ウィルコム
株式会社ウィルコム(英文名称:WILLCOM, Inc.)は、PHS事業を行う電気通信事業者である。2010年より、ソフトバンクモバイルCOO宮内謙管財人兼代表取締役のもとで、会社更生法に基づく経営再建中である。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング 北緯35度39分46.8秒 東経139度45分40.4秒 / 北緯35.663000度 東経139.761222度座標: 北緯35度39分46.8秒 東経139度45分40.4秒 / 北緯35.663000度 東経139.761222度 |
設立 | 1990年10月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 電気通信事業法に基づくPHSによる通信サービスの提供 |
代表者 |
法律管財人・腰塚和男 弁護士(東京弁護士会倒産法改正対策協議会副議長) 事業管財人兼代表取締役・宮内謙(ソフトバンク副社長) |
資本金 | 50億円(2010年3月12日時点) |
売上高 |
連結:2546億15百万円 単独:2540億73百万円 (会社更生手続申請前、2008年3月期) |
純資産 |
単独:△1078億5200万円 (2010年3月12日時点) |
総資産 |
単独:1159億900万円 (2010年3月12日時点) |
従業員数 |
連結:1,038人 単独:1,018人 (2008年3月31日現在) |
決算期 | 3月末日 |
主要子会社 | (株)ウィルコム沖縄 80.0% |
外部リンク | http://www.willcom-inc.com/ |
特記事項:旧法人の設立日は1994年7月1日である。 |
概要
PHSの日本国内におけるシェアは第1位。WILLCOM CORE 3Gを除くPHS契約数が約403万契約で、2010年4月末現在、国内の携帯電話市場(携帯電話及びPHS)における市場占有率が約4.1%[1]で4位。NTTドコモが2008年1月7日にPHS事業から撤退したため[2]、日本国内でのPHS音声サービスの唯一の実体事業者となった。
社名は2005年2月に「DDIポケット」から改称した。新社名は社内公募によって決定し、今後構築するネットワーク"Wireless IP Local Loop"とより快適で利便性の高い通信サービスを提供するという意志 (WILL)、ワイヤレス通信が実現する未来(未来形のWILL)をワイヤレスコミュニケーション (Communication) を通じて実現する思いという意味合いを象徴する形で名づけられた[3]。子会社に、ウィルコムが80%出資する株式会社ウィルコム沖縄がある。
旧社名の時代はその社名に由来して、一部ではDポ(ディーポ)やポケットなどと呼ばれていた[4]。
携帯電話との加入者獲得競争で劣勢に立ち、その中で高速化(XGP方式)への対応を図るため、2009年9月より事業再生ADR手続によって再建が進められていたが、業況は好転せず、通信事業者では過去最大の2060億円の負債を抱えた。2010年2月18日に株式会社ウィルコムの取締役会の決議に基づいて、東京地方裁判所に会社更生手続開始の申立てを行った。その後、スポンサーであり100%出資の親会社であるソフトバンクのグループ企業であり、移動体通信事業を手がけるソフトバンクモバイル(孫正義社長)の重役が管財人・管財人代理に派遣され、経営の全権を握っている。
概歴
創業期
1994年に企画会社が設立され同年に事業会社に移行後、1995年に「ポケット電話」の名称でPHS事業を開始した。アステルやNTTパーソナル(以下、同業2社)による20mWの基地局よりも出力・感度が高い500mWの基地局(建柱)を中心に整備。これは、他事業者はそれらの主要株主(NTTグループ、電力会社)の所有する電柱等の設備を利用してアンテナを設置できたのに対しより少ない設置場所でエリアを確保する必要があったためとされる。
基地局が高出力であるためにサービス開始初期には都内など基地局の設置が過密な地域において干渉が発生し、通話不能となるトラブルが発生した。このトラブル解消のために一時的にサービスを中止して、基地局間の同期を取るよう改修を実施した。そうした初期のつまずきはあったものの500mW高出力という特徴を生かし、他の同業各社に比べて利用可能エリアの拡大が早かったためPHSではトップグループとなった。
しかし当時のPHS全体の問題として同時期に普及し始めた携帯電話との相互通話ができず、1996年10月の暫定接続以後も携帯電話・PHS間の通話料も高額だった[5]。さらに携帯電話側が料金を値下げした結果、料金面の格差においてもPHSの優位性が縮小した。また携帯電話と比較した場合、郊外や山間部などで通話エリアの劣勢が指摘された。
H"(エッジ)
中学・高校生の間でポケットベルに代わりPメールなどのSMS機能が充実し低価格でもあった「ポケット電話」は急速な普及を見たが、その反面「PHSは子供のもの」というイメージを広めることとなる[6]。
1999年9月に、対抗策としてDDIポケットは端末側のハンドオーバー処理を高速化し高速移動中の通話安定性を向上した新シリーズの「H"(エッジ)」を「ハイブリッド携帯」のキャッチフレーズで展開開始(従来のポケット電話も併売)。その翌2000年11月には当時としては高品質なカラー液晶や音源等、およびダイバシティアンテナを搭載した新カテゴリー「feel H"(フィールエッジ)」を発売した。この頃にはポケット電話はほぼ終売しH"シリーズとなる。「H"」という名称は、英語のedgeで時代の先端という意味のほかロゴ全体でDDIポケットの基地局のアンテナを形取り、H(エッチ)に濁点をつけて「エッヂ」と読ませたものである。またハイスピード、ハイクォリティーの頭文字のHが2つでH"と読ませるなど複数の意味をもつとしている[7]。
この時は、「PHS」という名称を積極的に用いておらず、単にブランド名の「H"」や「ハイブリッド携帯」の語句のみ使用している。これは、「簡易型携帯電話」とも表記されていたPHS全体のブランドイメージ低下を払拭しようとの対策だった。当時の携帯電話と比較して音質面では優れていたものの、一般的消費者への浸透をみることはなかった。その他の諸事情も併せ、結果的に契約者数の減少傾向に確実な歯止めを掛けられずにいた[8]。
同業2社では2002年前半に音声端末(今で言うフィーチャーホン)の新機種開発・発売をほぼ打ち切ったが、DDIポケットでは引き続き新型機を発売しており、2002年9月に従来の「H"」機種で『Eメール使い放題』を開始。2003年4月には、ドコモPHSの「ブラウザホン」、アステルの「ドットi」で導入されていたiモード等と同様のcHTMLを表示できるブラウザを搭載し、音声端末初のパケット通信に対応した「AirH" PHONE、後のAIR-EDGE PHONE エアーエッジフォン)」が遅まきながら導入された[9]。2004年5月に京セラから発売されたAH-K3001Vでは、日本国内の携帯電話・PHSで初めてフルブラウザのOperaを搭載した[10]。このヒットにより、300万弱で横ばいだった契約者数の底打ちに成功している。
データ通信
1997年4月1日、2G携帯電話に比して高速な通信速度が可能なデータ通信を前面に打ち出したPIAFS1.0に準拠した回線交換方式32kbpsデータ通信「 αDATA 32」を開始[11]。なお、PIAFSに準拠しない独自方式の「 αDATA 」も存在し、PIAFS未対応のG3FAXやワープロ・パソコン類のアナログモデムなどアナログ固定電話回線向けの機器と接続してデータ通信が行えるサービスも存在した。
1999年7月30日には、PIAFS2.1規格を導入した64kbps通信「 αDATA 64」が可能となる[12]。32k通信については同業2社と足並みをそろえたが、64k通信については全国ほぼ一斉に64kbps通信のサービス開始を可能としたため、同年4月に先行していたドコモPHSのサービスエリアに対しては優位に立った。これは他社はハードウェアの交換作業が伴ったのに対し、DDIポケットはリモートでのソフトウェアアップグレードという方法で対応できたためである。ただし、ドコモPHSの64kデータ通信はギャランディー接続であるのに対して「αDATA64」はベストエフォート接続のため、十分な回線速度が出なかったり、ハンドオーバー時に切断されるなど不都合な点が残る形となった。
2000年9月には富士通のモバイルノートパソコン「FMV BIBLIO LOOX」に、αDATA64対応のデータ通信モジュール「 H" IN 」が内蔵された「LOOX S5/53W」「LOOX T5/T3W」が発売された。これらは購入後にオンラインサインアップで回線契約を行うことができ、MWAや、2010年前後に普及した3G方式のワイヤレスWANモジュール内蔵ノートパソコンの趨りと言える機種である。
パケット通信
2001年6月1日、日本のPHS事業者では唯一であるパケット通信サービス「AirH"(エアーエッジ、後のAIR-EDGE )」を開始[13]。定額制で最高32kbpsのパケット通信が可能なことから、モバイル利用ユーザを中心に大ヒット。そのおかげでようやく契約者数の減少に歯止めを掛けることができた[14]。翌年には最高128kbpsもサービスインした。前述した最高64kbpsの回線交換方式のデータ通信も併せ、パソコンやPDAとの接続でのモバイルデータ通信定額制(後にパケット定額制へと繋がる)が可能であることを強みに携帯電話との差別化に成功した。
なおAirH" PHONEの開始に併せて最初は台湾、次いでタイ、ベトナムとPHSの国際ローミングサービスも提供を開始した[15]。
カーライル・グループによる買収
2004年6月21日にアメリカ合衆国のカーライル・グループによる買収が発表され、同年10月1日に同社を筆頭株主とする新たな体制となった。買収額は2200億円[16][17]。
経営移行手続完了となる翌2005年1月1日時点での資本構成はカーライルが60%で筆頭株主、従来のDDIポケット(以下「旧DDIポケット」)の第2位株主で13.25%出資していた京セラ株式会社が30%、旧DDIポケットの筆頭株主で80.93%出資していたKDDI株式会社が10%となる(旧DDIポケットの株式の所有割合は2004年3月31日現在のもの)。
カーライル・グループが買収した動機付けとしてはPHS/AIR-EDGEのモバイルデータ通信市場での優位性や将来性、さらにそれらの中国/国際市場への展開も視野に入っていると考えられている。
2005年2月2日、ウィルコムへと社名変更した。この際、エアーエッジの表記も「AirH"」から「AIR-EDGE」へ変更された。これには社名変更に伴うブランドイメージの刷新という意味合いもあるが、「AirH"という表記では日本人以外はエアーエッジと読むことができない」という問題点に基づいたものであり、ウィルコムの筆頭株主であるカーライル・グループの意向が強く働いたとされている[18]。またAirH"という命名の根拠だった元ブランドの「H"(エッジ)」に関しては表記の変更は発表されなかったことから、事実上「H"」ブランドの将来的な消滅を示唆するものとなった。 なお、パケットデータ通信規格には別にEDGE (Enhanced Data Rates for GSM Evolution) と呼ばれるものが存在するが、全く無関係である。
また同日、高速化サービス「AIR-EDGE MEGA PLUS」(旧トルネードWebサービスの改良版)を開始した。同年2月18日には256kbpsの定額データ通信サービス「AIR-EDGE[PRO]」を開始した[19]。
音声定額制
DDIポケットだった当時はKDDIグループ内部における携帯電話auとの兼ね合いからデータ通信を中心にした事業展開を行っており、音声通話に対しては消極的だった。しかしKDDIグループからの離脱に伴い、音声通話についても積極策に転じた。
2005年3月15日、ウィルコム(ウィルコム沖縄を含む)同士の音声通話定額制(メール定額を含む)プラン「ウィルコム定額プラン」を発表、同年5月1日に開始した。また、ウィルコム定額プラン専用のデータ通信が定額制となるオプションプランも併せて導入。移動体通信としては日本国内初の通話定額制サービスの開始となった[20]。
