「W52T」の版間の差分
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| 外部メモリ = [[SDメモリーカード|microSD]] |
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2008年3月2日 (日) 08:35時点における版
W52T(ブラック) W52T(オープン時) | |
W52T(ブラック) W52T(クローズ時) | |
キャリア | au |
---|---|
製造 | 東芝 |
発売日 | W52T:2007年2月16日 W54T:2007年7月28日 |
概要 | |
OS | REX OS + KCP |
CPU | ARM9E |
音声通信方式 | CDMA 1X WIN (W52T:800MHz/2GHz W54T:800MHz/2GHz/新800MHz) |
形状 | スライド型 |
サイズ | 111 × 51(50) × 22(18.5・最厚部19.7) mm |
質量 | 152(151) g |
連続通話時間 | W52T:220分 W54T:260分 |
連続待受時間 | W52T:290時間 W54T:260時間 (いずれも移動と静止の組み合わせ) |
充電時間 | AC130分/DC140分 |
外部メモリ | microSD |
日本語入力 | モバイルRupo |
FeliCa | W52T:あり(クーポン対応) W54T:あり(クーポン・Touch Message対応) |
赤外線通信機能 | W52T:IrDA W54T:IrSimple |
Bluetooth | あり |
放送受信機能 | ワンセグ デジタルラジオ FM放送対応 |
備考 | W54Tの発売日は関東及び北陸において |
メインディスプレイ | |
方式 | W52T:TFT液晶ディスプレイ W54T:強化ガラス+クリアスクリーン液晶ディスプレイ |
解像度 | WVGA(480X800ドット) |
サイズ | 3.0インチ |
表示色数 | 最大262,144色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 324万画素CMOS |
機能 | W52T:AFあり F値: 4.0 W54T:AFあり・広角28mmレンズによる手振れ軽減付ワイドアングル対応 F値:3.2 |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
W52T:ブラック(Black) W54T:ブラックローズ(Black Rose) | |
パープル (Purple・W52T) | |
カッパー (Copper・W52T) | |
ブラッシュドメタル (Brushed Metal・W54T) | |
マラカイトグリーン (Malachite Green・W54T) | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
W52T(だぶりゅーごーにーてぃー)は、東芝が開発した、KDDIのauブランドのCDMA 1X WINの携帯電話である。また、発展機種であり後継機種であるW54T(だぶりゅーごーよんてぃー)もここにて記述する。
W52T
携帯電話端末として世界初の3インチワイドVGA液晶を搭載し、それをアピールするべく東芝製機種で初めてのスライド型となった。前機種のW47Tは東芝機として初めてEZ Felicaが搭載され、Bluetooth機能は省略されたが、このW52Tはau端末として初めて両者を搭載している。搭載されたFeliCaチップはau 2007年春モデルで採用された新バージョンで、従来の3倍となる容量を持ち、電子クーポン機能「auケータイクーポン」に対応している。
その他、ワンセグ・デジタルラジオといった最新サービスに対応する(ただし、EV-DO Rev.Aに対応しない点を除けば)など、auの提供する機能がほとんど入った"ほぼ全部入り"のハイスペック端末になっている。また付属のTV用ケーブルを利用すれば画像やビデオクリップ、PCドキュメントビューアーなどを家庭用のテレビで表示できる(なお、ワンセグ放送の出力には対応しない)。
