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==メンバー==
==メンバー==
;荒井 岳史(あらい たけし):[[ボーカル]]&[[ギター]]
;荒井 岳史(あらい たけし):[[ボーカル]]&[[ギター]]
[[1978年]][[8月10日]]生まれA型。身長は185cm。
:*[[1978年]][[8月10日]]生まれA型。身長は185cm。
*ギターは[[ギブソン・SG]]→[[フェンダー・ジャガー]]→[[フェンダー・ストラトキャスター]]→[[フェンダー・テレキャスター]]→ナビゲーター・テレキャスター→[[フェンダー・ジャズマスター]]→[[イーエスピー|ESP]]・ストラトキャスターを使用。
:*ギターは[[ギブソン・SG]]→[[フェンダー・ジャガー]]→[[フェンダー・ストラトキャスター]]→[[フェンダー・テレキャスター]]→ナビゲーター・テレキャスター→[[フェンダー・ジャズマスター]]→[[イーエスピー|ESP]]・ストラトキャスターを使用。
*結成当初はベースボーカルだったが、原にパートの交換を提案しギターへ転向した。
:*結成当初はベースボーカルだったが、原にパートの交換を提案しギターへ転向した。
*渋みのある声で吐息混じりに歌うスムースなボーカルスタイルが特徴。[[ソウルミュージック|ソウル]]の影響を指摘されることもあるが、本人は「曲の雰囲気に合わせていたら自然にこうなった」という旨の発言をしている。メタルのコピーをやっていたときは[[ジェイムズ・ヘットフィールド]]の真似をし、無理にしゃがれ声で歌っていた。
:*渋みのある声で吐息混じりに歌うスムースなボーカルスタイルが特徴。[[ソウルミュージック|ソウル]]の影響を指摘されることもあるが、本人は「曲の雰囲気に合わせていたら自然にこうなった」という旨の発言をしている。メタルのコピーをやっていたときは[[ジェイムズ・ヘットフィールド]]の真似をし、無理にしゃがれ声で歌っていた。
*複雑な[[和音|コード]]の[[ミュート (ギター)#カッティング|カッティング]]や[[オブリガート]]的な[[フレーズ]]も、歌いながら弾きこなす。
:*複雑な[[和音|コード]]の[[ミュート (ギター)#カッティング|カッティング]]や[[オブリガート]]的な[[フレーズ]]も、歌いながら弾きこなす。
*19~20歳の頃は地元のライブハウスに弾き語りで出演し、オリジナルの日本語曲などを歌っていたこともある。近年では[[bloodthirsty butchers]]の吉村秀樹の企画や、荒井自身による企画などでアコースティックライブを行っている。これらのライブではthe band apartの楽曲をアコースティックバージョンで演奏するほかに、上述の日本語曲も披露されている。また、[[山下達郎]]や[[サザンオールスターズ]]などのカバーが演奏されたこともある。
:*19~20歳の頃は地元のライブハウスに弾き語りで出演し、オリジナルの日本語曲などを歌っていたこともある。近年では[[bloodthirsty butchers]]の吉村秀樹の企画や、荒井自身による企画などでアコースティックライブを行っている。これらのライブではthe band apartの楽曲をアコースティックバージョンで演奏するほかに、上述の日本語曲も披露されている。また、[[山下達郎]]や[[サザンオールスターズ]]などのカバーが演奏されたこともある。
*映画好きであり、サウンドトラックも好んで聴く。以前、[[フリーペーパー]]の[[GBEV]]で映画のコラムを連載していた。
:*映画好きであり、サウンドトラックも好んで聴く。以前、[[フリーペーパー]]の[[GBEV]]で映画のコラムを連載していた。
*元[[ラグビー|ラガーマン]]。現在でも屈強な肉体を誇っている。
:*元[[ラグビー|ラガーマン]]。現在でも屈強な肉体を誇っている。