音声定額制導入に伴って契約数は増加に転じ、2005年3月末までの契約数で(子会社ウィルコム沖縄を含めたグループ全体で)300万契約を取り戻した。その後も加入者数は増加し続け、2005年12月23日付けでDDIポケット時代の1998年7月に記録した約361万件の過去最高契約数を更新した。その後2006年5月末に400万件、2007年3月末に450万件を突破した。
しかし2006年10月から携帯電話事業者間で始まった番号ポータビリティとそれに伴う料金値下げ競争から価格優位性が薄れた。特にソフトバンクモバイルの定額プラン「ホワイトプラン」の影響が大きいとされる。また、データ転送速度の遅さ、ワンセグやおサイフケータイなど携帯端末の高機能・多機能化の流れにも取り残されて純増数が鈍化傾向となり、ついに2007年8月は純減となった。
なお音声定額制導入に当たってはNTT東西会社への接続料(アクセスチャージ)を削減するため、VoIP対応交換機(ITX:Ip Transit eXchange)[21]を高トラフィックな地域に優先的に導入している[22]。
また、KDDI傘下を離れたことに関係しそれまではできなかった携帯電話と比較してのSAR値の低さなどを大きな売りとしてアピールできるようになっている。
他事業者との事業提携強化
2005年12月1日より、「ウィルコムADSL」サービスをアッカ・ネットワークス(現在は、イー・アクセスに吸収されているため、同社の回線)のADSL回線のホールセールにより開始。ウィルコムのPHSサービスとの同時契約による割引なども導入[23]。
2006年2月1日よりテレマティクス(カーナビゲーションのインターネット接続)分野でHondaインターナビと協業、「カーナビ専用定額サービス」を開始。月額1,050円のカーナビ専用定額制を導入[24]。
2006年3月1日より、J:COMとの提携によりウィルコムのPHSサービスを「J:COM MOBILE」としてJ:COMが再販。同社の固定電話サービス「J:COM PHONE」のオプションサービス「とくとく・トーク」に加入すると、J:COM MOBILEへの通話料を割り引く[25]。
2006年6月1日より、NTTコミュニケーションズとの提携により同社の公衆無線LANサービス「ホットスポット」を、「ウィルコム無線LANオプション」としてウィルコムが再販[26]。
高度化PHS開始
2006年2月23日より高度化PHSであるW-OAM方式の採用により、大都市を中心に一部地域で最大408kbpsの通信速度サービスを開始[27]。今後さらに1.5Mbps以上のデータ通信サービスを提供する計画もある[28]。
また、2006年末以降発売の音声通話型端末では音声通話においてW-OAM方式の一種であるBPSKによる通信方式にも対応したものが増えている。
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PHS高度化
対応アンテナ基地局 2007年 -
高度化PHS対応
基地局本体(京セラ製)2007年
※下の白い箱は
無停電電源装置(UPS) -
都心部のビル屋上に
導入が進むPHS
高度化対応アンテナ
基地局 2007年
次世代PHS免許取得
2007年12月21日、次世代PHS技術を採用した広帯域移動無線アクセスシステム (BWA) の特定基地局の開設計画認定の申請に対して総務省より開設認定を取得。これにより、2009年10月からの次世代PHSサービスが実現可能となっている[29]。2008年5月26日には次世代PHSのブランド名を「WILLCOM CORE」(ウィルコムコア)とすると一旦、発表した。COREは、英語の「核」と、Communication Of Revolution and Evolutionの略から来ている。ただし2009年1月22日にこの“次世代PHS=WILLCOM CORE”という位置づけから、次世代PHSだけではなく従来PHS、3G携帯MVNO、無線LANと複数の通信手段を利用して快適に通信できるサービス全体をWILLCOM CORE、次世代PHSサービスのみの呼称はWILLCOM CORE XGP(XGP:eXtended Global Platform)とするという方針の変更を発表している。
そのため、XGPが展開される前に2009年3月9日よりNTTドコモのFOMAハイスピード網のMVNOを利用したWILLCOM CORE 3Gサービスを開始している。提供は、最長で2012年12月までを予定している。また、XGPエリア網の進展により、イー・モバイルのドコモローミング同様、都道府県単位での繰り上げ終了も有り得るとしている。なお、従来のPHS契約からWILLCOM CORE 3Gサービスへの「機種変更」(契約変更)も可能だが、実質的には既存PHSの解約・WILLCOM CORE 3Gの新規契約と同様であるため、契約期間の引き継ぎやサポートコインの引き継ぎは出来ず、電話番号の維持も出来なくなる。ただし、端末の分割分が残っている場合の支払は引き続き必要だが、その他年間契約の解除手数料などは一部免除される。また、サポートコインについては、同一請求の回線があり、そちらを存続させる場合に限り、その回線の上限分までは継承可能。また、サポートコインの提供やW-Value selectに付随するW-VALUEサポートの適用、あるいは、ウィルコムあんしんサポートの対象外となる。
また、WILLCOM CORE XGPについては、2009年10月1日からサービスを開始することを公式発表した。開始当初は、東京都山手線内の一部地区からのサービス提供となることや対応する通信機器の台数に限りがあることから、2010年3月まではXGP専用の料金プランである「XGPデータ定額フラット」並びにPRIN接続料を無料とするキャンペーン期間に設定し、対応通信機器も無償レンタル(貸与)される[30]。ただし、申込自体は東京特別区内の住所で契約し、ウィルコムの契約を既に持っている場合に限る。
なお、ウィルコムは「次世代PHS」という名称はすでに公式には使用しなくなっており、メディアに対しても使わないようにと要望している。これは、XGPブランドの浸透を図るだけでなく、XGPではデータ通信のみのサービスしか行う予定がなく、電話としてのイメージのあるPHSという言葉を入れると誤解を招くからである。
ソフトバンクのもとで経営再建
2009年9月18日、ウィルコムは、私的整理のひとつで第三者機関が仲介する裁判外紛争解決手続(事業再生ADR)に入る方針を取引金融機関に伝え、約1,000億円の債務返済期限の延長を求める方向で最終調整に入ったことが一部報道で明らかになり[31]、同年9月24日に事業再生実務家協会への事業再生ADRの手続きを正式申請し、受理された[32]。現在の通信事業を継続しつつ、経営再建を目指す方針としていた。
しかし、事業再生ADRの手続きが明らかになったことで、顧客に先行きの不安感が流れたためか、契約数が減少する負のスパイラルを引き起こす結果となり、2010年2月18日、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。2009年12月末での負債総額は単体ベースで2060億円であり通信業の経営再建会社としては平成電電の負債額を抜き過去最悪となった[33]。同時に、企業再生支援機構へ支援を正式に要請した。今後ソフトバンクとアドバンテッジ パートナーズからの支援を前提に協議を行う。会社更生法申請に伴い、久保田幸雄社長は事業統括担当の管財人代理兼代表執行役員として、新たな経営陣に加わって経営に参画するが、他の取締役はすべて辞任を余儀なくされた。その後、同年4月1日に管財人および管財人代理が追加選出され事に加え、久保田自身の体調不良などの理由により、久保田管財人代理兼代表執行役員が同年4月23日付で辞任し、旧経営陣はすべて姿を消すことになった。
なお、子会社のウィルコム沖縄については会社更生法の適用申請を行っておらず、沖縄県での事業については、本件に伴う特段の影響はないとしている。ただし、ウィルコム本体と兼任していた役員は総辞職した。
事業再生スキームとしては、PHSサービスやMVNO事業はウィルコムを更生させて従前通り継続させる方針だが、WILLCOM CORE XGPについては、スポンサー会社が今後設立する受け皿会社が譲受して、事業分割する方針(いわゆる、新旧分離)を掲げている。ただ2010年8月2日には、XGP事業の譲受とPHS事業のコスト削減に協力する立場だったソフトバンクが、管財人からの要請により、PHS事業も含めたウィルコム全体の直接支援を行うことで合意している[34]。管財人にソフトバンクモバイルCOO宮内謙、管財人代理にソフトバンクモバイル取締役専務執行役員CTO宮川潤一、同社執行役員経営企画本部長田中錬・同社財務経理本部長内藤隆志が就任している[35]。管財人は、ウィルコムの事業の経営並びに財産の管理及び処分をする権利の全権を、独占して握っている。
2010年10月14日付で更生計画案が東京地裁に提出され、現在のPHS事業そのもののみをソフトバンクグループの完全子会社となるウィルコムに残した上で、ソフトバンクグループとアドバンテッジ パートナーズによる受け皿会社であるWireless City Planning株式会社(WCP)を2010年6月に設立の上、XGP事業および、PHSを含む設備の資産(基地局・電柱を含む)およびロケーションの賃貸借にかかわる権利をWCPが吸収分割方式にて譲受することを明らかにした。なお、東京地裁からの認可が正式に下りた時点で事業管財人が代表取締役、事業管財人代理が取締役へ横滑りした上で、追加で取締役・監査役を選任する予定としている。その後、2010年11月30日付で更生計画案が認可され、翌12月1日付でソフトバンクグループ4社目の通信事業者となり、宮内管財人が代表取締役に正式に就任した。なお、WCPによる当該事業の譲受は2010年12月21日付で実施。
なお、WCPへ移行後のXGPについては、中国移動が導入予定とされる次期PHSに転換する方向も検討していることをソフトバンクグループが明らかにしている。これはPHSではなく、TD-SCDMAの後継方式であり、第3.9世代移動通信システムの一つであるTD-LTE方式による音声携帯電話あるいは、同方式によるデータ通信ともいわれている。
サービスエリア等
人口カバー率については2004年1月に97%を達成し[36]、2006年3月に99%を達成[37]。
実際には大都市・都市の辺縁部や地方市町村の周辺部、居住者が少ない村落、山間、山岳、海上などはエリア外となる事が多い。PHSの特性上、1つの基地局のカバーエリアが携帯電話よりも狭く数多くの基地局を建てなければならないため、エリア展開上不利になっている。 また通信に利用している電波の周波数(1.9GHz)の性質上、屋内への電波の到達性が低く障害物による減衰が大きい。そのため、屋内へのアンテナ(ナノセルシステム[38]など)設置やスキー場などスポット的なエリア化などの小回りは効くものの圏外となる空白地帯(いわゆるエリア内の穴)は多い。
ただし、同業のアステルやドコモPHSとは基地局の構造が大きく異なる高出力型であることから、両社がエリア外としていた三大都市圏・県庁所在地から離れた郊外の町村・地方都市(例えば北海道稚内市など)においても積極的に展開し、同業2社や三大都市圏にエリアを限定していたドコモのシティフォン(携帯電話)よりも広域なサービスエリアとなっている。
「ポケット電話」の開始当初は、利用者その他からの「つながらない」「すぐ切れる」との批判が多かったが、都市部・市街地においてはその問題は少なくなってきている。高感度・高指向性アンテナやアダプティブアレイ技術の採用など、基地局の性能は当初よりも大幅に向上している。また高速ハンドオーバー(前述「H"(エッジ)」を参照)の採用などにより一般道路や普通電車などでの移動中でも音声通話は概ね可能となり、データ通信(ウェブ・メール他)ならば高速道路や在来線特急電車等の高速移動中でも利用できる場合がある。
さらに、2006年末以降発売の音声通話型端末では音声通話においてW-OAM方式の一種であるBPSKによる通信方式にも対応するものが増えている。これにより、W-OAM対応エリアにおいては従来のPHS方式(π/4-shift QPSK)に加え実効上、屋内浸透性や高速移動時の安定度をより向上させた音声通話が可能となっている[39]。
災害時の通話発信規制