東芝が積極的に搭載してきたBluetoothにより、自動車運転中の無線ハンズフリー通話を可能とし、無線音楽プレーヤーとしての利便性も高い。2006年発売のW44T / TiMO W44T IIおよび2007年発売のLEXUS W44T III同様A2DP・SCMS-Tもサポートする一方で、ワイヤレスミュージックリモコンレシーバーは別売りとなった。SCMS-Tをサポートする音楽用Bluetoothワイヤレスヘッドフォンは少ないため購入時には注意が必要である。
なお、SoftBank向けに本機と同等の911Tが発売されているが、キャリアが異なるため通信方式(911Tの場合HSDPA対応のW-CDMAを用いる)が異なるほか、フルブラウザにおける横表示の可否、フォントのアンチエイリアス処理・TV電話・デジタルラジオの有無、本体の大きさや厚さ、デザインに違いがある。
W54T
W52Tの後継にあたるW54Tは3mm前後厚さが薄くなり、機能面ではPCサイトビューアーも横表示に対応するなど全体的に911Tに近くなった。今まで不評だったレスポンス速度の改善や、端子類や着信ランプの位置が大きく変わり、バッテリー容量がW53Tと同一品である800mAhに減少し、薄型化にあたり大きく作り変えたのが伺える。また、ボディにはauでは初めてステンレスを採用(ただし本体底面部は除く)し、キーは東芝機としては初採用となるシートキーを用いている。
W52Tとの細かな違いとしては
- ワンセグの予約録画に対応
- ワンセグ録画中の着信・メール受信に対応
- 従来のTV出力機能に加え、ワンセグのTV出力に対応
- メインディスプレイに強化ガラス・光の乱反射を抑え、外でも見やすくなる「クリアスクリーン」を採用
- 広角28mmレンズ(35mmフィルム換算)を搭載し、ワイドアングル撮影が可能
- au災害時ナビに対応。本体にあらかじめ用意されている地図データを使って、周辺の広域避難所の場所や自宅の方向を知ることができる。
- オープンアプリプレイヤー搭載
- 3Dメールに対応
- EZケータイアレンジに対応(EZケータイアレンジ用のサンプルとして「トウシバ犬」などがプリセット)
- Touch Messageやラッピングメールなどの新サービスに対応
- トヨタ車純正のテレマティクスサービス「G-BOOK mX / mX pro」対応ナビを装備したトヨタ車との完全連携に対応(例:Bluetooth接続による音楽再生時の音楽ファイルの演奏時間等の情報表示、スキップ再生等のコントロール機能、携帯電話側のバッテリーの残量表示の情報取得等)
などがある。
評判
au2007年春のラインナップのなかでは最もスペックが高く、多機能なフラッグシップモデルであることから、注目度やユーザーからの期待は高かった。W21TやW31TやW32TでBluetoothを手放せなくなったユーザーにとっては待望のBluetoothとFelicaチップ同時搭載機でもある。そのためか、価格設定がかなり高くなっている。
W52Tは携帯電話端末としては世界初の3インチワイドVGA (WVGA) 液晶を搭載していて、メール本文や電話帳の一覧性は高い。ただし、メニュー画面を始めとするGUIやフォントなどはレスポンス・電力消費等を考慮してQVGAで作成されており(いわゆる「倍角フォント」)、現段階でVGA本来の精細さを生かすことのできるコンテンツは、EZナビウォークやPCサイトビューアー・ワンセグ・壁紙などと限られている。そのため、それを期待していたヘビーユーザーからの不満は多い。なお、東芝製CDMA 1X WIN端末では、W31T以降、「極小」以外の文字サイズで倍角表示による文字のギザギザ感があまり気にならない「アンチエイリアス処理」が施されている。
320×180ピクセルないし320×240ピクセルで送波されているワンセグ放送は、補間処理(スムージング)を施し表示することとなり、ディスプレイの精細さを生かすことができない。
特にレスポンス速度の遅さなどが不評であった。これはW54Tである程度は改善されている。また、価格の方もW52Tと比べて改善されている。
報告されている不具合
- W52Tの場合
- 突然電源が切れる。(ケータイアップデートで対処、しかしアップデートした携帯の一部で同現象が再び発生)
- Bluetooth通信に失敗する。または対応機器であるはずなのに使用できない。(ケータイアップデートで対処)
- microSDカードが抜けなくなってしまう。
