南九州コカ・コーラボトリング
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種類 | 株式会社 |
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略称 | 南九州コカ・コーラ |
本社所在地 |
日本 〒861-4192 熊本県熊本市南区南高江三丁目5番1号 |
設立 |
1962年(昭和37年)8月15日 (南九州飲料株式会社) |
業種 | 小売業 |
事業内容 | 清涼飲料水の販売 |
代表者 | 竹森英治(代表取締役社長) |
資本金 | 63億8850万円 |
発行済株式総数 | 254万8009株 |
売上高 |
連結:803億12百万円 単独:695億94百万円 (2011年12月期) |
営業利益 |
連結:31億99百万円 単独:17億81百万円 (2011年12月期) |
純利益 |
連結:17億63百万円 単独:18億50百万円 (2011年12月期) |
純資産 |
連結:486億95百万円 単独:452億80百万円 (2011年12月31日現在) |
総資産 |
連結:605億99百万円 単独:578億53百万円 (2011年12月31日現在) |
従業員数 |
連結:2,164人 単独:1,466人 (2011年12月31日現在) |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 | コカ・コーラウエスト(株) 100% |
南九州コカ・コーラボトリング株式会社(みなみきゅうしゅうコカ・コーラボトリング、英: Minamikyushu Coca-Cola Bottling Co., Ltd.)はかつて存在した九州中・南部(熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)を担当していたコカ・コーラのボトラーである。 法人としては現在のコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス、事業体としては現在のコカ・コーラボトラーズジャパン(2代目)に当たる。
概要
[編集]福岡県、佐賀県、長崎県などを受け持っていたコカ・コーラウエストと資本提携していたが、2012年11月にコカ・コーラウエストが南九州CCBCを完全子会社化することの検討に入り[1]2013年4月1日をもって同社の完全子会社となった[2]。2014年1月1日、コカ・コーラウエストに吸収合併。沖縄県は沖縄コカ・コーラボトリングが担当する。
沿革
[編集]- 1962年(昭和37年) - 南九州飲料株式会社として設立。本社は熊本市米屋町一丁目28番地。
- 1963年(昭和38年) - 商号を南九州コカ・コーラボトリング株式会社に変更。熊本市南高江1872番地に本社を移転、熊本工場を新設。
- 1965年(昭和40年) - コカ・コーラホームサイズ発売。熊本工場で自社生産開始。
- 1966年(昭和41年) - 熊本工場の製造ラインを高速機に入れ替え。旧ラインは鹿児島工場に移設。
- 1967年(昭和42年) - 鹿児島工場新設。
- 1968年(昭和43年) - 鹿児島工場に2号びんライン増設。
- 1969年(昭和44年) - 大分工場新設。
- 1971年(昭和46年) - 熊本工場に2号びんライン増設。
- 1972年(昭和47年) - 宮崎工場新設。
- 1975年(昭和50年) - 宮崎工場缶ライン設置に伴う増築。
- 1976年(昭和51年) - 鹿児島工場にリットルサイズライン増設。
- 1977年(昭和52年) - 熊本工場1号びんラインをリットルサイズ製造可能に改造、生産開始。
- 1979年(昭和54年) - 大分工場に缶ライン増設。
- 1980年(昭和55年) - 宮崎工場びんラインをリットルサイズ製造可能に改造、生産開始。
- 1980年(昭和55年) - 宮崎工場びんラインで全国初となるHI-Cサンフィルレギュラーサイズの生産開始。
- 1981年(昭和56年) - HI-Cファイブアライブ255g缶及びリットルサイズ発売。
- 1982年(昭和57年) - 大分工場でリアルゴールド生産開始。
- 1982年(昭和57年) - 宮崎工場にジョージアコーヒー缶ライン設置、生産開始。
- 1984年(昭和59年) - 鹿児島、大分両工場でスーパー300ワンウェイびん生産開始。
- 1984年(昭和59年) - 熊本工場1号びんラインをPETボトル製品製造可能に改造、生産開始。
- 1985年(昭和60年) - 宮崎工場ジョージアコーヒー缶ライン増設。当時の世界最高水準の生産能力に。
- 1987年(昭和62年) - 本社裏に新熊本工場建設。コーヒー・茶缶製品ライン稼働、生産開始。
- 1988年(昭和63年) - 大分工場で350ml缶製品の生産開始。