1つの基地局で数キロメートルのエリアをカバーしている基地局(マクロセル方式)を採用している携帯電話は災害発生時、1つの基地局に通話が集中して交換機がダウンしないよう携帯通信会社が発信規制をかけるが、PHSは1つの基地局のカバーエリアが携帯電話よりも狭く、数多くの基地局(マイクロセル方式)を建ててエリアをカバーしているため、通話が集中しても1つの基地局にかかる負荷が分散されるため発信規制がかかることはまず無いと言われている。そのため、以前から災害発生時直後でもPHSは通話可能と言われていた[40][41]。
未曾有の大災害となった東日本大震災発生当日でも、「しばらくたってからおかけ直しください」との自動アナウンスが繰り返し流れ、発信規制が続く携帯や固定電話と違い、ウィルコムのPHSはほとんど発信規制が無かった。そのため、PHSから都道府県内・外の固定・携帯電話・PHSへは数回かけ直しただけでつながったことからネット上で、PHSは災害時でもつながりやすいと注目された。このことは後日マスコミでも報道された[42]。
なお、計画停電などで基地局がある地域が広域でまとまって長時間停電した場合、基地局への電源供給が断たれてしまうため、通電が再開するまで通話などは一切出来なく(圏外表示に)なる可能性がある。
料金体系
料金プラン
原則としてデータ通信専用端末、音声端末のいずれでもデータ通信端末向け・音声端末向けいずれの料金プランも契約可能である(原則というのは、8xパケット方式に非対応の端末で[PRO]の付く料金プランを契約しようとする等、無駄かつ無意味な契約は拒否される)。データ通信端末向け・音声端末向けという区分は単に、一般的にそれぞれの端末に適したプランという程度の意味である。あくまで「一般的に」であって必ずしも全ての利用者にとって適しているわけではない。たとえば、データ通信を主として音声通話をあまり利用しない利用者ならば、音声端末であってもデータ通信端末向けプランを選択した方が費用が節約できる場合がある。ただし、このxx向けプランがxxでない端末でも原則契約可能という事が一部販売店には周知されておらず、契約可能であるにもかかわらず「できない」との誤った対応をされる場合がある。
ウィルコム定額プラン(月額2900円)では、070ではじまるウィルコム間の通話は無料である他、Eメール、ライトメール(ウィルコムの電話番号で送るメール)は無料である。通話先相手までの距離に応じた課金はなく、一般加入電話へは、10.5円/30秒、携帯電話へは、13.125円/30秒、パケット料金は0.021円/パケットとなっている。オプションとして、データ定額(月額1050円)に加入できる。データ定額は、10万パケットまでは定額1050円であり、それを超えると0.0105円/パケットの通信料が加算され、上限は3800円である。
新ウィルコム定額プラン(月額2900円)では、ウィルコム定額プランとほぼ同じ料金体系であるが、データ通信は0.084円/パケットとなる。データ定額のオプションはないが、データ通信料上限は2800円であるため、実質33300パケット以上は定額と考えて良い。結局、12500パケットまでは新ウィルコム定額プラン、12500~271500パケットはウィルコム定額プラン、それ以上は新ウィルコム定額プランが安くなる。
新ウィルコム定額プランS(月額1450円)では、一般加入電話と携帯電話への通話は21円/30秒、データ通信は0.105円/パケットとなる。一般加入電話や他社携帯への通話料が他のプランに比べて高いが月額1050円を超える場合、新通話パック(月額1050円)を使えば、2100円分まで1050円に抑えることができる。
データ通信をせず、ウィルコム間でしか電話しない場合、新ウィルコム定額プランSが一番安い。しかし、データ通信やウィルコム外への電話が多い場合、ウィルコム定額プランの方が安くなる場合もある。Eメールは無料であるため、実質ブラウジングのみのパケットが、どれだけの量であるかによって、最安プランが決まる。
それ以外の料金プラン、およびNTT東日本・NTT西日本の固定電話および公衆電話からウィルコムのPHSに掛けた場合は通話先相手までの距離に応じた課金がなされる[43]。日本国内ではPHS以外の電話からPHSに掛けた場合は特殊な例外である法人向けの「W-VPN」サービスを除いて通話定額制が適用されることはない。なお、東西NTTの固定電話以外の電話(直収電話、IP電話等)から掛けた場合は各電話サービスにおける料金体系による。
詳細については公式ページを参照するか、サポート窓口であるウィルコムプラザ・ウィルコムカウンターにて確認のこと。
基本料金の計算期間は、電話番号の新規契約日によって変化し、各月の1~10日に契約した場合は月末締め、11日~末日に契約した場合は15日締めとなる。前者となった場合は、お客様番号の数字10桁の後に付く枝番が「-A」となり、後者となった場合は枝番が「-B」となる。「-A」の回線と「-B」の回線を請求統合した場合は、設定時に指定したお客様番号側の計算期間に併せられるが(この場合、何れの回線とも月末締めないしは15日締めに統一され、1ヶ月のみ、一方の請求がなされないかわりに、請求期間の丸めのために請求のなかった翌月は1.5ヶ月分の徴収となる)、枝番自体は変化しない。ただし、例外として、新ウィルコム定額プランGを契約した場合は、新規契約日にかかわらず、お客様番号の数字10桁の後に付く枝番が「-A」となり、計算期間は月末締めとなる。同様に、請求統合の如何に関わらず、機種変更前に「-B」となっていた顧客についても、「-A」に変更となる。なお、「WILLCOM CORE 3G」の契約者についても、新規契約日に関わらず、お客様番号上は「-A」の扱いとなるため、料金計算は月末締めとなる。
ウィルコムは郵送の請求書は有料で、105円かかる。
なお、金融機関からの引き落としは、自社が直接行うか、不可能な金融機関についてはアプラスが収納代行の形で行ってきたが、2011年9月の引き落とし分より、自社およびアプラスの代行を取りやめ、セディナによる収納代行を利用した引き落としに変更されることになった。ただし、通帳に「セディナ」名ではなく、同社の前身会社のひとつである「クオーク」の名前が表示される場合があるとしている。
データ通信端末向け
データ通信端末向け料金コースは料金コースの集約化により、今後は「新つなぎ放題」と「Two LINK DATA」の2つのコースに絞られる。これ以外のデータ通信端末向け料金コースは2011年2月28日までに順次新規受付を終了する。現在加入中の場合は新規受付終了後も引き続き使用可能。
- つなぎ放題
- 月額基本料6,090円
- 2xまでのパケット通信が定額で利用できるプラン。
- つなぎ放題[4x]
- 月額基本料6,090円+4x付加利用料3,675円(付加利用料は割引サービスの対象外)
- つなぎ放題[PRO]
- 月額基本料6,090円+8x付加利用料6,825円(付加利用料は割引サービスの対象外)
- 長期割引サービスは適用対象外。ただし、契約期間は継続してカウントされる。
- 新つなぎ放題
- 月額基本料3,880円
- すべてのパケット通信が定額で利用でき、音声通話および回線交換方式でのデータ通信も従量制の課金で利用可能である。通話料金については専用のオプションプラン「話し放題」(月額980円)に加入すれば「ウィルコム定額プラン」「新ウィルコム定額プラン」と全く同じ料金体系となる。「新ウィルコム定額プラン」で毎月パケット料金上限まで利用するようなユーザーの場合、むしろこの「新つなぎ放題」+「話し放題」での契約の方が安く済む。ただし2年契約が条件で、期間中の解約および2年間契約対象外の料金プランへの変更時に手数料9,975円(W-VALUE SELECTでの加入時は免除)がかかる。また、A&B割、マルチパック、複数回線割引、年間契約割引、長期割引サービスは適用不可。ただし、新つなぎ放題とウィルコム定額プランでの契約の場合、ウィルコム定額プランにはファミリーパックが適用される。
- ネット25
- 月額基本料5,670円
- パケット通信が月々25時間まで定額で利用できるプラン。超過分は60秒ごとに10.5円が加算される。
- ネット25[PRO]
- 月額基本料5,670円+8x付加利用料1,575円(付加利用料は割引サービスの対象外)
- 長期割引サービスは適用対象外。ただし、契約期間は継続してカウントされる。
- パケコミネット
- 月額基本料4,935円
- パケット通信が月々20万パケットまで定額で利用できるプラン。超過分は1パケットごとに0.0315円が加算される。
- なお、パケコミネット[PRO]という8xパケット方式通信が可能なパケット準定額・従量制コースも各種公式資料においても明確にはされていないが申込書には記載されており、実際に契約可能である。通信速度が高速ゆえに高額課金に陥りがちと想定されるため、敢えて公表していないと考えられる。なおデータ通信については月に21,000円以上は課金されない(パケット安心サービス)。
- 以上の料金プランを総称して「AIR-EDGE系料金コース」と呼ぶ場合がある。後述のアクセスチャージは加算されない。課金条件や利用条件などは公式ページやエアーエッジの項目も参照のこと。
以下の3プランはPIAFS方式専用のプランで、パケット通信は出来ない。またデータパック、データパックminiの無料通信分はデータ通信(PTE接続料を含む)のみに適用され音声通話には適用されない。
- データパック
- 月額基本料3,150円(無料通信分1,260円)
- データパックmini
- 月額基本料2,079円(無料通信分1,050円)
- データ通信料、音声通話料ともにデータパックの1.5倍。また、年間契約が必須であるが、年間契約割引は適用されない。
- TWO LINK DATA
- 月額基本料1,029円
- 3ヶ所までの接続先限定サービス。対応端末のみで使用可能。
音声端末向け
上記AIR-EDGE系料金プラン(データ用アクセスポイントに接続した場合)およびウィルコム定額プランを除いた料金プランでの固定電話・IP電話・PHS宛の通話では、通話料とは別にPHS特有のアクセスチャージとして接続料が1通話あたり10.5円別途加算される。固定電話・IP電話・PHSへの通話料の倍数がある料金プラン(昼得、データパックmini)では接続料にも倍数が掛けられる。なお携帯電話宛にはアクセスチャージは加算されない。
KDDIを除く直収電話への場合は接続料は21円となる。例えば、ソフトバンクテレコムのおとくラインの加入者宛やヤマト運輸のコールセンター(一部地域を除いてエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ回線を利用)などが該当する。ただし、J:COMへの場合および通話相手の番号帯がNTT東西・KDDI(旧・パワードコムから継承したものを除く)から引き継いだ場合は接続料は10.5円のままである。
音声系コースでは、ウィルコム定額プランを除きデータ通信を行った場合の通信料(パケット通信料)が割高に設定されている。
なお、音声端末向け料金コースは料金コースの集約化により、「新ウィルコム定額プラン」・「新ウィルコム定額プランS」・「新トリプルプラン」・「標準コース」・「安心だフォン(通話相手先限定)」・「新ウィルコム定額プランGS」の6コースに絞られる。これ以外の音声端末向け料金コースは2011年2月28日までに順次新規受付を終了する。現在加入中の場合は新規受付終了後も引き続き使用可能。
- 新ウィルコム定額プラン
- 月額基本料2,900円
- 後述の「ウイルコム定額プラン」との違いはパケット料金が0.084円/パケットと割高なことと、パケット代が0円からの従量制で2,800円が上限であることのみである。
- ウィルコム定額プラン
- 月額基本料2,900円
- 全てのPHS宛通話(070で始まる局番)が話し放題。ただし、一通話2時間45分を過ぎると30秒ごとに10.5円の通話料金が発生してしまうのでそれを過ぎてしまう前に一旦かけ直しが必要。また、16時間を超える連続通話については切断されることがある。通話相手の料金プランは問わない。前述のアクセスチャージは加算されない。年間契約が必須であるが、年間契約割引は適用されない。メールの送受信は相手を問わず無料。一般加入電話への通話は10.5円/30秒、他社携帯電話へは13.125円/30秒と比較的安い。
