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アクシオス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本項では、アクシオスギリシア語: ἄξιος, ロシア語: Аксиос, 英語: Axios)という言葉が、正教会において使われる場合の語義、用法について詳述する[1]

語源・語彙

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アクシオス(ギリシア語: ἄξιος)は元々はギリシャ語で「価値が有る」「ふさわしい」「値する」の意[2]新約聖書にも複数個所に使われている[3]正教会では新たに聖職者が叙聖される時に使われる事から「適任」という訳が当てられることもある[4]

使われる時

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聖体礼儀で行われる神品機密に際し、新しく叙聖された者(主教もしくは司祭もしくは輔祭に新たに叙聖された者)に対して祭服等が与えられる度に「アクシオス」と三回ずつ歌われる[1]。会衆(詠隊)が「アクシオス」と3回歌うのは、叙聖に対する同意を示している[5]

神品機密・叙聖の時のみならず、昇叙や、なんらかの名誉の授与といった場面でも唱えられ、歌われる[5]

また、新たに聖人が列聖されたことを知らせる際等に、「(聖人に)ふさわしい」との同意を込めて「アクシオス!」と書かれる事がある[6]非カルケドン派でも同様に使われる[7]

アクシア

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正教会において、神品機密の叙聖・昇叙の対象となり神品となるのは男性だけであるが、メダル、勲章、賞状等といった表彰は女性信徒も対象となる[8]

そうした名誉の授与対象が女性の場合、「アクシオス」はギリシャ語での男性形であるため、ギリシャ語で女性形となる「アクシア」(ロシア語: Аксиа)と唱えられ、歌われる[8][9]

脚注

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参考文献

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外部リンク

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