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「WILLCOM CORE 3G」の版間の差分

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**[[SoftBank 001DL]] - [[ソフトバンクモバイル]]ブランドの[[Android]][[タブレット]]端末。[[1.5GHz帯]]対応のため、上り7.2Mbps/下り5.7Mbpsに対応。ウィルコム契約の場合は、[[WX130S]]との抱き合わせ販売で購入した場合に適用。ソフトバンクモバイル契約とは異なり、音声通話および海外ローミングは不可。
**[[SoftBank 001DL]] - [[ソフトバンクモバイル]]ブランドの[[Android]][[タブレット]]端末。[[1.5GHz帯]]対応のため、上り7.2Mbps/下り5.7Mbpsに対応。ウィルコム契約の場合は、[[WX130S]]との抱き合わせ販売で購入した場合に適用。ソフトバンクモバイル契約とは異なり、音声通話および海外ローミングは不可。
*[[華為技術|華為技術日本]]製
*[[華為技術|華為技術日本]]製
**[[SoftBank 007HW]] - [[ソフトバンクモバイル]]ブランドの[[Android]][[スマートフォン]]端末。[[1.5GHz帯]]対応のため、上り7.2Mbps/下り5.7Mbpsに対応。ウィルコム契約の場合は、[[WX01NX]]との抱き合わせ販売で購入した場合に適用。ソフトバンクモバイル契約とは異なり、音声通話および海外ローミングは不可。
**[[SoftBank 007HW]] - [[ソフトバンクモバイル]]ブランドの[[Android]][[スマートフォン]]端末。[[1.5GHz帯]]対応のため、上り14Mbps/下り5.7Mbpsに対応。ウィルコム契約の場合は、[[WX01NX]]との抱き合わせ販売で購入した場合に適用。ソフトバンクモバイル契約とは異なり、音声通話および海外ローミングは不可。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2012年2月3日 (金) 15:22時点における版

Template:経営問題

WILLCOM CORE 3G (ウィルコムコアスリージー)はPHSを中心とする移動体通信事業者であるウィルコム社がNTTドコモFOMAハイスピード網または、ソフトバンクモバイル3G ハイスピードないしはULTRA SPEED網を利用して提供している、MVNOの通信サービスである。

2010年8月時点での契約者数は118,600件となる。

概要

日本通信のMVNEにより、ドコモ網にてサービス

ウィルコムは2009年7月1日より次世代PHSといわれるXGP方式のWILLCOM CORE XGP といわれるモニターサービスを法人向けに開始したが、当サービスは基地局の構築から始めなければならず、全国展開までには時間がかかる。そのため、それまでの補完として、2012年12月31日を期限として、すでに人口カバー率100%である、NTTドコモのFOMAハイスピード網を利用したMVNOでの通信事業を、日本通信の協力体制(MVNE)により2009年3月13日より開始した。

通信速度は最大7.2Mbpsとなる。HX004INHX006ZTおよびHX007ZT利用時はHSUPA(アップリンク5.7Mbps)にも対応する。

サービス開始当初は法人向けのみのサービスであったが、現在は個人でも利用が可能である。

利用に応じて付加されるポイント(ウィルコムサポートコインサービス[1]の付加対象サービスである。

2010年1月28日WS027SHの発売に併せて、専用の料金プランの設定(新ウィルコム定額プランG)が開始された。こちらについては、3G利用分へのサポートコインサービスのポイント加算やW-VALUE割引の対象から外れる(PHS利用分のみ対象)。

本サービスで利用するUIMカードは、FOMAカード(白)そのものであり、ディズニー・モバイルなどのような独自デザインのものではない。電話番号は、総務省がドコモに割り当てた番号帯から設定されるが、一般のドコモ契約のような旧地域会社ごとに別々の番号帯を割り当てる形式ではなく、ドコモ割当枠(旧中央会社割当番号および地域会社統合後に新たに割り当てられた番号帯)の中からウィルコム専用に番号帯を設定する(厳密には、日本通信向けに割り振った番号をウィルコムの契約でも利用する形になっている)。なお、FOMAカードはあらかじめ電話番号を書き込んだ状態で販売店に卸される。また、これによって割り当てられる080の番号では、ウィルコムサービスセンターの自動音声による受付ができないものがあるとしている。