- 新ウイルコム定額プランS
- 月額基本料1,450円
- プラン加入時に中学生と高校生相当の年齢となる加入者を対象にしたプラン。契約開始時から3年間提供されるが、3年後の終了時に年齢制限を越えていても3年間適用できる。新ウイルコム定額プランとの違いとして月額基本料金が半額になるものの、一般加入電話宛および他社携帯電話宛の通話が21円/30秒、パケット代が0.105円/パケットの2,800円上限と割高になっている。このため他社宛の通話が多い場合やデータ通信を使用する場合などは、新ウイルコム定額プランの方が安いケースもある。
- 2010年5月まで(後に同年8月→10月→11月までに変更)に新規加入から2年間の利用に到達する場合は、2010年3月26日から5月31日(後に、同年8月31日→10月31日→11月30日に変更)までの間に専用の申込方法により、上記の条件に関わらず当プランに変更して利用が可能である。
- このほか、2010年6月からは、WX340KまたはWX341K Pのいずれかの機種を新規契約ないしは機種変更することにより、契約期間や年齢に関係なく加入できるキャンペーンを実施していた。当初は8月31日までで、10月31日まで延長された後、最終的には11月30日まで実施された。9月1日より、対象機種にWX334Kが追加された。
- 2010年12月3日からはこれまで設けられていた年齢制限や申込期限が無くなり、個人契約であれば誰でも申し込める料金コースとなった。
- 新ウィルコム定額プランG
- 月額基本料1,450円
- WILLCOM CORE 3G(従来型のドコモ網を利用したもの)とのデュアル端末に限定して適用されるプラン。新規契約・機種変更問わず対応端末等を新たに購入する事が必須であり、W-SIM単体での契約および中古端末の持ち込みによる契約は不可[44]。
- 料金体系としては、パケット通信部分と対象年齢を除くと、前述の新ウイルコム定額プランSと同等の条件となる。
- 3Gの通信は、0.105円/パケットで、5250円/月を上限とするプライスキャップ制。PHSのパケットと3Gのパケットは独立してカウントされる。
- 2010年3月15日より、それまで2800円/月が上限だったPHSのパケット料金が基本料金のみで定額となった。
- 新ウィルコム定額プランGS
- 月額基本料1,450円
- WILLCOM CORE 3G(ソフトバンクモバイル網)とのデュアル端末に限定して適用されるプラン。上記新ウィルコム定額プランG同様、W-SIM単体での契約および中古端末の持ち込みによる契約は不可[45]。
- 料金体系としては、前述の新ウイルコム定額プランGの2010年3月以降の条件と同一。
- 3Gの通信は、0.105円/パケットで、5250円/月を上限とするプライスキャップ制。PHSのパケットは無料。
- 直近30日以内に、3Gによる通信量が5百万パケットを超過した場合は通信速度制限が掛けられる。PHSパケットについては、特段の通信速度制限は掛けられない。
- 新トリプルプラン
- 月額基本料1,900円
- 後述の「ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン」との違いは、パケット料金に関する条件が新ウイルコム定額プラン相当になることのみである。なお、名称については「新トリプルプラン」との記載しか無いため、「新ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン」という名称が存在するかどうかは不明。
- ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン
- 月額基本料1,900円
- 3回線以上の契約が条件のプラン。ウィルコム定額プランが070宛の通話料が24時間無料なのに対し、こちらは無料の時間が1時から21時までに短縮されている。その一方で定額対象外の時間、および相手への通話料、連続通話時の超過料金が一律30秒当たり10円となっている。これはウィルコム定額プランに比べて0.5~2.625円安くなっており、特に他社携帯電話への発信が多い場合は有利になっている。それ以外(メール無料、連続通話における制限など)はウィルコム定額プランと同じ内容。
- スーパーパックLL
- 月額基本料12,600円(無料通話分10,500円)
- スーパーパックL
- 月額基本料5,250円(無料通話分3,150円)
- スーパーパックS
- 月額基本料3,465円(無料通話分1,260円)
- 標準コース
- 月額基本料2,835円
- サービス開始当初からの料金プラン。
- 昼特コース
- 月額基本料2,079円
- 月額基本料を安くする代わりに、夜間(19時~翌日8時)の固定電話・PHS宛の音声通話料は標準コースの2倍。
- お気軽コース
- 安心だフォン
- 月額基本料1,029円
- 登録済みの特定の3箇所、緊急通報番号(110/118/119番)、その他ウィルコムサービス関連にのみ発信可能な契約。着信は制限なし。対応端末(安心だフォン専用端末、またはW-SIM)が必要。基本料金が月額1,029円。通話料は標準コースと同じ(ただしEメールなど通信方式が違う)。登録番号を変更する際はサポート窓口であるウィルコムプラザ、ウィルコムカウンターへ出向く必要があり、手数料2,100円かかる。W-SIM端末は電話窓口での変更が可能となり、手数料は同じく2,100円である。
- このため、登録先電話番号の市外局番がNTT側の事情で変更される場合にも単なる桁ずらしではない(桁数が増える、一部の数字が変わる。例:0460-E-FGHJ→0460-8E-FGHJ = 神奈川県足柄下郡箱根町。2007年2月25日変更)と必然的に手数料2,100円が発生する。
- ただし、1999年の携帯電話やPHS番号の11桁化と大阪市内の局番が4桁になった際(06-CDE-FGHJ→06-6CDE-FGHJ)には電話機の変換機能で対応が可能だった。
- 機種変更時には、手数料無料での登録番号変更が可能。
- なお2009年10月現在、他キャリアにおいて同種の通話先を限定できる料金プランまたはオプションは存在していない。
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オプションサービス
料金コースやオプションサービスの集約化に伴い、「ウィルコム定額プラン」・「ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン」向けのオプションサービス(リアルインターネットプラス、データ定額、070以外もお得な通話パック)並びに「オプションメール放題」・「オプションメール放題&トーク割」・「年契+メール割引サービス」は2011年2月28日までに順次新規受付を終了する。
- ウィルコム定額プラン・ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン向け
- リアルインターネットプラス
- データ定額
- 以上の2オプションサービスについてはエアーエッジの項目を参照。
- 070以外もお得な通話パック
- 1,050円で1,260円分の通話ができるオプション。
- PHS以外への一定時間までの通話に対するパック料金[48]。なお、2007年3月1日より同パックの余った無料通話分を6300円を限度として無期限に自動繰り越しするサービスが開始され[49]、同年6月1日より複数回線で同オプションサービスを契約している場合、法人間または家族間での余った無料通話分を自動で分け合えるサービスを開始した。他社の同様のサービスでは繰り越した後その月で消滅してしまう無料通信分しか分け合うことが出来ないのに対し、まずその時点で残っている無料通話の分け合いを行い、その後余った分を繰り越すため他社に比べて効率よく利用できる。ただし、データ定額契約の場合は10万パケットを超えたパケットの従量課金部分には充てる事が出来ない。パケット接続(PC・電話機両方)によるパケット通信を通話パックに適用させるためにはリアルインターネットプラス及びデータ定額の契約が無い状態のウィルコム定額プランのパケット料金:0.021円/パケットの状態でしか適用できない。PIAFS接続はデータ定額等の有無に関わらず通話パックの対象となる。
- 新ウィルコム定額プラン(S・G・GSを含む)向け
- だれとでも定額
- 980円の月額料金で、1回あたり10分以内の国内通話(他社携帯電話、一般加入電話、IP電話宛)を、1料金月あたり500回まで無料とするオプション。
- 1回あたり10分を超える通話は、契約中の料金プランに応じた通話料が発生する。
- 1料金月あたり500回を超過した通話は、料金プランに関係なく、10分以内についても、21円/30秒の通話料が発生する。
- ウィルコム(070番)宛の通話は通話回数にカウントされず、本来のプランの設定通り2時間45分まで通話料無料となる。
- W-SIM対応通信機器利用者の申込みは不可である。ただし、2010年11月30日以前にW-SIM対応通信機器を契約した場合は、2011年2月28日まで申込み可能。
- 北海道、宮城県、広島県、沖縄県でのテストマーケティング中に加入した顧客は、現在も加入当時の条件で利用可能。
- 本オプションは、下記の新通話パックとの重畳契約は不可。
- だれとでも定額
- 新ウィルコム定額プラン(S・G・GSを含む)・新トリプルプラン向け
- 新通話パック
- 1,050円で2,100円分の通話が出来るオプション。
- 「070以外もお得な通話パック」との違いは、無料通話の額の他、余った無料通話の繰り越しができないこと(新通話パック同士での分け合いは可能)、およびパケット通信料金への充当ができないことである。なお、名称については「新通話パック」との記載しか無いため、「新070以外もお得な通話パック」という名称が存在するかどうかは不明。
- 新通話パック
- 新つなぎ放題向け
- 話し放題
- 月額980円で、新つなぎ放題の通話料金をウィルコム定額プランと同等にするオプション。
- 話し放題
- 一般的なオプション
- 国際ローミング
- ウィルコム端末を海外でも利用できるサービス。利用可能な国は2008年時点では台湾(一部主要都市)、タイ(バンコク中心部)、ベトナム(ハノイ中心部)の3カ国である。機種によって対応している国が異なる。携帯のローミングと異なり渡航前に事前にサービスセンターに申し込みローミング用電話番号の割り当てを受け、帰国後に解約の手続きを行う必要がある。利用可能なサービスは通話、データ通信(PIAFS)、Eメールである。定額サービスを利用している場合でも海外での使用は定額対象外である。無料通話がつくプランを契約している場合、国際ローミング利用時の料金は無料通話の対象にはなる。基本使用料は1日100円、月額で1000円に達するとそれ以上は料金が増えないプライスキャップ制を採用している。ローミング使用時には、日本の番号とローミング用電話番号の2つを持つ。ローミング電話番号への着信料金は無料で、通話料金も比較的安価なのが特徴。特に利用国の加入電話からローミング先の電話番号への発信が、他社の同種のサービスに比べて非常に安価である[50]。オプションにより日本の番号へ着信した通話をローミング先へ転送することもできるが、着信料金200円が発生する。
- オプションメール放題
- オプションメール放題&トーク割
- 年契+メール割引サービス
- 国際ローミング
- 請求書の発行
- 請求書の発行手数料として1請求ごとに105円(税込)が必要となる。
- PHSサービス以外のオプションサービス
- ウィルコム無線LANオプション
- NTTコミュニケーションズの公衆無線LANサービスの「HOTSPOT」を利用できるオプション。オプション料金は料金コースによって無料、700円、1600円と別れる。BBモバイルポイントや海外接続業者のローミングサービスは利用できない。2009年3月14日からは東海道新幹線車内の無線LANサービスにも対応、これに伴い東海道新幹線のみ利用可能な年間契約オプションも開始する。
- このサービスは、現在WILLCOM COREのサービスのひとつとなっている。
- ウィルコム無線LANオプション
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割引サービス
