava APIライブラリの実装が[[OpenJDK]]ベースになった<ref>[https://www.infoq.com/jp/news/2016/02/android-openjdk/ AndroidがOpenJDKを採用へ |InfoQ]</ref>。 |
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Googleから提供されている[[ソフトウェア開発キット]]では、[[Javaプラットフォーム]]によるプログラミング環境と、C/C++による開発がサポートされている。[[Java]]以外にも、Javaプラットフォーム向けの複数の言語([[Scala]]、[[Kotlin]]<!--、[http://www.hecl.org/ Hecl]--><!-- マイナーすぎるものはコメントアウト。 -->)で書かれたプログラムがDalvik/ART上で動作する。[[Java Native Interface]] |
Googleから提供されている[[ソフトウェア開発キット]]では、[[Javaプラットフォーム]]によるプログラミング環境と、C/C++による開発がサポートされている。[[Java]]以外にも、Javaプラットフォーム向けの複数の言語([[Scala]]、[[Kotlin]]<!--、[http://www.hecl.org/ Hecl]--><!-- マイナーすぎるものはコメントアウト。 -->)で書かれたプログラムがDalvik/ART上で動作する。[[Java Native Interface]](JNI)を利用して、JavaとC/C++間で相互運用することも可能である。Android 2.3以降ではNative Activityのサポートにより、使用可能なAPIの制約はあるもののC/C++のみでアプリケーションを開発することも可能になっている。また、[[.NET Framework]]互換環境の1つである[[Mono (ソフトウェア)|Mono]]もAndroidに対応しており、[[Xamarin]]と[[Microsoft Visual Studio]]を利用することで、.NET言語([[C Sharp|C#]]/[[F Sharp|F#]])を使用してAndroidアプリケーションを開発することができる<ref>[http://www.infoq.com/jp/news/2007/11/dalvik InfoQ:Dalvik、Androidのバーチャルマシーンが激しい論議を巻き起こす]</ref><ref>[https://docs.microsoft.com/ja-jp/xamarin/android/ Xamarin.Android - Xamarin |Microsoft Docs]</ref>。 |
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Android 4. |
Android 4.4(KitKat)からは、デベロッパー向けに新たな仮想マシン[[Android Runtime]](ART)が実装された。ARTは、Dalvikよりもアプリケーションの動作効率などを向上させることを目的に開発された<ref>[https://source.android.com/devices/tech/dalvik Android Runtime(ART) and Dalvik | Android Open Source Project]</ref>。Dalvikの場合、多様なハードウェアに対応できるよう、アプリを中間コードの状態で保管しておき、実行直前にネイティブコードに変換して動作させる[[JITコンパイル]]方式が採用されている。一方でART仮想マシンは、予め最初からネイティブコードに変換しておくため(ahead-of-time:AOT)、実行速度や動作速度が向上する<ref>[http://magazine.kakaku.com/mag/pc/id=1811/ 期待の新OS「Android 5.0 Lollipop」は新UI! 速度向上! バッテリー長持ち!]{{リンク切れ|date=2019-09}}</ref>。Android 7.0以降のARTではAOTとインタープリタとJITをミックスしたハイブリッド手法が採用された<ref>[https://www.infoq.com/jp/news/2016/04/android-n-aot-jit/ Android N、AOT・インタプリタ・JITの組み合わせを導入]</ref>。 |
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なお、Android 4.4では依然としてDalvikが標準となっており、ARTを用いるためには開発者向けオプションで設定が必要である。ただし、アプリケーションによってはART上では正常動作しないものもあり、Dalvikとの完全互換は保証されていない<ref>[https://developer.android.com/guide/practices/verifying-apps-art.html Verifying App Behavior on the Android |
なお、Android 4.4では依然としてDalvikが標準となっており、ARTを用いるためには開発者向けオプションで設定が必要である。ただし、アプリケーションによってはART上では正常動作しないものもあり、Dalvikとの完全互換は保証されていない<ref>[https://developer.android.com/guide/practices/verifying-apps-art.html Verifying App Behavior on the Android Runtime(ART)] - Android Developers</ref>。 |
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Android 5.0からは、ART仮想マシンが標準となった。5.0に搭載されたバッテリー改善システムと、ARTの効率性の良さという組み合わせによって、バッテリー持続時間がAndroid 4.4と比較して1.37倍と大幅に伸びた<ref>[http://appllio.com/20140702-5436-android-l-battery-life Android L、バッテリー寿命が1.37倍の伸び]</ref>。 |
Android 5.0からは、ART仮想マシンが標準となった。5.0に搭載されたバッテリー改善システムと、ARTの効率性の良さという組み合わせによって、バッテリー持続時間がAndroid 4.4と比較して1.37倍と大幅に伸びた<ref>[http://appllio.com/20140702-5436-android-l-battery-life Android L、バッテリー寿命が1.37倍の伸び]</ref>。 |
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=== ブートローダー === |
=== ブートローダー === |
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ブートローダー |
ブートローダー(bootloader)とは、デバイスの電源を入れた際にフラッシュメモリ上にインストールされたLinuxカーネルを読み込み、そこからAndroidを起動させるシステムである。パソコンで例えると、[[Basic Input/Output System|BIOS]]という部分に相当する。ブートローダーの[[インタフェース (情報技術)|インターフェース]]は、一部の端末でアクセス可能である。多くの場合は、電源ボタンと音量ダウンボタンを同時押ししながら電源を入れて起動させる事ができる。起動後に表示されるインターフェースは、fastbootモードとも呼ばれる<ref name="ブートローダーとfastboot - マイナビニュース">[http://news.mynavi.jp/column/androidnow/043/ ブートローダーとfastboot - マイナビニュース]</ref>。ほとんどの携帯端末ではブートローダーに[[Das U-Boot|Uboot]]が使用される。 |
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=== 開発環境 === |
=== 開発環境 === |
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アプリケーション開発用にはAndroid |
アプリケーション開発用にはAndroid SDK(Software Development Kit)が、ランタイムとライブラリの開発用には[[Android Native Development Kit|Android NDK]](Native Development Kit)が無償提供されている。SDKとツール類は後述のAndroid Studioに含まれているほか、単独のコマンドラインツールも利用可能である<ref name="download_android_studio">[https://developer.android.com/studio Download Android Studio and SDK tools | Android Developers]</ref>。Android SDKに含まれる通信ツール「Android Debug Bridge」(adb)によって、Androidデバイス(携帯電話機/タブレットなど)とホストPCとをUSBで接続して、アプリケーションプログラムをデバイス上で実行しながらPC上でデバッグすることができる。Googleが有償で提供するSIMロックフリーの開発専用携帯電話機や他社の専用の携帯電話機[[エミュレータ (コンピュータ)|エミュレータ]]でないと、低レベルのランタイムとライブラリを書き換えることはできない<ref name="HSPA+/LTE/SAE教科書" />。[[統合開発環境]]は、[[Android Studio]]が推奨されている。Android Studioの実行環境つまりホストとして対応しているOSは、[[Microsoft Windows]]、[[macOS]]、[[Linux]]([[Ubuntu]]など)、[[ChromeOS]]である<ref name="download_android_studio"/>。[[Microsoft Visual Studio|Visual Studio]]、[[IntelliJ IDEA]]、[[RAD Studio]]など他の[[統合開発環境]]もAndroid開発に対応しているものがある。 |
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当初はアプリケーション開発に[[Eclipse (統合開発環境)|Eclipse]]と専用プラグイン |
当初はアプリケーション開発に[[Eclipse (統合開発環境)|Eclipse]]と専用プラグイン([[Android Development Tools]]:ADT)が利用されていた。Googleは、[[2013年]][[5月15日]]に開催されたGoogle I/Oで[[Android Studio]]と称する新たな統合開発環境を開発中であることを表明した<ref>[https://developers.google.com/events/io/sessions/324603352 What's New in Android Developer Tools]</ref>。これはIntelliJ IDEAをベースにした[[オープンソース]]によるAndroid専用の開発環境であり、ビルドツールとして従来の[[Apache Ant]]ではなく[[Gradle]]を採用している。また、レイアウトのデザインもよりグラフィカルで端末実機のイメージに近くなるとされる。[[2014年]][[12月8日]]に正式版1.0がリリースされた<ref>[http://android-developers.blogspot.jp/2014/12/android-studio-10.html Android Studio 1.0]</ref>。これに伴い、Eclipse用プラグインのサポートは2015年に終了した。 |
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Android SDKでは、Android Virtual |
Android SDKでは、Android Virtual Device(AVD)と呼ばれるPC上で動作する仮想デバイスを用いることができる。対応CPUと同様にARM、MIPS、x86の3種類のアーキテクチャをエミュレーションするソフトウェアがSDKに同梱されており、これにロードされるシステムイメージもAndroidバージョンごとにそれぞれ提供されている。ユーザーがこれらを選択して、任意のAndroidバージョンとCPUエミュレータの組み合わせによるAVDを作成する。ただし、一般的なエミュレータと同様、他のコンピュータシステムをエミュレーションするために動作が非常に重く、快適なデバッグを行うことは難しい。これをカバーするため、[[仮想化]]支援機能をサポートしているx86アーキテクチャのCPUが搭載されたホストマシン上では、x86システムイメージによるAVDを高速化することができる。WindowsおよびmacOSにおいては、[[インテル]]が提供するIntel Hardware Accelerated Execution Manager(HAXM)によって[[インテル バーチャライゼーション・テクノロジー|Intel VT]]によるサポートを有効にすることができる。また、Linux版のSDKにおいては、x86エミュレータ自体が[[Kernel-based Virtual Machine|KVM]]上で動作させることが可能となっており、Intel VTまたはAMD-Vによるサポートによって高速化することができる。 |
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=== Google Mobile Service === |
=== Google Mobile Service === |
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ほとんどのAndroid端末には、[[プロプライエタリソフトウェア]]のGoogle Mobile |
ほとんどのAndroid端末には、[[プロプライエタリソフトウェア]]のGoogle Mobile Service(GMS)アプリが[[プリインストール]]されている。[[Google Play]]、マップ、ギャラリー、カレンダー、[[Gmail]]、トークなどが含まれる。GMSアプリの搭載は互換性テストのCompatibility Test Suite(CTS)を通過し、Googleにライセンスを与えられた端末のみ認められている。オープンソースのAndroidから派生して、これらのアプリが入っていない場合は、[[CyanogenMod]] Gapps<ref>[http://wiki.cyanogenmod.org/w/Gapps Gapps - CyanogenMod]</ref>などからroot権限で /system フォルダにコピーしてインストール可能。 |
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=== エミュレーション・モデル === |
=== エミュレーション・モデル === |
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*goldfishモデル |
*goldfishモデル |
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**メインメモリ:96MB |
**メインメモリ:96MB |
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**VRAM:8MB |
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**VRAM:8MB |
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**画面サイズ:480×320画素 |
**画面サイズ:480×320画素(HVGA)、または320×240画素(QVGA)、ともに縦長または横長配置<ref name="日経エレクトロニクス2007/12/17" /> |
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== バージョン == |
== バージョン == |
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{{ |
{{See also|Androidのバージョン履歴}} |
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歴代の[[コードネーム]]のうち、バージョン1.5から9までは頭文字がバージョンの発表順にCからPまでのアルファベット順で始まる菓子の名前が付けられており、Androidロボットが各コードネームの菓子に扮していた。また、コードネームがエンドユーザー向けの製品別名として使われることもあった。バージョン10からはそのようなコードネームは付けられなくなり<ref>[https://blog.google/products/android/evolving-android-brand/ A pop of color and more: updates to Android's brand]</ref>、コードネームはアルファベット1文字だけになった<ref>[https://developers-jp.googleblog.com/2019/04/android-q.html Google Developers Japan:Android Q ベータ版の概要]</ref><ref>[https://developers-jp.googleblog.com/2020/05/now-in-android.html Google Developers Japan:Android開発の最新情報をご紹介する「Now in Android」]</ref>。また、バージョン10以降では、コードネームはエンドユーザー向けの製品別名としては使われなくなっている。 |
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{{Col-list|15em| |
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歴代の[[コードネーム]]のうち、バージョン1.5から9までは頭文字がバージョンの発表順にCからPまでのアルファベット順で始まる菓子の名前が付けられており、Androidロボットが各コードネームの菓子に扮していた。また、コードネームがエンドユーザー向けの製品別名として使われることもあった。バージョン10からはそのようなコードネームは付けられなくなり<ref>[https://blog.google/products/android/evolving-android-brand/ A pop of color and more: updates to Android’s brand]</ref>、コードネームはアルファベット1文字だけになった<ref>[https://developers-jp.googleblog.com/2019/04/android-q.html Google Developers Japan: Android Q ベータ版の概要]</ref><ref>[https://developers-jp.googleblog.com/2020/05/now-in-android.html Google Developers Japan: Android 開発の最新情報をご紹介する「Now in Android」]</ref>。また、バージョン10以降では、コードネームはエンドユーザー向けの製品別名としては使われなくなっている。 |
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{{col-list|15em| |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.0|1.0]] |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.0|1.0]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.1|1.1]] |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.1|1.1]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.5 Cupcake| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.5 Cupcake|Cupcake(1.5)]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.6 Donut| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 1.6 Donut|Donut(1.6)]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 2.0/2.1 Eclair| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 2.0/2.1 Eclair|Eclair(2.0, 2.1)]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 2.2 Froyo| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 2.2 Froyo|Froyo(2.2)]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 2.3 Gingerbread| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 2.3 Gingerbread|Gingerbread(2.3)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 3.0/3.1/3.2 Honeycomb| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 3.0/3.1/3.2 Honeycomb|Honeycomb(3.0, 3.1, 3.2)]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 4.0 Ice Cream Sandwich|Ice Cream |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 4.0 Ice Cream Sandwich|Ice Cream Sandwich(4.0)]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 4.1/4.2/4.3 Jelly Bean|Jelly |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 4.1/4.2/4.3 Jelly Bean|Jelly Bean(4.1, 4.2, 4.3)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 4.4 KitKat| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 4.4 KitKat|KitKat(4.4)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 5.0/5.1 Lollipop| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 5.0/5.1 Lollipop|Lollipop(5.0, 5.1)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 6.0 Marshmallow| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 6.0 Marshmallow|Marshmallow(6.0)]] |
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*[[Androidのバージョン履歴#Android 7.0/7.1 Nougat| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 7.0/7.1 Nougat|Nougat(7.0, 7.1)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 8.0/8.1 Oreo| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 8.0/8.1 Oreo|Oreo(8.0, 8.1)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 9 Pie| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 9 Pie|Pie(9)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 10| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 10|Q(10)]] |
||
*[[Androidのバージョン履歴#Android 11| |
*[[Androidのバージョン履歴#Android 11|R(11)]] |
||
*[[ |
*[[Android 12|S(12)]] |
||
*[[ |
*[[Android 13|Tiramisu(13)]] |
||
*[[Android 14|Upside Down Cake(14)]] |
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==シェア== |
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===スマートフォン=== |
=== スマートフォン === |
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世界でのスマートフォンの販売台数のシェアの推移は以下の通り<ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1421013 Gartner Says Worldwide Mobile Device Sales Grew 13.8 Percent in Second Quarter of 2010, But Competition Drove Prices Down]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1466313 Gartner Says Worldwide Mobile Phone Sales Grew 35 Percent in Third Quarter 2010; Smartphone Sales Increased 96 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1689814 Gartner Says 428 Million Mobile Communication Devices Sold Worldwide in First Quarter 2011, a 19 Percent Increase Year-on-Year]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1764714 Gartner Says Sales of Mobile Devices in Second Quarter of 2011 Grew 16.5 Percent Year-on-Year; Smartphone Sales Grew 74 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1848514 Gartner Says Sales of Mobile Devices Grew 5.6 Percent in Third Quarter of 2011; Smartphone Sales Increased 42 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1924314 Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Soared in Fourth Quarter of 2011 With 47 Percent Growth]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2017015 Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 2 Percent in First Quarter of 2012; Previous Year-over-Year Decline Occurred in Second Quarter of 2009]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2120015 Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 2.3 Percent in Second Quarter of 2012]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2237315 Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 3 Percent in Third Quarter of 2012; Smartphone Sales Increased 47 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2335616 Gartner Says Worldwide Mobile Phone Sales Declined 1.7 Percent in 2012]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2482816 Gartner Says Asia/Pacific Led Worldwide Mobile Phone Sales to Growth in First Quarter of 2013]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2573415 Gartner Says Smartphone Sales Grew 46.5 Percent in Second Quarter of 2013 and Exceeded Feature Phone Sales for First Time]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2623415 Gartner Says Smartphone Sales Accounted for 55 Percent of Overall Mobile Phone Sales in Third Quarter of 2013]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3061917 Gartner Says Emerging Markets Drove Worldwide Smartphone Sales to 19 Percent Growth in First Quarter of 2015]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3115517 Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Recorded Slowest Growth Rate Since 2013]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3169417 Gartner Says Emerging Markets Drove Worldwide Smartphone Sales to 15.5 Percent Growth in Third Quarter of 2015]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3215217 Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Grew 9.7 Percent in Fourth Quarter of 2015]</ref>。 |