なお、本契約用の番号にかけた場合のガイダンスは、ドコモのDoPaシングル契約[2]に類似したものであり、「こちらはNTTドコモです。おかけになった電話は、データ通信専用となっており、音声によるご利用は出来ません。番号をお確かめになって、お掛け直し下さい」である。エラー: {{予定}}は廃止されましたので使用しないでください。 後述するソフトバンクモバイル網のサービス開始に伴って、2010年9月30日には新規契約は停止されているが、ドコモとの回線利用の契約期限が2012年3月31日までであることを理由に、ドコモ・日本通信との契約更新を行わず、ドコモ網を利用したサービスについては、翌4月1日よりインターネットイニシアティブが業務を継承し、ウィルコムとしてのサービスは終了する。対象となる料金プランは、3Gデータ定額、3Gデータ定額ビジネス、新ウィルコム定額プランGだが、新ウィルコム定額プランGのPHS回線部分についてはインターネットイニシアティブへの承継対象とはならない。このため、サポート業務等は、インターネットイニシアティブより受託する形でウィルコムが引き続き行う形となる。

なお、この承継にあたり、契約情報の提供・交換等をインターネットイニシアティブとの間で実施するとしている。

会社更生法の影響による、ソフトバンクモバイル網によるサービス

ウィルコム会社更生法申請の影響で、WILLCOM CORE XGPサービスが受け皿会社であるWireless City Planningが譲受する見通しになった事で、同方式の繋ぎサービスではなくなる可能性が高まったことから、当初の期限である2012年12月31日以降も提供可能となるよう、当サービスのMNOにあたるエヌ・ティ・ティ・ドコモに対して交渉していると報じられていたことがあった。

その後、ソフトバンクモバイルの役員陣がウィルコムの管財人・管財人代理に送り込まれた影響などもあり、2010年9月27日、同年10月1日よりソフトバンクモバイル3G ハイスピード網を利用したサービスを新設すると発表した。ただし、従来の端末ではソフトバンクモバイル網を利用したサービスは利用できないため、切り替えを希望する場合は同じ型番のものであっても新規に端末の購入が必要となる。この発表時点での対応端末は、HX004INHX007ZTWS027SH(ただし、新ウィルコム定額プランGS対応版)とされるが、HSUPAの最高速度は、MAX1.4Mbpsとなる。

SBM網を利用した場合の当サービス用電話番号は、総務省がソフトバンクモバイルのうち、旧ジェイフォン東京ないしは、ジェイフォングループ3社時代の東日本会社、ないしは地域会社完全統合後に割り当てられた番号帯の中から割り振られる(この場合は、090・080の両方の番号帯から払い出される)。

これに伴い、2010年9月29日に、従前からのドコモ網利用のサービスの店頭受付を同年9月30日で停止すると発表されたが、ドコモ網を利用したサービスの終了については現時点では予定されていない。したがって、新プランで用意されていない個人向けのサービスは、同年10月以降、当面店頭では新規契約できなくなる。

2010年12月1日付で、正式にウィルコムがソフトバンクグループとなったことに伴い、当面はウィルコムにおけるデータ通信は法人向けに特化して、個人向けには、ソフトバンクモバイル2011年開始予定のULTRA SPEEDの利用などを勧めていく方針であるとしている。

2011年4月より、ULTRA SPEED網対応のサービスが開始され、対応端末の初号機であるHX008ZT(事実上、SoftBank 004Zをウィルコムブランドにリモデルしたもの)が発表されている。2011年10月7日007ZSoftBank 007Zをウィルコムブランドにリモデルしたもの)が発売開始され、名実ともに個人名義で単独データ端末としての契約が可能となった(この端末は、イー・アクセス網も使えるデュアルモード端末となる)。