各種条件により適用の可否があるため、公式ウェブサイト等で確認のこと。なお、オプションサービスの集約化に伴い、「年間契約割引」・「A&B割(えーびーわり)」・「マルチパック」・「データセット割引」は2011年2月28日までに順次新規受付を終了する。
- 年間契約割引
- 長期割引
- 「A&B割(えーびーわり)」
- AIR-EDGE系料金コース(つなぎ放題《各種》、ネット25《各種》、パケコミネット)の場合で同一人(住所と名字が同一)がウィルコム指定プロバイダのブロードバンド料金コースに契約している場合、基本料金が15%割引。申し込み要。
- 複数割引
- ウィルコムの契約回線が複数の場合、請求先をまとめると各契約回線ごとに210円割引。申し込み要となっているが申し込みは請求をまとめることで実質的に完了する。端末契約は同一名義である必要はない。
- ファミリーパック
- ウィルコム定額プランを同一名義、家族、法人などで2回線以上契約した場合、2回線目以降の基本料が2,200円に割引されるサービス。3回線以上ならば、1回線目も含めてすべての回線が2,200円になる。個人での契約では6回線まで適用が可能。
- マルチパック
- ・AIR-EDGE(新つなぎ放題を除くAIR-EDGE・AIR-EDGE[PRO]向け料金コース)、・ウィルコムの電話(新ウィルコム定額プラン・ウィルコム定額プラン)、・ウィルコムADSLサービスのうち2つ以上を契約した場合の割引。
- データセット割引
- 音声通話向け料金コースとデータ通信向け料金コースをセットで利用し、請求書を 1つにまとめると音声通話向け料金コースの月額料金が半額となるサービス。
- ハートフルサポート
- 契約者が満60歳以上・「身体障害者手帳」「療育手帳」ほほほ「精神障害者保健福祉手帳」を受けている人・医療機関または社会福祉事業者に勤務のいずれかに当てはまる場合、ウィルコム定額プランの月額料金が2,200円に割り引かれる。満60歳以上の割引は(契約期間中に達した場合も含めて)自動的に適用、他は申告が必要。
10台以上の法人契約の場合、医療・福祉機関だと通常の法人割引(2,200円)からさらに割り引かれて1回線あたり月額2,000円になる[51]。
- 契約者が満60歳以上・「身体障害者手帳」「療育手帳」ほほほ「精神障害者保健福祉手帳」を受けている人・医療機関または社会福祉事業者に勤務のいずれかに当てはまる場合、ウィルコム定額プランの月額料金が2,200円に割り引かれる。満60歳以上の割引は(契約期間中に達した場合も含めて)自動的に適用、他は申告が必要。
- W-VALUE割引
- W-VALUE SELECTの節を参照
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W-VALUE SELECT
電話機をW-VALUE SELECT用販売価格にて一括または24回払いで購入すると、以下の特典を受けることができる。詳細はW-VALUE SELECTを参照。
- W-VALUE割引
- 「W-VALUE SELECT」を利用して電話機を購入した場合に、利用料金の割引を毎月一定額を上限に24か月にわたって受けることができる。なおW-VALUE割引適用期間中に機種変更や解約をすると割引は終了するので、従前の方法で購入した場合に比べ支払い総額が高くなる恐れがある。
- W-VALUEサポート
- 24か月間、故障の際の修理費用(水没全損時除く)・全損や紛失の際の再購入費用(2万円上限)を年一回までウィルコムが補助する。2万円上限というもののウィルコムが補助する金額を差し引いた自己負担額が機種ごとに端末利用期間にかかわらず設定されており、その時点の通常の機種変更での再購入費用が2万円に満たない場合でもある程度の自己負担が生じるようになっている。2009年8月31日までに新規契約・機種変更が完了した端末に限り適用され、同年9月1日以降に新規契約・機種変更を行った端末には提供の対象外となる。
導入時は機種変更に対してのみ提供していたが、後に新規購入時にもW-VALUE SELECTを利用できるようになった。 先行するソフトバンク「スーパーボーナス」同様、利用者の電話機購入初期費用を抑えるとともにキャリア(この場合はウィルコム)のインセンティブ負担を確実に回収するものとなっている。なお開始当初はソフトバンクの場合と異なり、利用者の契約する料金プランやオプションによってもW-VALUE割引の上限額が変動していたが2007年10月10日以降からは機種による違いのみに改定された。
沿革
- 1994年
- 7月1日
- 株式会社ディーディーアイポケット企画設立。
- 11月
- 株式会社ディーディーアイポケット企画が商号をディーディーアイ東京ポケット電話株式会社に変更。
- ディーディーアイ北海道ポケット電話株式会社設立。
- ディーディーアイ東北ポケット電話株式会社設立。
- ディーディーアイ北陸ポケット電話株式会社設立。
- ディーディーアイ東海ポケット電話株式会社設立。
- ディーディーアイ関西ポケット電話株式会社設立。
- ディーディーアイ中国ポケット電話株式会社設立。
- ディーディーアイ四国ポケット電話株式会社設立。
- ディーディーアイ九州ポケット電話株式会社設立。
- 7月1日
- 1995年
- 1996年11月20日
- Pメールをサービス開始。
- 1997年4月1日
- 32kbpsデータ通信をサービス開始。
- 1998年11月6日
- PメールDXセンターを設置し、Eメールとコンテンツサービスの提供開始。
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 1月25日
- 2月2日
- 2月18日
- AIR-EDGE[PRO](256kbps通信サービス:サービス表記「8x」)を開始。
- 5月1日
- 音声通話定額制サービス「ウィルコム定額プラン」を開始。
- 7月1日
- 「ウィルコム定額プラン」専用のパケット定額制オプション「リアルインターネットプラス[1x]」を開始。
- 10月17日
- 公式オンラインショップ「ウィルコムストア」開設。
- 10月20日
- 10月27日
- 11月1日
- ホームアンテナのレンタルサービスを開始。
- 11月25日
- 「WILLCOM SIM STYLE」、「WX310シリーズ」をリリース。
- 「ウィルコム定額プラン」専用の4xパケット方式・段階的パケット定額制オプション「データ定額」を開始。
- 12月1日
- 「ウィルコムADSLサービス」、「電話会議サービスAIR-CONFERENCE」を開始。
- セット料金プラン「マルチパック」の適用開始。
- 12月14日
- 2006年
- 2月1日
- Hondaインターナビ向けにカーナビ専用のネットワーク接続定額制を開始。
- 2xパケット方式の標準化(従来の1xパケット方式料金コースと同等料金で2xパケット方式が利用できるようになり、高速化)
- 2月23日
- 高度化PHS通信規格「W-OAM」の開始。
- 3月14日
- モバイルブログ「W+BLOG」を開始。
- 4月6日
- ウィルコム位置検索サービスを開始。以前より安心だフォン・ぴぴっとフォン等による対応端末が限定された同様のサービスは存在したがこのサービスでは被検索側に現行端末メーカーの多くの端末が対応し、また検索表示側はPHSのほか携帯電話・パソコン等のC-HTMLまたはHTML対応ブラウザでも対応する。
- 4月24日
- ウィルコム国際電話サービスを開始。以前は国際通話には提携国際電話会社への契約・登録等が必要だったがウィルコム独自サービスの開始により識別番号010以下のダイヤルのみで、事前登録不要で利用可能となる。
- 2月1日
- 2008年
- 2009年
- 2月5日
- 「新ウィルコム定額プラン」を開始。
- 2月19日
- モバイルFeliCa ICチップを搭載した端末「WX340K」をリリース。「ウィルコムICサービス」(いわゆる「おサイフケータイ」)のサービスを開始。
- 3月5日
- 「どこでもWi-Fi」をリリース。W-SIMを搭載でき、単三型電池で駆動できる。無線LAN対応端末を接続できる無線LANスポットとして機能する。
- 3月9日
- NTTドコモの回線を借り受けてデータ通信サービスを提供する「WILLCOM CORE 3G」を法人向けにサービスを開始した。2012年12月末までの時限的なサービス。
- 4月27日
- 「WILLCOM CORE XGP」を東京特別区内の一部地域で、法人・ベンダ・MVNO事業者限定サービス開始。
- 6月26日
- 「WILLCOM CORE 3G」の個人向けサービス提供開始。
- 7月5日
- 「モバイルSuica」サービスを開始。
- 9月1日
- 「ウィルコムあんしんサポート」のオプションを提供開始。端末の破損・故障・盗難・紛失時に低額で修理・交換ができる。従来の「W-VALUEサポート」サービスの新規提供を停止した。
- 10月1日
- 「WILLCOM CORE XGP」を東京特別区内の一部地域で、東京特別区内の住所で既にウィルコム契約(「WILLCOM CORE 3G」を含む)している個人・法人ユーザ等を対象とする期間限定のサービスを開始。
- 2月5日
- 2010年
- 2月18日
- 8月5日
- 管財人にソフトバンク取締役宮内謙、管財人代理にソフトバンクモバイル取締役専務執行役員CTO宮川潤一、同社執行役員経営企画本部長田中錬・同社財務経理本部長内藤隆志が就任し、“経営再建”の全権を担う。
- 11月30日
- 東京地裁から更生計画認可を受ける。
- 12月1日
- 「新ウィルコム定額プラン」・「新ウィルコム定額プランS」対象のオプションサービス「だれとでも定額」開始(12月10日からは期間限定ながら「新ウィルコム定額プランGS」・「新ウィルコム定額プランG(加入中の方のみ)」にも対象範囲を拡大)。
- 「新ウィルコム定額プランS」が通常の音声向け料金コースに格上げ。合わせて、既存の料金コース・オプションサービスの集約化を発表。
- 12月21日
- ソフトバンクがウィルコムPHS事業およびXGP事業に供されている電柱等の資産、PHS基地局等およびXGP基地局等に係るロケーションの賃貸借契約等の借主の地位等を承継取得。XGP事業は、Wireless City Planning株式会社が譲受。これにより、ウィルコムはソフトバンクグループの完全子会社となる。
- 2011年
- 5月末
- 13年11カ月ぶりに月間純増契約数が10万件を超える。
- 5月末
事業主体移行の流れ
基礎情報にもある通り旧法人・DDIポケットと現法人・ウィルコムとで設立年月日が異なり、かつ現法人の方が旧法人よりも古い。これは事業主体移行において執られた、登記上の手続きによるもの[52]。
太字は、その時点で一般利用者が直接の契約関係を持つ会社である。
- 2004年
- 9月末時点
- ディーディーアイポケット株式会社(以下、旧DDIポケットとする)はKDDI、京セラ等の子会社として存在していた。またカーライル・グループ、京セラ等が出資するコンソーシアムの子会社としてカーライル・ジャパン・ホールディングス・セブン株式会社(以下、セブンとする)がさらにその子会社としてカーライル・ジャパン・ホールディングス・シックス株式会社(以下、シックスとする)が存在しており、これらは実質的に休眠状態にあった。
- 10月1日
- 分社型吸収分割により旧DDIポケットのPHS事業をシックスが承継し、シックスの株式が旧DDIポケットに割り当てられた。シックスが商号をディーディーアイポケット株式会社(以下、DDIポケットとする。)に変更。従って、現法人の設立日は、シックスの設立日となっている(設立時の名称はジーエルグローリーリーシング有限会社)。
- 10月5日
- 旧DDIポケットが商号を飯田橋フェニックス企画株式会社に変更。
- 10月15日
- 飯田橋フェニックス企画がDDIポケットの株式をセブンに譲渡。
- 9月末時点
- 2005年
業務区域
全国一法人化
サービス開始時は9つの地域会社がそれぞれの地域で業務を行っていたが2000年に合併し、日本全国を業務区域とする事業者となった。これは移動体通信事業者で初めてである。
しかし、2005年1月25日にアステル沖縄を継承するための新会社「ウィルコム沖縄」がDDIポケットと沖縄電力の共同出資により設立された。これにより現在は2社体制となっている。