世界でのスマートフォンの販売台数のシェアの推移は以下の通り<ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1421013 Gartner Says Worldwide Mobile Device Sales Grew 13.8 Percent in Second Quarter of 2010, But Competition Drove Prices Down]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1466313 Gartner Says Worldwide Mobile Phone Sales Grew 35 Percent in Third Quarter 2010; Smartphone Sales Increased 96 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1689814 Gartner Says 428 Million Mobile Communication Devices Sold Worldwide in First Quarter 2011, a 19 Percent Increase Year-on-Year]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1764714 Gartner Says Sales of Mobile Devices in Second Quarter of 2011 Grew 16.5 Percent Year-on-Year; Smartphone Sales Grew 74 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1848514 Gartner Says Sales of Mobile Devices Grew 5.6 Percent in Third Quarter of 2011; Smartphone Sales Increased 42 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1924314 Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Soared in Fourth Quarter of 2011 With 47 Percent Growth]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2017015 Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 2 Percent in First Quarter of 2012; Previous Year-over-Year Decline Occurred in Second Quarter of 2009]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2120015 Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 2.3 Percent in Second Quarter of 2012]</ref><ref>[http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=2237315 Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 3 Percent in Third Quarter of 2012; Smartphone Sales Increased 47 Percent]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2335616 Gartner Says Worldwide Mobile Phone Sales Declined 1.7 Percent in 2012]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2482816 Gartner Says Asia/Pacific Led Worldwide Mobile Phone Sales to Growth in First Quarter of 2013]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2573415 Gartner Says Smartphone Sales Grew 46.5 Percent in Second Quarter of 2013 and Exceeded Feature Phone Sales for First Time]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/2623415 Gartner Says Smartphone Sales Accounted for 55 Percent of Overall Mobile Phone Sales in Third Quarter of 2013]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3061917 Gartner Says Emerging Markets Drove Worldwide Smartphone Sales to 19 Percent Growth in First Quarter of 2015]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3115517 Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Recorded Slowest Growth Rate Since 2013]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3169417 Gartner Says Emerging Markets Drove Worldwide Smartphone Sales to 15.5 Percent Growth in Third Quarter of 2015]</ref><ref>[http://www.gartner.com/newsroom/id/3215217 Gartner Says Worldwide Smartphone Sales Grew 9.7 Percent in Fourth Quarter of 2015]</ref>。 |
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{| class="wikitable" style="text-align: |
{| class="wikitable" style="text-align:right" |
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!時期!!総数!!Android!!iOS!!Symbian!!BlackBerry!!Bada!!Microsoft!!その他 |
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|+ |
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! 時期 !! 総数 !! Android !! iOS !! Symbian !! BlackBerry !! Bada !! Microsoft !! その他 |
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|2009年第2四半期 |
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| |
|40,971,800 |
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| |
|1.8% |
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| |
|13.0% |
||
| |
|51.0% |
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| |
|19.0% |
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| |
| |
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| |
|9.3% |
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| |
|5.8% |
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|- |
|- |
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|2009年第3四半期 |
|||
| |
|41,093,300 |
||
| |
|3.5% |
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| |
|17.1% |
||
| |
|44.6% |
||
| |
|20.7% |
||
| |
| |
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| |
|7.9% |
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|6.2% |
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|- |
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|2009年第4四半期 |
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227行目: | 262行目: | ||
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|2010年第1四半期 |
|||
| |
|54,505,500 |
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| |
|9.6% |
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| |
|15.3% |
||
| |
|44.2% |
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| |
|19.7% |
||
| |
| |
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| |
|6.8% |
||
| |
|4.4% |
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|- |
|- |
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|2010年第2四半期 |
|||
| |
|62,058,100 |
||
| |
|17.2% |
||
| |
|14.1% |
||
| |
|40.9% |
||
| |
|18.7% |
||
| |
|0.9% |
||
| |
|4.9% |
||
| |
|3.2% |
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|- |
|- |
||
|2010年第3四半期 |
|||
| |
|81,132,600 |
||
| |
|25.3% |
||
| |
|16.6% |
||
| |
|36.3% |
||
| |
|15.4% |
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| |
|1.1% |
||
| |
|2.7% |
||
| |
|2.5% |
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|- |
|- |
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|2010年第4四半期 |
|||
| |
|101,150,300 |
||
| |
|30.5% |
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| |
|15.8% |
||
| |
|32.3% |
||
| |
|14.6% |
||
| |
|2.0% |
||
| |
|3.4% |
||
| |
|1.5% |
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|- |
|- |
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|2011年第1四半期 |
|||
| |
|99,775,000 |
||
| |
|36.4% |
||
| |
|16.9% |
||
| |
|27.7% |
||
| |
|13.0% |
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| |
|1.9% |
||
| |
|2.6% |
||
| |
|1.5% |
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|- |
|- |
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|2011年第2四半期 |
|||
| |
|107,740,400 |
||
| |
|43.4% |
||
| |
|18.2% |
||
| |
|22.1% |
||
| |
|11.7% |
||
| |
|1.9% |
||
| |
|1.6% |
||
| |
|1.0% |
||
|- |
|- |
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|2011年第3四半期 |
|||
| |
|115,185,400 |
||
| |
|52.5% |
||
| |
|15.0% |
||
| |
|16.9% |
||
| |
|11.0% |
||
| |
|2.2% |
||
| |
|1.5% |
||
| |
|0.9% |
||
|- |
|- |
||
|2011年第4四半期 |
|||
| |
|149,041,800 |
||
| |
|50.9% |
||
| |
|23.8% |
||
| |
|11.7% |
||
| |
|8.8% |
||
| |
|2.1% |
||
| |
|1.9% |
||
| |
|0.8% |
||
|- |
|- |
||
|2012年第1四半期 |
|||
| |
|144,391,700 |
||
| |
|56.1% |
||
| |
|22.9% |
||
| |
|8.6% |
||
| |
|6.9% |
||
| |
|2.7% |
||
| |
|1.9% |
||
| |
|0.9% |
||
|- |
|- |
||
|2012年第2四半期 |
|||
| |
|153,686,100 |
||
| |
|64.1% |
||
| |
|18.8% |
||
| |
|5.9% |
||
| |
|5.2% |
||
| |
|2.7% |
||
| |
|2.7% |
||
| |
|0.6% |
||
|- |
|- |
||
|2012年第3四半期 |
|||
| |
|169,178,600 |
||
| |
|72.4% |
||
| |
|13.9% |
||
| |
|2.6% |
||
| |
|5.3% |
||
| |
|3.0% |
||
| |
|2.4% |
||
| |
|0.4% |
||
|- |
|- |
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|2012年第4四半期 |
|||
| |
|207,662,400 |
||
| |
|69.7% |
||
| |
|20.9% |
||
| |
|1.2% |
||
| |
|3.5% |
||
| |
|1.3% |
||
| |
|3.0% |
||
| |
|0.3% |
||
|- |
|- |
||
|2013年第1四半期 |
|||
| |
|210,046,100 |
||
| |
|74.4% |
||
| |
|18.2% |
||
| |
|0.6% |
||
| |
|3.0% |
||
| |
|0.7% |
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| |
|2.9% |
||
| |
|0.3% |
||
|- |
|- |
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|2013年第2四半期 |
|||
| |
|225,326,200 |
||
| |
|79.0% |
||
| |
|14.2% |
||
| |
|0.3% |
||
| |
|2.7% |
||
| |
|0.4% |
||
| |
|3.3% |
||
| |
|0.2% |
||
|- |
|- |
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|2013年第3四半期 |
|||
| |
|250,231,700 |
||
| |
|81.9% |
||
| |
|12.1% |
||
| |
|0.2% |
||
| |
|1.8% |
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| |
|0.3% |
||
| |
|3.6% |
||
| |
|0.2% |
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|- |
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|2013年第4四半期 |
|||
| |
| |
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| |
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387行目: | 422行目: | ||
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|2014年第1四半期 |
|||
| |
|281,636,900 |
||
| |
|80.8% |
||
| |
|15.3% |
||
| |
| |
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| |
|0.6% |
||
| |
| |
||
| |
|2.7% |
||
| |
|0.6% |
||
|- |
|- |
||
|2014年第2四半期 |
|||
| |
|290,384,400 |
||
| |
|83.8% |
||
| |
|12.2% |
||
| |
| |
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| |
|0.7% |
||
| |
| |
||
| |
|2.8% |
||
| |
|0.5% |
||
|- |
|- |
||
|2014年第3四半期 |
|||
| |
|305,384,000 |
||
| |
|83.3% |
||
| |
|12.5% |
||
| |
| |
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| |
|0.8% |
||
| |
| |
||
| |
|3.0% |
||
| |
|0.4% |
||
|- |
|- |
||
|2014年第4四半期 |
|||
| |
|367,334,400 |
||
| |
|76.0% |
||
| |
|20.4% |
||
| |
| |
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| |
|0.5% |
||
| |
| |
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| |
|2.8% |
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| |
|0.4% |
||
|- |
|- |
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|2015年第1四半期 |
|||
| |
|336,054,400 |
||
| |
|78.9% |
||
| |
|17.9% |
||
| |
| |
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| |
|0.4% |
||
| |
| |
||
| |
|2.5% |
||
| |
|0.4% |
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|- |
|- |
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|2015年第2四半期 |
|||
| |
|329,676,400 |
||
| |
|82.2% |
||
| |
|14.6% |
||
| |
| |
||
| |
|0.3% |
||
| |
| |
||
| |
|2.5% |
||
| |
|0.4% |
||
|- |
|- |
||
|2015年第3四半期 |
|||
| |
|352,844,000 |
||
| |
|84.7% |
||
| |
|13.1% |
||
| |
| |
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| |
|0.3% |
||
| |
| |
||
| |
|1.7% |
||
| |
|0.3% |
||
|- |
|- |
||
|2015年第4四半期 |
|||
| |
|403,109,400 |
||
| |
|80.7% |
||
| |
|17.7% |
||
| |
| |
||
| |
|0.2% |
||
| |
| |
||
| |
|1.1% |
||
| |
|0.2% |
||
|- |
|- |
||
|2016年第1四半期 |
|||
| |
|349,251,400 |
||
| |
|84.1% |
||
| |
|14.8% |
||
| |
| |
||
| |
|0.2% |
||
| |
| |
||
| |
|0.7% |
||
| |
|0.2% |
||
|- |
|- |
||
|2016年第2四半期 |
|||
| |
|344,359,700 |
||
| |
|86.2% |
||
| |
|12.9% |
||
| |
| |
||
| |
|0.1% |
||
| |
| |
||
| |
|0.6% |
||
| |
|0.2% |
||
|- |
|- |
||
|2016年第3四半期 |
|||
| |
|373,292,500 |
||
| |
|87.8% |
||
| |
|11.5% |
||
| |
| |
||
| |
|0.1% |
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| |
|0.4% |
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| |
|0.2% |
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|} |
|} |
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日本国内でのスマートフォンの利用者数(契約者数)の推移は以下の通り<ref>[http://www.comscore.com/jpn/Press_Events/Press_Releases/2011/2/Smartphone_Adoption_Continues_to_Grow_in_Japan コムスコア、モバイル利用に関する包括調査データベース「モビレンズ」による最新傾向を発表]</ref><ref>[http://www.comscore.com/jpn/Press_Events/Press_Releases/2012/4/1_in_5_Mobile_Phone_Users_in_Japan_Now_Owns_a_Smartphone 日本におけるスマートフォンの新規購入がフィーチャーフォンの新規購入を超える - comScore, Inc]</ref><ref>[http://www.comscore.com/jpn/Press_Events/Press_Releases/2012/8/Japan_Smartphone_Surge 日本のスマホ利用動向:4人にひとりはスマホユーザーに]</ref><ref name="m2ri.jp">[http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120130328500 スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年3月) - 株式会社 MM総研]</ref><ref name="m2ri.jp"/><ref>[http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120131009500 スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年10月) - 株式会社 MM総研]</ref><ref>[https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=111 スマートフォン市場規模の推移・予測(2014年4月) - 株式会社 MM総研]</ref><ref>{{Cite web|title=iPhoneシェア率が異常 |
日本国内でのスマートフォンの利用者数(契約者数)の推移は以下の通り<ref>[http://www.comscore.com/jpn/Press_Events/Press_Releases/2011/2/Smartphone_Adoption_Continues_to_Grow_in_Japan コムスコア、モバイル利用に関する包括調査データベース「モビレンズ」による最新傾向を発表]</ref><ref>[http://www.comscore.com/jpn/Press_Events/Press_Releases/2012/4/1_in_5_Mobile_Phone_Users_in_Japan_Now_Owns_a_Smartphone 日本におけるスマートフォンの新規購入がフィーチャーフォンの新規購入を超える - comScore, Inc]</ref><ref>[http://www.comscore.com/jpn/Press_Events/Press_Releases/2012/8/Japan_Smartphone_Surge 日本のスマホ利用動向:4人にひとりはスマホユーザーに]</ref><ref name="m2ri.jp">[http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120130328500 スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年3月) - 株式会社 MM総研]</ref><ref name="m2ri.jp"/><ref>[http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120131009500 スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年10月) - 株式会社 MM総研]</ref><ref>[https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=111 スマートフォン市場規模の推移・予測(2014年4月) - 株式会社 MM総研]</ref><ref>{{Cite web|和書|title=iPhoneシェア率が異常!世界と逆をいく日本のスマホ市場【2020年3月】|url=https://bitwave.showcase-tv.com/iphone強すぎ|ガラパゴス化した日本のスマホ市場シ/|website=bitWave|スマホ(iPhone/Android)から携帯キャリア情報のことなら|date=2020-03-01|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=やはりiPhoneといえば4.7インチ? 第2世代iPhone SEがシェア4割弱占める|url=https://www.bcnretail.com/market/detail/20200527_174821.html|website=BCN+R|accessdate=2020-07-17|language=ja|last=BCN+R}}</ref>。 |
||
{| class="wikitable" style="text-align: |
{| class="wikitable" style="text-align:right" |
||
!時期!!総数!!Android!!iOS(iPhone)!!Microsoft!!その他!!調査会社 |
|||
|+ |
|||
