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2009年12月28日 (月) 05:20時点における版
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CLANNAD | |
---|---|
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
ゲーム | |
ゲームジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
対応機種 | Windows 98/2000/Me/XP(PC) プレイステーション2 プレイステーション・ポータブル[1] Xbox 360 Windows 2000/XP/Vista(PCフルボイス) |
発売元 | Key/ビジュアルアーツ(PC) インターチャネル・ホロン(現インターチャネル) →ガンホー・ワークス(PS2) プロトタイプ(360)(PSP) SoftBank 3G(プロトタイプ) FOMA(プロトタイプ) |
メディア | DVD-ROM(片面2層:8.5GB)1枚組 |
発売日 | 2004年4月28日(PC) 2006年2月23日(PS2) 2008年2月29日(PCフルボイス) 2008年5月29日(PSP) 2008年8月28日(360) |
レイティング | 全年齢対象(PC) CERO(C)15才以上対象(PS2/PSP) |
コンテンツアイコン | (PS2/PSP/360で記載) 恋愛 セクシャル 麻薬 |
キャラクター名設定 | 可(PC版のみ) |
エンディング数 | 13 |
セーブファイル数 | 100 |
画面サイズ | 640x480(PC) 640x448(PS2) 1280x720(360) 800x600(PCフルボイス) 480x272 (PSP) |
キャラクターボイス | あり(PS2/PCフルボイス/PSP/360) |
その他 | 対応映像出力 720p(D4)まで(Xbox 360版のみ) 対応音声出力 ドルビーデジタル5.1ch(Xbox 360版のみ) |
映画 | |
監督 | 出崎統 |
制作 | 東映アニメーション |
封切日 | 2007年9月15日 |
上映時間 | 94分 |
アニメ:CLANNAD | |
原作 | Key / ビジュアルアーツ |
監督 | 石原立也 |
シリーズ構成 | 志茂文彦 |
脚本 | 志茂文彦 |
キャラクターデザイン | 池田和美 |
音楽 | 折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
製作 | 光坂高校演劇部、TBS |
放送局 | 放送局を参照 |
放送期間 | 2007年10月 - 2008年3月(TBS) |
話数 | 本編22話+番外編1話+DVD特典1話 |
その他 | 製作協力=ポニーキャニオン ムービック 京都アニメーション |
アニメ:CLANNAD 〜AFTER STORY〜 | |
原作 | Key / ビジュアルアーツ |
監督 | 石原立也 |
シリーズ構成 | 志茂文彦 |
脚本 | 志茂文彦 |
キャラクターデザイン | 池田和美 |
音楽 | 折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准 |
アニメーション制作 | 京都アニメーション |
製作 | 光坂高校演劇部、TBS |
放送局 | 放送局を参照 |
放送期間 | 2008年10月 - 2009年3月(TBS) |
話数 | 本編22話+番外編1話 +総集編1話+DVD特典1話 |
テンプレート - ノート |
『CLANNAD』(クラナド)とはゲームブランド・Keyが制作した第3作目の恋愛アドベンチャーゲーム、およびそれを原作としてメディアミックス的展開がなされたアニメやコミックなどの作品群のことを指す。
概要
Keyの前2作である『Kanon』、『AIR』が18禁のPCゲームとして発売されたのに対し、本作は全年齢対象のPCゲームとして2004年4月28日に発売された。2008年2月29日に発売された『CLANNAD FULL VOICE』では、後述の移植版とアニメに準拠したキャラクターボイスの実装に加え、ゲーム画面解像度の向上とイベントCGの追加がなされた。なお、「月刊ビジュアルスタイル」2008年1月号の記事にて、「渚たちがしゃべる」とすべきところを「渚や朋也たちがしゃべる」と誤報された。
またスピンオフ作品に、本作ヒロインの1人である坂上智代との後日談を描いた『智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜』(18禁)がある。
プレイステーション2版(CEROレーティング15才以上対象)は、キャラクターボイスを実装しインターチャネル(現ガンホー・ワークス)より2006年2月23日に発売された。なお『CLANNAD』の出演声優はPS2版以降で、端役と(PS2版で音声のない)主役を除けば、テレビ・劇場版アニメを含め変更はない。他にプロトタイプよりPSP版が2008年5月29日に、Xbox 360版が2008年8月28日に発売された。Xbox 360版では『CLANNAD FULL VOICE』よりも高解像度となり、BGMと一部音声が5.1ch化された。携帯電話向けには、ソフトバンクモバイルのSoftBank 3G端末とNTTドコモのFOMA向けアプリが2007年1月16日に公開された。
漫画版としては、2005年から月刊コミックラッシュにみさき樹里作画の『CLANNAD オフィシャルコミック』が連載されている他、2007年からは「電撃G's magazine(その後電撃G's Festival! COMICにて移籍連載)」においてしゃあの作画、「コミデジ+」において藤井理乃の作画(タイトル『CLANNAD 〜光見守る坂道で〜』)にてもそれぞれ連載された。
また、2005年12月には「電撃G's magazine」に掲載されていたショートストーリーに書き下ろしを追加したオフィシャルサイドエピソード集『光見守る坂道で』が発売され、2007年にはこれのドラマCDがプロトタイプよりリリースされた。
アニメ版としては『AIR』と同じく東映アニメーション制作による劇場版アニメが2007年9月15日に公開され、東京単館(ミニシアター)公開作品の週末観客動員数ランキング(ぴあ調べ)で初登場第1位を記録した[2]。さらに、『AIR』・『Kanon』(第2作)と同じく京都アニメーション制作によるテレビアニメが2007年10月4日から第1期全23回、2008年10月2日第2期全24回で放送された。
