ハシュバータル・ツァガンバータル
ハシュバータル・ツァガンバータル(Khashbaataryn Tsagaanbaatar (モンゴル語: Хашбаатарын Цагаанбаатар)、1984年3月19日 - )はモンゴルのオブス県出身の柔道家。階級は66kg級。身長171cm[1]。4段[2]。
獲得メダル | ||
---|---|---|
モンゴル | ||
柔道 | ||
オリンピック | ||
銅 | 2004 アテネ | 60kg級 |
世界選手権 | ||
金 | 2009 ロッテルダム | 66kg級 |
銅 | 2010 東京 | 66kg級 |
アジア大会 | ||
金 | 2006 ドーハ | 66kg級 |
アジア柔道選手権 | ||
銅 | 2004 アルマトイ | 60kg級 |
金 | 2005 タシュケント | 66kg級 |
銀 | 2007 クウェート | 66kg級 |
銀 | 2008 済州 | 66kg級 |
モンゴル人に名字(家族名,family name)はなく、「ハシュバータリン・ツァガンバータル」は「ハシュバータルの(子)ツァガンバータル」の意(→モンゴル人の名前)。
人物
編集柔道は11歳の時に始めた[2]。アテネオリンピックでは柔道60kg以下級に出場、日本の野村忠宏に敗れたが銅メダルを獲得した。それはアテネにおいてモンゴル唯一のメダルとなった[1]。2006年アジア競技大会では金メダルを獲得した。2007年のニューヨーク・オープンでは66kg以下級に出場、肩車で金メダルを獲得した。2008年の北京オリンピックでは初戦で敗れた[1]。2009年世界選手権では66kg級を制して、柔道でモンゴル初の世界チャンピオンとなった。その後、階級を73kg級に上げた。2015年の世界選手権には66kg級に出場するが2回戦で敗れた。その後現役引退を表明した[3]。
一方で、2005年と2009年にはサンボの世界選手権68kg級でも優勝している[4]。ロンドンオリンピックでは2回戦で敗れた[1]。
妻は北京オリンピック銀メダリストのオトリャード・グンデグマー選手である。
主な戦績
編集60kg級での戦績
- 2003年 - ユニバーシアード 3位
- 2003年 - アジア選手権 優勝
- 2003年 - アジアジュニア 3位(66kg級)
- 2004年 - アジア選手権 3位
- 2004年 - アテネオリンピック 3位
- 2005年 - アジア選手権 優勝
66kg級での戦績
- 2006年 - 嘉納杯 3位
- 2006年 - 東アジア選手権 優勝
- 2006年 - 韓国国際 優勝
- 2006年 - アジア大会 優勝
- 2006年 - 世界学生 優勝
- 2007年 - ドイツ国際 3位
- 2007年 - アジア選手権 2位
- 2007年 - 世界選手権 5位(60kg級)
- 2008年 - フランス国際 5位
- 2008年 - アジア選手権 2位
- 2008年 - ロシア国際 3位
- 2008年 - 韓国国際 2位(73kg級)
- 2008年 - 嘉納杯 5位
- 2009年 - グランドスラム・モスクワ 優勝
- 2009年 - グランドスラム・リオデジャネイロ 2位
- 2009年 - 世界選手権 優勝
- 2009年 - ワールドカップ・ウランバートル 優勝
- 2009年 - グランドスラム・東京 5位
- 2010年 - ワールドマスターズ 5位
- 2010年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2010年 - グランプリ・デュッセルドルフ 優勝
- 2010年 - グランドスラム・リオデジャネイロ 5位
- 2010年 - ワールドカップ・サンパウロ 優勝
- 2010年 - グランドスラム・モスクワ 5位
- 2010年 - ワールドカップ・ウランバートル 優勝
- 2010年 - 世界選手権 3位
- 2010年 - グランドスラム・東京 3位
- 2011年 - ワールドマスターズ 優勝
- 2011年 - グランドスラム・パリ 5位
- 2011年 - アジア選手権 2位
- 2011年 - グランドスラム・モスクワ 5位
- 2011年 - グランドスラム・リオデジャネイロ 5位
- 2011年 - ワールドカップ・サンパウロ 2位
- 2011年 - ワールドカップ・マイアミ 優勝
- 2011年 - ワールドカップ・ウランバートル 優勝
- 2011年 - グランプリ・アムステルダム 3位
- 2011年 - ワールドカップ・チェジュ 2位(73kg級)
- 2011年 - グランドスラム・東京 3位
- 2012年 - ワールドマスターズ 2位
- 2012年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2012年 - グランプリ・デュッセルドルフ 2位
73kg級での戦績
- 2012年 - グランドスラム・東京 3位
- 2012年 - ワールドカップ・チェジュ 3位(81kg級)
- 2013年 - グランドスラム・パリ 優勝
- 2013年 - ワールドマスターズ 3位
- 2013年 - グランプリ・ウランバートル 2位
- 2013年 - グランドスラム・モスクワ 5位
- 2013年 - グランプリ・アルマトイ 3位
- 2013年 - グランプリ・タシュケント 3位
- 2013年 - グランドスラム・東京 5位
- 2014年 - グランドスラム・バクー 5位
- 2014年 - グランプリ・ブダペスト 3位
- 2014年 - グランプリ・ウランバートル 2位
脚注
編集- ^ a b c d Khashbaataryn Tsagaanbaatar Biography and Olympic Results[リンク切れ]Archived 2020年4月17日, at the Wayback Machine.
- ^ a b c KHASHBAATAR Tsagaanbaatar's multimedia info and results Archived 2014年4月5日, at the Wayback Machine.
- ^ Former World champion Kh.Tsagaanbaatar announces his retirement
- ^ Competitions Results
外部リンク
編集- ハシュバータル・ツァガンバータル - JudoInside.com のプロフィール