! 時期 !! 総数 !! Android !! iOS (iPhone) !! Microsoft !! その他 !! 調査会社 |
|||
|- |
|- |
||
|2010年6月 |
|||
| |
| |
||
| |
|435,000 |
||
| |
|2,557,000 |
||
| |
|2,144,000 |
||
| |
| |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2010年9月 |
|||
| |
|5,702,000 |
||
| |
|841,000 |
||
| |
|3,347,000 |
||
| |
|1,475,000 |
||
| |
|39,000 |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2010年12月 |
|||
| |
|6,975,000 |
||
| |
|2,174,000 |
||
| |
|3,787,000 |
||
| |
|831,000 |
||
| |
|183,000 |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2011年3月 |
|||
| |
|9,764,000 |
||
| |
|4,601,000 |
||
| |
|3,906,000 |
||
| |
|colspan="2" style="text-align:center"|1,257,000 |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2011年11月 |
|||
| |
|15,100,000 |
||
| |
|61.0% |
||
| |
|33.0% |
||
| |
|5.7% |
||
| |
|0.3% |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2012年2月 |
|||
| |
|19,300,000 |
||
| |
|61.4% |
||
| |
|34.2% |
||
| |
|3.9% |
||
| |
|0.5% |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2012年3月 |
|||
| |
| |
||
| |
|62.2% |
||
| |
|33.7% |
||
| |
|3.7% |
||
| |
|0.4% |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2012年6月 |
|||
| |
|24,086,000 |
||
| |
|64.1% |
||
| |
|32.3% |
||
| |
|3.2% |
||
| |
|0.4% |
||
| |
|コムスコア |
||
|- |
|- |
||
|2013年1月 |
|||
| |
|40,610,000 |
||
| |
|63.3% |
||
| |
|34.8% |
||
| |
|colspan="2"|1.9% |
||
| |
|MM総研 |
||
|- |
|- |
||
|2013年9月 |
|||
| |
|50,150,000 |
||
| |
|63.0% |
||
| |
|35.6% |
||
| |
|colspan="2"|1.4% |
||
| |
|MM総研 |
||
|- |
|- |
||
|2014年3月 |
|||
| |
|57,340,000 |
||
| |
|57.1% |
||
| |
|41.8% |
||
| |
|colspan="2"|1.2% |
||
| |
|MM総研 |
||
|- |
|- |
||
|2017年10月 |
|||
| |
| |
||
|31.8% |
|31.8% |
||
595行目: | 629行目: | ||
|ウェブレッジ |
|ウェブレッジ |
||
|- |
|- |
||
|2019年8月 |
|||
| |
| |
||
|40.8% |
|40.8% |
||
603行目: | 637行目: | ||
|ウェブレッジ |
|ウェブレッジ |
||
|- |
|- |
||
|2019年12月 |
|||
| |
| |
||
|42.08% |
|42.08% |
||
|57. |
|57.02% |
||
| |
| |
||
| |
| |
||
|ウェブレッジ |
|ウェブレッジ |
||
|- |
|- |
||
|2020年5月 |
|||
| |
| |
||
|39.6% |
|39.6% |
||
|60. |
|60.4% |
||
| |
| |
||
| |
| |
||
620行目: | 654行目: | ||
|} |
|} |
||
===タブレット=== |
=== タブレット === |
||
世界のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)<ref>[http://www.strategyanalytics.com/default.aspx?mod=pressreleaseviewer&a0=5167 Android Captures Record 39 Percent Share of Global Tablet Shipments in Q4 2011]</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1208/03/news028.html iPad、世界タブレット出荷で圧倒的首位守る |
世界のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)<ref>[http://www.strategyanalytics.com/default.aspx?mod=pressreleaseviewer&a0=5167 Android Captures Record 39 Percent Share of Global Tablet Shipments in Q4 2011]</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1208/03/news028.html iPad、世界タブレット出荷で圧倒的首位守る SamsungとASUSも急成長――IDC調べ]</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1205/07/news058.html 世界タブレット出荷、iPadは好調だが予測を下回る――IDC調べ]</ref><ref>[https://xtech.nikkei.com/it/article/NEWS/20120726/411801/ 2012年Q2の世界タブレット市場、「iPad」のシェアが過去最高の68%に]</ref><ref>[http://blogs.strategyanalytics.com/TTS/post/2012/07/25/Apple-iPad-Captures-68-Percent-Share-of-25-Million-Global-Tablet-Shipments-in-Q2-2012.aspx Apple iPad Captures 68 Percent Share of 25 Million Global Tablet Shipments in Q2 2012]</ref><ref>[http://blogs.strategyanalytics.com/TTS/post/2012/10/25/Android-Captures-Record-41-Percent-Share-of-Global-Tablet-Shipments-in-Q3-2012.aspx Android Captures Record 41 Percent Share of Global Tablet Shipments in Q3 2012]</ref><ref>[http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS23926713#.UTeMWzJkPpU Tablet Shipments Soar to Record Levels During Strong Holiday Quarter, According to IDC - prUS23926713]</ref><ref>[https://www.strategyanalytics.com/default.aspx?mod=pressreleaseviewer&a0=5351 Apple Maintains 48 Percent Share of Global Branded Tablet Shipments in Q1 2013]</ref><ref>[https://www.strategyanalytics.com/default.aspx?mod=pressreleaseviewer&a0=5403 Android Dominates the Tablet Market in 2013 Q2]</ref><ref>[http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS24420613 Android Growth Drives Another Strong Quarter for the Worldwide Tablet Market, According to IDC - prUS24420613]</ref> |
||
{| class="wikitable" style="text-align: |
{| class="wikitable" style="text-align:right" |
||
! |
!時期!!総数!!Android!!iOS!!Windows!!その他!!調査会社 |
||
|- |
|- |
||
|2010年第4四半期 |
|||
| |
|10,700,000 |
||
| |
|29.0% |
||
| |
|68.2% |
||
| |
|colspan="2"|2.8% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2011年第2四半期 |
|||
| |
|15,042,000 |
||
| |
|29.2% |
||
| |
|61.4% |
||
| |
|colspan="2"|8.6% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2011年第3四半期 |
|||
| |
|17,200,000 |
||
| |
|29.2% |
||
| |
|64.5% |
||
| |
|colspan="2"|6.4% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2011年第4四半期 |
|||
| |
|26,800,000 |
||
| |
|39.2% |
||
| |
|57.4% |
||
| |
|colspan="2"|1.9% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2012年第1四半期 |
|||
| |
|18,700,000 |
||
| |
|34.2% |
||
| |
|63.1% |
||
| |
|colspan="2"|2.7% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2012年第2四半期 |
|||
| |
|24,944,000 |
||
| |
|29.3% |
||
| |
|68.3% |
||
| |
|colspan="2"|2.4% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2012年第3四半期 |
|||
| |
|24,700,000 |
||
| |
|41.3% |
||
| |
|56.7% |
||
| |
|colspan="2"|2.0% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2012年第4四半期 |
|||
| |
|52,500,000 |
||
| |
| |
||
| |
|43.6% |
||
| |
| |
||
| |
| |
||
| |
|IDC |
||
|- |
|- |
||
|2013年第1四半期 |
|||
| |
|40,600,000 |
||
| |
|43.4% |
||
| |
|48.2% |
||
| |
|7.4% |
||
| |
|1.0% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2013年第2四半期 |
|||
| |
|51,700,000 |
||
| |
|67.0% |
||
| |
|28.3% |
||
| |
|4.5% |
||
| |
|0.2% |
||
| |
|Strategy Analytics |
||
|- |
|- |
||
|2013年第3四半期 |
|||
| |
|47,600,000 |
||
| |
| |
||
| |
|29.6% |
||
| |
|||
| |
|||
| IDC |
|||
|- |
|||
! |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
|||
| |
| |
||
| |
| |
||
|IDC |
|||
|} |
|} |
||
日本国内のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)<ref>[http://www.ictr.co.jp/topics_20120426.html トピックス2012年4月26日 | ICT総研 市場調査・マーケティングカンパニー]</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=90 |title=2012年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2013-05-23|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1212/26/news084.html 第3四半期のタブレットOS別出荷シェア、AndroidがiOSを追い抜く――IDC調べ]</ref><ref>[https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20130117/450141/?ST=smartphone&P=2 週末スペシャル - タブレットに新潮流、7型NexusがiPadをついに逆転:ITpro]</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=108 |title=2013年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2014-05-21|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=46 |title=2014年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2015-05-21|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=9 |title=2015年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2016-05-19|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1605/19/news155.html |title=2015年度通期の国内タブレット出荷台数は903万台、初の前年割れ|date=2016-05-19|accessdate=2016-08-12}}</ref> |
|||
日本国内のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く) |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:right" |
|||
<ref>[http://www.ictr.co.jp/topics_20120426.html トピックス2012年4月26日 | ICT総研 市場調査・マーケティングカンパニー]</ref><ref> |
|||
!時期!!総数!!Android!!iOS!!Windows!!その他!!調査会社 |
|||
{{Cite web |url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=90 |title=2012年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2013-05-23|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref>[https://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1212/26/news084.html 第3四半期のタブレットOS別出荷シェア、AndroidがiOSを追い抜く――IDC調べ]</ref><ref>[https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20130117/450141/?ST=smartphone&P=2 週末スペシャル - タブレットに新潮流、7型NexusがiPadをついに逆転:ITpro]</ref><ref> |
|||
{{Cite web |url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=108 |title=2013年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2014-05-21|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref> |
|||
{{Cite web |url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=46 |title=2014年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2015-05-21|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref> |
|||
{{Cite web |url=https://www.m2ri.jp/news/detail.html?id=9 |title=2015年度通期国内タブレット端末出荷概況|date=2016-05-19|accessdate=2016-08-12}}</ref><ref> |
|||
{{Cite web |url=https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1605/19/news155.html |title=2015年度通期の国内タブレット出荷台数は903万台、初の前年割れ|date=2016-05-19|accessdate=2016-08-12}}</ref> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align: right;" |
|||
! 時期 !! 総数 !! Android !! iOS !! Windows !! その他 !! 調査会社 |
|||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2010年4月 - 2010年9月 |
|||
| |
|350,000 |
||
| |
|20,000 |
||
| |
|320,000 |
||
| |
|colspan="2"|10,000 |
||
| |
|ICT総研 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2010年10月 - 2011年3月 |
|||
| |
|540,000 |
||
| |
|50,000 |
||
| |
|480,000 |
||
| |
|colspan="2"|10,000 |
||
| |
|ICT総研 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2011年4月 - 2011年9月 |
|||
| |
|1,180,000 |
||
| |
|370,000 |
||
| |
|780,000 |
||
| |
|colspan="2"|30,000 |
||
| |
|ICT総研 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2011年10月 - 2012年3月 |
|||
| |
|1,580,000 |
||
| |
|490,000 |
||
| |
|1,040,000 |
||
| |
|colspan="2"|50,000 |
||
| |
|ICT総研 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2012年4月 - 2013年3月 |
|||
| |
|5,680,000 |
||
| |
|42.4% |
||
| |
|52.5% |
||
| |
|0.0% |
||
| |
|5.1% |
||
| |
|MM総研 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2013年4月 - 2014年3月 |
|||
| |
|7,480,000 |
||
| |
|45.7% |
||
| |
|43.8% |
||
| |
|10.5% |
||
| - |
| - |
||
| |
|MM総研 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2014年4月 - 2015年3月 |
|||
| |
|9,290,000 |
||
| |
|45.7% |
||
| |
|43.9% |
||
| |
|10.4% |
||
| - |
| - |
||
| |
|MM総研 |
||
|- |
|- |
||
|style="text-align:left"|2015年4月 - 2016年3月 |
|||
| |
|9,030,000 |
||
| |
|46.0% |
||
| |
|40.0% |
||
| |
|14.1% |
||
| - |
| - |
||
| |
|MM総研 |
||
|} |
|} |
||
===バージョン=== |
=== バージョン === |
||
{{ |
{{Main|Androidのバージョン履歴}} |
||
[[Android Studio]]でプロジェクトを新規作成するときに確認可能な、バージョンごとの世界シェア(2021年7月時点でのデータ)<ref>{{Cite web|url=https://www.orefolder.net/2020/05/os-share-202005/|title=AndroidのOSバージョンシェア 2020年5月 |
[[Android Studio]]でプロジェクトを新規作成するときに確認可能な、バージョンごとの世界シェア(2021年7月時点でのデータ)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.orefolder.net/2020/05/os-share-202005/|title=AndroidのOSバージョンシェア 2020年5月:リースから8ヶ月ほど経ったAndroid 10はわずか8.2%|publisher=OREFOLDER|accessdate=2020-09-16|date=2020-05-02}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://moduleapps.com/mobile-marketing/android-ver/|title=【随時更新】Android バージョン別シェアを発表。日本国内のシェア・全体の推移は?|publisher=モバイルマルチメディア研究所|accessdate=2020-09-16|date=2020-06-09}}</ref>。 |
||
{| class="wikitable sortable" |
{| class="wikitable sortable" |
||
!バージョン!!コードネーム!!リリース!![[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]!!シェア |
|||
|- |
|- |
||
|'''4.0.3 - 4.0.4''' |
|||
! バージョン |
|||
|Ice Cream Sandwich |
|||
! コードネーム |
|||
|{{Dts|2011|10|18}} |
|||
! リリース |
|||
|15 |
|||
! [[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]] |
|||
|style="text-align:right"|0% |
|||
! シェア |
|||
|- |
|||
| '''4.0.3 - 4.0.4''' |
|||
| Ice Cream Sandwich |
|||
| {{dts|2011|10|18}} |
|||
| 15 |
|||
| style="text-align: right;" | 0% |
|||
|- |
|- |
||
| |
|'''4.1''' |
||
| |
|rowspan="3"|Jelly Bean |
||
| |
|{{Dts|2012|7|9}} |
||
| |
|16 |
||
| |
|style="text-align:right"|0% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''4.2''' |
||
| |
|{{Dts|2012|11|13}} |
||
| |
|17 |
||
| |
|style="text-align:right"|0% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''4.3''' |
||
| |
|{{Dts|2013|7|24}} |
||
| |
|18 |
||
| |
|style="text-align:right"|0% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''4.4''' |
||
| KitKat |
| KitKat |
||
| |
|{{Dts|2013|10|31}} |
||
| |
|19 |
||
| |
|style="text-align:right"|0.3% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''5.0''' |
||
| |
|rowspan="2"|Lollipop |
||
| |
|{{Dts|2014|11|3}} |
||
| |
|21 |
||
| |
|style="text-align:right"|0.3% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''5.1''' |
||
| |
|{{Dts|2015|3|9}} |
||
| |
|22 |
||
| |
|style="text-align:right"|0.3% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''6.0''' |
||
| |
|Marshmallow |
||
| |
|{{Dts|2015|10|5}} |
||
| |
|23 |
||
| |
|style="text-align:right"|1.9% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''7.0''' |
||
| |
|rowspan="2"|Nougat |
||
| |
|{{Dts|2016|8|23}} |
||
| |
|24 |
||
| |
|style="text-align:right"|2.0% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''7.1''' |
||
| |
|{{Dts|2016|12|5}} |
||
| |
|25 |
||
| |
|style="text-align:right"|5.0% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''8.0''' |
||
| |
|rowspan="2"|Oreo |
||
| |
|{{Dts|2017|8|21}} |
||
| |
|26 |
||
| |
|style="text-align:right"|7.0% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''8.1''' |
||
| |
|{{Dts|2017|12|5}} |
||
| |
|27 |
||
| |
|style="text-align:right"|5.3% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''9''' |
||
| Pie |
| Pie |
||
| |
|{{Dts|2018|8|6}} |
||
| |
|28 |
||
| |
|style="text-align:right"|17.7% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''10''' |
||
| Q |
| Q |
||
| |
|{{Dts|2019|9|3}} |
||
| |
|29 |
||
| |
|style="text-align:right"|34.5% |
||
|- |
|- |
||
| |
|'''11''' |
||
| R |
| R |
||
| |
|{{Dts|2020|9|8}} |
||
| |
|30 |
||
| |
|style="text-align:right"|25.9% |
||
|- |
|- |
||
|'''12''' |
|'''12''' |
||
|S |
|S |
||
| |
|2021年10月4日 |
||
|31 |
|31 |
||
| |
|未計測 |
||
|- |
|||
|'''13''' |
|||
|Tiramisu |
|||
|2022年8月16日 |
|||
|33 |
|||
|未計測 |
|||
|} |
|} |
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Androidのソースコードは、アプリケーション・フレームワークから標準ライブラリ、ランタイム、カーネルまでのすべてが公開され、改変も自由である。基本的にAndroidのソースコードのライセンスは、Apache License 2.0に準じるため、Androidを採用した企業・個人が改変部や付加部分をGPLのように公開する必要はない。ただし、WebKitのライセンスは[[GNU Lesser General Public License|LGPL]]であり、カーネルとそのライブラリなどのLinuxに基づく部分のライセンスは[[GNU General Public License|GPL]]であるため、公開が求められる<ref name="HSPA+/LTE/SAE教科書">服部武、藤岡雅宣編著『HSPA+/LTE/SAE教科書』、インプレスR&D、2009年、ISBN 978-4-8443-2738-7</ref>。 |