- 1990年(平成2年) - 熊本工場びん製品ラインを新工場に移設。旧工場閉鎖。
- 1990年(平成2年)9月 - 同社100%出資の関連企業として、高畠ワイン株式会社(山形県高畠町)を設立、同時に高畠ワイナリーも設立。
- 1991年(平成3年) - 鹿児島工場での生産を全面停止。PETボトル成形専用の鹿児島成形工場に転換。
- 1993年(平成5年) - 本社新社屋を現在地に新設。
- 2000年(平成12年) - 熊本工場から設備を移設し、宮崎工場に茶缶製品製造ラインを設置。
- 2000年(平成12年) - ISO9002認証取得。
- 2001年(平成13年) - 鹿児島物流センター新設。ISO14001・ISO9001認証取得。
- 2003年(平成15年) - 大分物流センター新設
- 2004年(平成16年) - 白州ヘルス飲料株式会社に製造等の業務委託(熊本工場・宮崎工場・大分工場)。
- 2006年(平成18年) - えびの工場(グリーンパークえびの)工場見学者施設竣工。宮崎工場及び大分工場を閉鎖。会社分割により株式会社MCAホールディングスを設立し、連結子会社12社・関連会社1社を承継。
- 2007年(平成19年) - コカ・コーラウエストホールディングス(現・コカ・コーラウエスト)と資本・業務提携。発行済み株式の約20%を取得、同社の持分法適用会社となる。
- 2009年(平成21年) - 南九州コカ・コーラプロダクツ設立。白州ヘルス飲料に委託していた飲料製造業を移管。
- 2013年(平成25年) - 株式交換によりコカ・コーラウエストの完全子会社となる。
- 2014年(平成26年) - コカ・コーラウエストに吸収合併。
工場
[編集]2004年から2010年までは関連会社「白州ヘルス飲料」が運営していた。2010年に「南九州コカ・コーラプロダクツ」を設立し移管。コカ・コーラウエストへの統合後は「コカ・コーラウエストプロダクツ」に吸収合併された。
- 2009年(平成21年)現在は2つのPET製品製造ラインを持つPET専用工場。現在の工場は1987年(昭和62年)に旧本社工場の裏に建設されたものである。過去にはガラスびん製品や、コーヒー及び茶飲料の缶製品も生産していた。
- 缶ライン(炭酸・非炭酸、レトルト)、小型PETライン(無菌充填)、2012年に新設されたアセプティックマルチPETラインの計3つの製造ラインを持つ。廃止した大分・宮崎両工場を引き継ぐ新たな生産拠点として設けられた。製造能力の高さに加え、工場見学者受け入れを大きく考慮した設計となっている。
かつて存在した工場
[編集]- 鹿児島工場(K)
- びん製品(リターナブル及びワンウェイ)の製造を行っていた。飲料工場としての機能は1991年(平成3年)に停止したが、PETボトル成型工場として新たに操業を開始しコスト削減に大きく貢献した。
- 白州ヘルス飲料宮崎工場(M→MM→MMI)(宮崎県宮崎郡清武町) (現・宮崎県宮崎市清武町)
- 白州ヘルス飲料大分工場(O→MOH)(大分県大分市)
- 晩年はびん製品、炭酸飲料等の缶製品を生産していた。当工場の廃止に伴い、各種レギュラーサイズやリアルゴールド等のびん製品はコカ・コーラウエスト基山工場からの調達に変更。跡地には大分市役所大南市民センターが開所した。
関連会社
[編集]- 白州ヘルス飲料 - 白州工場および宮崎・大分・えびの工場を運営していた。白州工場は2014年にコカ・コーライーストジャパンプロダクツ白州工場になっている。[3]
- 南九州コカ・コーラプロダクツ
- 南九州ビバレッジサービス
- コーナン・コーヒー
- 興南カスタマーサービス
- 南九州アイディーシー
関連項目
[編集]- 薩摩酒造
- 焼酎「さつま白波」で知られる。大株主に名を連ねており、南九州コカ・コーラの鹿児島県における事業展開を可能にしているほか、鹿児島工場の運営の一部も受託していた。現在の会長もこの会社の創業家一族出身。
- 本坊酒造
- 本坊商店
- 田苑酒造
- 熊本ワイン
- 高畠ワイン
- 高畠ワイナリー
- 興南物産 (熊本県)
- 興南物産 (東京都) - 上記会社より分社。
- サナス
- さわやか保険プランニング
- 鹿児島放送
- 鹿児島讀賣テレビ
- 大分トリニータ - ユニフォームスポンサー(パンツ)。
- ロアッソ熊本 - 同上。
脚注
[編集]- ^ コカ・コーラウエスト株式会社による南九州コカ・コーラボトリング株式会社の完全子会社化に向けた協議・検討開始に関するお知らせ
- ^ コカ・コーラウエスト株式会社による南九州コカ・コーラボトリング株式会社の株式交換による完全子会社化に関するお知らせ
- ^ 当社グループの製造会社間の合併に関するお知らせ
外部リンク
[編集]- 南九州コカ・コーラボトリング - ウェイバックマシン(2013年12月22日アーカイブ分)