- 画面をスライドした際に画面裏のスポンジが擦れて、テンキーの1と3の上あたりに擦り傷が付いてしまう。場合によってはスポンジがとれる。
- EZニュースフラッシュの自動更新はおろか手動更新さえできない。
- キーロックが勝手に外れる。
- 閉開ロックが勝手に解除される。(ケータイアップデートで対処)
- ワンセグ視聴中にエラーで異常終了してしまう。(ケータイアップデートで対処)
- 決定キーから異音がする。
- 充電完了表示がでていても満充電になっていないことがある。(数回充電をしなおすことで改善)
- 待受状態でEZニュースフラッシュを受信した場合、液晶画面のバックライトを点灯しているため、待受時間が通常より短くなる。(ケータイアップデートで対処)
- データフォルダ使用率が90%前後になるとワンセグやauMusicPlayerなど高負荷の処理中や終了直後にスライドを閉じるとリセットすることが多くなる。
対応サービス
- au Smart Sports(アプリのダウンロードが必要)
- au LISTEN MOBILE SERVICE
- PCサイトビューアー(W52Tは横画面表示非対応)
- 着うたフル
- 着うた
- au Media Tuner(ワンセグ・デジタルラジオ・EZチャンネルプラス)
- EZ・FM
- EZ FeliCa(クーポン対応・W54TはTouch Messeage対応)
- EZナビウォーク
- EZ助手席ナビ
- EZチャンネル
- EZアプリ(BREW)
- LISMOビデオクリップ
- 安心ナビ
- EZチャンネルプラス
- EZニュースフラッシュ
- デコレーションメール
- 緊急通報位置通知
- 災害時ナビ(W54Tのみ対応)
- ラッピングメール(W54Tのみ対応)
- ケータイ探せて安心サービス
- 安心ロックサービス(W54Tのみ対応)
- アドレス帳預けて安心サービス
- 赤外線通信(W52TはIrDA・W54TはIrSimple)
- オープンアプリプレイヤー(W54Tのみ対応)
CM
2007年2月10日18時59分15秒から全国の民放テレビ局にて、W52TのCMキャラクターであるBoA出演のCMが45秒間放送され、合法的な電波ジャック状態になった(一部18時59分00秒からの局もあり)。
沿革
- 2007年3月27日 W52T、ケータイアップデート開始(電源が切れたりつかなくなる不具合、bluetooth通信の一部不具合を改善)
- 2007年5月9日 W52T、ケータイアップデート開始(待ち受け時間が短くなる不具合、オートロックの設定内容が変更される不具合、ワンセグ視聴中にau Media Tunerが終了したり電源が落ちる不具合を改善)
- 2007年5月22日 W54T、KDDIより発表。
- 2007年7月28日~8月8日 W54T発売。各地方ごとの発売日は以下の通り。
- 2007年8月31日 W52T、ケータイアップデート開始(EZニュースフラッシュが更新されない不具合、待ち受け時間が短くなる不具合、20以上のグループに保存されたアドレス帳データがメモリ転送できない不具合、オールリセット機能使用後、テレビ電話発信不可となる不具合を改善)
関連項目
- 携帯電話
- au
- 東芝
- CDMA 1X WIN
- BoA(W52T及びW54Tのイメージキャラクター)
- W51T ワンセグチューナー、手ぶれ補正対応3.2メガピクセルAFカメラ等を搭載したW52Tの姉妹機種。こちらは2.6インチの2軸回転ヒンジ式液晶パネルを搭載。ただしBluetoothには非対応。デザインは既存のW44T / TiMO W44T II / LEXUS W44T IIIに近い。
- D903iTV 同じスライド型のワンセグ携帯
- W51SA 同じスライド型のワンセグ携帯
- SoftBank 911T 通信方式がW-CDMAになっていることやTV電話に対応している点を除けばW52Tとほぼ同じ仕様のワンセグ携帯
- W51H W52Tとともに2007年春モデルでWVGA液晶を搭載した機種
- W53CA(EXILIMケータイ) W54Tとともに2007年夏モデルでWVGA液晶を搭載した機種
- G-BOOK mX / G-BOOK mX pro
外部リンク
- au by KDDI
- W52T - 東芝の製品情報
- W54T - 東芝の製品情報
- W52Tで使えるBluetooth機器(ヘッドセット等)のまとめ
- W52Tまとめ - 不具合