制作スタッフによる明確な舞台設定の発表はないが、テレビアニメ版の校舎等の背景には筑波大学附属駒場中・高等学校とほぼ同一のロケーションとおぼしき物が使われていることを、同校のOBである東浩紀が言及しており[3]、ザ☆ネットスター!第9回放送分の企画で実証ロケも行った。
ストーリー
ある町を舞台にして起こる、不良として知られている主人公と、主人公が通う学園で出逢うヒロイン達との交流と成長の物語。学園について、ゲーム本編においては高等学校の課程にあることを特定できる描写はあるが、校名の描写はない。アニメ(劇場版・テレビアニメ)、『CLANNAD オフィシャルコミック』(みさき樹里作画)およびネットラジオでは、「私立光坂(ひかりざか)高等学校」という校名の描写がある。
高校生の主人公とヒロイン達との出来事を収めた学園編、高校を卒業した主人公のその後を描いたAFTER STORY、および本編の随所に挿入される幻想世界の3つのパートから成る。
人と人との「絆」をテーマに描かれた本作は『Kanon』・『AIR』に続き三たび大ヒット作となった。登場キャラクターの大半に、スタッフロールを伴う個別エンディングが存在する。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場キャラクター
2004年発売のPC版は声が収録されていないため、声優はプレイステーション2版・ドラマCD・映像化作品及びPCフルボイス版等のキャスティングを記載している。
学園の生徒達
- 岡崎 朋也(おかざき ともや)
- 声:佐々木望(PSP版) / 中村悠一(TVアニメ)
- 少年時代:水沢史絵(ドラマCD) / 大浦冬華(TVアニメ)
- 主人公(名前はデフォルトのもので、変更が可能)で3年生。
- 幼い頃に母・敦子を交通事故で亡くしてから、父・直幸と2人暮らし。他人との関わりを少し避けており、当初から友人(悪友)関係にあるのは杏と春原ぐらいである。
- 運動神経はよく、中学時代はバスケ部の部長だった。バスケットボールの特待生として高校に入学したが、父親との喧嘩で右肩を負傷して選手生命を絶たれたため、今は部活動はしていない。悪質な不良行為は行っていないが、遅刻・授業怠業の常習犯であることから進学校である学園では不良と見なされている。ルックスが良いので、女子生徒の隠れファンが多いものの、不良と認識されているため、杏などの一部の女子生徒を除き、女子生徒とあまり接点がない。
- 困っている人や問題を抱えている人には積極的に関わって問題解決に協力するが、自分の問題や現実からは常に逃げ続けている。
- 自堕落で影のある部分が目立つが、根は真面目で陽気な性格。作中では常識人な方で、普段は杏や春原へのツッコミ役に回る事が多い。
- 現在は他人行儀で生気を失っている父を敬遠し、放課後は春原の部屋に入り浸っている。クラスはD組。
- 古河 渚(ふるかわ なぎさ)
- 声:中原麻衣
- テーマ曲:「渚」
- 誕生日:12月24日。身長:155cm。体重:43kg。血液型:A型。3サイズ:80/55/81[4]。
- 本作のメインヒロイン。
- 幼少時より病弱で、前年度も病気による長期欠席のため高校3年を留年している。そのため主人公およびクラスメイト達より1歳年上であるが、クラスメイト達が彼女を先輩扱いする描写はほとんどない。人見知りが激しく友人を作ることを苦手としており、同級生だった友人達がすでに卒業したため、クラスでは孤立しがちになっている。
- 外見の大きな特徴として2本のアホ毛を持つ。可愛らしい容貌のため、ナンパされたこともある。
- 常に敬語口調で話し真面目で誰にでも優しい性格だが、気弱で自信を持てずにいる。人が良すぎて他人を気遣い、要領の悪さゆえ自分が損をしてしまうことが多い。意外と頑固な性格でもあり、些細なことでも嘘を吐くのを躊躇し、不正や曲がった事は決してしない。
- 「食べたいものの名前(例:あんパン)」を呼称することで自身を鼓舞する癖がある。
- 作品中で、一昔前に流行していた「だんご大家族」というキャラクターには並々ならぬこだわりを見せ、普段は控えめな彼女も饒舌かつ少々強気になる。また、些細な事や細かい事を気にしやすく、天然な性格もあってか話の論点をずらす(ずらされる)事が多く、秋生などによくからかわれている。
- 演技、鑑賞の経験は全くないが演劇に興味をもっており、廃部状態にある演劇部の再興を当面の目標としている。スポーツは苦手。クラスはB組。
- 藤林 杏(ふじばやし きょう)
- 声:広橋涼
- テーマ曲:「それは風のように」
- 誕生日:9月9日。身長:160cm。体重:46kg。血液型:O型。3サイズ:82/56/82。
- 2年の時は主人公と同じクラスで、本年度は隣の組の委員長。椋の双子の姉。2年進級時に他の友人が勉強に打ち込むようになったのに対し、勉強に熱を入れられない彼女はそりが合わなくなり、主人公達と親しくなってからは、よく主人公と二人で春原をいじって遊んでいる。
- 勝ち気で男勝りな性格で、男子生徒には恐れられているが、スポーツが得意であるところや面倒見の良いところから、女子生徒に人気があり、彼女達から渡される大量のラブレターに全てに返事を書いている(男子生徒からは1通ももらったことがない)。料理が得意な一面も持つが、字は下手である。
- 不良生徒である主人公や春原を下の名前で呼び、気兼ねなく話しかけてくる数少ない生徒である。春原に対しては、主人公と同じく下僕扱いしているが、主人公とは良好な友人関係を築いている。歯に衣着せぬ物言いをし、怒ると遠距離から辞典を投げつける。妹思いであり椋に危害を加えるものには容赦をしない。かなりのおせっかい焼き。ウソをつくのは苦手。
- 妹の椋と同じく委員長だが、不真面目で遅刻が多く授業や委員会をサボってしまうことも多々あるうえ、禁止されているバイク登校をするなど、規則をあまり重く見ていないところがある。
- ウリボウであるボタン(声:川名真知子)をペットにしている。進路に幼稚園の先生を考えている。クラスはE組。
- 一ノ瀬 ことみ(いちのせ ことみ)
- 声:能登麻美子
- テーマ曲:「Étude pour les petites supercordes」
- 誕生日:5月13日。身長:160cm。体重:48kg。血液型:A型。3サイズ:88/58/85。
- 世界的に有名な物理学者の父母(一ノ瀬鴻太朗・水恵)を持ち、本人も英語の専門書を読みこなす才媛である。ことみの名前は「世界は琴に満ちている(作中における超弦理論の表現)」「K&M(両親の名前のイニシャル)」「誕生日は5月13日」からきている。
- 全国でもトップレベルの学力を誇るため進学実績を挙げることを条件に授業に出席しないことを黙認されており、必要な授業時間以外は独学で図書室で勉強している。昼食も一般生徒と顔を合わせぬように時間をずらし、本来は飲食禁止の図書室で食べている。