Androidのソースコードは、アプリケーション・フレームワークから標準ライブラリ、ランタイム、カーネルまでのすべてが公開され、改変も自由である。基本的にAndroidのソースコードのライセンスは、Apache License 2.0に準じるため、Androidを採用した企業・個人が改変部や付加部分をGPLのように公開する必要はない。ただし、WebKitのライセンスは[[GNU Lesser General Public License|LGPL]]であり、カーネルとそのライブラリなどのLinuxに基づく部分のライセンスは[[GNU General Public License|GPL]]であるため、公開が求められる<ref name="HSPA+/LTE/SAE教科書">服部武、藤岡雅宣編著『HSPA+/LTE/SAE教科書』、インプレスR&D、2009年、ISBN 978-4-8443-2738-7</ref>。 |
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Gmail、Googleマップ、Google検索、Google Playなどの一部のGoogle製アプリケーションは、Androidと密に連携しているが[[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]なライセンスで提供されている<ref>{{ |
Gmail、Googleマップ、Google検索、Google Playなどの一部のGoogle製アプリケーションは、Androidと密に連携しているが[[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]なライセンスで提供されている<ref>{{Cite news | url = http://sourceforge.jp/magazine/09/10/01/0237239 | title = 「Android」のオープン性で対立するGoogleと開発者}}</ref>。これらのGoogle製アプリケーションはGoogle Mobile Service認証をGoogleから受けた端末に対してのみ供給され、それらの端末でのみ動作が認められる。したがってカスタマイズしたAndroidに、これらのアプリケーションを載せるためには、カスタマイズを施したプロジェクトが個別にGoogleの許諾を得る必要がある。なお、アプリケーションをGoogle提供のファームウェアからバックアップし、権利を侵害していないカスタム版に再インストールする(カスタム版にはアプリケーションを[[バンドル]]しない)手法が説明される場合もあるが、Google Mobile Service認証を経ておらず、ライセンス違反の行為となる。 |
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タブレット向けのバージョンであるAndroid 3.xはスマートフォンへの対応が不完全であるということを理由としてソースコードの公開が見送られていた<ref>[http://www.computerworld.jp/topics/move/191117.html Android 3.0、ソースコード公開はスマートフォンへの対応後――グーグルが発表 |
タブレット向けのバージョンであるAndroid 3.xはスマートフォンへの対応が不完全であるということを理由としてソースコードの公開が見送られていた<ref>[http://www.computerworld.jp/topics/move/191117.html Android 3.0、ソースコード公開はスマートフォンへの対応後――グーグルが発表:IT業界動向]</ref>が、4.0.1から再度公開に戻った<ref>[https://web.archive.org/web/20171021175457/http://japanese.engadget.com/2011/11/14/android-4-0-ice-cream-sandwich/?ncid=jpYNewsEN Android 4.0 "Ice Cream Sandwich" ソースコード公開]</ref>。ただし、3.xのソースコードは[[Git]]の履歴の中に存在するだけで、Gitのタグとしては割り振られていない<ref>[https://groups.google.com/g/android-building/c/T4XZJCZnqF8 ICS is coming to AOSP | Android Building | Google グループ]</ref>。 |
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ソースコード等のライセンスとは別に、Googleは自社のモバイルサービス利用に最適化されたAndroid携帯に対して 、"with Google" ブランドの認定を行っている。 |
ソースコード等のライセンスとは別に、Googleは自社のモバイルサービス利用に最適化されたAndroid携帯に対して 、"with Google" ブランドの認定を行っている。 |
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ソース:https://www.google.com/phone/#manufacturer=htc&category=withgoogle&carrier=&country=all |
ソース:https://www.google.com/phone/#manufacturer=htc&category=withgoogle&carrier=&country=all |
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'with Google' phones have been optimized for use of Google Mobile Services, providing easy access to Search, Voice Search, Google Talk, Google Maps, Gmail, Sync, YouTube and Android |
'with Google' phones have been optimized for use of Google Mobile Services, providing easy access to Search, Voice Search, Google Talk, Google Maps, Gmail, Sync, YouTube and Android Market(where available). |
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[[アンディ・ルービン]]が設立したプラットフォームベンダーである米Android社を、[[2005年]]にGoogleが買収<ref name="zakzak.co.jp"/>したことから一時はGoogleが「gPhone」と呼ばれる独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた<ref name="グーグル電話「Gphone」、2週間以内に発売の噂"/>。[[2007年]]11月に「[[オープン・ハンドセット・アライアンス|Open Handset Alliance]]」(オープン・ハンドセット・アライアンス、以下OHAと表記)を通じて新規プラットフォームの概要のみが発表される結果となった。 |
[[アンディ・ルービン]]が設立したプラットフォームベンダーである米Android社を、[[2005年]]にGoogleが買収<ref name="zakzak.co.jp"/>したことから一時はGoogleが「gPhone」と呼ばれる独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた<ref name="グーグル電話「Gphone」、2週間以内に発売の噂"/>。[[2007年]]11月に「[[オープン・ハンドセット・アライアンス|Open Handset Alliance]]」(オープン・ハンドセット・アライアンス、以下OHAと表記)を通じて新規プラットフォームの概要のみが発表される結果となった。 |
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2007年11月5日 |
*2007年11月5日 - 携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、米検索最大手Google、米[[クアルコム]]、[[ドイツ|独]]通信キャリアの[[T-モバイル]](T-Mobile International)などが中心となり設立した規格団体 OHAが発表した。 |
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*2008年 |
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**9月23日 - 米T-Mobile USA社は世界初の商用Android搭載端末として[[T-Mobile G1]]を発表した。OHAはソフトウェア開発キット(SDK)の正式版「Android 1.0 SDK, Release 1」を発表した。OHAはAndroidの全ての動作環境を、[[2008年]]中に[[オープンソース]]ライセンスの1つである[[Apache License|Apacheライセンス]] Ver.2.0の下で公開する方針だとしている<ref>[http://www.openhandsetalliance.com/press_111207.html Open Handset Alliance Releases Android SDK]</ref>。OHAには上記の企業以外にも、日本の[[NTTドコモ]]、[[au (携帯電話)|KDDI]]、[[テレフォニカ]]などの[[電気通信事業者]]や、米[[モトローラ]]、韓国[[サムスン電子]]、[[LGエレクトロニクス]]などの携帯端末メーカー、米[[インテル]]、[[ブロードコム]]、[[NVIDIA]]、[[テキサス・インスツルメンツ]]、[[マーベル・テクノロジー・グループ|マーベル]]などの半導体メーカーなど、大手企業が合わせて34社も参加している<ref>[http://www.openhandsetalliance.com/press_110507.html Industry Leaders Announce Open Platform for Mobile Devices]</ref>。 |
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**10月22日 - 世界初のAndroid搭載[[スマートフォン]]、「[[T-Mobile G1]]」が[[T-モバイル#アメリカ|T-Mobile USA]]から全米向けに発売された。同時に、Googleはアプリケーションを販売するためのマーケット「Android Market」を開設した<ref>{{Cite web|和書|url=http://android-developers.blogspot.jp/2008/10/android-market-now-available-for-users.html |title=Android Market: Now available for users | date=2008-10-22|accessdate=2012-09-29}}</ref>。 |
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**12月9日 - 新たに[[ソフトバンクモバイル]]、[[ボーダフォン]]、[[東芝]]、[[ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ]]、[[華為技術]]、[[エリクソン]]、[[オムロン]]、[[ASUS]]、[[ガーミン]]、[[ARMホールディングス|ARM]]などの14社がOHAに加わった事が発表された<ref>[http://www.openhandsetalliance.com/press_120908.html Open Handset Alliance announces 14 new members]([[英語]])<br />[https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0812/10/news023.html Android推進組織OHAにソフトバンクモバイルほか14社が新たに参加]</ref>。 |
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*2009年 |
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**6月24日 - [[ソフトフロント]]、Android上で双方向[[VoIP]]通話に成功を発表<ref>[http://www.softfront.co.jp/news/caverage/r-090624.html Softfront News PRESS RELEASE 2009/06/24]</ref>。 |
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**9月 「Android 1.6 SDK」の提供を開始<ref>[https://developer.android.com/sdk/1.6_r1/index.html Download Android 1.6 SDK, Release 1]</ref>。 |
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**10月23日 - HT-03Aで'''Android 1.6'''が提供開始<ref>[https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/software_update/version_up/ht03a/index.html HT-03A OSバージョンアップ情報(NTTドコモ)]</ref>。 |
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**11月8日 - 米国の[[ベライゾン・ワイヤレス]]より[[モトローラ]]製'''Android 2.0'''搭載のスマートフォン、「[[Motorola Droid]]」がアメリカで販売される<ref>[https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0911/09/news017.html 妹分「DROID ERIS」も同時発売:Android 2.0携帯「DROID」発売――深夜発売店には行列も - ITmedia エンタープライズ]</ref>。<!-- なお、[[タイム (雑誌)|Time]]のガジェットトップ10で[[iPhone 3GS]]を抑え1位を獲得した<ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/10/news028.html Time誌のガジェットトップ10、Android携帯「DROID」がiPhone超える - ITmedia News]</ref>。--> |
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*2010年 |
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**1月5日 - Googleより、世界初の'''Android 2.1'''を搭載した[[Nexus One]]が発売された<ref>[https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/340671.html 米グーグル、自社ブランドのスマートフォン「Nexus One」] - ケータイWatch</ref>。 |
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**12月16日 - Googleより、世界初の'''Android 2.3'''を搭載した[[Nexus S]]が米国で発売された。 |
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*2011年 |
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**2月24日 - [[モトローラ・モビリティ]]より、世界初の'''Android 3.0'''を搭載した[[MOTOROLA XOOM|Motorola Xoom]]が米国で発売された。 |
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**11月17日 - Googleより、世界初の'''Android 4.0'''を搭載した[[Galaxy Nexus]]の[[グローバルモデル]](GT-i9250)が欧州で発売された。 |
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*2012年 |
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**7月10日 - '''Android 4.1'''が公開された。最初に[[Galaxy Nexus]]、[[MOTOROLA XOOM|Motorola Xoom]]、[[Nexus S]]のグローバルモデル向けにアップデートを開始した<ref>[http://androck.jp/news/topics/android-newos-android-4-1-jelly-bean-kokogachigau/ Android 新OS発表!Android 4.1 Jelly Beanはここが違う!]</ref>。 |
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**11月13日 - '''Android 4.2'''が公開された。[[Nexus 4]]と[[Nexus 10]]に標準搭載されて発売された<ref>[http://juggly.cn/archives/74001.html Google、Android 4.2(Jelly Bean)を搭載した「Nexus 4」、「Nexus 7(32GBと3G対応モデル)」、「Nexus 10」を正式発表、11月13日に発売開始、Nexus 7 32GBモデルとNexus 10は日本でも発売]</ref>。 |
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*2013年 |
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**7月24日 - '''Android 4.3'''が公開された。[[Nexus 4]]、[[Nexus 7]]、[[Nexus 10]]向けのアップデートを開始<ref>[https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/617/2617122/?r=1 Nexus4、7、10がAndroid4.3にアップデート Nexus4では技適マークが表示]</ref>。 |
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**11月1日 - Googleより、世界初の'''Android 4.4'''を搭載した[[Nexus 5]]が発売された。 |
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*2014年 |
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**3月18日 - スマートウォッチ向けにカスタマイズされた[[Android Wear]]をリリース。 |
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**6月25日 - カーナビゲーションシステムの[[Android Auto]]を発表。 |
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**6月26日 - '''Android L'''のデベロッパープレビュー版を、[[Nexus 5]]と[[Nexus 7]]向けに提供開始<ref>[http://internetcom.jp/allnet/20140630/3.html Google、次期モバイル OS「Android L」の開発者向けプレビュー版を公開]</ref>。 |
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**9月15日 - Googleより、新興国市場向け低価格帯スマートフォンの[[Android One]]が発表された<ref>[https://xtech.nikkei.com/it/atcl/news/14/091600904/ Google、「次の50億人」に向けた「Android One」スマホをインドで発表]</ref>。 |
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**10月15日 - Android Lの正式版となる'''Android 5.0'''が発表された<ref name="Android: Be together. Not the same">[http://googleblog.blogspot.jp/2014/10/android-be-together-not-same.html Android: Be together. Not the same.]</ref>。 |
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**11月3日 - '''Android 5.0'''の正式版を公開<ref name="Android: Be together. Not the same"/>。 |
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*2015年 |
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**3月10日 - '''Android 5.1'''の正式版を公開。 |
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**10月6日 - '''Android 6.0'''の正式版を公開。 |
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*2016年 |
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**3月10日 - '''Android 7.0'''の公開ベータ版をリリース。当初コードネームがなく、Android Nとして発表された<ref>[http://jp.techcrunch.com/2016/03/10/20160309google-surprises-with-early-preview-of-android-n/ まだ名前のない次期バージョンAndroid Nのサプライズ・プレビューをGoogleが敢行、目的はデベロッパーフィードバック]</ref>。 |
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**8月23日 - '''Android 7.0'''の正式版を公開<ref>[http://jp.techcrunch.com/2016/08/23/20160822android-nougat-comes-out-of-beta/ GoogleがAndroid 7.0、Nougatを正式公開―画面分割、通知、履歴ボタンでアプリ呼び出しなど改良点多数]</ref>。 |
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**10月4日 - '''Android 7.1'''の正式版を公開。 |
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**12月5日 - '''Android 7.1.1'''の正式版を公開。 |
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*2017年 |
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**4月4日 - '''Android 7.1.2'''の正式版を公開。 |
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**8月21日 - '''Android 8.0'''の正式版を公開。 |
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**11月27日 - '''Android 8.1'''の正式版を公開。 |
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*2018年8月6日 - '''Android 9'''の正式版を公開。 |
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*2019年9月3日 - '''Android 10'''の正式版を公開。 |
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*2020年9月8日 - '''Android 11'''の正式版を公開。 |
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*2021年10月4日 - '''Android 12'''の正式版を公開。 |
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*2022年8月16日 - '''Android 13'''の正式版を公開。 |
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*2023年 |
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**9月6日 - ロゴを刷新<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2309/06/news080.html|title=Google、Androidのロゴを4年ぶりに変更 ドロイドくんは立体的に|accessdate=2023-09-06|publisher=ITmedia}}</ref>。 |
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**10月4日‐'''Android 14'''の正式版を公開。 |
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== 世界での発売端末 == |
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'''2008年''' |
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*9月23日 - 米T-Mobile USA社は世界初の商用Android搭載端末として[[T-Mobile G1]]を発表した。OHAはソフトウェア開発キット(SDK)の正式版「Android 1.0 SDK, Release 1」を発表した。OHAはAndroidの全ての動作環境を、[[2008年]]中に[[オープンソース]]ライセンスの1つである[[Apache License|Apacheライセンス]] Ver.2.0の下で公開する方針だとしている<ref>[http://www.openhandsetalliance.com/press_111207.html Open Handset Alliance Releases Android SDK]</ref>。OHAには上記の企業以外にも、日本の[[NTTドコモ]]、[[au (携帯電話)|KDDI]]、[[テレフォニカ]]などの[[電気通信事業者]]や、米[[モトローラ]]、韓国[[サムスン電子]]、[[LGエレクトロニクス]]などの携帯端末メーカー、米[[インテル]]、[[ブロードコム]]、[[NVIDIA]]、[[テキサス・インスツルメンツ]]、[[マーベル・テクノロジー・グループ|マーベル]]などの半導体メーカーなど、大手企業が合わせて34社も参加している<ref>[http://www.openhandsetalliance.com/press_110507.html Industry Leaders Announce Open Platform for Mobile Devices]</ref>。 |
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*10月22日 - 世界初のAndroid搭載[[スマートフォン]]、「[[T-Mobile G1]]」が[[T-モバイル#アメリカ|T-Mobile USA]]から全米向けに発売された。同時に、Googleはアプリケーションを販売するためのマーケット「Android Market」を開設した<ref>{{Cite web |url=http://android-developers.blogspot.jp/2008/10/android-market-now-available-for-users.html |title=Android Market: Now available for users | date=2008-10-22|accessdate=2012-09-29}}</ref>。 |
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*12月9日 - 新たに[[ソフトバンクモバイル]]、[[ボーダフォン]]、[[東芝]]、[[ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ]]、[[華為技術]]、[[エリクソン]]、[[オムロン]]、[[ASUS]]、[[ガーミン]]、[[ARMホールディングス|ARM]]などの14社がOHAに加わった事が発表された<ref>[http://www.openhandsetalliance.com/press_120908.html Open Handset Alliance announces 14 new members]([[英語]])<br />[http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0812/10/news023.html Android推進組織OHAにソフトバンクモバイルほか14社が新たに参加]</ref>。 |
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'''2009年''' |
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*6月24日 - [[ソフトフロント]]、Android上で双方向[[VoIP]]通話に成功を発表<ref>[http://www.softfront.co.jp/news/caverage/r-090624.html Softfront News PRESS RELEASE 2009/06/24]</ref>。 |