;川崎 亘一(かわさき こういち):ギター
:*ギターは[[モズライト]]マークI及びマークIVを使用。
:*[[速弾き]]や特殊奏法を取り入れたテクニカルなプレイが特徴。メタル好きなこともあってか、[[スウィープ奏法|スウィープ]]や[[タッピング]]を多用する。
:*ライブでは、長髪を振り乱しての[[ヘッドバンギング]]などアグレッシブな動きが多い。よく[[上手]]を向いて演奏しているが、[[下手]]にいる原を見ると笑ってしまって集中出来ないためらしい。また、「目が気になるから」という理由で観客:の方もあまり見ない。
:*ライブや写真での佇まいからクールな人物だと思われがちだが、周りの人間は「一番しゃべるのも、打ち上げで一番壊れるのも川崎」と証言しており、DVDでその姿を確認することができる。
:*重度の[[スニーカー]]マニアであり、その総数は100足近くに及ぶ。最も多くコレクションしているのは[[ナイキ|NIKE]]。「スニーカーだけの部屋を借りる」という野望を抱いている。
:*実家は「川崎セラストーン」というタイル工を営んでおり、以前は川崎自身もそこで働いており、その給料のほとんどをスニーカーにつぎ込んでいた。バンドの機材車が故障した際、川崎セラストーンの自家用バンを代替として使用していた時期がある。


;原 昌和(はら まさかず):[[ベース (弦楽器)|ベース]]&[[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]]
;川崎 亘一(かわさき こういち):ギター
:*ベースは[[Rickenbacker]]・4003→[[MUSICMAN]]・STINGRAY→[[Fender]]・American Deluxe Jazz Bass→[[ESP]]・AMAZEを、アンプは[[オレンジ (楽器メーカー)|オレンジ]]を使用。ベースの弦は[[Warwick]] RED LABELを使用とのこと。(2007/04/25発売のDVD [[Stanley on the 2nd floor]]内の冊子にて。また、冊子内で原は「弦は安けりゃ安いほどいい」と語っている。)エフェクターは[[ボス (企業) |BOSS]]・NS-2を使用する。
*ギターは[[モズライト]]マークI及びマークIVを使用。
:*最も影響を受けた[[ベーシスト]]は[[クリス・スクワイア]]。ゴリッとしたベース音と、[[リズム]]からオブリガートまで多彩な役割を果たすフレージングが特徴。また見かけによらずハイトーンな歌声を持ち、コーラスで荒井のボーカルを支えている。
*[[速弾き]]や特殊奏法を取り入れたテクニカルなプレイが特徴。メタル好きなこともあってか、[[スウィープ奏法|スウィープ]]や[[タッピング]]を多用する。
:*バンドの影のフロントマンとされており、曲作りにおいては全体を見渡す監督的な役割を担っている。
*ライブでは、長髪を振り乱しての[[ヘッドバンギング]]などアグレッシブな動きが多い。よく[[上手]]を向いて演奏しているが、[[下手]]にいる原を見ると笑ってしまって集中出来ないためらしい。また、「目が気になるから」という理由で観客の方もあまり見ない。
:*演奏中、表情豊かにマイク周辺を歩き回るようなアクションが目を引く。
*ライブや写真での佇まいからクールな人物だと思われがちだが、周りの人間は「一番しゃべるのも、打ち上げで一番壊れるのも川崎」と証言しており、DVDでその姿を確認することができる。
:*ライブでは後ろにボックス[[扇風機|ファン]]が設置される。曰く「でぶの[[ライフライン]]」。
*重度の[[スニーカー]]マニアであり、その総数は100足近くに及ぶ。最も多くコレクションしているのは[[ナイキ|NIKE]]。「スニーカーだけの部屋を借りる」という野望を抱いている。
:*親が[[クラシック音楽|クラシック]]好きだったため幼少時代に[[ピアノ]]や[[ヴァイオリン|バイオリン]]を習わされたが、そちらはあまり上手くいかなかった。しかしクラシックを聴くのはとても好きだった。
*実家は「川崎セラストーン」というタイル工を営んでおり、以前は川崎自身もそこで働いており、その給料のほとんどをスニーカーにつぎ込んでいた。バンドの機材車が故障した際、川崎セラストーンの自家用バンを代替として使用していた時期がある。
:*荒井が友人に連れられ、初めて原の家に行き彼を見たとき「この人が原くんのお父さんか…」と勘違いした。(それほど老けて見えた)
:*「ROCK IN JAPAN FES. 2004」にて、あまりの暑さで演奏中に脱糞したという伝説がある。(あくまで本人談のため真偽は定かではない)
:*アメリカツアーでは片言のMCで笑いをとった。ある会場で原が「I'm fat boy」と言ったところ、観客には「I [[fuck]] boy」と聞こえてしまい、いきなり同性愛者宣言をしたのか勘違いされ会場が大歓声に包まれるというハプニングがあった。


