[go: nahoru, domu]

コンテンツにスキップ

「Expressions」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
柒叁贰(会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
m編集の要約なし
108行目: 108行目:
#:ストリングスアレンジ:服部克久
#:ストリングスアレンジ:服部克久
#:[[河合奈保子]]へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーした。
#:[[河合奈保子]]へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーした。
#'''[[CRIMSON (中森明菜のアルバム)|駅]]'''
#'''[[ ()|駅]]'''
#:ストリングスアレンジ:服部克久
#:ストリングスアレンジ:服部克久
#:[[中森明菜]]へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーした。後に16thシングル「[[AFTER YEARS/駅]]」としてシングルカットされた。
#:[[中森明菜]]へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーし16thシングル「[[AFTER YEARS]]/駅」としてシングルカットされた。
#'''Forever Friends'''
#'''Forever Friends'''
#:8thアルバム『[[Quiet Life]]』収録曲で、後にシングルカットされた「[[幸せの探し方]]」のカップリング曲としても収録された。
#:8thアルバム『[[Quiet Life]]』収録曲で、後にシングルカットされた「[[幸せの探し方]]」のカップリング曲としても収録された。

2015年12月19日 (土) 03:59時点における版

『Expressions』
竹内まりやベスト・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル MOON RECORDSワーナーミュージック・ジャパン
プロデュース 山下達郎
チャート最高順位
  • 週間1位(3週連続、オリコン
  • 2008年10月度月間1位(オリコン)
  • 2008年11月度月間2位(オリコン)
  • 2008年度年間11位(オリコン)
  • 登場回数131回(オリコン)
ゴールドディスク
  • ミリオン(日本レコード協会
  • 竹内まりや アルバム 年表
    Denim
    2007年
    Expressions
    2008年
    TRAD
    2014年
    テンプレートを表示

    Expressions』(エクスプレッションズ)は、2008年10月1日MOON RECORDSワーナーミュージック・ジャパン)から発売された竹内まりやの通算3枚目のベスト・アルバム

    概要

    1994年に発売し、大ヒットとなったベスト・アルバム『Impressions』から14年、自身のデビュー30周年を記念して発売されたオールタイム・ベスト・アルバムである。値段は初回限定盤、通常盤ともに3,980円(税込)に設定されている。

    本アルバムはRCAレーベル(現:アリオラジャパン)在籍時の音源も含めた楽曲で構成されており、全42曲で構成されている。選曲は竹内自身が行なっている。このベスト・アルバムの選曲にあたり、公式HPにて楽曲のファン投票を行った。アルバム発売前に公表されたファン投票上位3曲は、以下のとおり(NHKSONGS」1周年記念特番にて発表)。

    • 1位:駅
    • 2位:人生の扉
    • 3位:元気を出して

    初回限定盤は、メインディスク3枚+ボーナスディスク1枚の4枚組となっており、外装も4面デジパックのBOX仕様となっている(通常盤はメインディスク3枚のみ)。初回限定盤のボーナスディスクは、人気投票での上位10曲の「オリジナル・カラオケ」が収録されている。また、前作のベスト・アルバムからは「明日の私」を除く14曲が全て含まれている。

    また初回盤・通常盤共通で、60ページのブックレットが付いており、竹内本人による全42曲の曲目解説、音楽評論家天辰保文プロデューサー山下達郎による楽曲解説が掲載されている。山下の全面監修の下、発売当時のマスターテープを使用し、全曲デジタルリマスターが行われた[1]

    CMは3人の女優が1人ずつ、竹内の楽曲の一節を台詞として演じるというシンプルなものである。加藤ローサは「カムフラージュ」を、伊東美咲は「元気を出して」、財前直見が「純愛ラプソディ」のサビをセリフとしている。3人はTBS系で2008年10月6日から3夜連続で放送されたスペシャルドラマ『恋うたドラマSP』で主演を務めており、口ずさむ楽曲は各人が演じる物語のタイトルと一致している。

    キャッチコピーは、「人生のところどころに彼女がいました。」。

    チャート成績

    オリコン初登場1位を記録した。53歳7か月での首位達成は女性アーティスト最年長記録(当時)となり、前作の『Denim』(52歳2ヶ月)を更新した。また、デビューから首位達成最長記録29年11か月となり、松任谷由実(「sweet,bitter sweet〜YUMING BALLAD BEST」2001年12月3日付)が持つデビューからの首位達成最長記録29年5ヶ月を6年10か月ぶりに更新した[2]