- 料理が上手で、昼食は自身の手作り。
- おっとりとした性格で、語尾に終助詞の「〜の」をつける話し方が特徴。ハサミで図書室や書店の本からページを無断で切り抜くなど、浮世離れした行動が見られる。読書に没頭していると「ことみちゃん」と呼ばれない限り一切反応しない。幼い頃に習っていたヴァイオリンを弾くのが好きだが、他人には不快な騒音にしか聞こえない。また漫才のツッコミや古典的なダジャレも好きでよく披露しているが、あまり受けていないようである。
- 折に触れてロバート・F・ヤングの短編小説『たんぽぽ娘』の一節を口にする。クラスはA組。
- 坂上 智代(さかがみ ともよ)
- 声:桑島法子
- テーマ曲:「彼女の本気」
- 誕生日:10月14日。身長:161cm。体重:47kg。血液型:O型。3サイズ:86/57/82。
- 2年生になった春に転校してきた。足技を駆使した喧嘩が強く以前は喧嘩を繰り返していたため、近隣の不良生徒には畏怖の対象となったり遺恨を抱かれている。
- 転校を機に本人は女の子らしく過ごすと心に決めているが、懲りずに挑戦を続ける春原にだけは容赦なく実力を行使する。進学校へ編入するだけあって成績は優秀である。スポーツの経験はほとんどないものの運動神経は主人公や杏、春原らを超えて抜群に良いため運動部から勧誘されるが、生徒会長になろうとしているため断っている。このように、あらゆる面で万能であるが、精神面では年相応で未熟な部分がある。
- 上級生である主人公達に対しての言動に全く後輩らしさがない。生徒会長を目指しているため、自他共に不正や惰性を許さない。一度決めたことには決して譲らず、好きなことに関しては盲目的になる。
- 視力が悪く眼鏡を掛けることもある。コンタクトレンズを勧められたが恐怖心のため固辞した。鷹文という弟がいる。クラスはB組。
- 伊吹 風子(いぶき ふうこ)
- 声:野中藍
- テーマ曲:「は〜りぃすたーふぃっしゅ」
- 誕生日:7月20日。身長:150cm。体重:41kg。血液型:B型。3サイズ:78/54/79。
- ヒトデ好きで、姉である公子の結婚式にたくさんの人に祝ってもらいたい為、自分が彫ったヒトデの彫刻を多くの人に渡している。不器用なため彫っている時に彫刻刀で怪我をし、手に包帯を巻いている。
- 外見が小柄で一見大人しそうだが独特の感性を持っており珍妙な言動が多く、毒舌家ではっちゃけており相当の頑固者である。ああ言えばこう言うタイプで言動が矛盾し、特に主人公とは会話が成立しないことが多く、失礼な物言いをすることが多い。自分のヒトデの彫刻のことを考えるだけで自分の世界に入って完全に無防備になり、その間にイタズラをされても気付かない。ことあるごとに大人の女性であると主張しているが、小学生か中学生並みの外見と同様に性格、嗜好も子供っぽい。
- 「最悪です」が口癖でスポーツは苦手。クラスはB組。
- 宮沢 有紀寧(みやざわ ゆきね)
- 声:榎本温子
- テーマ曲:「資料室のお茶会」
- 2年生で、図書室に附属する倉庫として扱われている資料室によく駐留している。アホ毛が1本ある。
- 飲み物や軽食などを振る舞い、資料室の来訪者をもてなしている。持ち前の温厚な性格から誰とでも仲良くするので、校外の不良たちからも慕われている。
- 資料室に保管されている雑誌などからピックアップしたおまじないを主人公らに教えるが、それらは必ず成功してしまう。
- 成績は優秀で、おっとりした外見にも関わらずスポーツも得意である。もともと主人公を「先輩」と呼ぶという設定があったが、本編ではそう呼ぶことはない。兄をバイク事故で亡くしており、主人公に兄の面影を重ねている節がある。
- なお、彼女はサブヒロインであるがテーマ曲も用意されており、通常版のパッケージには5人のヒロインと共に描かれている。
- 藤林 椋(ふじばやし りょう)
- 声:神田朱未
- 杏の双子の妹で主人公のクラスの委員長。遅刻、怠業の常習犯である主人公と春原を出席させるために苦労している。
- 目と髪型を除けば杏との外見上の差異はほとんどないが、天然でおとなしく引っ込み思案かつ真面目な性格でスポーツや料理は苦手であるなど、内面や身体能力は大きく異なる(だが、足は意外と速い)。作中にバストサイズが杏より大きいという描写があるが、3サイズの設定が公表されていないため詳細は不明。
- 占いについて造詣が深く、占いに関する話題の時は饒舌となる。得意とするトランプを用いた独特の占いにはいつも女子生徒が列をなす。占いの結果は必ず外れるが、言い換えれば反対の解釈で必ず的中する。
- ボタンを風呂に入れようとした時に食べられると勘違いされ、恐れられてしまっている。
- 看護学校への進学を考えていて、病院でアルバイトしている。クラスはD組。
- 春原 陽平(すのはら ようへい)
- 声:阪口大助
- 主人公の悪友で同級生。サッカーのスポーツ推薦で入学したが、喧嘩が原因で退部になった後は自堕落な学生生活を送っている。実家が東北地方であるため運動部用の寮に強引に住み続けている。
- 主人公とあわせて不良コンビとして悪名が立っており下級生を恫喝したり他校の不良生徒とトラブルを起こすなど主人公よりかなり不良らしく振舞ってはいるが、周囲からは「ヘタレ」のレッテルを貼られている。主人公を「無二の親友」と思っているが、当の主人公には杏と一緒になって下僕同然に扱われている。根は悪人ではないものの、不用意な言動が原因で他者から痛い目に遭わされたり、いらぬ誤解をされることが多く、本編における体を張ったギャグの大半を担当する。打たれ強く、立ち直りも早い。頭髪を染髪しており、金髪である。妹の芽衣に対しては普段邪険に扱っているが、本当は大切に思っている。異性に対する興味が旺盛で魅力的な女子を見つけてはナンパにかかるが、交際にこぎ着けた相手はいない。
- 勉強は苦手だが、余計なことに対する執念や集中力には目を見張るところがあり、鋭い一面を見せたり、的を射た発言や主人公の悩みに助言をすることも。スポーツ特待生だけあって運動神経は主人公や杏と肩を並べるほど良い。クラスはD組。
その他の人物
- 相楽 美佐枝(さがら みさえ)
- 声:雪野五月
- 主人公の学校のOGで、都内の短大を卒業後に春原の住む男子寮の寮母になった。寮生からは頼られるのと同時に、規律に厳しい一面から恐れられている。
- 面倒見が良く、他人に物事を頼まれると断れないところがある。
- 規律を守らない寮生へのしつけとして主人公にプロレス技を提案されてからは、体罰にプロレス技を使用するようになる。
- 女子初の生徒会長を務めていた時期に全生徒に一週間遅刻や欠席をさせなかったという快挙を成し遂げており、生徒会長を目指す智代に尊敬されている。
- 寮で猫を飼育しているが、命名をしていない。