;木暮 栄一(こぐれ えいいち):[[ドラムセット|ドラムス]]
:*[[ドラムセット]]はdw、[[スネアドラム]]は[[カノウプス]]のZelkova hs-1465、[[ドラムスティック]]はpro-markを使用。ちなみにCDをリリースするようになってからも、数年間自前のドラムセットを持っていなかった。
:*個性の強いアンサンブルをまとめ上げる細やかなドラミングが特徴。リズムパターンの引き出しが多く、ディスコライクな[[四つ打ち]]、[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]風の[[16ビート]]、[[ラテン音楽|ラテン]]リズムなど幅広く叩きこなす。
:*3rdアルバムからは[[ジャムブロック]]、[[カウベル]]、[[タンバリン]]、[[ヴィブラスラップ]]など様々な[[パーカッション]]を導入し、[[バンドサウンド]]に新たな彩りを与えた。
:*高校生の頃一時期、親の仕事の都合でカナダに住んでいた。そのこともあって英語が得意である。
:*かつては、メタル好きのメンバーの中で唯一[[ヒップホップ]]、[[オルタナティブ・ミュージック]]を好んで聴いていた。しかし年月と共にメンバー間の音楽の好みは共通性が強くなり、現在では木暮もメタルを聴くようである。
:*バンドを始めた当初、メタルをやるのに嫌気が差し、しばらくバンドを脱退する。ちなみに当時は[[ラッパー]]になりたかったらしく、クラブのイベントによく参加していた。「そのときの映像を見ると飛び降りたくなる」らしい。
:*公式HPのDiaryをほぼ一人で更新し続けている。このDiaryは一部で「月刊コグレ」と呼ばれている。
:*絵が得意で、Tシャツ、CDジャケットのデザインや、DVDのブックレットでその腕を披露している。


演奏時の立ち位置は荒井が右側、川崎がセンター、原が左側、木暮が後ろと、[[4ピース]]バンドとしては珍しくボーカルがセンターに立たないスタイルを取っている。これはメンバーの「誰かがメインとかではなく、4人が同列の関係に見えるといい」という思いが反映されたものである。
;原 昌和(はら まさかず):[[ベース (弦楽器)|ベース]]&[[コーラス (ポピュラー音楽)|コーラス]]
*ベースは[[Rickenbacker]]・4003→[[MUSICMAN]]・STINGRAY→[[Fender]]・American Deluxe Jazz Bass→[[ESP]]・AMAZEを、アンプは[[オレンジ (楽器メーカー)|オレンジ]]を使用。ベースの弦は[[Warwick]] RED LABELを使用とのこと。(2007/04/25発売のDVD [[Stanley on the 2nd floor]]内の冊子にて。また、冊子内で原は「弦は安けりゃ安いほどいい」と語っている。)エフェクターは[[ボス (企業) |BOSS]]・NS-2を使用する。
*最も影響を受けた[[ベーシスト]]は[[クリス・スクワイア]]。ゴリッとしたベース音と、[[リズム]]からオブリガートまで多彩な役割を果たすフレージングが特徴。また見かけによらずハイトーンな歌声を持ち、コーラスで荒井のボーカルを支えている。
*バンドの影のフロントマンとされており、曲作りにおいては全体を見渡す監督的な役割を担っている。
*演奏中、表情豊かにマイク周辺を歩き回るようなアクションが目を引く。
*ライブでは後ろにボックス[[扇風機|ファン]]が設置される。曰く「でぶの[[ライフライン]]」。
*親が[[クラシック音楽|クラシック]]好きだったため幼少時代に[[ピアノ]]や[[ヴァイオリン|バイオリン]]を習わされたが、そちらはあまり上手くいかなかった。しかしクラシックを聴くのはとても好きだった。
*荒井が友人に連れられ、初めて原の家に行き彼を見たとき「この人が原くんのお父さんか…」と勘違いした。(それほど老けて見えた)
*「ROCK IN JAPAN FES. 2004」にて、あまりの暑さで演奏中に脱糞したという伝説がある。(あくまで本人談のため真偽は定かではない)
*アメリカツアーでは片言のMCで笑いをとった。ある会場で原が「I'm fat boy」と言ったところ、観客には「I [[fuck]] boy」と聞こえてしまい、いきなり同性愛者宣言をしたのか勘違いされ会場が大歓声に包まれるというハプニングがあった。