    2013年5月に日本レコード協会からミリオン認定された。発売から4年7ヶ月でのミリオン認定となった。

    収録曲

    全作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎(特記除く)

    Disc 1

    1. 戻っておいで・私の時間
      作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦 編曲:瀬尾一三
      デビューシングル。服部克久の編曲による別バージョンは公認ベスト盤『VIVA MARIYA!!』に収録されている。
    2. グッドバイ・サマーブリーズ
      作詞:竜真知子 作曲林哲司 編曲:Al Capps
      1stアルバム『BEGINNING』収録曲。
    3. ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風〜[Single Version]
      作詞:竜真知子 作曲:加藤和彦 編曲:瀬尾一三
      2ndシングル。シングルバージョンがCD化されたのは、本作が初である。このシングルバージョンのイントロが、ドナ・サマーの楽曲「アイ・リメンバー・イエスタディ」に酷似しており、シングル発売後にこの事実が発覚した。当時竹内まりやを担当していたディレクター(おそらく宮田茂樹)がそのことに激怒し、アルバムバージョンの編曲は山下達郎が担当することとなった。シングル発売当時の麒麟麦酒(現・キリンビバレッジ)「キリンレモン」CMソングで、当時のキリンレモンのキャッチコピー「レモンライムの青い風」がタイトルおよび歌詞に含まれている。
    4. 涙のワンサイデッド・ラヴ
      作詞・作曲:竹内まりや 編曲:山下達郎
      2ndアルバム『UNIVERSITY STREET』収録曲。作詞・作曲が竹内、編曲が山下となる楽曲は、この曲が初めてとなった。
    5. September
      作詞:松本隆 作曲・編曲:林哲司 コーラスアレンジ:EPO
      3rdシングル。スマッシュヒットとなり、年末の賞レース等でも多く歌われた。本人も「特に思い入れのある楽曲」だと語る。
    6. 不思議なピーチパイ
      作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦 編曲:加藤和彦、清水信之
      4thシングル。初のベストテンヒットとなった曲。この曲でテレビ番組への露出が増え、竹内まりやの認知度は一挙に拡大した。
    7. 象牙海岸
      作詞:松本隆 作曲・編曲:林哲司
      3rdアルバム『LOVE SONGS』収録曲。当時行われていたコンサートツアーではよく歌われていた。2008年10月23日東京国際フォーラムにて行われた「林哲司活動35周年記念コンサート」にシークレットゲストとして出演した際、「September」と共に歌われた。
    8. 五線紙
      作詞:松本隆 作曲・編曲:安部恭弘
      『LOVE SONGS』収録曲。2000年に行われたライブでも披露され、ライブアルバム『Souvenir〜Mariya Takeuchi Live』にもライブバージョンが収録されている。
    9. Morning Glory
      作詞・作曲:山下達郎 編曲:Jay Graydon・David Foster コーラスアレンジ:安部恭弘
      山下は当初自身による編曲を希望したが、竹内の希望及び制作側の意向でジェイ・グレイドンデイヴィッド・フォスターの編曲によるロサンゼルスでの録音となった。このAOR調の編曲が山下の好みと異なったため、アルバム『FOR YOU』でセルフカバーしたという(「FOR YOU」2002年リマスター盤の山下の解説より)。
    10. 僕の街へ
      作詞:竹内まりや 作曲・編曲:林哲司
      5thアルバム『PORTRAIT』収録曲。
    11. ボーイ・ハント(Where The Boys Are)
      作詞・作曲:Michael Hawker / John Schroeder 日本語詞:奥山靉 編曲:山下達郎・服部克久
      カバーアルバム『Longtime Favorites』収録曲。
    12. 恋のひとこと(Something Stupid)
      作詞・作曲:Howard Greenfield / Neil Sedaka 編曲:山下達郎・服部克久
      『Longtime Favorites』収録曲。大瀧詠一とのデュエット。
    13. Never Cry Butterfly
      作詞:杉真理 作曲:杉真理&伊豆田洋之 編曲:Piccadilly Circus
      33rdシングル「スローラブ」のカップリング曲、及び10thアルバム『Denim』収録曲。
    14. Let It Be Me [Studio Version]
      作詞:PIERRE DELANOE・CURTIS MANN 作曲:GILBERT BECAUD
      ライブアルバム『Souvenir〜Mariya Takeuchi Live』に、ライブバージョンにて収録の竹内&山下夫妻のデュエットソング。スタジオバージョンは、これが初収録である。『山下達郎のサンデー・ソングブック』でもよく披露されている。