- 古河 秋生(ふるかわ あきお)
- 声:置鮎龍太郎
- 渚の父親で古河パンを経営している。蟹座生まれ。渚と同じ2本のアホ毛を持つ。ヘビースモーカーでいつも煙草をくわえている。
- 昔は演劇を職業としていた。早苗が「パン焼きなら、ある程度出来る。」と言ったが全く売れなかったため、彼が一から勉強した。 柄が悪く、他人に対し初対面相手でも殆ど敬語を使わなかったりと口が悪いが、とても優しく世話焼きで、また無邪気な一面を持ち誰にでも好かれる男性である。野球と機動戦士のプラモデルが好き。しばしば子供っぽい遊びや趣味に走り、店番をさぼってしまうこともある。
- 妻子を溺愛しているがセクハラまがいの発言が見られたり、妻に対してスカートめくりなどのいたずらをたびたび行ったりしている。
- パンについての不用意な発言で泣かせた早苗を、売れ残りを咥えて追いかけるのがお決まりになっている。売れ残ったパンは主催したゲームやイベントの敗者に罰ゲームとして購入させ、処分することもある。
- 古河 早苗(ふるかわ さなえ)
- 声:井上喜久子
- 渚の母親で秋生の妻。夫婦で古河パンを経営するほか、自宅で近所の子供達相手に学習塾を開講している。渚の姉と間違われることもあるほど外見が若い。3本のアホ毛を持つ。渚が病弱になる前はずっと教師だった。
- 普段は子供っぽく泣き虫だが、肝心な時には頼りになる芯の強さと行動力を備えた一面も持つ。
- 煎餅入りのパンなど彼女の奇抜なアイデアで作った独創的な商品は、毎回のように売れ残っている。しかしその事実を指摘されたりパンについて適正な批評を下されると悲嘆してしまうため、秋生と周囲の人たちの間ではごまかすことが暗黙の了解となっているが、毎回泣かせているのは秋生である。普通の料理は好評である。
- 伊吹 公子(いぶき こうこ)
- 声:皆口裕子
- 風子の姉。3年前までは主人公の通う高校の美術教師だった。
- 渚の恩師でもあり、古河パンの常連客で今も交友が続いている。教え子だった祐介と婚約している。俊夫の教え子であり、彼を尊敬している。見た目通りおしとやかで優しい女性。
- 幸村 俊夫(こうむら としお)
- 声:青野武
- 古文の教師。主人公らの卒業と同時に定年を迎える。
- 過去にはその見かけの穏やかさからは想像もできない熱血教師で、数々の武勇伝を持つ。しかし現在では老いているためか会話の受け答えが遅いところがある。
- 春原 芽衣(すのはら めい)
- 声:田村ゆかり
- 春原の妹。13歳の中学2年生。
- 兄の生活が心配で寮を訪ねてくる。春原とは違ってしっかりした性格で世話焼き。運動神経もいい。春原の自堕落な現状に頭を悩ませながらも、兄を慕っている。祐介の大ファンである。
- 芳野 祐介(よしの ゆうすけ)
- 声:緑川光
- 主人公たちの学校のOB。電気工として働いている。
- ロックミュージシャンとして一度は成功するものの、引退して地元に戻った。今でもたまにロックな魂を叫ぶ。
- よく聞けばいいことを言っているのだが、あまりにも臭かったり同じことを2度言ったりするためしばしばギャグとなる。プロになったら結婚するという約束を公子と高校時代にしている。今では公子と婚約している。美佐枝と同時期に在学した先輩にあたり、問題児だったため因縁がある。
- 柊 勝平(ひいらぎ かっぺい)
- 声:白石涼子
- バイトをしながら謎の旅を続けている神出鬼没な19歳の青年。
- 女性的な外見と声色のためよく女の子と間違われるが、本人は男らしく生きたいと思っている。極端な世間知らずで傍若無人なところがあり、アルバイトが長続きしない。たまにポエットめいたことをつぶやく。
- 岡崎 直幸(おかざき なおゆき)
- 声:中博史
- 主人公の父親。
- 事故で妻を失って以来、男手一つで息子を育て上げた。その後は生気を失い自堕落な生活を送り、主人公と喧嘩をして彼の右肩を負傷させて以来、主人公の事を君付けで呼ぶなど疎遠状態となった。
- 志麻 賀津紀(しま かつき)
- 声:朴璐美
- 美佐枝が高校時代に出会った年下の少年。
- 彼が病院で入院している時に美佐枝に優しくしてもらったお礼に、自分ができる範囲で願いを叶えると言ってくる。美佐枝の当時の友人である「サキ」と「ユキ」にからかわれていた。また、女顔なのでカツラで女装をさせられてかわいいと言われたこともある。
- 岡崎 史乃(おかざき しの)
- 声:麻生美代子
- 主人公の祖母であり直幸の母親。汐の曾祖母にあたる。
- 岡崎 汐(おかざき うしお)
- 声:こおろぎさとみ
- AFTER STORYで誕生する主人公と渚の子供。渚や早苗と違いアホ毛は見られない。渚には「しおちゃん」と呼ばれる。
- 謎の少女 と ガラクタの人形(僕)
- 声:なし(PS2版・劇場版) / 川上とも子(謎の少女。TVアニメ)、矢島晶子(ガラクタの人形。TVアニメ)
- 物語の冒頭や途中に挿入される「幻想世界」での登場人物。
スタッフ
主題歌・音楽
- オープニングテーマ 『メグメル』
- 作詞:riya、作曲:eufonius、編曲:kiku、Mix:大久保将、歌:riya
- エンディングテーマ 『-影二つ-』
- 作詞:魁、作曲 / 編曲:戸越まごめ、歌:riya
- 挿入歌 『Ana』
- 作詞:萩原ゆう、作曲:traditional、編曲:戸越まごめ、歌:Lia
- AFTER STORY エンディングテーマ 『小さなてのひら』
- 作詞 / 作曲:麻枝准、編曲:戸越まごめ、歌:riya
劇場版
2007年9月15日に東映アニメーションによる劇場版アニメが公開された。
概要
2006年4月にKeyの公式サイトで製作の決定が発表された。しかし、東映が積極的なPR・宣伝活動を開始したのはその約1年後からである。監督は劇場版『AIR』の監督でもある出崎統が務めている。
前作『AIR』への意見を踏まえてか、本作ではさらに原作に近い構成を意識したつくりとなっている。劇場パンフレット等の解説で、その意向が垣間見える。一方で前作と同じく「もう一つのCLANNAD」というコンセプトは変わらず引き継がれ、独自解釈に基づく世界観や設定の大幅な再構成も行われた。その後、監修であるKeyに確認をとったうえで完成した。上述の通り発表は一年前に行われていたが、製作時間には余裕がなかったという。
上映時間の制約やストーリー進行上、原作の登場キャラクターの多くが削られている。このことはAIRリバイバル上映の際に配られたチラシで、だんご大兄弟のブログ作成者が触れている。ただしことみは台詞なしでゲスト出演しており、風子はデザイン画のみ存在する。
東京単館(ミニシアター)公開作品の週末観客動員数ランキング(ぴあ調べ)で初登場第1位を記録。その後もロングランや公開拡大等が行われた。