地域会社時代
- ディーディーアイ北海道ポケット電話株式会社
- ディーディーアイ東北ポケット電話株式会社
- ディーディーアイ東京ポケット電話株式会社
- ディーディーアイ北陸ポケット電話株式会社
- ディーディーアイ東海ポケット電話株式会社
- ディーディーアイ関西ポケット電話株式会社(本社は京都市)
- ディーディーアイ中国ポケット電話株式会社
- ディーディーアイ四国ポケット電話株式会社
- ディーディーアイ九州ポケット電話株式会社
現在
※2005年3月8日現在
- 株式会社ウィルコム
- 株式会社ウィルコム沖縄
- 沖縄県
- ウィルコム沖縄は会社として独立してはいるが、主な業務としては契約の受付などである(ウィルコム沖縄のみの料金プランなどが存在する)。ウィルコムサービスセンター《116/157》での電話応対・資料請求などといったサポートの大部分や通信サービスは株式会社ウィルコムが行っている(沖縄から発信された116/157も九州等のセンターに接続される)。
- 沖縄県
サポート拠点
ウィルコムプラザ
直営拠点であるウィルコムプラザの電話番号は非公開(ただし、2010年2月より公開開始しているが、簡単な問い合わせ以上は応じないとしている)なので、連絡は直接出向くかサービスセンターへの電話連絡にて行うのが原則となる。かつてはDDIポケット時代からあった一部拠点でPHS番号で公開していたところもあったが、現在は全て伏せられている。理由として同社では、「ウィルコムプラザに直接来店した顧客の対応を優先するため、それに伴って電話で対応しきれないので、来店できない場合はサービスセンターへの電話連絡、できる場合はウィルコムプラザへの直接来店という形で棲み分けを図る意味合いがある」と説明している。また一部業務の制限はあるがウィルコムカウンターもある。こちらは電話番号は公開されている。受付の業務内容は新規加入、機種変更の他解約なども受付できる。料金収納やオプション変更(一部機種変更と同時受付のみ可能)はごく一部を除きできない。
サービスセンター
- 北海道サービスセンター
- 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西3丁目3 札幌MNビル
- 組織統合に伴い北海道サービスセンター(データサーポート)は2009年3月末で業務終了し関西サービスセンターへ業務を引き継いだ。
- 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西3丁目3 札幌MNビル
- 東北サービスセンター
- 〒983-8549 宮城県仙台市宮城野区榴岡一丁目2-1 イーストンビル8F トランスコスモス株式会社内
- 関西サービスセンター
- 〒530-8338 大阪府大阪市北区中之島3丁目2-18 住友中之島ビル13F
- 九州サービスセンター
- 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目6-8 天神ツインビル10F
独自のWebサービス
通信端末
主な参画メーカー
ただし、ここではWILLCOM CORE 3Gのみのメーカーを除く。
- 京セラ 略称「K」
- 日本無線 略称「J」
- NECインフロンティア(旧社名:日通工) 略称「N」
- セイコーインスツル(旧社名:セイコーインスツルメンツ 2004年9月1日に社名変更) 略称「S」
- ネットインデックス(旧社名:本多エレクトロン 2005年10月1日に社名変更) 略称「NX」「IN」「H」
- (前者は社名変更後かつウィルコムのソフトバンク傘下入り後、中者は社名変更後かつウィルコムの会社更生法申請前の機種、後者は社名変更前にそれぞれ発売されたもの)
- 2010年10月末を以って、M2M向けPHS等の開発・製造などを除き、コンシューマ部門のPHSの製造・開発から撤退し、アスモからの移管分を含むサポート業務のみに集約を予定していたが、2011年9月21日ウィルコムのプレスリリースにおいて、ストレートモデルの通話専用端末WX01NXを10月6日発売予定である事が発表された。
- シャープ 略称「SH」
- バンダイ
- (ウィルコムの型番ルールに準じた機種を発売したことが無いため略称は存在しない。「papipo!」の型番はKK-B01~KK-B07)
- エイビット(2010年9月以前はアルテル) 略称「A」「AL」
- ハギワラシスコム 略称「HA」
- バッファロー 略称「BF」
- ユーティースターコムジャパン 略称「UT」
かつてはメーカー独自の型番としていたが、AIR-EDGE 128kサービス開始頃から型番を統一するようになった。
過去に参画していたメーカー
- アイワ AP-A102
- カシオ PM-C101
- ケンウッド ISD-E7他
- 富士通 AH-F401U
- Panasonic(九州松下電器、現・パナソニック システムネットワークス) KX-HV210他。2007年春に「会議用スピーカーホン」で再参入。家庭用中継器(レピーター)は、現在もパナソニック電工が製造している。
- 日本ビクター TN-PZ7他
- 三菱電機 TL-PG100(ピングーPHS)他
- 三洋電機 略称は「SA」。 WX310SA他。京セラへの携帯電話・PHS事業の売却[53]により撤退。
- アスモ(旧社名:ケーイーエス 2008年10月1日に社名変更) 略称「KE」。2009年11月1日付で、PHS端末の開発および保守事業等をネットインデックスへ譲渡。
- 東芝 略称「T」。2010年10月1日付で、携帯電話・PHSの端末事業を富士通東芝モバイルコミュニケーションズへ譲渡したため、東芝本体は撤退している。また、現在のところ富士通東芝モバイルコミュニケーションズとなってからの新機種はない。
2007年初頭時点では、一般的な移動体端末メーカーよりも産業系機器のメーカーが多い。
以下、年別に発売された端末を列挙(日付は発売日)。
PHS
1995年
- 京セラ製
- Carrots DL-S22P
- 約44mm×約24mm×約133mm(突起部を含むと約154mm)、約126g。電話帳機能を搭載し、カタカナで名前を入力できる機能を持つ。バイブレーター機能はもちろん、時計機能も搭載されていない。
- Carrots DL-S22P
- 日本ビクター製
- TN-PZ1 7月
- アイワ製
1996年
1997年
- カシオ計算機製
- PH-500 1月
- 業界最長の待受時間1000時間を誇る端末。ISDN回線の機能である内線番号通知機能を利用した「テレネーム」という機能を有しており、料金が発生する前に電話を切れば無料でメッセージを送ることができた。
- PH-500 1月
- 松下電器産業製
- ピノキオ 2月
- 通話とパソコン通信にのみ対応し、PIAFSやインターネットアクセスには未対応。PHS搭載のPDAとしてスマートフォンのはしり。
- 新ピノキオ 11月
- PIAFS対応、HTML2.0ブラウザ搭載。
- ピノキオ 2月
- 九州松下電器製
- KX-PH15,KX-PH16 4月
- 従来のα-DATA方式(14400bps)を拡張したα-DATA32(32000bps)にいち早く対応した端末。
- KX-PH15,KX-PH16 4月
- バンダイ製
- 京セラ製
- DataScope(DS-110) 2月
- 日本ビクター製
1998年
このころからPHSのデータ通信方式はPIAFS方式が一般的になり、みなし通信やモデム変換サービスを内包していたα-DATAとPIAFS方式を内包したα-DATA32が標準となる。
- 九州松下電器製 6月
- ル・モテ KX-PH21F
- 全角文字最大1000文字を送受信できるPメールDXにいち早くPDXに対応した端末。家庭用子機の規格はα-PHS方式。
- ル・モテ KX-PH21F
- 三菱電機製 7月
- TL-DC101/TD
- Two LINK DATA(通話先限定サービス)に対応したPCカードTYPE II端末。PIAFSα-DATA32の2方式によるデータ通信のほか、Pメール、位置情報サービスの利用が可能
- TL-PG100
- ピングーPHS。ピングーキャラクターのミニゲームなどを内蔵。
- TL-DC101/TD
- 京セラ製
- PS-F10 7月
- 日本ビクター製
- 三洋電機製
- PHS-J70 10月
1999年
- 東芝製
- アイワ製
- AP-A102 1月
- カシオ計算機製
- Me-Tel(メーテル)PM-C101 4月
- 文字電話初の3色カラー液晶表示。
- Me-Tel(メーテル)PM-C101 4月
- 京セラ製
- VP-210 7月
- 移動体通信としては世界初のテレビ電話機能がついた端末で、愛称はVisualPhone。また、カメラを初めて搭載した意味で、世界で初めて市販されたカメラ付き携帯電話にもなる。約11万画素のCMOSセンサーと2.0インチの反射型TFTカラー液晶を搭載しており、同じVP-210ユーザー同士であれば、約2コマ/秒のカラー画像をリアルタイムに送受信できる。
- VP-210 7月
- ケンウッド製
- ISD-E7 11月
- ケンウッド最後のPHS。愛称は「Hyper XIT」(ハイパーザイト)。当時のストレート型携帯電話と同等のロングアンテナ(12cm)を搭載。
- ISD-E7 11月
- 三洋電機製
- 九州松下電器製
- ル・モテ KX-PH32S 3月
- ル・モテ KX-PH23F 9月
- ル・モテ KX-PH33S 9月
- セイコーインスツルメンツ製
- MC-P100 3月
- MC-P110/TD 8月
2000年
- 三洋電機製
- RZ-J81
- ライトメール機能やEメール自動受信に対応したPHS-J80の後継機種。
- RZ-J90 11月25日
- feelH"第一弾。愛称はLeje(レジェ)。大型カラー液晶、高音質着メロ、折りたたみ型と当時の高機能携帯電話にも匹敵するスペックでケータイ人気投票でも高位にランキングされた。また、リモコンを追加する事によりRZ-J91と同様にミュージックプレーヤーとして利用可能でその場合SMMCはリモコンに装着する。沖縄で「ハートフル」サービス用の端末として利用されているが、2006年にラインアップから消えた。
- RZ-J91 11月30日
- RZ-J90にミュージックプレーヤー機能を搭載した物。ケータイdeミュージック規格に対応しSoundMarketサービスによりPHS回線から音楽のダウンロードが出来たほか、専用のSMMCリーダーライターを用いパソコンを使っての録音も可能。SMMCは本体に装着する。
- RZ-J81
- 東芝製
- 九州松下電器製
- セイコーインスツルメンツ製
2001年
- 日通工(現・NECインフロンティア)製
- 京セラ製
- 九州松下電器製
- KX-HF300 2月上旬
- KX-HS100をフリップ型にした物。カラーバリエーションが一部異なるが機能的には変わらない。
- KX-AP201 4月26日
- 安心だフォン端末。安心だフォンとしては初めてH"LINK(Eメール・コンテンツ)に対応。フリップを閉じた状態でも指定した番号に電話がかけられる。3つのボタンにはそれぞれ固定的に設定した電話番号が割り振られている。
- KX-HS110 6月15日
- パナソニックのSoundMarket対応第1弾。三洋や京セラと異なりSDAIRと呼ばれる規格を利用。本体にSDスロットを備えるが、音楽をダウンロードは端末単体では出来ず、対応のミュージックプレーヤーと端末をコードで接続する必要があった。
- KX-HV200 12月21日
- intelligentH"第1弾。業界最長の待受時間1200時間を誇る端末。DDIポケット端末では初めてTFT液晶を採用。折りたたみ型で、現在のパナソニック携帯にも受け継がれている、ボタン1つでシェルが開くワンプッシュオープン機能を最初に搭載した。ただし開くのは90度までで、そこからは手で開ける必要があった。AirH"つなぎ放題や拡張ライトEメールなどに対応。
- KX-HF300 2月上旬
- セイコーインスツルメンツ製
- TDK製
- RH2000P 10月4日
- AirH"端末としては初のコンパクトフラッシュTYPE-I型。1xパケット方式及びフレックスチェンジ方式に対応。TDKとしては初、かつ2005年現在最後のPHS端末。アンテナが可動式な上、縦の長さが73.0mmと長く機器に装着した際出っ張りが目立つ事が特徴。
