ジ・アカデミー・イズ
ジ・アカデミー・イズ... (The Academy Is...) とは、アメリカ合衆国イリノイ州にて結成されたロックバンドである。
ジ・アカデミー・イズ | |
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ワープド・ツアーにて(2008年) | |
基本情報 | |
原語名 | The Academy Is... |
出身地 | アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ |
ジャンル | |
活動期間 |
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レーベル | |
公式サイト | www.theacademyis.com |
メンバー |
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旧メンバー |
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2003年に、フォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツに発掘され、その後も若い世代を中心に多くのファンを獲得している。
メンバー
編集現在のラインナップ
編集- ウィリアム・ベケット / William Beckett - ボーカル (2003年~2011年、2015年、2022年~)
- アダム・シスカ / Adam T. Siska - ベース (2003年~2011年、2015年、2022年~)
- マイク・カーデン / Mike Carden - ギター (2003年~2011年、2015年、2022年~)
- アンディ・"ザ・ブッチャー"・ムロテク / Andy "The Butcher" Mrotek - ドラム (2004年~2011年、2015年、2022年~)
ツアーメンバー
編集- イアン・クロフォード / Ian Crowford - ギター、コーラス (2015年、2022年~2024年)
- ジェイミー・リード・シェフマン / Jamie Reed Schefman - ギター、コーラス (2015年、2022年~)
旧メンバー
編集- マイケル・デルプリンシペ / Michael DelPrincipe - ドラム (2003年~2004年、2022年)
- AJ・ラトレイス / AJ LaTrace - ギター (2003年~2004年、2022年)
- トム・コンラド / Tom Conrad - ギター、コーラス (2004年~2006年)
- マイケル・ガイ・チスレット / Michael Guy Chislett - ギター (2006年~2011年)
略歴
編集2003年に、元々違うバンドで活動していたウィリアム・ベケットとマイク・カーデンを中心に結成。ウィリアムが「もっと音楽に真剣に取り組んでくれて、自分の情熱を真剣に受けとめてくれる人」を探すためにバンドを離れた時、所属していたバンドが解散してフリーとなっていたマイクと出会った事がキッカケだった。その後の2004年3月23日に、自身の名を付けた1stEP「The Academy」をリリース。そして、そのCDを聴いたフォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツに気に入れられ、大手インディーズレーベルの「フュエルド・バイ・ラーメン」と契約を結ぶことに成功する。
2005年2月8日、1stアルバム『Almost Here』をリリースし、アルバムチャートにて最高185位を記録する。
2006年10月に当時ギタリストだったトム・コンラドがバンドを脱退し、マイケル・ガイ・チスレットを新メンバーに迎え入れる。
2007年4月2日、プロデューサーにブッチ・ウォーカー(アヴリル・ラヴィーン、クワイエット・ドライブ等)を迎えて完成させられた2ndアルバム『Santi』をリリース。 アルバムチャートにて、初登場32位を記録する。
2008年8月19日、3rdアルバム『Fast Times at Barrington High』をリリースし、アルバムチャートにて初登場17位を記録。このアルバムは、ローリング・ストーン誌の「50 Best Albums of the Year 2008」の第46位に選ばれている。
2009年9月22日には、iTunes配信限定でミニアルバム「Lost in Pacific Time: The AP/EP」をリリースしている。また、このアルバムに収録されている「Sputter」という楽曲にジャックス・マネキンのアンドリュー・マクマホンがゲスト参加している。
2011年、3人となったメンバーで4thアルバムの制作をしていたが、10月8日、バンドのFacebookにて解散を発表した。
2015年9月10日に再結成、その2日後の12日に、シカゴで開催されたRiot Festに出演した。マイケル・ガイ・チスレットは再結成には参加せず、彼の代わりに、元ザ・キャブのイアン・クロフォードが参加した。12月には、デビューアルバムリリース10周年記念のツアーを行った。
2022年5月11日、Facebookにて9月に開催されるRiot Festへの出演を発表した。7月8日には、オリジナルメンバーであるAJ・ラトレイスが、同じくオリジナルメンバーであるマイケル・デルプリンシペと共に、Riot Festにゲスト出演することを発表した。
ディスコグラフィー
編集アルバム
編集発売日 | タイトル | レーベル | 全米ビルボードアルバムチャート最高位[5] |
2005年2月8日 | Almost Here | Decaydance/Fueled by Ramen | 185位 |
2007年4月2日 | Santi | Atlantic | 32位 |
2008年8月19日 | Fast Times at Barrington High | Atlantic | 17位 |
シングル
編集発表年 | タイトル | 収録アルバム | 各チャート最高位 | ||||
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U.S. Hot 100 |
U.S. Pop 100 |
U.S. Mod. Rock |
U.S. Main. Rock |
New Zealand | |||
2005年 | "Checkmarks" | Almost Here | — | — | — | — | — |
2006年 | "Slow Down" | — | — | — | — | — | |
"The Phrase That Pays" | — | — | — | — | — | ||
2007年 | "Neighbors" | Santi | — | — | — | — | — |
"Everything We Had" | — | — | — | — | — | ||
"Sleeping with Giants (Lifetime)" | — | — | — | — | — | ||
"Same Blood" | — | — | — | — | — | ||
2008年 | "Summer Hair = Forever Young" | Fast Times at Barrington High | — | — | — | — | — |
"About A Girl"[6] | — | 96 | — | — | — | ||
2009年 | "His Girl Friday" | — | — | — | — | — |
EPs
編集- The Academy (2004年)
- From the Carpet (2006年)
- Warped Tour Bootleg Series (2006年)
- Lost in Pacific Time: The AP/EP (2009年)
特徴
編集彼らの作る楽曲はどれも「甘酸っぱくて、どこか切ないポップソング」が中心だが、2ndアルバム『Santi』のみ違う方向性をとっており、主に「グラマラスなロックンロール」とも呼べる楽曲群を中心に構成されていた。しかし、その後の3rdアルバム『Fast Times at Barrington High』からは、初期の頃のポップサウンドへと戻っている。
出典
編集脚注
編集- ^ Apar, Corey. The Academy Is... Biography - オールミュージック. 2024年7月22日閲覧。
- ^ Anderson, Kyle (11 October 2011). "The Academy Is... break up: A tribute to a great, underrated band". EW.com. Dotdash Meredith. 2024年7月22日閲覧。
- ^ Lipshutz, Jason (10 October 2011). "The Academy Is... No More". Billboard. 2024年7月22日閲覧。
- ^ Perpetua, Matthew (10 October 2011). "The Academy Is... Call It Quits". Rolling Stone. 2024年7月22日閲覧。
- ^ “ビルボード・アルバムチャート”. billboard (billboard). オリジナルの2012年1月22日時点におけるアーカイブ。 2009年4月7日閲覧。
- ^ MTVで放送中のセレブドキュメンタリー番組「The Hills」で使用されている。