メンバー仲が良く、「バンドをしたから仲が良くなったんじゃなくて、仲の良い奴等でバンドをやっている」「音楽は4人が仲良くなるための手段ともいえる」「解散しても友達のままでいられる」と語っている。

;木暮 栄一(こぐれ えいいち):[[ドラムセット|ドラムス]]
*[[ドラムセット]]はdw、[[スネアドラム]]は[[カノウプス]]のZelkova hs-1465、[[ドラムスティック]]はpro-markを使用。ちなみにCDをリリースするようになってからも、数年間自前のドラムセットを持っていなかった。
*個性の強いアンサンブルをまとめ上げる細やかなドラミングが特徴。リズムパターンの引き出しが多く、ディスコライクな[[四つ打ち]]、[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]風の[[16ビート]]、[[ラテン音楽|ラテン]]リズムなど幅広く叩きこなす。
*3rdアルバムからは[[ジャムブロック]]、[[カウベル]]、[[タンバリン]]、[[ヴィブラスラップ]]など様々な[[パーカッション]]を導入し、[[バンドサウンド]]に新たな彩りを与えた。
*高校生の頃一時期、親の仕事の都合でカナダに住んでいた。そのこともあって英語が得意である。
*かつては、メタル好きのメンバーの中で唯一[[ヒップホップ]]、[[オルタナティブ・ミュージック]]を好んで聴いていた。しかし年月と共にメンバー間の音楽の好みは共通性が強くなり、現在では木暮もメタルを聴くようである。
*バンドを始めた当初、メタルをやるのに嫌気が差し、しばらくバンドを脱退する。ちなみに当時は[[ラッパー]]になりたかったらしく、クラブのイベントによく参加していた。「そのときの映像を見ると飛び降りたくなる」らしい。
*公式HPのDiaryをほぼ一人で更新し続けている。このDiaryは一部で「月刊コグレ」と呼ばれている。
*絵が得意で、Tシャツ、CDジャケットのデザインや、DVDのブックレットでその腕を披露している。


*演奏時の立ち位置は荒井が右側、川崎がセンター、原が左側、木暮が後ろと、[[4ピース]]バンドとしては珍しくボーカルがセンターに立たないスタイルを取っている。これはメンバーの「誰かがメインとかではなく、4人が同列の関係に見えるといい」という思いが反映されたものである。
*メンバー仲が良く、「バンドをしたから仲が良くなったんじゃなくて、仲の良い奴等でバンドをやっている」「音楽は4人が仲良くなるための手段ともいえる」「解散しても友達のままでいられる」と語っている。


==備考==
==備考==

2010年7月3日 (土) 03:19時点における版

the band apart
別名 バンアパ
出身地 日本の旗 日本 東京都
ジャンル ロック
活動期間 1998年 -
レーベル asian gothic
事務所 K-Plan
メンバー 荒井岳史 (ボーカルギター
川崎亘一 (ギター
原昌和 (ベースコーラス
木暮栄一 (ドラムス

