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富士通モバイルコミュニケーションズ

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富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社(ふじつうとうしばモバイルコミュニケーションズ、Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited)は、富士通連結子会社であり、KDDI及び沖縄セルラー電話(各auブランド)向けの富士通及び東芝ブランドスマートフォン及びフィーチャー・フォン携帯電話)の開発・供給を行っている合弁会社である。単に「富士通東芝」と呼ばれることが多い。

富士通東芝モバイルコミュニケーションズ
株式会社
Fujitsu Toshiba Mobile Communications Limited
本社(富士通 川崎工場)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 富士通東芝
FTML
本社所在地 日本の旗 日本
211-8588
神奈川県川崎市中原区上小田中四丁目1番1号
(富士通川崎工場と同一)
設立 2010年平成22年)8月11日
(FTモバイル株式会社)[1]
業種 電気機器
法人番号 8020001087762 ウィキデータを編集
事業内容 携帯電話端末の設計・開発・販売
代表者 代表取締役社長 大谷信雄
資本金 450百万円
従業員数 351名(2010年10月1日現在)
決算期 3月
主要株主 富士通 80.1%
東芝 19.9%
外部リンク http://jp.fujitsu.com/group/ftml/
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概要

2010年(平成22年)6月の基本合意後、同年7月に統合契約締結した富士通と東芝の携帯電話端末部門の統合会社であるが、実際には、同年10月の事業開始時点では、東芝の社内カンパニーであったモバイルコミュニケーション社のみの受け皿会社であった。富士通の携帯電話端末部門が開発・製造・販売していた携帯電話端末は継続して富士通が手がけており、富士通東芝モバイルコミュニケーションズは東芝ブランドでの携帯電話端末を手がけるという分業体制になっている。東芝ブランドで携帯電話端末を出すのは2011年(平成23年)度分までの措置であり、富士通ブランドへ移行していく計画としている。

事業開始スキームとしては、2010年8月にまず東芝がモバイルコミュニケーション社の受け皿会社となるFTモバイル株式会社を全額出資で設立。同年10月の事業統合に際し、FTモバイルにモバイルコミュニケーション社の全事業を移管するとともに、富士通がFTモバイルの全株式の8割超を出資し、富士通の連結子会社化すると同時に富士通東芝モバイルコミュニケーションズ株式会社に商号変更する形を取った。事業開始時の社長には、富士通の携帯電話端末事業を担当する執行役員常務の大谷信雄が起用されている。

東芝モバイルコミュニケーション社時代の主力開発拠点は東芝日野工場であったが、事業統合に伴い開発拠点を富士通の携帯電話端末部門と同じ富士通川崎工場に移している。これにより、東芝日野工場は閉鎖された。なお、富士通との事業統合以前に東芝から発売された携帯電話端末の修理・サポート等はこれまで通り東芝が担当し、同社青梅事業所内に新たに置かれたモバイル事業統括部でその任に当たっている。

沿革

  • 2010年(平成22年)
    • 6月17日 - 富士通と東芝が携帯電話端末開発・製造・販売に関する事業統合に合意。
    • 7月30日 - 富士通と東芝との事業統合契約締結。
    • 8月11日 - 東芝・モバイルコミュニケーション社の受け皿会社として、東芝が全額出資でFTモバイル株式会社を設立。
    • 10月1日 - 東芝・モバイルコミュニケーション社の全事業を譲受し、事業開始。同時に、富士通の連結子会社となり、現商号に変更。
    • 10月29日 - 富士通東芝モバイルコミュニケーションズに事業統合して初めての製品となるT005を発売。
  • 2011年(平成23年)8月 - 一部メディアにより、2012年(平成24年)上半期中に富士通の完全子会社となると報じられる[2]。富士通と東芝からの公式発表は無い。

富士通東芝が開発担当の機種

2011年までの機種はカタログや機種本体では「TOSHIBA」の表記が見られ、テレビCMでは「FUJITSU」の表記となっている。ちなみに、NTTドコモから発売された東芝ブランドのREGZA Phone T-01Cを除き、2010年冬モデル以降の富士通ブランドの機種は、これまで通り富士通のモバイルフォン事業本部(富士通本体)の開発・製造・発売であるため、また、T-01DはTを冠しながらも富士通本体が開発・製造・発売しているため、以下には含まれない。

2010年
2011年
2012年

NTTドコモ

2010年
  • REGZA Phone T-01C - NTTドコモ向けとしては唯一の富士通東芝名義で開発・製造・発売された機種となる。型番には東芝を指す「T」が使われているが、ドコモの扱いは、実質富士通製同様だった。

脚注

  1. ^ 事業開始は2010年10月1日
  2. ^ 東芝、携帯電話事業から撤退…富士通に売却へ - YOMIURI ONLINE(2011年(平成23年)8月3日閲覧)
  3. ^ Android OS2.2バージョンアップ済みのIS04FVを含む。

関連項目

外部リンク