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イカリエ-XB1

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イカリエ-XB1
Ikarie XB-1
監督 インドゥジヒ・ポラーク
脚本 インドゥジヒ・ポラーク
パヴェル・ユラーチェク
原作 スタニスワフ・レム
(「マゼラン星雲」より)
出演者 後述
音楽 ズデニェク・リシュカ
撮影 ヤン・カリシュ
製作会社 バランドフ撮影所
配給 日本の旗 コピアポア・フィルム
公開 チェコスロバキアの旗 1963年7月26日[1]
日本の旗 2018年5月19日[2]
上映時間 88分
製作国 チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア
言語 チェコ語
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イカリエ-XB1』(原題:Ikarie XB-1)は、1963年制作のチェコスロバキアSF映画

スタニスワフ・レム原作のSF小説「マゼラン星雲」の映画化。欧米でも大ヒットし、後に『スタートレック』等のSF作品に影響を与えたと言われている。

2016年に4K修復され、同年の第69回カンヌ国際映画祭のカンヌ・クラシックスで上映された[3][4]

あらすじ

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2163年、宇宙船イカリエ-XB1は生命探査のため、アルファ・ケンタウリ系へと向かっていた。

その途中、船は漂流中の朽ちた宇宙船を発見し、それが20世紀のものであることが判明する。船内には不可解な死を遂げた乗組員たちの遺体が残されており、更に積まれていた核兵器の爆発により調査に入ったクルーたちが犠牲になる。

その後も旅を続ける船の前に謎のダーク・スターが現れる。クルーたちは極度の疲労感に襲われ次々と眠りに落ちてしまう。その眠りは60時間続くと予測され、任務を続行するか地球に引き返すかの決断を迫られる。

やがてクルーたちは無事に目覚めるが、まだ25時間しか経過していない。その後、先の船外活動中にダーク・スターの放射線を浴びた影響でクルーのミハルが錯乱する危機等を乗り越え、船は未知の電波信号を観測する。

それはある惑星から発せられたエネルギー送信機の信号であり、その干渉により船が力場で守られ、ダーク・スターの放射線の影響が軽減されたのだろうと分析する。

イカリエは、船を助けてくれた者たちが住む惑星へと向かうのだった。生命探査の旅の末に「我々が発見されたのだ」と。

キャスト

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  • アバイェフ艦長:ズデニェク・シュチェパーネク
  • アントニー:フランチシェク・スモリーク
  • ニナ:ダナ・メドジツカー
  • ブリジタ:イレナ・カチールコヴァー
  • マクドナルド副艦長:ラドヴァン・ルカフスキー
  • ミハル:オットー・ラツコヴィチ
  • ルドルフ・デイル
  • ヤロスラフ・マレシュ
  • オリンカ・ベローワ

関連作品

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脚注

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  1. ^ Ikarie XB-1 - filmovyprehled.cz
  2. ^ “共産主義下のチェコで誕生した傑作SF「イカリエ-XB1」5月19日公開決定!”. 映画.com. (2018年2月11日). https://eiga.com/news/20180211/4/ 2018年2月11日閲覧。 
  3. ^ Cannes Classics 2016”. Cannes Film Festival (20 April 2016). 10 February 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。21 April 2016閲覧。
  4. ^ Cannes Classics: Restored prints”. festival-cannes.com. 4 August 2017閲覧。

外部リンク

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