2008年3月7日に当作品のDVD版が3種類(通常版、コレクターズエディション、スペシャルエディション)発売された。後者2つは付属特典が異なる。
制作スタッフ
- 製作:東映アニメーション・高橋浩、フロンティアワークス・及川武
- 原作・監修:ビジュアルアーツ / Key
- キャラクター原案:樋上いたる
- 原曲:折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准
- 企画:木戸睦、野村美加
- 脚本:中村誠
- 音楽:猪股義周
- 音楽監督:鈴木清司
- 製作担当:杉本隆一
- 編集:後藤正浩
- 音響監督:山田知明
- 録音:はたしょうじ
- 音響効果:横山正和、横山亜紀
- 美術デザイン:河野次郎
- 美術監督:スギ浦正一郎
- 色彩設定:辻田邦夫
- デジタル撮影監督:三晃プロダクション 福田岳志、白鳥友和
- CGディレクター:吉安徹
- キャラクターデザイン:門之園恵美
- コスチュームデザイン補:堀江由美
- 作画監督:大西陽一
- 監督:出崎統
主題歌
- オープニングテーマ『メグメル』
- 作詞:riya、作曲:eufonius、編曲:kiku、Mix:大久保将、歌:riya
- エンディングテーマ『小さなてのひら 〜eufonius Ver.〜』
- 作詞:麻枝准、作曲:麻枝准、編曲:菊地創、歌:eufonius
- エンディングテーマ・イメージソング『マルメロ 〜fildychrom〜』
- 作詞:riya、作曲:菊地創、編曲:菊地創、歌:eufonius
- エンディングテーマ・挿入歌『だんご だんご だんご』
- 作詞:出崎統、作曲:猪股義周、編曲:猪股義周、歌:付属光坂高等学校在校生
- スペシャルイメージソング『約束』
- 作詞:こさかなおみ、作曲:大森俊之、編曲:菊地創、歌:Lia
- 『メグメル 〜frequency⇒e Ver.〜』
- 作詞:riya、作曲:eufonius、編曲:kiku、歌:riya
エンディングは、『小さなてのひら』→『マルメロ』→『だんご だんご だんご』の順で曲がメドレーしていく、なお、前売り券やサウンドトラックに収録されているメグメルのアレンジバージョンである『メグメル 〜frequency⇒e Ver.〜』、そしてイメージソングの『約束』は、本編未使用。
劇中において『だんご だんご だんご』は渚が歌っているが、そのバージョンはコレクターズBOXに収録された。
その他
- 本編上映に先立ち、渚より劇場内の注意事項について説明アナウンスがなされる。これは、各映画館独自の注意事項アナウンスに追加する形で上映される。渚のほかにも智代・杏verが存在するが、これらは池袋シネマサンシャイン限定だった。なお、これらはDVDスペシャルエディション版特典DVDに収録されている。
- 池袋シネマサンシャインでは最長期間のロングラン公開が行われ、最終上映ではファン感謝祭の開催場所になった。また、公開直前には前作・劇場版『AIR』のリバイバル上映も行われている。
- 本編には登場していないが、『AIR』のリバイバル上映の際には風子のデザイン画が掲載されたチラシが全員に配布されている。
- 後に発売されたサウンドトラックには、前作『AIR』には収録されていた「原作BGMのアレンジバージョン」が収録されず、本作のために製作された楽曲のみとなった。アレンジBGMを収録したCD等は、その後リリースされていない。
テレビアニメ版
本文中の放映期間は放送が先行するTBSを基準とする。
第1期「CLANNAD -クラナド-」
TBSおよび系列3局の計4局で2007年10月から2008年3月まで本編22回と番外編1回の全23回が放映された。『AIR』・『Kanon』(第2作)と同じく京都アニメーションがアニメーション制作を担当した。
当初はBS-iでのみ放送と発表されていたが、「TBSアニメフェスタ2007」において急遽TBSで先行し、遅れネットにより毎日放送・中部日本放送の各局でも放送されることが発表され、全国放送であるBS-iでの放送が最も遅れる形となった。ただ、地上波では地デジも含め、画面端をカットした上で違和感が発生しにくいように編集された4:3映像(レンタルDVDはこの形式)で放送された。一方、BS-iでは16:9サイズで放送されるが、共にSD画質にダウンコンバートされたものとなっている。
第1期は原作の「学園編」をベースとして制作された。渚ルートを主軸に、本来はパラレルワールド扱いで時系列が連続しないヒロイン5人の個別ルートを統合し、終盤にクライマックスを置くため、原作を踏襲しつつもストーリー展開に大胆なアレンジがなされた。
一方で渚ルートを主軸にした関係上、統合困難な杏ルートと智代ルートのストーリーが簡略化された。この補完として本編と時系列が異なる『もうひとつの世界 智代編』が制作された。これは智代ルートを完結まで描いたもので、テレビ放送はされなかったが、2008年5月31日に上映会が開催され、DVD第8巻に収録された。また、この時点で補完されていない杏ルートは、後日、制作されることとなる(詳細は後述)。
スタッフ(第1期)
- 原作:Key / ビジュアルアーツ
- プロデューサー:中山佳久、中村伸一、太布尚弘、八田陽子
- 監督:石原立也
- シリーズ構成・脚本:志茂文彦
- キャラクター原案:樋上いたる
- キャラクターデザイン・総作画監督:池田和美
- 音楽:折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准
- 音響監督:鶴岡陽太
- 美術監督:篠原睦雄
- 色彩設計:竹田明代
- 撮影監督:中上竜太
- アニメーション制作:京都アニメーション
- 製作協力:ポニーキャニオン、ムービック、京都アニメーション
- 製作:光坂高校演劇部、TBS
主題歌(第1期)
- オープニングテーマ
- 『メグメル 〜cuckool mix 2007〜』
- 挿入歌
- 『風の少女』
- 作詞:Key、作曲:戸越まごめ、編曲:MANYO、歌:riya
- 『Ana』
- 作詞:萩原ゆう、作曲:traditional、編曲:戸越まごめ、歌:Lia
- 『オーバー』
- 作詞:Key(麻枝准)、作曲:折戸伸治、編曲:MANYO、歌:riya
- 『-影二つ-』
- 作詞:魁、作曲 / 編曲:戸越まごめ、歌:riya
各話リスト(第1期)
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1回 | 桜舞い散る坂道で | 志茂文彦 | 石原立也 | 石原立也 北之原孝将(補佐) |
池田和美 高橋真梨子(補佐) |
第2回 | 最初の一歩 | 石立太一 | 北之原孝将 | 高橋博行 秋竹斉一(補佐) | |
第3回 | 涙のあとにもう一度 | 坂本一也 | 三好一郎 | 植野千世子 | |