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*9月 「Android 1.6 SDK」の提供を開始<ref>[https://developer.android.com/sdk/1.6_r1/index.html Download Android 1.6 SDK, Release 1]</ref>。 |
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*10月23日 - HT-03Aで'''Android 1.6'''が提供開始<ref>[https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/software_update/version_up/ht03a/index.html HT-03A OSバージョンアップ情報(NTTドコモ)]</ref>。 |
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*11月8日 - 米国の[[ベライゾン・ワイヤレス]]より[[モトローラ]]製'''Android 2.0'''搭載のスマートフォン、「[[Motorola Droid]]」がアメリカで販売される<ref>[https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0911/09/news017.html 妹分「DROID ERIS」も同時発売:Android 2.0携帯「DROID」発売――深夜発売店には行列も - ITmedia エンタープライズ]</ref>。<!-- なお、[[タイム (雑誌)|Time]]のガジェットトップ10で[[iPhone 3GS]]を抑え1位を獲得した<ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/10/news028.html Time誌のガジェットトップ10、Android携帯「DROID」がiPhone超える - ITmedia News]</ref>。--> |
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'''2010年''' |
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*1月5日 - Googleより、世界初の'''Android 2.1'''を搭載した[[Nexus One]]が発売された<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100106_340671.html 米グーグル、自社ブランドのスマートフォン「Nexus One」] - ケータイWatch</ref>。 |
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*12月16日 - Googleより、世界初の'''Android 2.3'''を搭載した[[Nexus S]]が米国で発売された。 |
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'''2011年''' |
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*2月24日 - [[モトローラ・モビリティ]]より、世界初の'''Android 3.0'''を搭載した[[MOTOROLA XOOM|Motorola Xoom]]が米国で発売された。 |
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*11月17日 - Googleより、世界初の'''Android 4.0'''を搭載した[[Galaxy Nexus]]の[[グローバルモデル]](GT-i9250)が欧州で発売された。 |
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'''2012年''' |
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*7月10日 - '''Android 4.1'''が公開された。最初に[[Galaxy Nexus]]、[[MOTOROLA XOOM|Motorola Xoom]]、[[Nexus S]]のグローバルモデル向けにアップデートを開始した<ref>[http://androck.jp/news/topics/android-newos-android-4-1-jelly-bean-kokogachigau/ Android 新OS発表!Android 4.1 Jelly Bean はここが違う!]</ref>。 |
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*11月13日 - '''Android 4.2'''が公開された。[[Nexus 4]]と[[Nexus 10]]に標準搭載されて発売された<ref>[http://juggly.cn/archives/74001.html Google、Android 4.2(Jelly Bean)を搭載した「Nexus 4」、「Nexus 7(32GBと3G対応モデル)」、「Nexus 10」を正式発表、11月13日に発売開始、Nexus 7 32GBモデルとNexus 10は日本でも発売]</ref>。 |
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'''2013年''' |
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*7月24日 - '''Android 4.3'''が公開された。[[Nexus 4]]、[[Nexus 7]]、[[Nexus 10]]向けのアップデートを開始<ref>[https://weekly.ascii.jp/elem/000/002/617/2617122/?r=1 Nexus4、7、10がAndroid4.3にアップデート Nexus4では技適マークが表示]</ref>。 |
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*11月1日 - Googleより、世界初の'''Android 4.4'''を搭載した[[Nexus 5]]が発売された。 |
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'''2014年''' |
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*3月18日 - スマートウォッチ向けにカスタマイズされた[[Android Wear]]をリリース。 |
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*6月25日 - カーナビゲーションシステムの[[Android Auto]]を発表。 |
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*6月26日 - '''Android L'''のデベロッパープレビュー版を、[[Nexus 5]]と[[Nexus 7]]向けに提供開始<ref>[http://internetcom.jp/allnet/20140630/3.html Google、次期モバイル OS「Android L」の開発者向けプレビュー版を公開]</ref>。 |
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*9月15日 - Googleより、新興国市場向け低価格帯スマートフォンの[[Android One]]が発表された<ref>[https://xtech.nikkei.com/it/atcl/news/14/091600904/ Google、「次の50億人」に向けた「Android One」スマホをインドで発表]</ref>。 |
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*10月15日 - Android Lの正式版となる'''Android 5.0'''が発表された<ref name="Android: Be together. Not the same">[http://googleblog.blogspot.jp/2014/10/android-be-together-not-same.html Android: Be together. Not the same.]</ref>。 |
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*11月3日 - '''Android 5.0'''の正式版を公開<ref name="Android: Be together. Not the same"/>。 |
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'''2015年''' |
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*3月10日 - '''Android 5.1'''の正式版を公開。 |
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*10月6日 - '''Android 6.0'''の正式版を公開。 |
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'''2016年''' |
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*3月10日 - '''Android 7.0'''の公開ベータ版をリリース。当初コードネームがなく、Android Nとして発表された<ref>[http://jp.techcrunch.com/2016/03/10/20160309google-surprises-with-early-preview-of-android-n/ まだ名前のない次期バージョンAndroid Nのサプライズ・プレビューをGoogleが敢行、目的はデベロッパーフィードバック]</ref>。 |
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*8月23日 - '''Android 7.0'''の正式版を公開<ref>[http://jp.techcrunch.com/2016/08/23/20160822android-nougat-comes-out-of-beta/ GoogleがAndroid 7.0、Nougatを正式公開―画面分割、通知、履歴ボタンでアプリ呼び出しなど改良点多数]</ref>。 |
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*10月4日 - '''Android 7.1'''の正式版を公開。 |
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*12月5日 - '''Android 7.1.1'''の正式版を公開。 |
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'''2017年''' |
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*4月4日 - '''Android 7.1.2'''の正式版を公開。 |
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*8月21日 - '''Android 8.0'''の正式版を公開。 |
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*11月27日 - '''Android 8.1'''の正式版を公開。 |
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'''2018年''' |
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*8月6日 - '''Android 9'''の正式版を公開。 |
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'''2019年''' |
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*9月3日 - '''Android 10'''の正式版を公開。 |
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'''2020年''' |
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*9月8日 - '''Android 11'''の正式版を公開。 |
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'''2021年''' |
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* 10月4日 - '''Android 12'''の正式版を公開。 |
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'''2022年''' |
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* 8月16日 - '''Android 13'''の正式版を公開。 |
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==世界での発売端末== |
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{{See|Android端末一覧}} |
{{See|Android端末一覧}} |
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==セキュリティ== |
== セキュリティ == |
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[[ファイル:Android 6.0+ Permissions.png|サムネイル|Android 6.0 以降の権限管理画面。5.1.1 以前と比べ、個別に権限を管理することができる。]] |
[[ファイル:Android 6.0+ Permissions.png|サムネイル|Android 6.0 以降の権限管理画面。5.1.1 以前と比べ、個別に権限を管理することができる。]] |
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{{ |
{{After float}} |
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Androidのアプリケーションは、スーパーユーザー権限(root)を要求する一部のアプリを除き、システムの重要領域やユーザー情報にアクセスできないようサンドボックスで動作する<ref>[http://source.android.com/devices/tech/security/ Android Security Overview]</ref>。 |
Androidのアプリケーションは、スーパーユーザー権限(root)を要求する一部のアプリを除き、システムの重要領域やユーザー情報にアクセスできないようサンドボックスで動作する<ref>[http://source.android.com/devices/tech/security/ Android Security Overview]</ref>。 |
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権限に関してはユーザーに視覚的にわかるように、アプリをインストールする際、必要な権限のリストを表示する機能がある。例えば「[[Google マップ]]」の場合は、位置情報の読み取り([[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]へのアクセス)があり、「[[カメラ]]」だと[[撮影]]、[[マイクロフォン|マイク]]による[[録音]]などの権限がリストに表示される。この機能によって、アプリケーションに無関係な |
権限に関してはユーザーに視覚的にわかるように、アプリをインストールする際、必要な権限のリストを表示する機能がある。例えば「[[Google マップ]]」の場合は、位置情報の読み取り([[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]へのアクセス)があり、「[[カメラ]]」だと[[撮影]]、[[マイクロフォン|マイク]]による[[録音]]などの権限がリストに表示される。この機能によって、アプリケーションに無関係な権限を要求された際には、ユーザーが確認できる<ref>[https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1108/09/news108_3.html Androidを取り巻く脅威――ユーザーにできることは?(3/3)]</ref><ref>[https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/531116.html 不正Androidアプリの見分け方〜権限をよく確認、開発者名もググること]</ref>。 |
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Android 4.3ではアプリ毎に権限を設定できる機能が実験的に追加されたが、アプリケーションの互換性を損なう恐れがあるという理由で4.4では無効になった<ref>[http://www.cnet.com/news/google-removes-app-permissions-manager-from-android-4-4/ Google removes app permissions manager from Android 4.4]</ref>。 |
Android 4.3ではアプリ毎に権限を設定できる機能が実験的に追加されたが、アプリケーションの互換性を損なう恐れがあるという理由で4.4では無効になった<ref>[http://www.cnet.com/news/google-removes-app-permissions-manager-from-android-4-4/ Google removes app permissions manager from Android 4.4]</ref>。 |
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その他に、端末の位置を逆探知したりリモートロックできる[[Android デバイス マネージャー]](ADM、スマートフォンを探す)も提供されており、盗難や置き忘れの対応策のひとつとされている。 |
その他に、端末の位置を逆探知したりリモートロックできる[[Android デバイス マネージャー]](ADM、スマートフォンを探す)も提供されており、盗難や置き忘れの対応策のひとつとされている。 |
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=== 日本でのセキュリティ === |
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トレンドマイクロ社によると、2012年1月から3月の間に、Androidの不正アプリが約5,000種発見されたとしている。また、同社では、2012年4月に人気アプリである写真共有サービス「Instagram」や、アクションパズルゲーム「Angry Birds Space」などの偽アプリ配布サイトが存在し、特定のWebサイトにアクセスし、モバイル端末に他のファイルをダウンロードするなど、不正な動作を行う偽アプリがダウンロード出来るようになっていたことを確認している。「Google Play(旧Android Market)」などの公式サイトにおいて偽アプリが確認されるケースもある。 |
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このような課題に早急に対応していくために、日本は、2011年10月に「スマートフォン・クラウドセキュリティ研究会」を設置し、スマートフォンを狙うマルウェア等に対する事業者等における対策の在り方や、利用者への情報セキュリティ対策の啓発の必要性について検討を進めてきた。同研究会では、同年12月の中間報告で、スマートフォン利用者が最低限取るべき情報セキュリティ対策として、「スマートフォン情報セキュリティ3か条」33を提唱し、2012年6月に最終報告を取りまとめた。また、2011年12月に「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」において「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」が開催され、スマートフォンにおける利用者情報が安心・安全な形で活用され、利便性の高いサービス提供につながるよう、諸外国の動向を含む現状と課題を把握し、利用者情報の取扱いに関して必要な対応等の検討が進められている。2012年4月には、スマートフォンを巡るサービス構造、利用者情報の取扱いに関する現状、利用者情報の管理等の在り方及び利用者に対する周知の在り方等の今後の論点を取りまとめた中間取りまとめ及び利用者自身が注意すべき事項を整理した「スマートフォンプライバシーガイド」34が公表された<ref>総務省『情報通信白書』 2012年</ref>。 |
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===日本でのセキュリティ=== |
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トレンドマイクロ社によると、2012年(平成24年)1月から3月の間に、Androidの不正アプリが約5,000種発見されたとしている。また、同社では、2012年(平成24年)4月に人気アプリである写真共有サービス「Instagram」や、アクションパズルゲーム「Angry Birds Space」などの偽アプリ配布サイトが存在し、特定のWebサイトにアクセスし、モバイル端末に他のファイルをダウンロードするなど、不正な動作を行う偽アプリがダウンロード出来るようになっていたことを確認している。「Google Play(旧Android Market)」などの公式サイトにおいて偽アプリが確認されるケースもある。 |
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このような課題に早急に対応していくために、日本は、2011年(平成23年)10月に「スマートフォン・クラウドセキュリティ研究会」を設置し、スマートフォンを狙うマルウェア等に対する事業者等における対策の在り方や、利用者への情報セキュリティ対策の啓発の必要性について検討を進めてきた。同研究会では、同年12月の中間報告で、スマートフォン利用者が最低限取るべき情報セキュリティ対策として、「スマートフォン情報セキュリティ3か条」33を提唱し、2012年(平成24年)6月に最終報告を取りまとめた。また、2011年(平成23年)12月に「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」において「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」が開催され、スマートフォンにおける利用者情報が安心・安全な形で活用され、利便性の高いサービス提供につながるよう、諸外国の動向を含む現状と課題を把握し、利用者情報の取扱いに関して必要な対応等の検討が進められている。2012年(平成24年)4月には、スマートフォンを巡るサービス構造、利用者情報の取扱いに関する現状、利用者情報の管理等の在り方及び利用者に対する周知の在り方等の今後の論点を取りまとめた中間取りまとめ及び利用者自身が注意すべき事項を整理した「スマートフォンプライバシーガイド」34が公表された。 |
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(参照:平成24年総務省「情報通信白書」) |
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== 組み込み用Android == |
== 組み込み用Android == |
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"[[Open Embedded Software Foundation]]" |
"[[Open Embedded Software Foundation]]"('''OESF''')がAndroidを基に、機能を追加した組み込み用プラットフォームを開発中である。OESFのWebには2005年からの[[タイムスタンプ]]がある。日本のOESFはWebによると2009年2月12日に設立された。2011年3月現在のバージョンは、Android 2.2を基にし'''EM3'''(OESF Embedded Master 3)と呼ばれる。2011年3月にオープンソースとして一般向けに公開された<ref>{{Cite web |url=http://developer.oesf.biz/em/developer/home/Information.html#EM3PublicRelease |title=Embedded Master 3 is Availabe Now in Public!|date=2011-03-31 |accessdate=2012-09-29}}</ref>。 |
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IP電話、デジタルテレビ、マルチメディア、DLNA、Bluetooth、リモートコントロール、ポインティング・デバイス、ネットワーク管理、ユーザーインターフェース、SDKなどの機能拡張を行ってアプリケーション・フレームワークより上位のAPIから使用する。EM1の機能拡張は全てではないと推測されるが、Linuxカーネル部分と同じ深さでハードウェア上に直接載る低レベルで実装される。EM2は、Android 2.0を元に開発され、2010年10月に公開された。Androidそのものが軽量化を意図して設計されているが、OESF版ではさらに基本コンポーネントだけに絞り、必要な機能を選んで追加できる<ref name="日経エレクトロニクス2009/9/21">道本健二 『組み込み向けAndroidは2010年2月に公開 OESFがロードマップを発表』 日経エレクトロニクス 2009年9月21日号 p.33</ref>。 |
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== Android Go Edition == |
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IP電話、デジタルテレビ、マルチメディア、DLNA、Bluetooth、リモートコントロール、ポインティング・デバイス、ネットワーク管理、ユーザーインターフェース、SDKなどの機能拡張を行ってアプリケーション・フレームワークより上位のAPIから使用する。EM1の機能拡張は全てではないと推測されるが、Linuxカーネル部分と同じ深さでハードウェア上に直接載る低レベルで実装される。EM2は、Android 2.0を元に開発され、2010年10月に公開された。Androidそのものが軽量化を意図して設計されているが、OESF版ではさらに基本コンポーネントだけに絞り、必要な機能を選んで追加できる<ref name="日経エレクトロニクス2009/9/21"> 道本健二 『組み込み向けAndroidは2010年2月に公開 OESFがロードマップを発表』 日経エレクトロニクス 2009年9月21日号 p.33</ref>。 |
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==Android Go Edition== |
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Android Go editionは、Googleが開発者カンファレンス「Google I/O 2017」において「Android Go」プロジェクトとして発表された。メモリーやストレージが少ないローエンド端末でもAndroidが効率的に動作するように設計されており、Android 8.1 Oreoで動作するメモリー1GB以下のデバイス向けに最適化されている。 |
Android Go editionは、Googleが開発者カンファレンス「Google I/O 2017」において「Android Go」プロジェクトとして発表された。メモリーやストレージが少ないローエンド端末でもAndroidが効率的に動作するように設計されており、Android 8.1 Oreoで動作するメモリー1GB以下のデバイス向けに最適化されている。 |
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== マスコット == |
== マスコット == |
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Androidのロゴには緑色のロボットのマスコットキャラクターが使われており、正式名称は「Android ロボット」 |
Androidのロゴには緑色のロボットのマスコットキャラクターが使われており、正式名称は「Android ロボット」(Android robot)<ref>[https://developer.android.com/distribute/marketing-tools/brand-guidelines?hl=en Brand guidelines | Google Play | Android Developers]</ref><ref>[https://developer.android.com/distribute/marketing-tools/brand-guidelines?hl=ja ブランド ガイドライン | Google Play | Android Developers]</ref>だが、日本では「ドロイド君」の愛称で呼ばれている。海外ではBugdroidという愛称が使われることもある。 |
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Androidロボットのアートワークは[[クリエイティブ・コモンズ・ライセンス]]に基づいて配布されているが、商標権はGoogleが保有する。 |
Androidロボットのアートワークは[[クリエイティブ・コモンズ・ライセンス]]に基づいて配布されているが、商標権はGoogleが保有する。 |
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== イースターエッグ == |
== イースターエッグ == |
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{{After float}} |