the band apart(ザ・バンド・アパート)は日本ロックバンド。略称は「バンアパ」。asian gothic label所属。

来歴

1998年結成。 1993年、中学校の同級生だった原、川崎、木暮の3人を中心にヘヴィメタルのコピーバンドが誕生。1995年、共通の友人を介して原と知り合いになった荒井が加入し、現在のメンバー構成となる。その後しばらくはメタル等のコピーを続ける(この頃、音楽性の不一致から木暮が一時的に脱退している)。1998年頃から現在のバンド名となり、本格的な活動を開始。バンド名はクエンティン・タランティーノの映画プロダクション、「A Band Apart」に由来する。1999年前期には1st Demoを製作、後期には2nd Demoを製作。共に順調に販売を重ねる。そしてLimited Recordsから2001年に「FOOL PROOF」、2002年に「Eric.W」をリリース。2003年に1stアルバム「K.AND HIS BIKE」をリリース後、自身の運営するasian gothic labelから活動をすることとなる。2004年、独立後第一弾となるシングル「RECOGINIZE ep」をリリースし、限定15,000枚を即完売させる。2005年には2ndアルバム「quake and brook」でオリコン初登場5位を獲得。続く3rdアルバム「alfred and cavity」はオリコン初登場7位を獲得。2007年には盟友バンドであるMOCK ORANGEと共に初のアメリカツアーを行った。

メンバー

荒井 岳史(あらい たけし):ボーカル&ギター
川崎 亘一(かわさき こういち):ギター
  • ギターはモズライトマークI及びマークIVを使用。
  • 速弾きや特殊奏法を取り入れたテクニカルなプレイが特徴。メタル好きなこともあってか、スウィープタッピングを多用する。
  • ライブでは、長髪を振り乱してのヘッドバンギングなどアグレッシブな動きが多い。よく上手を向いて演奏しているが、下手にいる原を見ると笑ってしまって集中出来ないためらしい。また、「目が気になるから」という理由で観客:の方もあまり見ない。
  • ライブや写真での佇まいからクールな人物だと思われがちだが、周りの人間は「一番しゃべるのも、打ち上げで一番壊れるのも川崎」と証言しており、DVDでその姿を確認することができる。
  • 重度のスニーカーマニアであり、その総数は100足近くに及ぶ。最も多くコレクションしているのはNIKE。「スニーカーだけの部屋を借りる」という野望を抱いている。
  • 実家は「川崎セラストーン」というタイル工を営んでおり、以前は川崎自身もそこで働いており、その給料のほとんどをスニーカーにつぎ込んでいた。バンドの機材車が故障した際、川崎セラストーンの自家用バンを代替として使用していた時期がある。
原 昌和(はら まさかず):ベース&コーラス
  • ベースはRickenbacker・4003→MUSICMAN・STINGRAY→Fender・American Deluxe Jazz Bass→ESP・AMAZEを、アンプはオレンジを使用。ベースの弦はWarwick RED LABELを使用とのこと。(2007/04/25発売のDVD Stanley on the 2nd floor内の冊子にて。また、冊子内で原は「弦は安けりゃ安いほどいい」と語っている。)エフェクターはBOSS・NS-2を使用する。
  • 最も影響を受けたベーシストクリス・スクワイア。ゴリッとしたベース音と、リズムからオブリガートまで多彩な役割を果たすフレージングが特徴。また見かけによらずハイトーンな歌声を持ち、コーラスで荒井のボーカルを支えている。
  • バンドの影のフロントマンとされており、曲作りにおいては全体を見渡す監督的な役割を担っている。
  • 演奏中、表情豊かにマイク周辺を歩き回るようなアクションが目を引く。
  • ライブでは後ろにボックスファンが設置される。曰く「でぶのライフライン」。
  • 親がクラシック好きだったため幼少時代にピアノバイオリンを習わされたが、そちらはあまり上手くいかなかった。しかしクラシックを聴くのはとても好きだった。
  • 荒井が友人に連れられ、初めて原の家に行き彼を見たとき「この人が原くんのお父さんか…」と勘違いした。(それほど老けて見えた)
  • 「ROCK IN JAPAN FES. 2004」にて、あまりの暑さで演奏中に脱糞したという伝説がある。(あくまで本人談のため真偽は定かではない)
  • アメリカツアーでは片言のMCで笑いをとった。ある会場で原が「I'm fat boy」と言ったところ、観客には「I fuck boy」と聞こえてしまい、いきなり同性愛者宣言をしたのか勘違いされ会場が大歓声に包まれるというハプニングがあった。
木暮 栄一(こぐれ えいいち):ドラムス
  • ドラムセットはdw、スネアドラムカノウプスのZelkova hs-1465、ドラムスティックはpro-markを使用。ちなみにCDをリリースするようになってからも、数年間自前のドラムセットを持っていなかった。
  • 個性の強いアンサンブルをまとめ上げる細やかなドラミングが特徴。リズムパターンの引き出しが多く、ディスコライクな四つ打ちフュージョン風の16ビートラテンリズムなど幅広く叩きこなす。
  • 3rdアルバムからはジャムブロックカウベルタンバリンヴィブラスラップなど様々なパーカッションを導入し、バンドサウンドに新たな彩りを与えた。
  • 高校生の頃一時期、親の仕事の都合でカナダに住んでいた。そのこともあって英語が得意である。
  • かつては、メタル好きのメンバーの中で唯一ヒップホップオルタナティブ・ミュージックを好んで聴いていた。しかし年月と共にメンバー間の音楽の好みは共通性が強くなり、現在では木暮もメタルを聴くようである。
  • バンドを始めた当初、メタルをやるのに嫌気が差し、しばらくバンドを脱退する。ちなみに当時はラッパーになりたかったらしく、クラブのイベントによく参加していた。「そのときの映像を見ると飛び降りたくなる」らしい。
  • 公式HPのDiaryをほぼ一人で更新し続けている。このDiaryは一部で「月刊コグレ」と呼ばれている。
  • 絵が得意で、Tシャツ、CDジャケットのデザインや、DVDのブックレットでその腕を披露している。

