ピートとドラゴン
『ピートとドラゴン』(原題:Pete's Dragon)は、1977年のアメリカ合衆国の実写映画。
ピートとドラゴン | |
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Pete's Dragon | |
監督 |
ドン・ブルース ドン・チャフィ |
脚本 | マルコム・マーモスタイン |
原案 |
S・S・フィールド セトン・I・ミラー |
製作 |
ロナルド・W・ミラー ジェローム・コートランド |
出演者 |
ヘレン・レディ ジム・デイル ミッキー・ルーニー レッド・バトンズ シェリー・ウィンタース ショーン・マーシャル |
音楽 |
ジョエル・ハーシュホーン アーウィン・コスタル アル・カシャ(歌唱曲作曲) |
撮影 | フランク・フィリップス |
編集 | ゴードン・D・ブレナー |
制作会社 | ウォルト・ディズニー・プロダクション |
配給 | ブエナ・ビスタ・ディストリビューション |
公開 |
1977年11月3日 1987年9月28日 |
上映時間 |
129分 105分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $10,000,000 |
興行収入 | $36,000,000[1] |
概要
編集本作以前のウォルト・ディズニー・プロダクションで制作された実写とアニメーションの合成作品(『南部の唄』や『メリー・ポピンズ』など)は、アニメの世界へ実写の人物が行くものだったが、今作では、実写の世界へアニメキャラクターが現れる設定となっている。
本作は当初、テレビ番組『ディズニーランド』内で放送する2部構成のエピソードとして1957年に構想されていた。
日本では劇場未公開であり、ソフトも1980年代にVHSとレーザーディスクを発売したのみで長らく視聴できる機会はなかったが、現在は各種配信サイト(Disney+など)で視聴可能となっている。ただし、一部サイトの配信は、酒場や灯台でのノラの踊りなど、いくつかの場面がカットされた短縮版となっている。
キャラクター
編集- ピート
- ゴーガンが奴隷のように扱った孤児の少年。
- エリオット
- 孤独な少年ピートの保護者役のドラゴン。姿を消す能力を持ち、子どもを助ける心優しい性格である。
- ノラ
- ランピーの親切な娘。頭の回転が速い。後にピートを養子にする。
- ターミナス博士
- ランピー
- パッサマクオディの灯台守。ノーラの父。
- ホーギー
- ターミナス博士の助手。
- レナ・ゴーガン
- ゴーガン家の家長。
- ミス・テイラー
- パッサマクオディの学校教師。ノラの提案でピートを生徒として受け入れる。
- マール・ゴーガン
- レナの夫。
キャスト
編集役名 | 原語版声優 | 日本語吹き替え | |
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配信版 | ソフト版 | ||
ピート | ショーン・マーシャル | 宮里駿 | 土井美加 |
ノラ | ヘレン・レディ | 杉村理加 | 北島マヤ |
ランピー | ミッキー・ルーニー | 熊倉一雄 | 内田稔 |
ターミナス博士 | ジム・デール | 内田直哉 | 江原正士 |
ホーギー | レッド・バトンズ | 岩崎ひろし | 牛山茂 |
レナ・ゴーガン | シェリー・ウィンタース | 宮寺智子 | 福田公子 |
ミス・テイラー | ジェーン・キーン | 華村りこ | 久保田民絵 |
町長 | ジム・バッカス | 佐山陽規 | 吉水慶 |
マール | チャールズ・タイナー | 梅津秀行 | 遠藤征慈 |
グローヴァー | ゲイリー・モーガン | 落合弘治 | 小山武宏 |
ウィリー | ジェフ・コナウェイ | 後藤敦 | 岡田吉弘 |
ポール | カル・バートレット | 根本泰彦 | 山口嘉三 |
船長 | ウォルター・バーンズ | 宝亀克寿 | |
エリオット | チャーリー・カラス | 原語版流用 | |
左官屋 | 多田野曜平 | ||
酒場の男 | 川本克彦 | ||
その他 | — | 黒川なつみ 中村千絵 斎藤恵理 小西のりゆき 木村聡子 宮島依里 黒葛原未有 大久保祥太郎 |
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演出/音楽演出 | 松岡裕紀 | ||
翻訳/訳詞 | いずみつかさ | ||
録音・調整 | 上村利秋 | ||
録音制作 | スタジオ・エコー | ||
制作 | Disney Character Voices International, Inc. |
- 配信版:Disney+で配信。2004年12月9日・11日・12日・16日・19日に録音。2005年にディズニー・チャンネルで初放送。
- ソフト版:過去に発売されたVHSとLDに収録。1987年9月28日発売。
スタッフ
編集製作総指揮 | ドン・B・テータム |
製作 | E・カードン・ウォーカー |
原作 | シートン・I・ミラー、S・S・フィールド |
脚本 | マルコム・マーモスタイン |
音楽 | アーウィン・コスタル |
撮影 | フランク・フィリップス |
美術 | ジョン・B・マンスブリッジ、ジャック・マーティン・スミス |
編集 | ゴードン・D・ブレナー |
イメージボード | ピーター・ヤング |
プロデューサー | ジェローム・コートランド |
エグゼクティブプロデューサー | ロナルド・W・ミラー |
アニメーション監督 | ドン・ブルース |
監督 | ドン・チャフィ |
制作 | ウォルト・ディズニー・プロダクション |
上映データ
編集公開日 上映時間 |
1977年(昭和52年) | 11月3日 | プレミア上映 | 135分→129分 |
12月16日 | アメリカ合衆国 | |||
1978年(昭和53年) | 4月13日 | オーストラリア | ||
8月28日 | スペイン | |||
10月18日 | フランス | |||
10月19日 | 香港 | |||
サイズ | カラー | 1.75:1 |
リメイク
編集この節の加筆が望まれています。 |
2016年8月12日には、本作を『ピートと秘密の友達』のタイトルで現代の最新VFXによってリブート・3D映画化し、公開された。
出典・参考文献
編集- デイヴ・スミス『Disney A to Z/The Official Encyclopedia オフィシャル百科事典』ぴあ、2008年。ISBN 483561691X。
脚注
編集- ^ “Pete's Dragon (1977) - Financial Information”. The Numbers (2012年1月29日). 2016年2月24日閲覧。
関連項目
編集- 東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ - エリオットとピートが一緒に登場している。
- ドリーミング・アップ! - 劇中歌である「Brazzle Dazzle Day(ブラズル・ダズル・デイ)」のアレンジ版がパレード中盤で使用されている。