テフルトリン
テフルトリン(英: Tefluthrin)は、ピレスロイド系殺虫剤の一種である。
テフルトリン Tefluthrin[1] | |
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別称 2,3,5,6-テトラフルオロ-4-メチルベンジル=(Z)-3-(2-クロロ-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシラート フォース(商品名) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 79538-32-2 |
特性 | |
化学式 | C17H14ClF7O2 |
モル質量 | 418.73 g mol−1 |
外観 | 白色結晶 |
匂い | 無臭[2] |
融点 |
44.6 °C, 318 K, 112 °F |
沸点 |
156 °C, 429 K, 313 °F |
水への溶解度 | 0.02mg/L |
危険性 | |
引火点 | 124 °C (255 °F; 397 K) |
半数致死量 LD50 | 21.8mg/kg(ラット、経口) 177mg/kg(ラット、経皮) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
用途
編集イギリスのゼネカが開発した薬剤で[3]、日本では1993年4月28日に農薬登録を受けた。芋、野菜、果樹、茶、豆、花卉類[4]のネキリムシ、コガネムシ等に適用される[3]。剤形は粒剤で、「フォース」の商品名で市販されている[3]。2007年度(農薬年度。前年10月~当該年9月)の原体輸入量は14トンであった[4]。
脚注
編集- ^ “2,3,5,6-テトラフルオロ-4-メチルベンジル=(Z)-3-(2-クロロ-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(別名:テフルトリン)”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2006年9月26日). 2018年8月24日閲覧。
- ^ “テフルトリン標準品”. 富士フイルム和光純薬. 2018年8月24日閲覧。
- ^ a b c d (植村 2002, pp. 127–128)
- ^ a b “水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料 テフルトリン” (pdf). 環境省. 2018年8月24日閲覧。
- ^ “毒物及び劇物指定令の一部改正について”. 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月19日閲覧。
参考文献
編集- 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。