第4回 | 仲間をさがそう | 石原立也 | 石原立也 米田光良(補佐) |
西屋太志 | |
第5回 | 彫刻のある風景 | 荒谷朋恵 | 高橋真梨子 | ||
第6回 | 姉と妹の創立者祭 | 高雄統子 | 池田晶子 | ||
第7回 | 星形の気持ち | 北之原孝将 | 堀口悠紀子 | ||
第8回 | 黄昏に消える風 | 石立太一 石原立也 |
石立太一 山田尚子(補佐) |
高橋博行 | |
第9回 | 夢の最後まで | 三好一郎 | 植野千世子 | ||
第10回 | 天才少女の挑戦 | 武本康弘 | 西屋太志 | ||
第11回 | 放課後の狂想曲 | 荒谷朋恵 | 高橋真梨子 | ||
第12回 | かくされた世界 | 高雄統子 | 高雄統子 山田尚子(補佐) |
池田晶子 | |
第13回 | 思い出の庭を | 北之原孝将 | 堀口悠紀子 | ||
第14回 | Theory of Everything | 石立太一 | 秋竹斉一 | ||
第15回 | 困った問題 | 坂本一也 | 米田光良 | 植野千世子 | |
第16回 | 3 on 3 | 武本康弘 | 西屋太志 | ||
第17回 | 不在の空間 | 坂本一也 | 山田尚子 | 高橋真梨子 | |
第18回 | 逆転の秘策 | 高雄統子 | 池田晶子 | ||
第19回 | 新しい生活 | 北之原孝将 | 堀口悠紀子 | ||
第20回 | 秘められた過去 | 坂本一也 | 石立太一 | 秋竹斉一 | |
第21回 | 学園祭にむけて | 米田光良 | 植野千世子 | ||
最終回 | 影二つ | 武本康弘 | 西屋太志 | ||
番外編 | 夏休みの出来事 | 山田尚子 | 高橋真梨子 | ||
もうひとつの世界 智代編 | 高雄統子 | 堀口悠紀子 |
放送局(第1期)
放送地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | TBS | TBS系列 | 2007年10月4日 - 2008年3月27日 | 木曜 25時55分 - 26時25分 | 制作局 |
近畿広域圏 | 毎日放送 | 2007年10月13日 - 2008年4月5日 | 土曜 25時55分 - 26時25分 | アニメシャワー第1部 | |
中京広域圏 | 中部日本放送 | 2007年10月17日 - 2008年4月9日 | 水曜 26時45分 - 27時15分 | あにせん枠内 | |
日本全域 | BS-i | BS放送 | 2007年10月25日 - 2008年4月3日 | 木曜 25時00分 - 25時30分 | 16:9 SD画質 |
TBSチャンネル | CS・CATV | 2009年10月10日 - | 土曜 25時00分 - 26時00分 | 2話連続放送 |
TBS 木曜25:55枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
CLANNAD
|
その他(第1期)
- 放送開始とほぼ同時にTVアニメ『CLANNAD』プロモーションの一環として2007年10月に約1ヶ月間限定で次のイベントが行われた[5]。
- 10月7日から11月3日までJR東日本中央・総武緩行線のE231系0番台1編成(三鷹車両センター所属・ミツ1編成)に広告電車を運行していた。この「広告電車」は戸袋部分に1両当たり合計8枚の広告が貼られたが、ヘッドマークや車内の中吊り広告の類は設置されなかった。また、この編成を模したBトレインショーティーが2009年3月に発売された。
- JR秋葉原駅の中央・総武緩行線ホームにあるパンの缶詰自動販売機では各ヒロインを缶詰に描いた「CLANNADパン缶」というタイアップ製品を10月1日から10月31日までの期間限定(売り切れ次第終了)で発売していた。しかし販売期間中は自動販売機前に常に行列が出来て補充後にすぐ売り切れる状態が続き、予定期間の半分である10月15日をもって完売した[6]。
- ゲーム版以上に筑波大学附属駒場中・高等学校をモデルとしていると見られ、校舎外観のみならずグラウンドや教室、さらにはコモンスペースなどでも類似する場面が頻出している。
- アイ・オー・データ機器からパソコン用ワンセグチューナー「SEG CLIP」の「CLANNAD」バージョンとしてGV-SC300(CL)が数量限定で販売されていた。メニュー画面やパッケージにCLANNADのキャラクターがあしらわれている。
第2期「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」
前作を放送した4局と第2期から新たにネット局に加わったRKB毎日放送の計5局で2008年10月から2009年3月まで(TBSの場合)本編22回、番外編1回、総集編1回の全24回が放映された。なおスタッフに一部変更あるがキャストに変更は無い。
「電撃G's magazine」2008年5月号および第1期番外編(テレビ放送上の最終回)終了直後に制作発表、「TBSアニメフェスタ2008」にて放送開始の発表があった。放送形態は前作とほぼ同じである。
序盤は原作の「学園編」のうち第1期で触れられなかった物語(サブキャラクターのルートやおまけシナリオ、渚ルートの終盤など)を、中盤以降は原作の『AFTER STORY』を、番外編は『Official Another Story CLANNAD 〜光見守る坂道で〜』の渚編を基として制作された。
また、第1期で補完されていなかった杏ルートを完結まで描いた『もうひとつの世界 杏編』が制作された。智代編と同様にテレビ放送はされていないが、2009年5月24日に上映会が開催され、DVD第8巻に収録された。
第2期より変更されたスタッフ
- 撮影監督:山本倫
主題歌(第2期)
- オープニングテーマ
- 『時を刻む唄』
- 作詞:麻枝准、作曲:麻枝准、編曲:ANANT-GARDE EYES、歌:Lia
- 挿入歌
- 『Ana(full ver.)』
- 作詞:萩原ゆう、作曲:traditional、編曲:戸越まごめ、歌:Lia
- 『木漏れ日』
- 作詞:Key、作曲:戸越まごめ、編曲:たくまる、歌:riya
- 『だんご大家族』
- 作詞・作曲:麻枝准、編曲:たくまる、歌:茶太、コーラス:真理絵、くない瓜、Rio、Morrigan、藤枝あかね、茶太、たくまる
- 『少女の幻想』
- 作詞:Key、作曲:戸越まごめ、編曲:たくまる、歌:riya
- 『小さなてのひら』
- 作詞・作曲:麻枝准、編曲:戸越まごめ、歌:riya
各話リスト(第2期)
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1回 | 夏の終わりのサヨナラ | 志茂文彦 | 石原立也 | 石原立也 米田光良 |