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[[Androidのバージョン履歴#Android 2.3 Gingerbread|Android 2.3 Gingerbread]]以降からは、ジョークの画像やアニメーションを表示する機能が隠されている。いわゆる[[イースター・エッグ (おまけ要素)|イースターエッグ]]と呼ばれるものである。この機能にアクセスするには、端末の設定情報から端末情報を開き、一覧にある'''Androidのバージョン'''を3回連続でタップすると表示される。なおAndroidのバージョンによって、表示される内容が異なる。 |
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{{after float}} |
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[[Androidのバージョン履歴#Android 2.3 Gingerbread|Android 2.3 Gingerbread]]以降からは、ジョークの画像やアニメーションを表示する機能が隠されている。いわゆる[[イースター・エッグ (コンピュータ)|イースターエッグ]]と呼ばれるものである。この機能にアクセスするには、端末の設定情報から端末情報を開き、一覧にある'''Androidのバージョン'''を3回連続でタップすると表示される。なおAndroidのバージョンによって、表示される内容が異なる。 |
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* |
*2.3([[ジンジャーブレッド]]) - [[ゾンビ]]の群れ中にAndroidのロボットが表示される。このイラストは、多くのゾンビアートを手がけるジャック・ラーソンによって描かれた。 |
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* |
*3.x([[ハニカム]]) - Androidのロボットを、[[昆虫]]の[[ハチ|蜂]]に[[デフォルメ]]したイラスト。 |
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* |
*4.0([[サンドイッチ|アイスクリームサンドイッチ]]) - 黒い[[ビスケット]]に包まれた[[アイスクリーム]]状のロボットイラスト。ロングタップすると、[[8ビット]]デザインのロボットが無数に飛び交う[[アニメーション]]に移動する。 |
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* |
*4.1-4.3([[ゼリービーンズ]]) - ゼリービーンズの形をする笑ったAndroidロボットが表示される。ロングタップすると、それが無数に飛び交うアニメーションに切り替わる。ロボットはタップして移動したり弾き飛ばす事ができる。 |
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* |
*4.4([[キットカット]]) - [[アルファベット]]の'''K'''(殆どの端末ではビルド番号の頭文字か数字)が表示され、左右をタップすると回転する。数回タップする事で、キットカットのロゴデザインを象ったAndroidロゴが表示される。ここからロングタップすると、4.4以前で全ての歴代バージョンのアイコンが[[タイル]]型のインターフェースで表示される'''デザートケース'''の画面に移る。 |
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* |
*5.x([[ロリポップ]]) - [[ペロペロキャンディ]]が表示され、キャンディの部分をタップすると色が変化する。そこから何回かタップして更にロングタップすると、[[Flappy Bird]]に似たゲームで遊べる。JRummy Appsによって難易度調整機能が付いた『Lollipop Land』のゲームアプリが公開されている。 |
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** |
**L(デベロッパービルド) - Android Lの開発者プレビュー版は、[[ランダム]]な[[色]]と大きさをした[[四角形]]が表示され、下部にビルド番号が表示される。ロングタップすると、4.4と同じくタイル型のインターフェースが表示される。 |
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* |
*6.0([[マシュマロ]]) - [[マシュマロ]]が表示され、ロリポップとは違いマシュマロの部分をタップしても色は変化しない。ロングタップすると、[[Flappy Bird]]に似たゲームで遊べるのは同一だが一つの端末で最大6人までのマルチプレイに対応したりタップ位置が表示されるようにもなった。 |
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* |
*7.x([[ヌガー]]) - アルファベットの'''N'''が表示され、タップしても変化しない。ロングタップすると、猫のアイコンが表示され、クイック設定の編集を押すと猫のアイコンで「????」のメニューが追加される。猫のアイコンをクイック設定に追加すると皿のアイコンに変化し、皿のアイコンをタップすると[[ねこあつめ]]に似たゲームで遊べる。 |
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* |
*8.x([[オレオ]])- スワイプするとタコが画面内でスワイプした方向に合わせて泳ぎ回る。 |
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* |
*9([[パイ]])- 簡易的な[[ペイントツール]]でお絵描きをすることができる。 |
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* |
*10 -「0」と「1」を重ねて「Q」を作り、作成した「Q」をタップすると、[[お絵かきロジック]]を遊ぶことができる。 |
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* |
*11 - [[ダイヤル]]を11に回すと、ディスプレイの下部、ナビゲーションバーの上に小さな猫の[[絵文字]]が表示される。 |
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*12 - 時計が現れ、長針を回し12時ちょうどに合わせると中心に「12」とともに模様が現れる。 |
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* 13 - 時計が現れ、長針を回し13時ちょうどに合わせると中心に「13」とともに模様が現れる。長押しすると、絵文字も表示される。さらに長押しすると、絵文字が変わる。 |
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== システム領域のカスタマイズ == |
== システム領域のカスタマイズ == |
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=== ブートローダーのアンロック === |
=== ブートローダーのアンロック === |
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Androidのアップデートは、このブートローダーを経由してアップデートされるが、大半の端末ではブートローダーがロックされている。ブートローダーがロックされていると、メーカーの電子署名が入ったアップデートしか受け付けないようになっている<ref name="ブートローダーとfastboot - マイナビニュース"/>。これに対して、ユーザーが自由にカスタムROMをインストール出来るように、一部の端末ではブートローダーをアンロックする方法がGoogleによって公開されている<ref>[https://developers.google.com/android/nexus/images#instructions Factory Images for Nexus Devices]</ref>。 |
Androidのアップデートは、このブートローダーを経由してアップデートされるが、大半の端末ではブートローダーがロックされている。ブートローダーがロックされていると、メーカーの電子署名が入ったアップデートしか受け付けないようになっている<ref name="ブートローダーとfastboot - マイナビニュース"/>。これに対して、ユーザーが自由にカスタムROMをインストール出来るように、一部の端末ではブートローダーをアンロックする方法がGoogleによって公開されている<ref>[https://developers.google.com/android/nexus/images#instructions Factory Images for Nexus Devices]</ref>。 |
||
<br />これらは改造行為となり保証外になるのが通常だが、中にはこの行為前提で初めからブートローダーがアンロックされた状態で出荷される端末もある<ref>[https://japan.cnet.com/article/35033915/ サムスン、「GALAXY S4 Google Play Edition」を発売]</ref>。 |
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これらは改造行為となり保証外になるのが通常だが、中にはこの行為前提で初めからブートローダーがアンロックされた状態で出荷される端末もある<ref>[https://japan.cnet.com/article/35033915/ サムスン、「GALAXY S4 Google Play Edition」を発売]</ref>。 |
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=== fastbootモード === |
=== fastbootモード === |
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== 問題点 == |
== 問題点 == |
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=== 脆弱性 === |
=== 脆弱性 === |
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2019年の1年間で、2019年に報告されたOS別の脆弱性の数で最も多い、414件の脆弱性が発見された<ref>{{Cite web|title=2019年に最も脆弱性が多く発覚したOSはAndroid 過度の心配は不要か|url=https://news.livedoor.com/article/detail/17937359/|website=ライブドアニュース|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
2019年の1年間で、2019年に報告されたOS別の脆弱性の数で最も多い、414件の脆弱性が発見された<ref>{{Cite web|和書|title=2019年に最も脆弱性が多く発覚したOSはAndroid 過度の心配は不要か|url=https://news.livedoor.com/article/detail/17937359/|website=ライブドアニュース|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
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2019年11月、一部のAndroidに個人情報の流出につながる脆弱性が新たに146件見つかった<ref>{{Cite web|title=Androidスマートフォンの一部に「最初から」潜む脆弱性、新たに146件も見つかる|url=https://wired.jp/2019/11/20/146-bugs-preinstalled-android-phones/|website=WIRED.jp|accessdate=2020-07-17|language=ja|last=CNJ}}</ref>。 |
2019年11月、一部のAndroidに個人情報の流出につながる脆弱性が新たに146件見つかった<ref>{{Cite web|和書|title=Androidスマートフォンの一部に「最初から」潜む脆弱性、新たに146件も見つかる|url=https://wired.jp/2019/11/20/146-bugs-preinstalled-android-phones/|website=WIRED.jp|accessdate=2020-07-17|language=ja|last=CNJ}}</ref>。 |
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=== プライバシー === |
=== プライバシー === |
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2011年04月、[[ウォール・ストリート・ジャーナル]](Web版)が、Androidは個人情報(Android利用者の氏名や場所、付近の[[Wi-Fi]]ネットワークの信号強度や位置情報)を取得・蓄積し、Googleに送信していると報じた。セキュリティ専門家が台湾[[HTC (企業)|HTC]]製のAndroidスマートフォンを調べた際に、これらの情報を少なくとも1時間に数回、Googleに送信していたことが確認されたという<ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/22/news063.html Androidもユーザーの位置情報を記録、Googleに送信か - ITmedia ニュース]</ref>。 |
2011年04月、[[ウォール・ストリート・ジャーナル]](Web版)が、Androidは個人情報(Android利用者の氏名や場所、付近の[[Wi-Fi]]ネットワークの信号強度や位置情報)を取得・蓄積し、Googleに送信していると報じた。セキュリティ専門家が台湾[[HTC (企業)|HTC]]製のAndroidスマートフォンを調べた際に、これらの情報を少なくとも1時間に数回、Googleに送信していたことが確認されたという<ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/22/news063.html Androidもユーザーの位置情報を記録、Googleに送信か - ITmedia ニュース]</ref>。 |
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この報道に対し、GoogleはAndroid搭載端末から位置情報を収集していることは認めたが、すべてあらかじめユーザーの同意を得た上で行っており、また収集したデータは匿名化された形でGoogleのサーバーに送られていることから、プライバシー上問題はないと主張している<ref>[http://wirelesswire.jp/Watching_World/201104251048.html グーグル、Android端末での個人情報取り扱いについて説明 - 「オプトイン」のやり方に疑問も]</ref>。 |
この報道に対し、GoogleはAndroid搭載端末から位置情報を収集していることは認めたが、すべてあらかじめユーザーの同意を得た上で行っており、また収集したデータは匿名化された形でGoogleのサーバーに送られていることから、プライバシー上問題はないと主張している<ref>[http://wirelesswire.jp/Watching_World/201104251048.html グーグル、Android端末での個人情報取り扱いについて説明 - 「オプトイン」のやり方に疑問も]</ref>。 |
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2011年 |
2011年5月、[[大韓民国の警察|韓国の警察]]は、Android利用者の位置情報を無断収集した疑いで、米Google韓国法人のGoogle Koreaを家宅捜索し、位置情報の収集に関するデータを押収した。警察関係者は「携帯電話向け広告を扱うGoogle子会社のアドモブが、利用者の同意なくスマートフォン向けアプリケーションを通じて個人の位置情報を収集した疑いがある。押収物を分析し、個人情報の収集量や収集方法を把握する」と話している<ref>[http://www.chosunonline.com/news/20110504000025 グーグル韓国法人とダウムを家宅捜索 | Chosun Online | 朝鮮日報]</ref>。 |
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=== Google Play Storeの問題 === |
=== Google Play Storeの問題 === |
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2019年12月、Google Play Storeで配布されている、3000個以上のアプリで既知の脆弱性が修正されてないことを[[トレンドマイクロ]]が発見した<ref>{{Cite web|title=Androidのダブルフリー脆弱性「CVE-2019-11932」、3000以上の未修正アプリを「Google Play」で確認 {{!}} トレンドマイクロ セキュリティブログ|url=https://blog.trendmicro.co.jp/archives/22993|website=blog.trendmicro.co.jp|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
2019年12月、Google Play Storeで配布されている、3000個以上のアプリで既知の脆弱性が修正されてないことを[[トレンドマイクロ]]が発見した<ref>{{Cite web|和書|title=Androidのダブルフリー脆弱性「CVE-2019-11932」、3000以上の未修正アプリを「Google Play」で確認 {{!}} トレンドマイクロ セキュリティブログ|url=https://blog.trendmicro.co.jp/archives/22993|website=blog.trendmicro.co.jp|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
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2020年1月、Androidの脆弱性を利用した、不正なアプリがGoogle Play Storeに混入していることを[[トレンドマイクロ]]が発見した<ref>{{Cite web|title=既知の脆弱性を悪用するアプリがGoogle Playストアに混入|url=https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2001/07/news064.html|website=ITmedia エンタープライズ|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
2020年1月、Androidの脆弱性を利用した、不正なアプリがGoogle Play Storeに混入していることを[[トレンドマイクロ]]が発見した<ref>{{Cite web|和書|title=既知の脆弱性を悪用するアプリがGoogle Playストアに混入|url=https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/2001/07/news064.html|website=ITmedia エンタープライズ|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
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2020年2月、[[Google Play|Google Play Store]]で提供されているTOP100のアプリのうち、約半数に脆弱性があることを[[LINE (企業)|LINE]]が発見した<ref>{{Cite web|title=Google Play Store Top100のアプリのうち約半数に脆弱性 LINE調べ|url=https://iphone-mania.jp/news-274437/|website=iPhone Mania|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
2020年2月、[[Google Play|Google Play Store]]で提供されているTOP100のアプリのうち、約半数に脆弱性があることを[[LINE (企業)|LINE]]が発見した<ref>{{Cite web|和書|title=Google Play Store Top100のアプリのうち約半数に脆弱性 LINE調べ|url=https://iphone-mania.jp/news-274437/|website=iPhone Mania|accessdate=2020-07-17|language=ja}}</ref>。 |
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== 独占禁止法違反 == |
== 独占禁止法違反 == |
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2019年4月18日、独占禁止法に違反しているという欧州委員会(EC)の裁定を受け、欧州の「Android」ユーザーに対して検索アプリとブラウザーの選択肢を提示するという計画の概要を発表<ref>{{Cite web|url=https://japan.cnet.com/article/35136015/|title=グーグル、欧州の「Android」ユーザーに検索アプリとブラウザーの選択肢提供へ|accessdate=2019-4-19|publisher=}}</ref>。 |
2019年4月18日、独占禁止法に違反しているという欧州委員会(EC)の裁定を受け、欧州の「Android」ユーザーに対して検索アプリとブラウザーの選択肢を提示するという計画の概要を発表<ref>{{Cite web|和書|url=https://japan.cnet.com/article/35136015/|title=グーグル、欧州の「Android」ユーザーに検索アプリとブラウザーの選択肢提供へ|accessdate=2019-4-19|publisher=}}</ref>。 |
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またECは3月、Googleに対して14億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を科している。 |
またECは3月、Googleに対して14億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を科している。 |
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{{脚注ヘルプ}} |
{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
=== 注釈 === |
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{{Notelist}} |
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=== 出典 === |
=== 出典 === |
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{{ウィキポータルリンク|オペレーティングシステム| |
{{ウィキポータルリンク|オペレーティングシステム| |
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[[ファイル:Alternative virtual machine host.svg|36px|ウィキポータル オペレーティングシステム]]}} |
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{{Ul |
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|[[組み込みLinux]] |
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|関連製品 |
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*[[Android TV]] |
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*[[Android Auto]] - Android端末と車両を接続して使用する[[カーナビゲーションシステム]] |
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* |
*[[Wear OS]] - スマートウォッチ用のOS(旧称:Android Wear) |
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* |
*[[ChromeOS]] - [[ノートパソコン]]や小型[[デスクトップパソコン]]用のOS |
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* |
*[[Fuchsia (オペレーティングシステム)]] - 未完成のOSカーネルプロジェクト |
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|派生OS{{ |
|派生OS{{Col-list|15em| |
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*[[Samsung Galaxy|One UI]] |
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*[[ColorOS]] |
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*[[CyanogenMod]] |
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*[[AOKP]] |
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*[[Fire OS]] |
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*[[MIUI]] |
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*[[EMUI]] |
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*[[LeWa OS]] |
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*[[OmniROM]] |
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* |
*[[Paranoid Android]] |
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* |
*[[Replicant (オペレーティングシステム)]] |
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* |
*[[Indus OS]] |
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* |
*[[LineageOS]] |
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}} |
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|競合OS{{ |
|競合OS{{Col-list|15em| |
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* |
*[[iOS]]、[[iPadOS]] |
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*[[Windows Phone]] |
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*[[BlackBerry]] |
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*[[Tizen]]、[[MeeGo]] |
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*[[Firefox OS]] |
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*[[HP webOS]] |
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|開発環境 |
|開発環境 |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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*[https://www.android.com/intl/ja_jp/ 公式ウェブサイト] |
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* {{official website}} |
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* [https://blog.google/products/android/ Android Official Blog] |
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* [https://developer.android.com/ Android Developers] |
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* [https://source.android.com/ Android Open Source Project] |
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* [https://play.google.com/store Google Play] |