- RH2000P 10月4日
- 東芝製
- DL-B01 4月18日
- DL-M10にSoundMarket機能を追加したもの。規格はパナソニックと同じSDAIRである。これ以降6年間、東芝製の端末は途絶えることになる。
- DL-B01 4月18日
2002年
- 九州松下電器製
- 京セラ製
- AP-K301T 6月1日
- トヨタ自動車とのコラボレーションから生まれた安心だフォン端末。トヨタ自動車の運営するau携帯電話・PHS販売店「PiPit」のみで専売されており、ウィルコム販売網では扱われていない。端末の名称も「ぴぴっとフォン」と呼ばれる。子供向けを意識し、マイクやスピーカーが顔を模した形状で、充電器も椅子のようなデザインになっている。通常の機種のような数字キーは持たずに、ゲーム機のコントローラーのような記号のキーによる3つのボタンを装備している。液晶も2行表示とシンプルである。「ここだよナビ」サービスに対応し、PHSの位置情報通知機能でau携帯電話を持つユーザーがぴぴっとフォン端末の現在地を確認する事も可能。
- AP-K301T 6月1日
- 三洋電機製
- セイコーインスツルメンツ製
- 本多エレクトロン(現・ネットインデックス)製
- NECインフロンティア製
- 富士通製
2003年
- 日本無線製
- 京セラ製
- AP-K302T 3月1日
- ぴぴっとフォンAP-K301Tの改良版。数字キーが付き、110番や119番等の緊急通報が容易になる等の小改良が施された。
- AP-K302T 3月1日
- 三洋電機製
- セイコーインスツルメンツ製
- 本多エレクトロン(現・ネットインデックス)製
2004年
- 京セラ製
- AH-K3001V 5月14日
- AirH"Phone第2弾。携帯電話・PHSとしては日本国内初のフルHTML(HTML4.0)が閲覧可能なOperaブラウザ搭載。RZ-J90以来のロングセラー端末となる。公式な愛称はないが一部では「味ぽん」の京セラ版ということで「京ぽん」と呼ばれ親しまれた。なお京セラは後に「京ぽん」を登録商標としている。
- AP-K303T 9月4日
- AP-K302Tの改良版。子供など向けの安全対策として、ひもスイッチと連動した防犯ブザーおよび「ぴぴっとコール」という登録電話番号先への自動通報機能を追加。また、Eメールにも追加対応。「ここだよナビ」にも対応。
- AP-K202S(安心だフォン) 9月4日
- KX-AP201以来安心だフォン端末としては4年ぶり。端末のベースはAP-K303Tと同一であるが、「ぴぴっとコール」機能や「ここだよナビ」サービスは装備・対応していない。なお防犯ブザー・Eメールは装備・対応。
- AH-K3001V 5月14日
- セイコーインスツル(旧・セイコーインスツルメンツ)製
- CH-S203C/TD 9月10日
- コンパクトフラッシュTYPE-I型のTwo LINK DATA対応端末。これ以降同対応端末が出ていないため2008年現在でも現役かつ唯一のH"でのデータ端末でカタログやwebサイトに掲載され、オンラインショップを含めた購入も可能である。
- CH-S203C/TD 9月10日
- 日本無線製
- 本多エレクトロン(現・ネットインデックス)製
2005年
- NECインフロンティア製
- 京セラ製
- AH-K3002V 9月1日
- AH-K3001Vからカメラ機能を省いた端末。2005年12月に、法人向けにリモートロック・消去機能に対応。
- WX300K 11月18日
- AH-K3001Vの改良版。内蔵カメラの画素数(35万画素)や内蔵メモリ容量の向上などがはかられ、動作レスポンスも改善されている。AH-K3002Vと同様にリモートロック・消去機能も対応。2006年6月13日よりファームウェアのアップデートにより4xパケット方式通信に対応。公式な愛称はないが一部では「京ぽん改」略して「京改」とも呼ばれる。
- WX310K 11月25日
- フルブラウザとしてOperaを搭載。QRコード対応の130万画素カメラ、Bluetooth、miniSDカードスロットを搭載し、4xパケット方式通信に対応。追加機能としてムービー再生、Macromedia Flash再生機能やドキュメントビューアがある。公式な愛称はないが一部では「京ぽん2」と呼ばれる。
- AH-K3002V 9月1日
- 三洋電機製
- WX310SA 11月25日
- 三洋電機製初のフルブラウザNetFront搭載端末。QRコード対応の130万画素カメラ、miniSDスロット、ICレコーダ、ドキュメントビューア等を搭載し、ウィルコムおよびPHSの音声端末では初のJavaアプリケーション対応。4xパケット通信にも対応。公式な愛称はないが一部では「洋ぽん」と呼ばれる。2008年3月に携帯電話事業を京セラに売却したため、三洋電機の最終機種(京セラSANYOブランドでは出ていない)。
- WX310SA 11月25日
- ネットインデックス製
- シャープ製
- WS003SH(W-ZERO3) 12月14日
- WILLCOM SIM STYLE。QWERTY準拠のキーボード、VGA液晶搭載のスマートフォン。130万画素カメラ、miniSDスロット、IEEE 802.11b通信機能も搭載。OSはWindows Mobile5.0。
- WS003SH(W-ZERO3) 12月14日
2006年
- 日本無線製
- NECインフロンティア製
- セイコーインスツル製
- バンダイ製
- キッズケータイpapipo!(ぱぴぽ) 7月14日(先行販売は3月下旬)
- WILLCOM SIM STYLE。欠番となっているWS006xxに相当する。折りたたみ型音声端末。30万画素デジタルカメラを内蔵。小学生を主なターゲットとしている。型番はKK-B01/02/03/04/05/06/07で、本体色により異なる。
- キッズケータイpapipo!(ぱぴぽ) 7月14日(先行販売は3月下旬)
- ネットインデックス製
- シャープ製
- WS004SH(W-ZERO3) 6月22日
- WS007SH(W-ZERO3[es]) 7月27日
- WILLCOM SIM STYLE。従来のW-ZERO3のQWERTYキーボード搭載はそのままに、ハードウェアテンキーを追加。VGA液晶ディスプレイを2.8インチに小型化、キーボードの天地方向を縮小し体積約2/3への大幅な小型と175gへの軽量化がなされた。搭載メモリーはWS003SHと同じ128MB。電子辞書ソフトはプリインストールされない。無線LANアダプターを内蔵しない一方、USBホスト機能を持つことで拡張性を高めている。11月16日には、名刺リーダ機能を搭載した「Premium version」が発売されている。
- ハギワラシスコム製
- WS008HA 11月16日
- WILLCOM SIM STYLE。ExpressCard/34規格に対応したデータカード。ファームウェアのバージョンアップでRX420ALにも対応。
- WS008HA 11月16日
- エイビット製(アルテルブランド)
- ケーイーエス製
2007年
これ以降、W-SIM端末以外の音声端末は原則としてW-OAM対応となる(W-OAM/4xパケット方式対応により通信速度は最大204kbps)。WX220J/WX321J/WX320Kはいずれもダイバーシティアンテナ搭載、通話中音声着信表示対応、自動時刻補正機能あり。
- 日本無線製
- 京セラ製
- パナソニック コミュニケーションズ製
- 会議用スピーカーホン KX-TS745JP 3月29日
- 遠隔地どうしの会議用端末。固定回線・PBX・PHS接続用の既存機種KX-TS730JPSを、W-SIMにも対応させたもの。
- 会議用スピーカーホン KX-TS745JP 3月29日
- ネットインデックス製
- AX530IN 4月5日
- W-OAM typeG対応のデータ端末。
- RX420IN 4月10日
- AX530IN 4月5日
- 東芝製
- シャープ製
- 京セラ製
- WX320KR 9月5日
- WX320Kのデザインを変更した端末。新高速化サービス対応のOpera7.2EXを搭載。
- WX320KR 9月5日
2008年
これ以降の音声端末の殆どに、赤外線通信機能が搭載されている。また外部接続端子がmicroUSBに変化している。
- ネットインデックス製
- アスモ(旧ケーイーエス)製
- セイコーインスツル製
- 京セラ製
- WX331K(HONEY BEE) 2月22日(ホワイト・ブラック・ピンク) 3月13日(イエロー・ブルー)7月18日(ブルーシールアイスクリームモデル:S.Fミントチョコ・クッキー&クリーム・ミルクチョコチップ)
- ストレート型音声端末。中身はWX320K/KRの後継だがカメラは無し。デコラティブメール対応。通話時間2時間超でアラーム音が鳴る機能を搭載。
- WX330K 3月6日
- WX320KRの後継機種。アンテナは内蔵式。デコラティブメール対応。microSDメモリカードスロット、Opera7.2EX搭載。
- WX331KC(HONEY BEE 2) 11月7日(ピンク・ホワイト・ブラック) 11月13日(グリーン・ブルー) 2009年3月13日(ビックカメラ・ベスト電器限定モデル:オレンジ) 同年3月19日(レッド)
- ストレート型音声端末。WX331K(HONEY BEE)の後継機。カメラ機能を新たに搭載し、より同社サービスである「W+BLOG」「デコラティブメール」などを意識した端末となっている。またテンキーやサイドスイッチが従来機よりも大きくなっており、操作性の向上も図られている。液晶画面の周囲に本体と同色のラメを施してあることも特徴。
- WX331K(HONEY BEE) 2月22日(ホワイト・ブラック・ピンク) 3月13日(イエロー・ブルー)7月18日(ブルーシールアイスクリームモデル:S.Fミントチョコ・クッキー&クリーム・ミルクチョコチップ)
- シャープ製
- WS020SH(WILLCOM 03) 6月27日(ライムトーン・ゴールドトーン・ピンクトーン) 11月7日(ブラックトーン)
- WS016SH(WILLCOM D4) 7月11日
- Ultra-Mobile PC。3種類のデータ通信に対応。ヘッドセットを使って通話も可能。ワンセグも搭載。OSはWindows Vista Home Premium Service Pack 1。
- 東芝製
- WS023T(WILLCOM LU) 12月4日(ホワイト・ピンク) 12月11日(ブラック)
- ウィルコム初のW-SIM対応スライドタイプの電話機で、同社の新サービス「ウィルコム ミーティング」が簡単に使える「ウィルコムミーティングガジェット」を搭載している。LUとは"Luminous You(あなたを輝かせる)"の略で、ジュエリーのように洗練されたデザインを実現したという。
- WS023T(WILLCOM LU) 12月4日(ホワイト・ピンク) 12月11日(ブラック)
- 日本無線製
- WX330J 11月13日
- ウィルコム初の防水タイプ電話機で、薄さ約11.5mmと防水タイプとしては国内最薄となっている。よくかける発信先や赤外線通信機能といった、さまざまな機能を登録できる「カスタムボタン」が搭載されている。また、同社の新サービス「ビジネス安心サービス」とオフィスモード(自営標準第2版)に対応している。
- WX330J 11月13日
2009年
- 京セラ製
- WX340K 2月19日(ブリリアントホワイト・カンパリレッド・ミッドナイトブラック) 7月7日(スパークリングピンク)
- WX330K後継の折りたたみ式端末。ウィルコム初のおサイフケータイ(ウィルコムICサービス)対応機種。
- WX341K(BAUM) 3月19日
- ストレート端末。WX340K同様、おサイフケータイに対応。
- WX331KC(LIZ LISA HONEY BEE 2) 7月3日
- ファッションブランド「LIZ LISA」とHONEY BEE 2のコラボレーションモデル。
- WX333K(HONEY BEE 3) 11月12日
- WX331KC後継のストレート端末。新たにインカメラを追加している。
- WX340K 2月19日(ブリリアントホワイト・カンパリレッド・ミッドナイトブラック) 7月7日(スパークリングピンク)