池田和美 |
第2回 | いつわりの愛をさがして | 石立太一 | 植野千世子 | ||
第3回 | すれちがう心 | 山田尚子 | 堀口悠紀子 | ||
第4回 | あの日と同じ笑顔で | 米田光良 | 秋竹斉一 | ||
第5回 | 君のいた季節 | 武本康弘 | 北之原孝将 | 西屋太志 | |
第6回 | ずっとあなたのそばに | 坂本一也 | 髙橋真梨子 | ||
第7回 | 彼女の居場所 | ||||
第8回 | 勇気ある闘い | 石立太一 | 植野千世子 | ||
第9回 | 坂道の途中 | 北之原孝将 | 西屋太志 | ||
第10回 | 始まりの季節 | 山田尚子 | 高橋博行 | ||
第11回 | 約束の創立者祭 | 米田光良 | 秋竹斉一 | ||
第12回 | 突然の出来事 | 高雄統子 | 髙橋真梨子 | ||
第13回 | 卒業 | 坂本一也 | 植野千世子 | ||
第14回 | 新しい家族 | 石立太一 | 西屋太志 | ||
第15回 | 夏の名残りに | 北之原孝将 | 堀口悠紀子 | ||
第16回 | 白い闇 | 山田尚子 | 高橋博行 | ||
第17回 | 夏時間 | 米田光良 | 秋竹斉一 | ||
第18回 | 大地の果て | 高雄統子 | 髙橋真梨子 | ||
第19回 | 家路 | 坂本一也 | 植野千世子 | ||
第20回 | 汐風の戯れ | 石立太一 | 西屋太志 | ||
第21回 | 世界の終わり | 北之原孝將 | 堀口悠紀子 | ||
最終回 | 小さな手のひら | 石原立也 山田尚子 |
山田尚子 | 池田和美 高橋博行 | |
番外編 | 一年前の出来事 | 米田光良 | 秋竹斉一 | ||
もうひとつの世界 杏編 | 高雄統子 | 高雄統子 石立太一(補佐) |
髙橋真梨子 | ||
総集編 | 緑の樹の下で | 石原立也 米田光良 石立太一 山田尚子 武本康弘 北之原孝將 坂本一也 高雄統子 荒谷朋恵 三好一郎 |
池田和美 植野千世子 西屋太志 秋竹斉一 高橋博行 堀口悠紀子 髙橋真梨子 池田晶子 |
放送局(第2期)
放送地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | TBS | TBS系列 | 2008年10月2日 - 2009年3月26日 | 木曜 25時59分 - 26時29分 | 制作局 |
近畿広域圏 | 毎日放送 | 2008年10月9日 - 2009年4月2日 | 木曜 26時25分 - 26時55分 | 毎日放送木曜深夜アニメ枠 | |
福岡県 | RKB毎日放送 | 2008年10月18日 - 2009年4月11日 | 土曜 26時40分 - 27時10分 | 4月放送回23話・24話は5分繰り下げ | |
中京広域圏 | 中部日本放送 | 2008年10月22日 - 2009年4月15日 | 水曜 26時30分 - 27時00分 | あにせん枠 | |
日本全域 | BS-i/BS-TBS | BS放送 | 2008年10月23日 - 2009年4月18日 | 木曜 25時00分 - 25時30分 | 16:9 SD画質 23話・24話は土曜日の同時刻に放送 |
TBS 木曜25:59枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
To LOVEる -とらぶる-
(25:55 - ) |
CLANNAD 〜AFTER STORY〜
|
その他(第2期)
- 前作と同様にJR秋葉原駅の中央・総武緩行線ホームにあるパンの缶詰自動販売機で各ヒロインを缶詰に描いた「CLANNAD AFTER STORY パン缶」というタイアップ製品を10月1日からの期間限定(売り切れ次第終了)で発売していた。しかし昨年同様に売れ行きは好調で期間中は売り切れが続いた。自販機だけでは無く駅構内のキヨスクでも販売された。10月6日にアニメ公式サイトで完売が発表された。[7]
- 第1話が全国で最も早く放送された日の翌日である10月4日に、ゲーマーズ本店とアニメイト秋葉原店前などで、放送内容に合わせた号外新聞が配布されるというサプライズイベントが開催された。
音楽CD
- ソララド
- ゲームBGMを編曲したうえでボーカル化した楽曲を収録。
- CLANNAD arrange album “MABINOGI”
- PCゲーム初回版に同梱。単品では発売されていない。ゲームBGMのアレンジ版と「メグメル」のフルコーラス版を収録。
- CLANNAD ORIGINAL SOUNDTRACK
- 3枚組。ゲームBGMと主題歌を収録。ボーカル曲はゲームサイズ版のほか、フルコーラス版と「メグメル」のアレンジ版 (cockool mix) が収録されている。
- ソララドアペンド
- ゲームBGMを編曲したうえでボーカル化した楽曲を収録。
- CLANNAD remix album “memento”
- 2枚組。ゲームBGMとボーカル曲のリミックスを収録。また、イメージボーカル曲としてriyaの歌う「桜抒曲」が新規収録されている。
- CLANNAD/Tomoyo After Piano Arrange Album “ピアノの森”
- 本作(と「智代アフター」)のゲームBGMのピアノアレンジを収録。
- 劇場版CLANNAD SOUNDTRACK
- 劇場版BGMとボーカル曲を収録。
- メグメル 〜cuckool mix 2007〜/だんご大家族
- テレビアニメ第1期主題歌を収録。
- 時を刻む唄/TORCH
- テレビアニメ第2期(AFTER STORY)主題歌を収録。
- その他のイメージ曲
- 願いが叶う場所
- 汐のための子守歌
- CD未収録曲。「願いが叶う場所」に麻枝准が改めて歌詞をつけたもの。key十周年記念イベントの麻枝准ライブで初披露された。
ドラマCD
フロンティアワークス製作のもの(ドラマCD CLANNAD -クラナド-)とプロトタイプ制作のもの(CLANNAD 光見守る坂道で)と2種類存在する。
ドラマCD CLANNAD -クラナド-
このドラマCD独自のオリジナル要素が盛り込まれており、本編ゲームの展開と異なる部分もある。2007年に全5巻で発売。
- スタッフ
- 原作:Key/ビジュアルアーツ
- 製作:フロンティアワークス
- プロデューサー:中村誠
- 脚本:佐藤和治
- 脚本潤色:中村誠
- 音楽:折戸伸治/戸越まごめ/Key/岡崎雄二郎
- 演出:鳥島和也(エックスワン)
- 音響効果:長谷川卓也(サウンドボックス)
- 音響製作:山田裕一(ダックスプロダクション)
- 収録スタジオ:ビーライン スタジオ
CLANNAD 光見守る坂道で