演奏時の立ち位置は荒井が右側、川崎がセンター、原が左側、木暮が後ろと、4ピースバンドとしては珍しくボーカルがセンターに立たないスタイルを取っている。これはメンバーの「誰かがメインとかではなく、4人が同列の関係に見えるといい」という思いが反映されたものである。

メンバー仲が良く、「バンドをしたから仲が良くなったんじゃなくて、仲の良い奴等でバンドをやっている」「音楽は4人が仲良くなるための手段ともいえる」「解散しても友達のままでいられる」と語っている。

備考

  • ロックに限らず、ヘヴィメタルメロコアフュージョンソウルジャズボサノヴァなど、多くのジャンルの音楽を独自に消化、吸収したサウンドが持ち味。
  • 曲作りにはメンバー全員が参加する。各自が持ってきたネタ(リフやコード進行、メロディなど)を全員で膨らませていくパターンが主で、メロディは荒井が、リードギターのパートは川崎と原が担当することが多い。また、メロディは各パートが完成してから最後に乗せられることも多い。
  • 歌詞は全て英詞で、日常生活を散文的に切り取ったような描写や少年期への想いを歌ったものが中心である。「荒井の声にうまく乗る日本語が思いつかない」ため、今のところ日本詞の楽曲を作る予定はない。作詞は木暮と荒井が担当している。二人のどちらが書いた詞なのかは歌詞カードの字体で判断することができる。近年ではメンバーの友人であるジョージ・ボッドマン(TURTLE ISLAND)が、文法・表現・発音などの面においてアドバイザーを務めており、ジョージは一部の楽曲で作詞も手がけている。
  • 曲作りは音源リリースの時期が決定してから集中的に行われることが多い。そのため、レコーディングの際も曲作りに追われプリプロダクションを行えずに本番に望むのが恒例となってしまっている。「K.AND HIS BIKE」のレコーディングの際、曲作りが酷く行き詰まったため気分転換にスーパーに行ったところ、疲れ果てた顔で饅頭を眺める原に荒井が突然「まーちゃん(原の愛称)、これ買ってブン投げねえ?」と提案した。原は「コイツも限界だな…」と思ったが、結局二人で饅頭を買い地面に思いきり叩きつけた。すると、てっきり潰れて飛び散るかと思われた饅頭は「ぽすっ」と鈍くバウンドした。それを見た瞬間に曲がひらめいた、という意味不明なエピソードを原がDVD「Eric the Fool Recognized His Bike Quakes」で語っている。またレコーディングの初めの頃は、スタジオに入っても曲作りもせずレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなどを演奏したりして一日を過ごすこともあったらしい。
  • プロモーションビデオはメンバーがシルエットになっていたり遠景になっていたりと、匿名性の強いものが多い。なお、「coral reef」のプロモーションビデオはバンド名の由来であるA Band Apartによって制作された。
  • 「quake and brook」ツアー最終日の夕方、アルバムタイトルの如く大地震が起き、開演時刻を大幅に遅らせるというハプニングがあった。交通網も麻痺してしまったため、会場にたどり着けない人やもう間に合わないと諦めて帰る人もいた。
  • ディズニーコンピレーションで共演したBEAT CRUSADERSと親交が深い。ヒダカトオルは自身のアルバムと同時期にリリースされた「quake and brook」もしきりに宣伝していた。BEAT CRUSADERSの「MUSICRUSADERS」の初回盤でも荒井と原の名前が登場する。