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* [https://developers.google.com/android?hl=en Google APIs for Android | Google Developers] {{en icon}} |
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* [https://developers.google.com/android?hl=ja Android 用 Google API | Google Developers] {{ja icon}} |
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* [https://www.openhandsetalliance.com/ Open Handset Alliance]{{En icon}} |
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* [https://www.android-group.jp/ 日本Androidの会] |
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{{Android}} |
{{Android}} |
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{{モバイルオペレーティングシステム}} |
{{モバイルオペレーティングシステム}} |
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{{Linux}} |
{{Linux}} |
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{{Linux-distro}} |
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{{FOSS}} |
{{FOSS}} |
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{{Normdaten}} |
{{Normdaten}} |
2024年7月2日 (火) 00:43時点における版
開発者 |
|
---|---|
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | FOSS |
初版 | 2008年9月23日 |
最新安定版 | Android 14 - 2023年10月4日[1] [±] |
最新開発版 | なし [±] |
リポジトリ | |
プラットフォーム | ARM、MIPS、x86、x64 |
カーネル種別 | モノリシックカーネル |
ライセンス | Apache 2.0、GPLv2、LGPLなど[2] |
ウェブサイト |
www |
サポート状況 | |
サポート中 |
Android(アンドロイド)は、Googleが開発した汎用モバイルオペレーティングシステムである[3][4][注釈 1]。Linuxカーネルやオープンソースソフトウェアがベースで、主にスマートフォンやタブレットなどのタッチスクリーンモバイルデバイス向けにデザインされている。PC用にはAndroid-x86、テレビ用にはAndroid TV、自動車用にはAndroid Auto、ウェアラブルデバイス用にはWear OS(旧:Android Wear)がある。世界で最もよく使われているオペレーティングシステムであり、2021年5月時点で30億台を超えるアクティブデバイスがある[7]。 iPhoneと区別する為に、Androidスマートフォンをさす呼称としても使われる[8]。
概要
2003年にアンディ・ルービン、リッチ ・マイナー、ニック・シアーズ、クリス・ホワイトがアメリカカリフォルニア州パロアルトに携帯電話向けソフトウェアプラットフォームを開発するAndroid社を設立した。2005年にGoogleがAndroid社を買収[9]し、一時はGoogleが「gPhone」という独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた[10]。2007年11月5日、携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、Google[11][12][13]、米クアルコム、独通信キャリアのT-モバイル(T-Mobile International)などが中心となり設立した規格団体「Open Handset Alliance」(オープン・ハンドセット・アライアンス、OHA)が発表した。
無償で誰にでも提供されるオープンソース(オープンソースソフトウェア)であり[14]、サードパーティーのベンダーが独自にカスタマイズしやすくすることを目的として、Apache License 2.0に基づいて配布されている。2008年10月からは対応する携帯電話が多数販売されている。
競合するモバイル向けプラットフォームは、AppleのiOS/iPadOS/watchOS/tvOSがある。過去の競合にはマイクロソフトのWindows Mobile/Windows Phone/Windows 10 Mobile、アクセンチュアのSymbian OS、クアルコムのBrew MP、ブラックベリーのBlackBerry、Linux FoundationのTizenなどがあった。Googleはスマートフォン・タブレット・腕時計(スマートウォッチ)以外にもゲーム機・冷蔵庫といった領域にもAndroidを搭載させる考えである[15]。
Android OSを搭載するスマートフォンとタブレットはベンダー各社から発売されており、それぞれベンダー固有のブランド名が付けられている。これらはAndroidスマートフォンやAndroidタブレットというような総称で呼ばれる[16][17][18][19][20]。主な競合はiOSあるいはiPadOSを搭載するiPhoneおよびiPadである。
特徴
この節では、Android Developers から発表されている標準のAndroid(AOSP)について記述する。サードパーティーが独自に追加(カスタマイズ)した機能は含まない。
ユーザーインターフェース
Androidのユーザーインターフェース(UI)はサードパーティーの端末メーカーによるカスタマイズが許可されており、通例メーカーごとに独自のUIが搭載されている。カスタマイズが施されていない標準のAndroidは通称AOSP版と言われ、Android Open Source Projectのソースコードから直接ビルドしたものを指す。また、メーカーやサードパーティーが開発したものはカスタムROMと言われている。
Androidの基本操作はタッチインターフェースとなっており、指を使って直感的な操作ができるようになっている。表示されたボタン類を押すタップ、長押しタップ(つまむ)、画面端からタップスライドしてメニュー類を表示するスワイプ、マルチタッチによるピンチや回転などができるようになっている[21]。画面をタップした際に、ボタンを押したという感覚を起こさせるために、本体をバイブで振動させる機能を持ち合わせる。ジャイロスコープやGPS、加速度センサーなどのハードウェアをサポートしており[22]、アプリケーション側からそれらにアクセスして活用する事もある。ジャイロスコープは端末を縦向きから横向きに変更する際に使われる事が多い。ゲームの例ではレースゲームで車をハンドル操作する際、端末を傾けてハンドル操作に当てはめるものがある[23]。
ホームスクリーン上には、パソコンのデスクトップ画面のようにアプリケーションのアイコンが並び、アプリをインストールするとホームスクリーン上に自動的に配置される。また長押しタップでアイコンを移動したり、フォルダを作成して格納する機能を持つ。これに加えてウィジェットを配置できるようになっている。ウィジェットは、天気予報やニュースなどのライブ情報などがあり、ホームスクリーンから直接見ることができる。ホームスクリーンは画面外にも複数用意されており、画面を左右にスワイプすることで複数のホームスクリーン間を移動できる[24]。
画面上部にはステータスバーが配置されている[25]。ステータスバーは、通知やシステムの状態情報を表示するためのシステムUIである[26][27]。ステータスバーには通信状態やシステムサービス(Google Mobile Serviceなど)の稼働状況、バッテリー残量、時刻などが表示される。ステータスバーを下方にスワイプすることでクイック設定パネルが表示され、頻繁に使われる機能や各種システム設定(例えばWi-Fi/Bluetooth/機内モード/画面自動回転のON/OFFボタンなど)に素早くアクセスすることができる。クイック設定パネルの下部には通知ドロワーが表示され、通知の詳細を確認したり、各通知からのアプリ操作につなげたりすることができる[28]。通知はステータスバーにもアイコンとして表示され、例えば新着のメールやSMSを受信したりデバイスを接続したりしたときに、ユーザーに作業を中断させることなく知らせることができる。
画面下部には「戻る」ボタン/「ホーム」ボタン/「マルチタスク」(アプリケーションリスト)ボタンによる各操作を実行できるナビゲーションバーが、Android 3.x、および4.0以降から配置されている[29]。これ以前のバージョンでは、ハードウェアキー(物理ボタン)方式が主流であった。Android 9 Pieでは「ホーム」ボタンと「マルチタスク」ボタンが削除され、スワイプジェスチャーに置き換えられた[30]。ただし、端末メーカーによっては従来のナビゲーションバーを採用しているものや、設定によって従来のナビゲーションバーを利用できるようになるものもある。Android 10では「戻る」ボタンも削除された[31]。
文字の入力
Androidには文字入力のためのIMEを搭載しており、テキストボックスや検索ボックスなどの入力エリアをタップするなどしてフォーカスを当てると画面上に仮想キーボードが表示される。この仮想キーボードを、タップやスワイプ操作することによって文字を入力できるようになっている。IMEはサービスアプリケーションとして動作し、エンドユーザーが自由にサードパーティー製のIMEをインストールすることも可能になっている。IMEとハードウェアが対応していれば、BluetoothやUSB接続の外付けキーボードを接続して入力することができる。また発声によって文字入力を行う音声入力システムも備える。Googleあるいはサードパーティー製の手書き入力アプリを利用して、指やスタイラスペンなどで書いた文字を認識させることもできる。
なお2018年現在、Android OSには標準で日本語入力用のIMEが搭載されていない。そのため、日本語入力を行うには、Google 日本語入力やATOKなどのサードパーティー製IMEをインストールする必要がある。日本国内で販売されている端末は、最初から日本語入力できるようにiWnn、POBox Touch、S-Shoin、ATOK、FSKARENなどが、メーカーによって搭載されている。一部のAndroidデバイスでは、Google純正の新たなIMEであるGboardが最初から搭載されており[32]、また2017年11月にはGboardが日本語に対応し、追加の言語およびキーボードレイアウトをダウンロードするだけで日本語入力ができるようになった。
アプリケーション
Googleの認可を受けた端末には、アプリケーションマーケットとしてGoogle Play(旧 Androidマーケット)がインストールされている[33]。多くの端末では、このGoogle Playからアプリコンテンツをダウンロードして使えるようになっている。2019年9月時点のGoogle Play内では、280万本を超えるアプリケーションが提供されている[34]。
GoogleはGoogle Playを経由しないアプリ配布も認めており、APKファイルから直接インストールできるようになっており[35]、それらのアプリは野良アプリと呼ばれる。ただし一見普通のアプリに見える悪質なアプリ(マルウェア)も存在するため、公式マーケット以外からのダウンロードには細心の注意が必要である[36]。
Androidで表示されるホーム画面を表示させるアプリケーションのことはホームアプリと呼ばれる。たくさんのアプリが公開されており、ユーザーは好きなものを選ぶことができる。別名、ランチャー(Launcher)とも呼ばれる。
構成
Androidは、カーネルからミドルウェア、ユーザーインターフェース、ウェブブラウザ、電話帳などの標準的なアプリケーション・ソフトウェア群までを1つのパッケージにして提供されている。
カーネルにはLinuxの関連技術が使用されているが、その他の部分は様々な技術が用いられており、例えば標準Cライブラリ(libc)のBionicはNetBSDのlibcとLinuxのlibcを組み合わせたものをベースにしている。
携帯電話網への対応 | GSM、UMTS、CDMA2000、EV-DO、LTE、3G、4G、5G |
---|---|
その他のネットワーク対応 | Bluetooth、無線LAN、NFC |
各種ハードウェアへの対応 | 衛星測位システム、加速度センサ、磁気センサ、2D/3D描画支援ハードウェア(GPU)など |
ウェブブラウザ | Chromiumベースのブラウザが組み込まれている(4.3まではWebKitベース)。この機能は、他のアプリケーションからも利用可能である。 |
メール | ショートメッセージサービス(SMS)及びマルチメディアメッセージングサービス(MMS)が利用可能である。 |
その他のアプリケーション | Javaで作成されたアプリケーションを独自のDalvik仮想マシン/Android Runtime上で動かすことができる。Android 5.0以降では標準の仮想マシンがAndroid Runtime(ART)に変更された。Dalvik/ARTは通常のJava仮想マシンとは異なり、メモリの消費が低く抑えられているなど、モバイル向けに最適化された設計となっている。 |
アプリケーションマーケット | Googleにより、Android用アプリケーションを配布、販売するGoogle Play Storeが運営されている。 |
マルチタッチ | ネイティブに対応しており、HTC Heroなどの機種でサポートされている。ただし、Appleによる特許訴訟を避けるため、2010年2月までは、初期的にはカーネルレベルで無効化されていた[37]。 |
データストレージAPI | データ保存用にSQLiteが組み込まれている。 |
マルチメディアAPI | Media Frameworkと呼ばれる映像と音声用のライブラリにより、H.263、H.264(3GPP/MP4コンテナ)、H.265、 MPEG-4 SP、WebM、AMR、AMR-WB(3GPPコンテナ)、AAC、HE-AAC(MP4/3GPPコンテナ)、MP3、MIDI、Vorbis、WAV、JPEG、PNG、HEIF、GIF、BMP、WebPなどに対応している。 |
フォント | FreeTypeフォントライブラリ[38]により、TrueType、Type1、OpenTypeなどのフォント形式に対応している。 |
その他のライブラリ | OpenGL ES、Vulkan、OpenSL ES、OpenMAX AL、Skia(SGL)、SSL、zlib、標準Cライブラリ(Bionic)、標準C++ライブラリ(libstdc++/libc++)など |
プログラミング言語
カーネルとライブラリ、ランタイムはほとんどがC言語またはC++で記述されているが、2021年から新規コードのデフォルト言語をRustにしており[39]、2022年12月現在では新規コードのRustの占める割合が21%に達している[39]。アプリケーションとアプリケーション・フレームワークは、Google独自に構築した仮想マシンであるDalvik仮想マシンまたはAndroid Runtime(ART)上の「Java Platform, Standard Edition(Java SE)のサブセット+Android拡張」環境で記述する[40]。プリインストールされたアプリ、エンドユーザーが後からインストールするアプリを問わず、共通の仮想マシンおよびフレームワークを使用する。
対応CPU
Googleが公式サポートしているCPUはARM(ARMv5以降)、MIPS、x86である。ARM以外の環境はAndroid 2.3から対応した。端末シェアの多くはARMv7とARMv8が占めているが、日本においては2014年3月に大手家電量販店のビックカメラが自社ブランド製品としてIntel Atom搭載のタブレットを発売[41]するなど、x86による製品もあった。
ChromeOSにはAndroidアプリケーションの実行環境としてAndroid Runtime for Chrome(ARC)が搭載されており、x86ベースやARMベースのCPUを搭載するChromebook端末上でAndroidアプリケーションを動作させることもできる。
Microsoft Windows 11では、専用のAndroidサブシステム(Windows Subsystem for Android:WSA)をインストールすることで、x86ベースやARMベースのCPUを搭載するWindows PC上にて、Amazon Appstore経由で入手したAndroidアプリケーションを動作させることもできる[42]。
Androidアプリケーションのパッケージ(APK)には、各種プロセッサのアーキテクチャ固有命令を含むネイティブライブラリを複数含めることができる。エミュレーションにより、x64プロセッサ上でARM32/ARM64ネイティブライブラリのみを含むAndroidアプリケーションを動作させることもできるが、オーバーヘッドを伴う。
カーネル
この節の加筆が望まれています。 |
AndroidのカーネルではLinuxカーネルに独自パッチ[1]を当てたAndroid共通カーネル(ACK)が使われている[43]。
ACK 5.4より前は各プロセッサーベンダー毎にACKを派生したベンダーカーネルがあり[44]、製品メーカーは製品毎にベンダーカーネル派生のプロダクトカーネルを用意していた[44]が、ACK 5.4以降は外部モジュールを読み込むためのカーネルモジュールインターフェース(KMI)を提供する汎用カーネルイメージ(GKI)となり[44]、各プロセッサーベンダーはベンダーモジュールを提供する形となった[44]。
種類 | カーネルのURL |
---|---|
Android共通カーネル(ACK) | https://android.googlesource.com/kernel/common/ |
CodeLinaroのカーネル関連コード (Code Aurora Forumの後継[45]) |
https://git.codelinaro.org/clo/la/kernel/ |
ハードウェア寄りでは開発組織 Linaroがベンダー固有コードの本家Linuxカーネルへの還元(アップストリーミング)を続けている[46]。
またAndroid共通カーネルも少しずつ本家Linuxカーネルへの還元が進んでおり、本家Linuxで受け入れられなかった独自機能もだんだん標準機能やユーザー空間への置き換えが進んでいる。
機能 | 過去のAndroidカーネル | Androidカーネル 6.1現在(太字はAndroidカーネル独自機能) |
---|---|---|
プロセス間通信(IPC) | Binder | Binder(./drivers/android/内) |
匿名共有メモリ | ashmem | ashmem(./drivers/staging/android/内)又は memfd (ashmemは本家Linuxで削除された[47][48]もののアプリの一部で必要となる[49]) |
ログ | Logger | ユーザー空間デーモン(logd) |
早期OOM | low memory killer | PSIモニター+ユーザー空間デーモン(lmkd)[50] |
連続メモリアロケータ | CMEM/NVMAP/PMEM →ION[51] |
DMA-BUF[52] |
データ使用量モニタリング | xt_qtaguid | eBPFベース[53] |
ネットワーク権限 | Paranoid network | eBPFベース[53] |
リモート操作(ADBのデバイス側) | adb USB gadget[54] | FunctionFS gadget+ユーザー空間デーモン(adbd)[55][54] |
仮想マシン
Android 4.4以前のバージョンで動作するアプリケーションは、基本的にはDalvik仮想マシン(VM)上で動作する。DalvikはJavaのオープン実装であるApache Harmonyをベースとしているが、Java APIセットからはSwingやAWTなどが除去され、Android専用のUIフレームワークや独自ライブラリなどが追加されている。Java CDCのAPIは、全てではないが、概ね含まれている。なお、オラクル(旧:Sun)Javaの互換性テストを通過していないため、正式なJavaではない。APIセットはJava Platform, Micro Edition(Java ME)とも異なる。Android 7.0 Nougat以降はJava APIライブラリの実装がOpenJDKベースになった[56]。
Googleから提供されているソフトウェア開発キットでは、Javaプラットフォームによるプログラミング環境と、C/C++による開発がサポートされている。Java以外にも、Javaプラットフォーム向けの複数の言語(Scala、Kotlin)で書かれたプログラムがDalvik/ART上で動作する。Java Native Interface(JNI)を利用して、JavaとC/C++間で相互運用することも可能である。Android 2.3以降ではNative Activityのサポートにより、使用可能なAPIの制約はあるもののC/C++のみでアプリケーションを開発することも可能になっている。また、.NET Framework互換環境の1つであるMonoもAndroidに対応しており、XamarinとMicrosoft Visual Studioを利用することで、.NET言語(C#/F#)を使用してAndroidアプリケーションを開発することができる[57][58]。
Android 4.4(KitKat)からは、デベロッパー向けに新たな仮想マシンAndroid Runtime(ART)が実装された。ARTは、Dalvikよりもアプリケーションの動作効率などを向上させることを目的に開発された[59]。Dalvikの場合、多様なハードウェアに対応できるよう、アプリを中間コードの状態で保管しておき、実行直前にネイティブコードに変換して動作させるJITコンパイル方式が採用されている。一方でART仮想マシンは、予め最初からネイティブコードに変換しておくため(ahead-of-time:AOT)、実行速度や動作速度が向上する[60]。Android 7.0以降のARTではAOTとインタープリタとJITをミックスしたハイブリッド手法が採用された[61]。
なお、Android 4.4では依然としてDalvikが標準となっており、ARTを用いるためには開発者向けオプションで設定が必要である。ただし、アプリケーションによってはART上では正常動作しないものもあり、Dalvikとの完全互換は保証されていない[62]。
Android 5.0からは、ART仮想マシンが標準となった。5.0に搭載されたバッテリー改善システムと、ARTの効率性の良さという組み合わせによって、バッテリー持続時間がAndroid 4.4と比較して1.37倍と大幅に伸びた[63]。
ブートローダー
ブートローダー(bootloader)とは、デバイスの電源を入れた際にフラッシュメモリ上にインストールされたLinuxカーネルを読み込み、そこからAndroidを起動させるシステムである。パソコンで例えると、BIOSという部分に相当する。ブートローダーのインターフェースは、一部の端末でアクセス可能である。多くの場合は、電源ボタンと音量ダウンボタンを同時押ししながら電源を入れて起動させる事ができる。起動後に表示されるインターフェースは、fastbootモードとも呼ばれる[64]。ほとんどの携帯端末ではブートローダーにUbootが使用される。
開発環境
アプリケーション開発用にはAndroid SDK(Software Development Kit)が、ランタイムとライブラリの開発用にはAndroid NDK(Native Development Kit)が無償提供されている。SDKとツール類は後述のAndroid Studioに含まれているほか、単独のコマンドラインツールも利用可能である[65]。Android SDKに含まれる通信ツール「Android Debug Bridge」(adb)によって、Androidデバイス(携帯電話機/タブレットなど)とホストPCとをUSBで接続して、アプリケーションプログラムをデバイス上で実行しながらPC上でデバッグすることができる。Googleが有償で提供するSIMロックフリーの開発専用携帯電話機や他社の専用の携帯電話機エミュレータでないと、低レベルのランタイムとライブラリを書き換えることはできない[40]。統合開発環境は、Android Studioが推奨されている。Android Studioの実行環境つまりホストとして対応しているOSは、Microsoft Windows、macOS、Linux(Ubuntuなど)、ChromeOSである[65]。Visual Studio、IntelliJ IDEA、RAD Studioなど他の統合開発環境もAndroid開発に対応しているものがある。
当初はアプリケーション開発にEclipseと専用プラグイン(Android Development Tools:ADT)が利用されていた。Googleは、2013年5月15日に開催されたGoogle I/OでAndroid Studioと称する新たな統合開発環境を開発中であることを表明した[66]。これはIntelliJ IDEAをベースにしたオープンソースによるAndroid専用の開発環境であり、ビルドツールとして従来のApache AntではなくGradleを採用している。また、レイアウトのデザインもよりグラフィカルで端末実機のイメージに近くなるとされる。2014年12月8日に正式版1.0がリリースされた[67]。これに伴い、Eclipse用プラグインのサポートは2015年に終了した。
Android SDKでは、Android Virtual Device(AVD)と呼ばれるPC上で動作する仮想デバイスを用いることができる。対応CPUと同様にARM、MIPS、x86の3種類のアーキテクチャをエミュレーションするソフトウェアがSDKに同梱されており、これにロードされるシステムイメージもAndroidバージョンごとにそれぞれ提供されている。ユーザーがこれらを選択して、任意のAndroidバージョンとCPUエミュレータの組み合わせによるAVDを作成する。ただし、一般的なエミュレータと同様、他のコンピュータシステムをエミュレーションするために動作が非常に重く、快適なデバッグを行うことは難しい。これをカバーするため、仮想化支援機能をサポートしているx86アーキテクチャのCPUが搭載されたホストマシン上では、x86システムイメージによるAVDを高速化することができる。WindowsおよびmacOSにおいては、インテルが提供するIntel Hardware Accelerated Execution Manager(HAXM)によってIntel VTによるサポートを有効にすることができる。また、Linux版のSDKにおいては、x86エミュレータ自体がKVM上で動作させることが可能となっており、Intel VTまたはAMD-Vによるサポートによって高速化することができる。
Google Mobile Service
ほとんどのAndroid端末には、プロプライエタリソフトウェアのGoogle Mobile Service(GMS)アプリがプリインストールされている。Google Play、マップ、ギャラリー、カレンダー、Gmail、トークなどが含まれる。GMSアプリの搭載は互換性テストのCompatibility Test Suite(CTS)を通過し、Googleにライセンスを与えられた端末のみ認められている。オープンソースのAndroidから派生して、これらのアプリが入っていない場合は、CyanogenMod Gapps[68]などからroot権限で /system フォルダにコピーしてインストール可能。
エミュレーション・モデル
基本ハードウェアを「goldfish」と定義しており、SDKのQEMUエミュレータはそれを踏襲している。サポートしているスペックは下記の通り。ただし、2007年10月当時のスペックである。
- goldfishモデル
- メインメモリ:96MB
- VRAM:8MB
- 画面サイズ:480×320画素(HVGA)、または320×240画素(QVGA)、ともに縦長または横長配置[11]
バージョン
歴代のコードネームのうち、バージョン1.5から9までは頭文字がバージョンの発表順にCからPまでのアルファベット順で始まる菓子の名前が付けられており、Androidロボットが各コードネームの菓子に扮していた。また、コードネームがエンドユーザー向けの製品別名として使われることもあった。バージョン10からはそのようなコードネームは付けられなくなり[69]、コードネームはアルファベット1文字だけになった[70][71]。また、バージョン10以降では、コードネームはエンドユーザー向けの製品別名としては使われなくなっている。
シェア
スマートフォン
世界でのスマートフォンの販売台数のシェアの推移は以下の通り[72][73][74][75][76][77][78][79][80][81][82][83][84][85][86][87][88]。
時期 | 総数 | Android | iOS | Symbian | BlackBerry | Bada | Microsoft | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009年第2四半期 | 40,971,800 | 1.8% | 13.0% | 51.0% | 19.0% | 9.3% | 5.8% | |
2009年第3四半期 | 41,093,300 | 3.5% | 17.1% | 44.6% | 20.7% | 7.9% | 6.2% | |
2009年第4四半期 | ||||||||
2010年第1四半期 | 54,505,500 | 9.6% | 15.3% | 44.2% | 19.7% | 6.8% | 4.4% | |
2010年第2四半期 | 62,058,100 | 17.2% | 14.1% | 40.9% | 18.7% | 0.9% | 4.9% | 3.2% |
2010年第3四半期 | 81,132,600 | 25.3% | 16.6% | 36.3% | 15.4% | 1.1% | 2.7% | 2.5% |
2010年第4四半期 | 101,150,300 | 30.5% | 15.8% | 32.3% | 14.6% | 2.0% | 3.4% | 1.5% |
2011年第1四半期 | 99,775,000 | 36.4% | 16.9% | 27.7% | 13.0% | 1.9% | 2.6% | 1.5% |
2011年第2四半期 | 107,740,400 | 43.4% | 18.2% | 22.1% | 11.7% | 1.9% | 1.6% | 1.0% |
2011年第3四半期 | 115,185,400 | 52.5% | 15.0% | 16.9% | 11.0% | 2.2% | 1.5% | 0.9% |
2011年第4四半期 | 149,041,800 | 50.9% | 23.8% | 11.7% | 8.8% | 2.1% | 1.9% | 0.8% |
2012年第1四半期 | 144,391,700 | 56.1% | 22.9% | 8.6% | 6.9% | 2.7% | 1.9% | 0.9% |