2005年に発売されたオフィシャル外伝エピソード集『Official Another Story CLANNAD 〜光見守る坂道で〜』を本編ゲームと同じ声優陣によりドラマCD化したもの。2007年に全4巻で発売。第1巻は7月25日、第2巻は8月22日、第3巻は9月19日、第4巻は10月24日に発売(販売はアニメイト店頭および通販、アニメイトTV通販、Amazon.co.jpなど少数)。
- 原作:Key/ビジュアルアーツ
- 製作:プロトタイプ
- 音響制作:青二プロダクション
- エグゼクティブプロデューサー:馬場隆博
- プロデューサー:多部田俊夫
- 脚本:麻枝准/涼元悠一/魁/丘野塔也(メディアワークス発行の『Official Another Story CLANNAD 〜光見守る坂道で〜』と同様)
- 音響プロデューサー:上保裕資(青二プロダクション)
- 演出:鳥島和也(エックスワン)
- 録音:太田友基(音響ハウス)
- 音響効果:西村洋一(東洋音響)
- 録音・ダビングスタジオ:音響ハウス
漫画
Template:漫画 は 廃止されました |
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- CLANNAD -クラナド- オフィシャルコミック
みさき樹里作画。ジャイブ刊『月刊コミックラッシュ』で、2005年3月号のプレビュー版掲載を経て同年4月号から2009年4月号まで連載された。単行本は全8巻。
原作からのストーリー上の大きな変更点は無いが、進行が早くテレビアニメ版とはかなり内容が異なる。
- 2005年11月7日発売 ISBN 4-86176-249-9
- 2006年6月7日発売 ISBN 4-86176-308-8
- 2006年12月7日発売 ISBN 4-86176-361-4
- 2007年10月6日発売 ISBN 978-4-86176-440-0
- 2007年12月7日発売 ISBN 978-4-86176-466-0
- 2008年3月7日発売 ISBN 978-4-86176-496-7
- 2008年10月7日発売 ISBN 978-4-86176-572-8
- 2009年3月7日発売 ISBN 978-4-86176-642-8
- CLANNAD(電撃コミックス版)
『電撃G's magazine』2007年8月号にて連載開始→2009年7月号にて『電撃G's magazine』での連載を終了→電撃G's Festival! COMICに移籍。作画はしゃあ。
- 2008年2月発売 ISBN 978-4-8402-4216-5
- 2009年3月27日発売 ISBN 978-4-04-867712-7
- CLANNAD〜光見守る坂道で〜
作画は藤井理乃。出版はソフトバンククリエイティブ。後述の同名外伝小説をコミック化したもの(ただし、漫画化されなかった物語もある)。全2巻。
- 2008年2月21日発売 ISBN 978-4-7973-4665-7
- 2008年12月20日発売 ISBN 978-4-7973-5213-9
- CLANNAD 〜tomoyo dearest〜
『ドラゴンエイジピュア』にて連載。作画は住吉文子。坂上智代をメインヒロインとしている。
- 2008年10月9日発売 ISBN 4-04-712570-9
この節の加筆が望まれています。 |
外伝小説
Official Another Story CLANNAD 〜光見守る坂道で〜
メディアワークス発行の「電撃G's magazine」にて2004年9月号から2005年10月号まで掲載された、原作ゲームのシナリオを担当したkeyシナリオスタッフ執筆のオフィシャル外伝エピソード14編に、2編を追加してオフィシャル外伝エピソード集として発売。イラストはごとP。2005年11月25日発売(2007年にこれらのエピソードが本編ゲームと同じ声優陣によって、ドラマCD化された)。
- 第1話 勇気を出して(古河渚編) 著:麻枝准
- 第2話 ワンピース(一ノ瀬ことみ編) 著:涼元悠一
- 第3話 男友達(藤林杏編) 著:魁
- 第4話 あのころの私(坂上智代編) 著:麻枝准
- 第5話 公子の日記(伊吹風子編) 著:麻枝准
- 第6話 ときめく瞬間(藤林椋編) 著:魁
- 第7話 特別な夜(古河秋生編) 著:麻枝准
- 第8話 わたしのおにいちゃん(春原芽衣編) 著:丘野塔也
- 第9話 いろいろなにおい(ボタン編) 著:魁
- 第10話 おまじないのヒミツ(宮沢有紀寧編) 著:麻枝准
- 第11話 ふたりの思い出(相楽美佐枝編) 著:麻枝准
- 第12話 先生の思い出(幸村俊夫編) 著:麻枝准
- 第13話 四年前の因果(柊勝平編) 著:魁
- 第14話 古河ベイカーズ再結成(Allキャスト) 著:麻枝准
- 第15話 みんなで銭湯(Allキャスト) 著:魁
- 第16話 町の思い(岡崎汐編) 著:麻枝准
くらなど。
ハーヴェスト出版・なごみ文庫より刊行されているスピンオフ作品。 水碕睦月・秋月ひろ・秋タカシの共著で、登場人物が全員ちびキャラ化しているのが特徴。
- 2008年12月初版 ISBN 978-4-434-12419-8
- 2009年1月初版 ISBN 978-4-434-12420-4
CLANNAD SSS
ハーヴェスト出版・なごみ文庫より刊行されているアンソロジー作品。
- -opal- 2009年7月初版 ISBN 978-4-434-13197-4
- -emerald- 2009年8月初版 ISBN 978-4-434-13198-1
- -sapphire- 2009年9月初版 ISBN 978-4-434-13404-3
インターネットラジオ
- 渚と早苗のおまえにレインボー - 2007年10月5日から2008年10月3日まで音泉で配信されていた。パーソナリティは古河渚役の中原麻衣と古河早苗役の井上喜久子。2008年10月10日から2009年4月10日まで「渚と早苗と秋生のおまえにハイパーレインボー」として番組がリニューアルされた。パーソナリティには古河秋生役の置鮎龍太郎が加わった。
脚注
- ^ 『Kanon』、『AIR』に続きハートフル恋愛AVG『CLANNAD』のPSP版が発売決定!
- ^ ミニシアター観客動員数ランキング第1位になりました! 劇場版 CLANNAD ウラサイト
- ^ 東浩紀の渦状言論
- ^ PC版のブックレットより
CLANNAD -クラナド- ビジュアルファンブック
電撃屋.com - ^ CLANNAD電車の紹介ページ
- ^ 翌日にアニメ公式サイトで完売が発表された。
- ^ http://akiba.kakaku.com/hobby/0810/01/223000.php