料金

  • 3Gデータ定額 0円~5980円(1000円分の無料通信込み)
    • パケット単価は、0.042円/パケット
    • ドコモ網を利用
    • 2010年9月30日を以って、店頭受付を終了。既存の利用者は継続して利用可能。
  • 3Gデータ定額ビジネス 0円~4980円(1000円分の無料通信込み。法人契約で5回線以上一括請求であることが条件)
    • パケット単価は、0.042円/パケット
    • ドコモ網を利用
    • 2010年9月30日を以って、店頭受付を終了。既存の利用者は継続して利用可能。
  • 3Gデータ定額ビジネス(S) 2580円~5580円(200万パケット分の無料通信込み。法人契約で5回線以上一括請求であることが条件)
    • パケット単価は、0.0105円/パケット
    • 2年契約となっているプランゆえ、期間内での解約には9975円がかかる。
    • 3Gデータ定額ビジネス利用者が当プランへの契約変更を希望する場合、同じ型番であっても端末自体の買い増しを別途要する。
    • 直近30日以内に、1回線あたりの通信量が10百万パケットを超過した場合は、通信速度制限が行われる。
    • SBM網を利用
  • 新ウィルコム定額プランG 1450円(音声契約とのデュアル端末専用プラン。PHSパケットと3Gパケットとが独立して上限額が別に設定されている。無料通信等は無し)
    • パケット単価は、PHS・3G、共に0.105円/パケット
    • パケット代金の上限は、PHSモードが2800円、3Gモードが5250円で、各々独立して使い放題
    • 2010年3月にパケット代金が改定され下記のようになった
      • パケット代金の上限は、PHSモードが支払い不要(実質基本料金の1450円のみ)、3Gモードが5250円で、各々独立して使い放題 - ドコモ網仕様のWS027SHでは3Gモードがデフォルトの通信方式となっているため、今回の改訂の恩恵を受けるためにはPHSモードでの通信に切り替える必要がある。
    • 対応機種であっても、持込新規・機種変更(RX430ALのみの購入を含む)での加入はできない。
    • ドコモ網を利用
    • 2010年9月30日を以って、店頭受付を終了。既存の利用者は継続して利用可能。
  • 新ウィルコム定額プランGS 1450円(音声契約とのデュアル端末専用プラン。PHSパケットと3Gパケットとが独立して上限額が別に設定されている。無料通信等は無し)
    • パケット単価は、PHSは無料、3Gは0.105円/パケット
    • 新ウィルコム定額プランG契約の端末利用時に当プランへの変更を希望する場合は、対応するW-SIMジャケットの買い増しを要する。
    • 対応機種であっても、持込による新規・機種変更(RX430ALのみの購入を含む)での加入はできない。
    • 契約端末により異なるが、以下の通信速度制限が設けられる。
      • WS027SH Sで契約した場合、直近30日以内に3G回線にて5百万パケットの通信があった場合は、通信速度制限が行われる。ただし、これによってPHS回線での通信については制限が加えられることはない。
      • WX130SSoftBank 001DLあるいはWX01NX/WX350KSoftBank 003Zの抱き合わせ契約の場合、SoftBank 001DL/SoftBank 003Z側の前々月の月間利用データ量が、10百万パケットを超えた場合、通信速度制限が行われる。WX130SあるいはWX01NX/WX350K側については、制限は特に加えられない。
    • SBM網を利用

上記基本料および上限額までの通信料とは別に、PRIN接続料の945円(新ウィルコム定額プランG/GSについては、利用形態により加算されるケースとそうでないケースとがある)とユニバーサルサービス料が別途毎月加算される。ただし、3Gデータ定額ビジネス(S)を契約した場合はPRIN接続料は無料で利用可能。

なお、請求は利用月の翌々月に行われる(PRIN接続料の945円は翌月請求)。新ウィルコム定額プランG契約の場合は、基本料金とPHS回線利用部分でW-VALUE割引適用部分から差し引かれた金額分にはポイントが付与されるが、割賦の支払額と3Gパケット部分にはポイント付与されない。WX130SSoftBank 001DLの抱き合わせ契約で、SoftBank 001DLでのアンドロイドマーケットの購入を本契約との請求と一緒に支払う場合は、通信分と請求期間が切り離され、翌月請求(したがって、PHS部分と同一期間扱い)となる。

本契約の場合、請求締め日は、新規契約日にかかわらず、月末締めとなる(新ウィルコム定額プランG/GS契約時を除き、一般のPHS契約で新規契約日が毎月11日から末日の場合は、15日締めとなる)。

対応端末

特記事項のないものは、HSDPA最大7.2Mbps対応、USBタイプ、HSUPA非対応である。太字は、ドコモ網対応版とSBM網対応版がそれぞれあるもの[3]、斜体字はドコモ網対応版のみのもの、細字はSBM網対応版のみのものである。

脚注

  1. ^ 割賦払い分の代金を除き、税込105円で1ポイントの付与、500ポイントで1コインとなり、コイン単位で各種サービスに利用可能
  2. ^ DoPaであれば、「こちらはNTTドコモです。おかけになった電話番号は、お客様のご指定により、パケット通信サービス専用となっており、音声によるご利用は出来ません。恐れ入りますが番号をお確かめになって、お掛け直し下さい」である
  3. ^ ただし、それぞれに対応した端末を要し、両方のUIMカードを受け付けるわけではない

関連項目

外部リンク