矢来町
東京都新宿区の町名
矢来町(やらいちょう)は、東京都新宿区の町名[5]。「丁目」の設定のない単独町名である。住居表示未実施。
矢来町 | |
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町丁 | |
新潮社本館 | |
北緯35度42分10秒 東経139度43分59秒 / 北緯35.702872度 東経139.732994度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京 |
特別区 | 新宿区 |
地域 | 牛込地域 |
人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[1]) | |
人口 | 4,412 人 |
世帯数 | 2,488 世帯 |
面積([2]) | |
0.205403955 km² | |
人口密度 | 21479.63 人/km² |
郵便番号 | 162-0805[3] |
市外局番 | 03(東京MA)[4] |
ナンバープレート | 練馬 |
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地理
編集新宿区東部で牛込地域の町である。旧町名の名残で牛込の名を冠して牛込矢来町とも呼ばれる。神楽坂上の台地に位置する。北で天神町・赤城下町、北東で赤城元町・神楽坂、東から南にかけて横寺町、南西で北山伏町、西で南榎町、北西で榎町・東榎町と接する。新潮社をはじめとして出版社が多く存在し、編集プロダクションや印刷関連等出版社に関係する企業が多い。落語家の古今亭志ん朝の自宅があったことから、志ん朝の異称として「矢来町(の旦那)」が使われた。
地価
編集住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、矢来町35番5の地点で95万9000円/m2となっている[6]。
歴史
編集町の全域となる台地や屋敷跡などが包蔵地(遺跡)として周知されている。
1936年(昭和11年)に社団法人矢来町自治会が発足したときには、大石熊吉、佐藤義亮、真鍋八千代らが評議員を務めていた[7]。
地名の由来
編集若狭小浜藩主・酒井讃岐守忠勝が、1628年(寛永5年)三代将軍家光から牛込に下屋敷を貰い、周囲の土手を竹矢来で囲んでいたためとされる。この酒井邸の竹矢来は江戸名物の1つに数えられていた。
交通
編集世帯数と人口
編集2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 3,949
|
2000年(平成12年)[9] | 3,944
|
2005年(平成17年)[10] | 4,176
|
2010年(平成22年)[11] | 4,122
|
2015年(平成27年)[12] | 4,634
|
2020年(令和2年)[13] | 4,891
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 1,781
|
2000年(平成12年)[9] | 1,892
|
2005年(平成17年)[10] | 2,124
|
2010年(平成22年)[11] | 2,170
|
2015年(平成27年)[12] | 2,466
|
2020年(令和2年)[13] | 2,752
|
学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2018年8月時点)[14]。
- 区域 : 全域
- 小学校 : 新宿区立市谷小学校
- 中学校 : 新宿区立牛込第一中学校
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
- 事業所数 : 232事業所
- 従業員数 : 2,234人
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 211
|
2021年(令和3年)[15] | 232
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 2,093
|
2021年(令和3年)[15] | 2,234
|
施設
編集現存しない施設
編集- 東京都立市ヶ谷商業高等学校 - 2009年廃校。
- 旺文社本社ビル(アディダス ジャパン本社ビル) - 1993年9月竣工の2棟。設計はノーマン・フォスター。旺文社の移転後、1998年2月にアディダス ジャパンが会社設立と同時に入居。2012年12月にアディダスが移転[17]し、2013年2月に取り壊された。
その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b “住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別) 令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2024年2月4日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “矢来町の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ 『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1991年再版、P879
- ^ “国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年11月2日閲覧。
- ^ 「町会と法人組織――社団法人矢來町自治会」。東京市『東京市会時報』。1936年。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “通学区域”. 新宿区 (2018年8月13日). 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “アディダス ジャパン、神楽坂から本社を移転-「アディダス丼」は存続へ”. 市ケ谷経済新聞 (2012年12月25日). 2018年10月29日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。