  • アメリカのバンドMOCK ORANGEとは非常に親交が深い。2001年にMOCK ORANGEが来日した際、彼らの作品を愛聴していたthe band apartが連絡先を交換し、日本での合同ツアーをオファーした。突然の誘いに最初は戸惑ったMOCK側だったが、送られてきた音源を聴いて好感を持ち、2003年のツアーで共演が実現した。ツアーを通じ両バンドは交流を深め、互いの音楽だけでなく人間性もリスペクトしあう間柄となった。続く2004年の再共演を経てMOCK ORANGEはasian gothic labelに加入。2006年には両バンドによるスプリットシングルをリリース。2007年には日本とアメリカで合同ツアーを行った。the band apartとMOCK ORANGEの関係について原は「俺達の合言葉は『アイ・ワズ・ゲイ』だから。俺達はゲイじゃないけど、それくらい愛し合っていこうぜって」という発言をしている。


ディスコグラフィー

シングル

  • FOOL PROOF(2001年10月3日)
  • Eric.W(2002年5月29日)
  • RECOGNIZE ep(2004年12月22日)
    特典としてオリジナルのキューブリックが付属。
  • DANIELS E.P.(2006年5月17日)
    MOCK ORANGEとのスプリットシングル。
  • fadeouts(for JUSTICE)(2007年9月5日)

アルバム

DVD

  • Eric the Fool Recognized His Bike Quakes(2005年12月14日)
  • Stanley on the 2nd floor (2007年4月25日)
  • shits (2009年2月25日)
    asian gothic label設立後のPV、「Waiting」「beautiful vanity」の撮り下ろしPVを収録したDVDと、限定シングルの収録曲、「moonlight stepper」「in my room」のアコースティックバージョン、「When You Wish Upon A Star」「GIVE A LITTLE WHISTLE」を収録したCDの二枚組。

その他

  • STYLE Of Limited (2001年7月25日)
    • 「disappearing man」収録。
  • STYLE OF LimitedII (2002年7月24日)
    • 「ANARQ」収録。
  • DIVE INTO DISNEY (2002年10月30日)
  • WHEN YOU WISH UPON A STAR (2003年10月1日)
    • 「WHEN YOU WISH UPON A STAR」(映画『ピノキオ』からのカバー)収録。
  • MOSH PIT ON DISNEY (2004年7月28日)
    • 「GIVE A LITTLE WHISTLE」収録。
  • BACKYARD SESSIONS #001 (2006年4月7日) - FRONTIER BACKYARD
    • 「Wish feat. TAKESHI ARAI from the band apart」に荒井がゲストボーカルとして参加。
  • LIVE DVD"STUDIO VANQUISH TOUR" (2008年2月2日)
    • 「beautiful vanity」「higher」収録。
  • BONES (2009年10月3日) - 「ASPARAGUS presents BKTS TOUR 2009」会場限定
    • 「flower tone」収録。