2012年第2四半期 | 153,686,100 | 64.1% | 18.8% | 5.9% | 5.2% | 2.7% | 2.7% | 0.6% |
2012年第3四半期 | 169,178,600 | 72.4% | 13.9% | 2.6% | 5.3% | 3.0% | 2.4% | 0.4% |
2012年第4四半期 | 207,662,400 | 69.7% | 20.9% | 1.2% | 3.5% | 1.3% | 3.0% | 0.3% |
2013年第1四半期 | 210,046,100 | 74.4% | 18.2% | 0.6% | 3.0% | 0.7% | 2.9% | 0.3% |
2013年第2四半期 | 225,326,200 | 79.0% | 14.2% | 0.3% | 2.7% | 0.4% | 3.3% | 0.2% |
2013年第3四半期 | 250,231,700 | 81.9% | 12.1% | 0.2% | 1.8% | 0.3% | 3.6% | 0.2% |
2013年第4四半期 | ||||||||
2014年第1四半期 | 281,636,900 | 80.8% | 15.3% | 0.6% | 2.7% | 0.6% | ||
2014年第2四半期 | 290,384,400 | 83.8% | 12.2% | 0.7% | 2.8% | 0.5% | ||
2014年第3四半期 | 305,384,000 | 83.3% | 12.5% | 0.8% | 3.0% | 0.4% | ||
2014年第4四半期 | 367,334,400 | 76.0% | 20.4% | 0.5% | 2.8% | 0.4% | ||
2015年第1四半期 | 336,054,400 | 78.9% | 17.9% | 0.4% | 2.5% | 0.4% | ||
2015年第2四半期 | 329,676,400 | 82.2% | 14.6% | 0.3% | 2.5% | 0.4% | ||
2015年第3四半期 | 352,844,000 | 84.7% | 13.1% | 0.3% | 1.7% | 0.3% | ||
2015年第4四半期 | 403,109,400 | 80.7% | 17.7% | 0.2% | 1.1% | 0.2% | ||
2016年第1四半期 | 349,251,400 | 84.1% | 14.8% | 0.2% | 0.7% | 0.2% | ||
2016年第2四半期 | 344,359,700 | 86.2% | 12.9% | 0.1% | 0.6% | 0.2% | ||
2016年第3四半期 | 373,292,500 | 87.8% | 11.5% | 0.1% | 0.4% | 0.2% |
日本国内でのスマートフォンの利用者数(契約者数)の推移は以下の通り[89][90][91][92][92][93][94][95][96]。
時期 | 総数 | Android | iOS(iPhone) | Microsoft | その他 | 調査会社 |
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2010年6月 | 435,000 | 2,557,000 | 2,144,000 | コムスコア | ||
2010年9月 | 5,702,000 | 841,000 | 3,347,000 | 1,475,000 | 39,000 | コムスコア |
2010年12月 | 6,975,000 | 2,174,000 | 3,787,000 | 831,000 | 183,000 | コムスコア |
2011年3月 | 9,764,000 | 4,601,000 | 3,906,000 | 1,257,000 | コムスコア | |
2011年11月 | 15,100,000 | 61.0% | 33.0% | 5.7% | 0.3% | コムスコア |
2012年2月 | 19,300,000 | 61.4% | 34.2% | 3.9% | 0.5% | コムスコア |
2012年3月 | 62.2% | 33.7% | 3.7% | 0.4% | コムスコア | |
2012年6月 | 24,086,000 | 64.1% | 32.3% | 3.2% | 0.4% | コムスコア |
2013年1月 | 40,610,000 | 63.3% | 34.8% | 1.9% | MM総研 | |
2013年9月 | 50,150,000 | 63.0% | 35.6% | 1.4% | MM総研 | |
2014年3月 | 57,340,000 | 57.1% | 41.8% | 1.2% | MM総研 | |
2017年10月 | 31.8% | 68.2% | ウェブレッジ | |||
2019年8月 | 40.8% | 59.2% | ウェブレッジ | |||
2019年12月 | 42.08% | 57.02% | ウェブレッジ | |||
2020年5月 | 39.6% | 60.4% | BCN |
タブレット
世界のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)[97][98][99][100][101][102][103][104][105][106]
時期 | 総数 | Android | iOS | Windows | その他 | 調査会社 |
---|---|---|---|---|---|---|
2010年第4四半期 | 10,700,000 | 29.0% | 68.2% | 2.8% | Strategy Analytics | |
2011年第2四半期 | 15,042,000 | 29.2% | 61.4% | 8.6% | Strategy Analytics | |
2011年第3四半期 | 17,200,000 | 29.2% | 64.5% | 6.4% | Strategy Analytics | |
2011年第4四半期 | 26,800,000 | 39.2% | 57.4% | 1.9% | Strategy Analytics | |
2012年第1四半期 | 18,700,000 | 34.2% | 63.1% | 2.7% | Strategy Analytics | |
2012年第2四半期 | 24,944,000 | 29.3% | 68.3% | 2.4% | Strategy Analytics | |
2012年第3四半期 | 24,700,000 | 41.3% | 56.7% | 2.0% | Strategy Analytics | |
2012年第4四半期 | 52,500,000 | 43.6% | IDC | |||
2013年第1四半期 | 40,600,000 | 43.4% | 48.2% | 7.4% | 1.0% | Strategy Analytics |
2013年第2四半期 | 51,700,000 | 67.0% | 28.3% | 4.5% | 0.2% | Strategy Analytics |
2013年第3四半期 | 47,600,000 | 29.6% | IDC |
日本国内のタブレット出荷台数(電子書籍端末を除く)[107][108][109][110][111][112][113][114]
時期 | 総数 | Android | iOS | Windows | その他 | 調査会社 |
---|---|---|---|---|---|---|
2010年4月 - 2010年9月 | 350,000 | 20,000 | 320,000 | 10,000 | ICT総研 | |
2010年10月 - 2011年3月 | 540,000 | 50,000 | 480,000 | 10,000 | ICT総研 | |
2011年4月 - 2011年9月 | 1,180,000 | 370,000 | 780,000 | 30,000 | ICT総研 | |
2011年10月 - 2012年3月 | 1,580,000 | 490,000 | 1,040,000 | 50,000 | ICT総研 | |
2012年4月 - 2013年3月 | 5,680,000 | 42.4% | 52.5% | 0.0% | 5.1% | MM総研 |
2013年4月 - 2014年3月 | 7,480,000 | 45.7% | 43.8% | 10.5% | - | MM総研 |
2014年4月 - 2015年3月 | 9,290,000 | 45.7% | 43.9% | 10.4% | - | MM総研 |
2015年4月 - 2016年3月 | 9,030,000 | 46.0% | 40.0% | 14.1% | - | MM総研 |
バージョン
Android Studioでプロジェクトを新規作成するときに確認可能な、バージョンごとの世界シェア(2021年7月時点でのデータ)[115][116]。
バージョン | コードネーム | リリース | API | シェア |
---|---|---|---|---|
4.0.3 - 4.0.4 | Ice Cream Sandwich | 2011年10月18日 | 15 | 0% |
4.1 | Jelly Bean | 2012年7月9日 | 16 | 0% |
4.2 | 2012年11月13日 | 17 | 0% | |
4.3 | 2013年7月24日 | 18 | 0% | |
4.4 | KitKat | 2013年10月31日 | 19 | 0.3% |
5.0 | Lollipop | 2014年11月3日 | 21 | 0.3% |
5.1 | 2015年3月9日 | 22 | 0.3% | |
6.0 | Marshmallow | 2015年10月5日 | 23 | 1.9% |
7.0 | Nougat | 2016年8月23日 | 24 | 2.0% |
7.1 | 2016年12月5日 | 25 | 5.0% | |
8.0 | Oreo | 2017年8月21日 | 26 | 7.0% |
8.1 | 2017年12月5日 | 27 | 5.3% | |
9 | Pie | 2018年8月6日 | 28 | 17.7% |
10 | Q | 2019年9月3日 | 29 | 34.5% |
11 | R | 2020年9月8日 | 30 | 25.9% |
12 | S | 2021年10月4日 | 31 | 未計測 |
13 | Tiramisu | 2022年8月16日 | 33 | 未計測 |
ライセンス
Androidのソースコードは、アプリケーション・フレームワークから標準ライブラリ、ランタイム、カーネルまでのすべてが公開され、改変も自由である。基本的にAndroidのソースコードのライセンスは、Apache License 2.0に準じるため、Androidを採用した企業・個人が改変部や付加部分をGPLのように公開する必要はない。ただし、WebKitのライセンスはLGPLであり、カーネルとそのライブラリなどのLinuxに基づく部分のライセンスはGPLであるため、公開が求められる[40]。
Gmail、Googleマップ、Google検索、Google Playなどの一部のGoogle製アプリケーションは、Androidと密に連携しているがプロプライエタリなライセンスで提供されている[117]。これらのGoogle製アプリケーションはGoogle Mobile Service認証をGoogleから受けた端末に対してのみ供給され、それらの端末でのみ動作が認められる。したがってカスタマイズしたAndroidに、これらのアプリケーションを載せるためには、カスタマイズを施したプロジェクトが個別にGoogleの許諾を得る必要がある。なお、アプリケーションをGoogle提供のファームウェアからバックアップし、権利を侵害していないカスタム版に再インストールする(カスタム版にはアプリケーションをバンドルしない)手法が説明される場合もあるが、Google Mobile Service認証を経ておらず、ライセンス違反の行為となる。
タブレット向けのバージョンであるAndroid 3.xはスマートフォンへの対応が不完全であるということを理由としてソースコードの公開が見送られていた[118]が、4.0.1から再度公開に戻った[119]。ただし、3.xのソースコードはGitの履歴の中に存在するだけで、Gitのタグとしては割り振られていない[120]。
歴史
アンディ・ルービンが設立したプラットフォームベンダーである米Android社を、2005年にGoogleが買収[9]したことから一時はGoogleが「gPhone」と呼ばれる独自の携帯電話端末の開発を進めているという憶測が流れた[10]。2007年11月に「Open Handset Alliance」(オープン・ハンドセット・アライアンス、以下OHAと表記)を通じて新規プラットフォームの概要のみが発表される結果となった。
- 2007年11月5日 - 携帯電話用ソフトウェアのプラットフォームであるAndroidを、米検索最大手Google、米クアルコム、独通信キャリアのT-モバイル(T-Mobile International)などが中心となり設立した規格団体 OHAが発表した。
- 2008年
- 9月23日 - 米T-Mobile USA社は世界初の商用Android搭載端末としてT-Mobile G1を発表した。OHAはソフトウェア開発キット(SDK)の正式版「Android 1.0 SDK, Release 1」を発表した。OHAはAndroidの全ての動作環境を、2008年中にオープンソースライセンスの1つであるApacheライセンス Ver.2.0の下で公開する方針だとしている[121]。OHAには上記の企業以外にも、日本のNTTドコモ、KDDI、テレフォニカなどの電気通信事業者や、米モトローラ、韓国サムスン電子、LGエレクトロニクスなどの携帯端末メーカー、米インテル、ブロードコム、NVIDIA、テキサス・インスツルメンツ、マーベルなどの半導体メーカーなど、大手企業が合わせて34社も参加している[122]。
- 10月22日 - 世界初のAndroid搭載スマートフォン、「T-Mobile G1」がT-Mobile USAから全米向けに発売された。同時に、Googleはアプリケーションを販売するためのマーケット「Android Market」を開設した[123]。
- 12月9日 - 新たにソフトバンクモバイル、ボーダフォン、東芝、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、華為技術、エリクソン、オムロン、ASUS、ガーミン、ARMなどの14社がOHAに加わった事が発表された[124]。
- 2009年
- 6月24日 - ソフトフロント、Android上で双方向VoIP通話に成功を発表[125]。
- 9月 「Android 1.6 SDK」の提供を開始[126]。
- 10月23日 - HT-03AでAndroid 1.6が提供開始[127]。
- 11月8日 - 米国のベライゾン・ワイヤレスよりモトローラ製Android 2.0搭載のスマートフォン、「Motorola Droid」がアメリカで販売される[128]。
- 2010年
- 2011年
- 2月24日 - モトローラ・モビリティより、世界初のAndroid 3.0を搭載したMotorola Xoomが米国で発売された。
- 11月17日 - Googleより、世界初のAndroid 4.0を搭載したGalaxy Nexusのグローバルモデル(GT-i9250)が欧州で発売された。
- 2012年
- 7月10日 - Android 4.1が公開された。最初にGalaxy Nexus、Motorola Xoom、Nexus Sのグローバルモデル向けにアップデートを開始した[130]。
- 11月13日 - Android 4.2が公開された。Nexus 4とNexus 10に標準搭載されて発売された[131]。
- 2013年
- 2014年
- 3月18日 - スマートウォッチ向けにカスタマイズされたAndroid Wearをリリース。
- 6月25日 - カーナビゲーションシステムのAndroid Autoを発表。
- 6月26日 - Android Lのデベロッパープレビュー版を、Nexus 5とNexus 7向けに提供開始[133]。
- 9月15日 - Googleより、新興国市場向け低価格帯スマートフォンのAndroid Oneが発表された[134]。
- 10月15日 - Android Lの正式版となるAndroid 5.0が発表された[135]。
- 11月3日 - Android 5.0の正式版を公開[135]。
- 2015年
- 3月10日 - Android 5.1の正式版を公開。
- 10月6日 - Android 6.0の正式版を公開。
- 2016年
- 2017年
- 4月4日 - Android 7.1.2の正式版を公開。
- 8月21日 - Android 8.0の正式版を公開。
- 11月27日 - Android 8.1の正式版を公開。
- 2018年8月6日 - Android 9の正式版を公開。
- 2019年9月3日 - Android 10の正式版を公開。
- 2020年9月8日 - Android 11の正式版を公開。
- 2021年10月4日 - Android 12の正式版を公開。
- 2022年8月16日 - Android 13の正式版を公開。
- 2023年
- 9月6日 - ロゴを刷新[138]。
- 10月4日‐Android 14の正式版を公開。
世界での発売端末
セキュリティ
Androidのアプリケーションは、スーパーユーザー権限(root)を要求する一部のアプリを除き、システムの重要領域やユーザー情報にアクセスできないようサンドボックスで動作する[139]。
権限に関してはユーザーに視覚的にわかるように、アプリをインストールする際、必要な権限のリストを表示する機能がある。例えば「Google マップ」の場合は、位置情報の読み取り(GPSへのアクセス)があり、「カメラ」だと撮影、マイクによる録音などの権限がリストに表示される。この機能によって、アプリケーションに無関係な権限を要求された際には、ユーザーが確認できる[140][141]。
Android 4.3ではアプリ毎に権限を設定できる機能が実験的に追加されたが、アプリケーションの互換性を損なう恐れがあるという理由で4.4では無効になった[142]。
端末をスリープ解除する際には、ロック画面にPINコードやパターンロックを割り当てる事もできる。これに加えてAndroid 5.0以降では、自宅にいる時、スマートウォッチが接続されている時などの条件に応じて自動でロック解除できるスマートロック機能もある。
盗難などで不正にファクトリーリセットされた端末は、Android Device Protection(アンドロイド デバイスプロテクション)という保護機能が働く。デバイスプロテクションが作動すると、直前オーナーのGoogleアカウントにログインしなければ全ての機能が使えないようロックされる。
その他に、端末の位置を逆探知したりリモートロックできるAndroid デバイス マネージャー(ADM、スマートフォンを探す)も提供されており、盗難や置き忘れの対応策のひとつとされている。
日本でのセキュリティ
トレンドマイクロ社によると、2012年1月から3月の間に、Androidの不正アプリが約5,000種発見されたとしている。また、同社では、2012年4月に人気アプリである写真共有サービス「Instagram」や、アクションパズルゲーム「Angry Birds Space」などの偽アプリ配布サイトが存在し、特定のWebサイトにアクセスし、モバイル端末に他のファイルをダウンロードするなど、不正な動作を行う偽アプリがダウンロード出来るようになっていたことを確認している。「Google Play(旧Android Market)」などの公式サイトにおいて偽アプリが確認されるケースもある。
このような課題に早急に対応していくために、日本は、2011年10月に「スマートフォン・クラウドセキュリティ研究会」を設置し、スマートフォンを狙うマルウェア等に対する事業者等における対策の在り方や、利用者への情報セキュリティ対策の啓発の必要性について検討を進めてきた。同研究会では、同年12月の中間報告で、スマートフォン利用者が最低限取るべき情報セキュリティ対策として、「スマートフォン情報セキュリティ3か条」33を提唱し、2012年6月に最終報告を取りまとめた。また、2011年12月に「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会」において「スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するWG」が開催され、スマートフォンにおける利用者情報が安心・安全な形で活用され、利便性の高いサービス提供につながるよう、諸外国の動向を含む現状と課題を把握し、利用者情報の取扱いに関して必要な対応等の検討が進められている。2012年4月には、スマートフォンを巡るサービス構造、利用者情報の取扱いに関する現状、利用者情報の管理等の在り方及び利用者に対する周知の在り方等の今後の論点を取りまとめた中間取りまとめ及び利用者自身が注意すべき事項を整理した「スマートフォンプライバシーガイド」34が公表された[143]。
組み込み用Android
"Open Embedded Software Foundation"(OESF)がAndroidを基に、機能を追加した組み込み用プラットフォームを開発中である。OESFのWebには2005年からのタイムスタンプがある。日本のOESFはWebによると2009年2月12日に設立された。2011年3月現在のバージョンは、Android 2.2を基にしEM3(OESF Embedded Master 3)と呼ばれる。2011年3月にオープンソースとして一般向けに公開された[144]。
IP電話、デジタルテレビ、マルチメディア、DLNA、Bluetooth、リモートコントロール、ポインティング・デバイス、ネットワーク管理、ユーザーインターフェース、SDKなどの機能拡張を行ってアプリケーション・フレームワークより上位のAPIから使用する。EM1の機能拡張は全てではないと推測されるが、Linuxカーネル部分と同じ深さでハードウェア上に直接載る低レベルで実装される。EM2は、Android 2.0を元に開発され、2010年10月に公開された。Androidそのものが軽量化を意図して設計されているが、OESF版ではさらに基本コンポーネントだけに絞り、必要な機能を選んで追加できる[145]。
Android Go Edition
Android Go editionは、Googleが開発者カンファレンス「Google I/O 2017」において「Android Go」プロジェクトとして発表された。メモリーやストレージが少ないローエンド端末でもAndroidが効率的に動作するように設計されており、Android 8.1 Oreoで動作するメモリー1GB以下のデバイス向けに最適化されている。
マスコット
Androidのロゴには緑色のロボットのマスコットキャラクターが使われており、正式名称は「Android ロボット」(Android robot)[146][147]だが、日本では「ドロイド君」の愛称で呼ばれている。海外ではBugdroidという愛称が使われることもある。
Androidロボットのアートワークはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づいて配布されているが、商標権はGoogleが保有する。
イースターエッグ
Android 2.3 Gingerbread以降からは、ジョークの画像やアニメーションを表示する機能が隠されている。いわゆるイースターエッグと呼ばれるものである。この機能にアクセスするには、端末の設定情報から端末情報を開き、一覧にあるAndroidのバージョンを3回連続でタップすると表示される。なおAndroidのバージョンによって、表示される内容が異なる。
- 2.3(ジンジャーブレッド) - ゾンビの群れ中にAndroidのロボットが表示される。このイラストは、多くのゾンビアートを手がけるジャック・ラーソンによって描かれた。
- 3.x(ハニカム) - Androidのロボットを、昆虫の蜂にデフォルメしたイラスト。
- 4.0(アイスクリームサンドイッチ) - 黒いビスケットに包まれたアイスクリーム状のロボットイラスト。ロングタップすると、8ビットデザインのロボットが無数に飛び交うアニメーションに移動する。
- 4.1-4.3(ゼリービーンズ) - ゼリービーンズの形をする笑ったAndroidロボットが表示される。ロングタップすると、それが無数に飛び交うアニメーションに切り替わる。ロボットはタップして移動したり弾き飛ばす事ができる。
- 4.4(キットカット) - アルファベットのK(殆どの端末ではビルド番号の頭文字か数字)が表示され、左右をタップすると回転する。数回タップする事で、キットカットのロゴデザインを象ったAndroidロゴが表示される。ここからロングタップすると、4.4以前で全ての歴代バージョンのアイコンがタイル型のインターフェースで表示されるデザートケースの画面に移る。
- 5.x(ロリポップ) - ペロペロキャンディが表示され、キャンディの部分をタップすると色が変化する。そこから何回かタップして更にロングタップすると、Flappy Birdに似たゲームで遊べる。JRummy Appsによって難易度調整機能が付いた『Lollipop Land』のゲームアプリが公開されている。
- 6.0(マシュマロ) - マシュマロが表示され、ロリポップとは違いマシュマロの部分をタップしても色は変化しない。ロングタップすると、Flappy Birdに似たゲームで遊べるのは同一だが一つの端末で最大6人までのマルチプレイに対応したりタップ位置が表示されるようにもなった。
- 7.x(ヌガー) - アルファベットのNが表示され、タップしても変化しない。ロングタップすると、猫のアイコンが表示され、クイック設定の編集を押すと猫のアイコンで「????」のメニューが追加される。猫のアイコンをクイック設定に追加すると皿のアイコンに変化し、皿のアイコンをタップするとねこあつめに似たゲームで遊べる。
- 8.x(オレオ)- スワイプするとタコが画面内でスワイプした方向に合わせて泳ぎ回る。
- 9(パイ)- 簡易的なペイントツールでお絵描きをすることができる。
- 10 -「0」と「1」を重ねて「Q」を作り、作成した「Q」をタップすると、お絵かきロジックを遊ぶことができる。
- 11 - ダイヤルを11に回すと、ディスプレイの下部、ナビゲーションバーの上に小さな猫の絵文字が表示される。
- 12 - 時計が現れ、長針を回し12時ちょうどに合わせると中心に「12」とともに模様が現れる。
- 13 - 時計が現れ、長針を回し13時ちょうどに合わせると中心に「13」とともに模様が現れる。長押しすると、絵文字も表示される。さらに長押しすると、絵文字が変わる。
システム領域のカスタマイズ
root化
Androidでも、セキュリティ等の理由からユーザーやアプリケーションがある階層以上にしかアクセスできないように制限がなされている。その制限を解除し最低階層にアクセスできるようにすることを、root化(rooting)、root権を取るという。これにより、より高度な動作をするソフトウェアが実行可能になるが、ほとんどの場合販売元との規約に反するため、サポートを受けられないなどのデメリットが生じる。iOSでのjailbreakに近い。
ただ、AndroidセキュリティチームのNick Kralevichによれば、Googleはroot化を認めている。root化はユーザーの権利の一つであり、一方でユーザーの責任でそれに伴う不利益を受けることは仕方ないという見解を示している。またroot化によってアプリケーションや各種コンテンツの開発者、キャリア会社の権利は侵害されないとしている[148]。
ブートローダーのアンロック
Androidのアップデートは、このブートローダーを経由してアップデートされるが、大半の端末ではブートローダーがロックされている。ブートローダーがロックされていると、メーカーの電子署名が入ったアップデートしか受け付けないようになっている[64]。これに対して、ユーザーが自由にカスタムROMをインストール出来るように、一部の端末ではブートローダーをアンロックする方法がGoogleによって公開されている[149]。
これらは改造行為となり保証外になるのが通常だが、中にはこの行為前提で初めからブートローダーがアンロックされた状態で出荷される端末もある[150]。
fastbootモード
fastbootモード(ファーストブートモード)とは、PC側のコマンド操作によってシステム領域の書き換えやパーティション操作を行うための機能である。fastbootのコマンド機能は前述に加え、ブート、リブート、アプリのアンインストール、ファイルの転送、システムのバックアップ、ブートローダのアンロックなど様々なコマンドに対応する[151]。
問題点
脆弱性
2019年の1年間で、2019年に報告されたOS別の脆弱性の数で最も多い、414件の脆弱性が発見された[152]。
2019年11月、一部のAndroidに個人情報の流出につながる脆弱性が新たに146件見つかった[153]。
プライバシー
2011年04月、ウォール・ストリート・ジャーナル(Web版)が、Androidは個人情報(Android利用者の氏名や場所、付近のWi-Fiネットワークの信号強度や位置情報)を取得・蓄積し、Googleに送信していると報じた。セキュリティ専門家が台湾HTC製のAndroidスマートフォンを調べた際に、これらの情報を少なくとも1時間に数回、Googleに送信していたことが確認されたという[154]。
この報道に対し、GoogleはAndroid搭載端末から位置情報を収集していることは認めたが、すべてあらかじめユーザーの同意を得た上で行っており、また収集したデータは匿名化された形でGoogleのサーバーに送られていることから、プライバシー上問題はないと主張している[155]。
2011年5月、韓国の警察は、Android利用者の位置情報を無断収集した疑いで、米Google韓国法人のGoogle Koreaを家宅捜索し、位置情報の収集に関するデータを押収した。警察関係者は「携帯電話向け広告を扱うGoogle子会社のアドモブが、利用者の同意なくスマートフォン向けアプリケーションを通じて個人の位置情報を収集した疑いがある。押収物を分析し、個人情報の収集量や収集方法を把握する」と話している[156]。
Google Play Storeの問題
2019年12月、Google Play Storeで配布されている、3000個以上のアプリで既知の脆弱性が修正されてないことをトレンドマイクロが発見した[157]。
2020年1月、Androidの脆弱性を利用した、不正なアプリがGoogle Play Storeに混入していることをトレンドマイクロが発見した[158]。
2020年2月、Google Play Storeで提供されているTOP100のアプリのうち、約半数に脆弱性があることをLINEが発見した[159]。
独占禁止法違反
2019年4月18日、独占禁止法に違反しているという欧州委員会(EC)の裁定を受け、欧州の「Android」ユーザーに対して検索アプリとブラウザーの選択肢を提示するという計画の概要を発表[160]。
またECは3月、Googleに対して14億9000万ユーロ(約1900億円)の制裁金を科している。
脚注
注釈
出典
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関連項目
- 組み込みLinux
- 関連製品
- Android TV
- Android Auto - Android端末と車両を接続して使用するカーナビゲーションシステム
- Wear OS - スマートウォッチ用のOS(旧称:Android Wear)
- ChromeOS - ノートパソコンや小型デスクトップパソコン用のOS
- Fuchsia (オペレーティングシステム) - 未完成のOSカーネルプロジェクト
- 派生OS
- 競合OS
- 開発環境