    Disc 2

    1. リンダ
      5thアルバム『PORTRAIT』収録曲を、『Impressions』にてリテイクしたもの。親友であるアン・ルイスに捧げた曲で、「リンダ」はアン・ルイスのミドルネームである。
    2. もう一度
      10thシングルであり、ムーンレーベル移籍初シングル。後に6thアルバム『VARIETY』にも収録。
    3. マージービートで唄わせて
      『VARIETY』収録曲であり、後に11thシングルとしてシングルカット。若かりし日のザ・ビートルズへの思いを語った楽曲。
    4. 本気でオンリーユー(Let's Get Married)
      10thシングル「もう一度」のカップリング曲、及び『VARIETY』収録曲。当時の都合で英語だけの表記出来なかったため、後から邦題が付けられた。
    5. プラスティック・ラヴ
      『VARIETY』収録曲。山下も自身のライブでカバーしており、ライブアルバム『JOY』にも収録されている。
    6. 恋の嵐
      13thシングル、及び7thアルバム『REQUEST』収録曲。
    7. 元気を出して
      薬師丸ひろ子へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーした。後に17thシングルとしてシングルカットされた。本アルバムの発売に先立って、竹内本人と高畑充希が出演するPVがつくられた。
    8. 色・ホワイトブレンド
      中山美穂へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーした。
    9. けんかをやめて
      ストリングスアレンジ:服部克久
      河合奈保子へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーした。
    10. ストリングスアレンジ:服部克久
      中森明菜へ提供した楽曲で、『REQUEST』にてセルフカバーし、16thシングル「AFTER YEARS/駅」としてシングルカットもされた。
    11. Forever Friends
      8thアルバム『Quiet Life』収録曲で、後にシングルカットされた「幸せの探し方」のカップリング曲としても収録された。
    12. シングル・アゲイン
      18thシングルであり、『Quiet Life』収録曲。『火曜サスペンス劇場』の主題歌として大ヒットとなった。
    13. 告白
      19thシングルであり、『Quiet Life』収録曲。『火曜サスペンス劇場』の主題歌第2弾として、この曲も大ヒットとなった。
    14. マンハッタン・キス
      20thシングルであり、『Quiet Life』収録曲。

    Disc 3

    1. 家に帰ろう (マイ・スイート・ホーム)
      8thアルバム『Quiet Life』収録曲。後に21stシングルとしてシングルカットされた。
    2. 純愛ラプソディ
      24thシングルであり、ベスト・アルバム『Impressions』収録曲。
    3. 毎日がスペシャル
      9thアルバム『Bon Appetit!』収録曲であり、後に30thシングルとしてシングルカットされた。
    4. カムフラージュ
      27thシングルで、『Bon Appetit!』収録曲。
    5. 今夜はHearty Party [Single Mix]
      25thシングルで、シングルバージョンとしてはこれが初収録となる。SMAP木村拓哉がコーラス、及び台詞で参加している曲として有名である。
    6. 天使のため息
      28thシングルで、『Bon Appetit!』収録曲。
    7. すてきなホリデイ
      オーケストラアレンジ:服部克久
      『Bon Appetit!』収録曲で、後にシングルカットされた「ノスタルジア」のカップリング曲としても収録された。
    8. 真夜中のナイチンゲール
      29thシングルで、『Bon Appetit!』収録曲。
    9. 返信
      32ndシングルで、10thアルバム『Denim』収録曲。
    10. みんなひとり
      松たか子へ提供した楽曲で、『Denim』にてセルフカバーした。
    11. チャンスの前髪
      35thシングル。
    12. うれしくてさみしい日(Your Wedding Day)
      36thシングル。
    13. 幸せのものさし
      36thシングル。
    14. 人生の扉
      『Denim』収録曲であったが、非常に人気がある楽曲であったため、後に「チャンスの前髪」と両A面シングルとしてシングルカットされた。

    Disc 4(ベスト・オブ・オリジナル・カラオケ)

    初回盤のみのボーナスディスク。人気投票での上位10曲となった楽曲のオリジナル・カラオケが収録されている。

    1. 人生の扉
    2. 元気を出して
    3. 不思議なピーチパイ
    4. 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)
    5. September
    6. シングル・アゲイン
    7. カムフラージュ
    8. 純愛ラプソディ
    9. もう一度

    脚注

    1. ^ 2008年放送の「山下達郎のサンデー・ソングブック」にて「Expressions」の制作過程を山下が話したとき、デジタルリマスターについてコメントしている。
    2. ^ 竹内まりや、女性歌手史上最長キャリアでの首位獲得!

    関連項目