- バッファロー製
- WS024BF(どこでもWi-Fi) 3月5日
- 携帯可能な無線LANアクセスポイント端末。当初は2月19日発売予定だったが、あまりの販売店側の反響の大きさに、製品供給体制に万全を期すため延期になった。
- WS024BF(どこでもWi-Fi) 3月5日
- 東芝製
- WS026T(WILLCOM NS) 4月24日
- システム手帳に収納可能なインターネット閲覧専用端末。
- WS026T(WILLCOM NS) 4月24日
- ネットインデックス製
- WS005IN(nicoハート) 7月3日
- nico+をベースに、「安心だフォン」専用機種となった。
- WS005IN(nicoハート) 7月3日
- 日本無線製
- WX330J E 10月16日
- WX330J-Z E 10月16日
- WX330J EはWX330Jから、WX330J-Z EはWX330J-Zから防水機能を省いた端末。
- エイビット製(アルテルブランド)
2010年
- シャープ製
- WS027SH(HYBRID W-ZERO3) 1月28日(ドコモ網対応版)、10月8日(SBM網対応版)
- スペック上はWS020SH、UI上はWS011SHの後継機種となるスマートフォン。WILLCOM CORE 3Gとのデュアルモード対応。OSはWindows Mobile 6.5 Professional日本語版。
- ドコモ網版は新ウィルコム定額プランG、SBM網版は新ウィルコム定額プランGSへの加入が必須となる。
- WS027SH(HYBRID W-ZERO3) 1月28日(ドコモ網対応版)、10月8日(SBM網対応版)
- 京セラ製
- WX334K(HONEY BEE BOX) 2月16日
- HONEY BEEシリーズ第4弾端末で、初の折りたたみとなる。
- WX341K P(Premium Bar presented by BAUM) 7月15日
- WX341Kのマイナーチェンジ版。
- WX350K(HONEY BEE 4) 12月3日
- HONEY BEEシリーズ第5弾端末で、従来より大幅にスペックアップされた上で、シリーズ初のNetFront Browserを採用。
- WX334K(HONEY BEE BOX) 2月16日
- インベンテック・アプライアンシズ製
2011年
- 京セラ製
- ユーティースターコムジャパン製
- WX01UT 8月23日(ブラック) 11月11日(レッド)
- 日本におけるユーティースターコム初のPHS端末で、音声とライトメールに特化した端末。
- WX01UT 8月23日(ブラック) 11月11日(レッド)
- ネットインデックス製
- セイコーインスツル製
- エイビット製
2012年
WILLCOM CORE XGP
Wireless City Planningへの移行に伴い、2010年12月21日以降は、同社の「XGPサービス」に変更された。2012年1月31日を以って停波予定。
2009年
- ネットインデックス製
- GX000IN 4月27日
- PCカード型端末。法人等を対象とした、「WILLCOM CORE XGP」エリア限定サービス専用端末。ウィルコムの端末としては初めてPIMカードを利用する仕様になっている。
- GX000IN 4月27日
- NECインフロンティア製
WILLCOM CORE 3G
2009年
- ネットインデックス製
- 中興通迅製
- HX003ZT 6月26日
- 個人向けには初となる「WILLCOM CORE 3G」対応端末。USBドングル型で、USB端子部分は折り曲げが可能。
- HX007ZT 11月4日
- 「WILLCOM CORE 3G」対応端末。ExpressCard型。HSUPA対応。法人向けのため個人ユーザーは購入不可。
- HX003ZT 6月26日
2010年
2011年
- 中興通迅製
- HX008ZT 4月11日
- ULTRA SPEED網に対応した「WILLCOM CORE 3G」対応端末。USBドングル型で、USB端子部分は折り曲げが可能。本来は法人契約でなければ利用できないが、個人で契約する場合、2011年4月21日以前からPHSデータ専用端末を利用し、同年4月22日から9月30日の間に専用窓口へ申し込むことでその契約からリプレースすることで契約可能。
- 007Z 10月7日
- SoftBank 007Zをウィルコムブランドにリモデルしたもの。ソフトバンクモバイルの契約同様、イー・アクセス網(サブエリア)での利用も可能。SBMのMVNOというよりも、同社の再販業務のための端末という位置づけ。
- HX009ZT 11月15日
- ULTRA SPEED網に対応した「WILLCOM CORE 3G」対応端末。事実上、SoftBank 007Z for Bizのウィルコムブランドリモデル。したがって、法人契約専用端末となる。
- SoftBank 003Z 12月3日
- WX01NXとの抱き合わせ販売の形で、リリースされる、Androidのスマートフォン端末。音声通話ができない以外は、原則ソフトバンクモバイル契約と同様の利用方法が可能。利用には、新ウィルコム定額プランGSの契約が必要。なおオンラインショップ限定だが、WX350Kとの抱き合わせ販売も行っている。
- HX008ZT 4月11日
- デル製
- SoftBank 001DL 6月24日
- WX130Sとの抱き合わせ販売の形で、リリースされる、Androidのタブレット端末。音声通話ができない以外は、原則ソフトバンクモバイル契約と同様の利用方法が可能。利用には、新ウィルコム定額プランGSの契約が必要。
- SoftBank 001DL 6月24日
2012年
- 華為技術日本製
- SoftBank 007HW 2月10日
- WX01NXとの抱き合わせ販売の形で、リリースされる、Androidのスマートフォン端末。音声通話ができない以外は、原則ソフトバンクモバイル契約と同様の利用方法が可能。利用には、新ウィルコム定額プランGSの契約が必要。なおオンラインショップ限定だが、WX130S(カラーはサクラのみ)との抱き合わせ販売も行っている。
- SoftBank 007HW 2月10日
CM出演
現在のイメージキャラクター・出演者
過去のイメージキャラクター・出演者
DDIポケット時代のイメージキャラクター・出演者
スポンサー
- テレビ番組
- ラジオ番組
- スポーツチーム
- 過去スポンサー
- 2001年のおとこ運(関西テレビ製作)
- フジテレビ系の火曜日夜10時のドラマで、スポンサー名義はfeelH"。劇中に使用していた機種も提供していた。
- 2001年のおとこ運(関西テレビ製作)
その他
- ウィルコムでは、市外局番を省略して電話を掛ける事ができる。他にこれが可能な日本国内のPHS事業者は、アステルグループのうちの独自型網だけだった。
ただし、この方法には問題があるために公式には推奨されていない。
- 単位料金区域制度がNTT東日本・NTT西日本の固定電話とは同一ではないため、発信時の現在地とは異なる単位料金区域への接続や高額な料金を請求される場合がある。(「ウィルコム定額プラン」「新ウィルコム定額プラン」「新ウィルコム定額プランS」「新ウィルコム定額プランG」「新つなぎ放題」などの「ウィルコム定額プラン」が開始後以降の新しいプランには固定電話への通話に対し単位料金区域制は採用されておらず、通話時間単位のみの課金となっている。これはVoIP対応交換機の導入によりNTT網に依存しない固定電話通話が可能となったためである。)
- 発信者が区域内であると思っても、場所によっては他区域の同番号に間違ってかかってしまう事がある。
- 2006年5月頃、名古屋市交通局が地下鉄車両内に掲示した車内マナー広告に使用した端末の画像に関しウィルコムから抗議文書が同局に出され、それを受け同局は謝罪をした[54]。
- 機種変更時に、サポートコインサービスを利用してキャッシュバックを受ける場合、普通為替証書ないしは定額小為替の送付によって行われる。普通為替証書で送付される場合はゆうちょ銀行さいたま支店発行のもの、定額小為替で送付される場合は、ゆうちょ銀行長野貯金事務センター発行(大量発行の場合、同センター発行扱いとなる)のものが申請者に送付される。ただし、送付自体は郵便事業のサービスを用いず、ヤマト運輸のセキュリティパッケージ(メール便の書留版のようなもの)を利用する。
脚注
- ^ 社団法人 電気通信事業者協会 (TCA) 事業者別契約数(平成20年11月末現在)
- ^ 報道発表資料 PHSサービスの終了に関するお知らせ
- ^ WILLCOM|04.10.14 社名の変更について
- ^ コラム - 「でぃーぽ」等に名残が見られる。
- ^ 携帯電話暫定接続 - 通信用語の基礎知識
- ^ (1) PHS、子供向けなら便利かも - 維持費の安い携帯電話・PHS を探す 2004年
- ^ WILLCOM|99.07.12 高機能通信端末"エッジ"の導入!!
WILLCOM|00.09.22 『feelH"(フィール・エッジ)』のリリースについて - ^ TCA、10月末日現在の携帯電話/PHS加入者数を発表
- ^ WILLCOM|03.02.27 AirH"PHONE 【エアーエッジフォン】 の導入について
- ^ 京セラ | ニュースリリース
- ^ WILLCOM|97.04.01 32kbpsデータ通信、4月1日より全国一斉開始
- ^ WILLCOM|99.07.23 64kbpsデータ通信の提供について
- ^ WILLCOM|01.05.16 新データ通信サービス『AirH"(エアーエッジ)』の開始について
- ^ TCA、11月の携帯電話契約者数を発表
- ^ WILLCOM|03.03.18 台湾地域での国際ローミングサービスの提供について
- ^ KDDI 会社情報:ニュースリリース > カーライル・グループ及び京セラによるDDIポケット買収でKDDIと合意
- ^ ThecarlyleGroup >fund >buyout >casestudy >WILLCOM
- ^ 通信速度256kbps、体感で1Mbps強 - 新「AIR-EDGE」サービス、2月18日から (MYCOMジャーナル)
- ^ WILLCOM|05.01.18 AIR-EDGE MEGA PLUSおよびAIR-EDGE(PRO)の開始等について
- ^ WILLCOM|05.03.15 WILLCOM新サービス「ウィルコム定額プラン」等の提供について
- ^ [1](PDF)
- ^ ITX導入済収容局マップ、2006年11月公式発表、インプレス報道
- ^ WILLCOM|「ウィルコムADSLサービス」の開始について
- ^ WILLCOM|Hondaが提供する「インターナビ・プレミアムクラブ」向けに「カーナビ専用定額サービス」を提供
- ^ WILLCOM|ジュピターテレコムとウィルコム、モバイル事業で提携
- ^ WILLCOM|「ウィルコム無線LANオプション」サービス開始について
- ^ WILLCOM|データ通信サービスの高速・快適化について〜PHS高度化通信規格「W-OAM」の導入〜
- ^ WILLCOM|ますます速く快適に
- ^ WILLCOM|「次世代PHS」導入に向けた2.5GHz帯での免許認定について
- ^ WILLCOM|「WILLCOM CORE XGP」のサービス開始について
- ^ NIKKEI NET(日経ネット):ウィルコム、返済延長要請へ 私的整理、PHS継続し再建急ぐ
- ^ WILLCOM|事業再生ADR手続き利用のお知らせ
- ^ 帝国データバンク
- ^ ソフトバンク、ウィルコムの現行PHS事業を支援――スポンサー契約締結 - ITmedia +D Mobile 2010年8月3日閲覧
- ^ お知らせ:管財人および管財人代理の選任について
- ^ WILLCOM|05.02.09 サービスエリア拡大について
- ^ WILLCOM|2006年3月度サービスエリア拡大地域について
- ^ WILLCOM|ナノセルシステム
- ^ 【特報】ウィルコムが来年度にカバーエリアを大幅拡大へ:ITpro
【WILLCOM FORUM 2005】 八剱社長、次世代技術や音声定額の動向を紹介
高度化通信規格「W-OAM」対応のW-SIM発売について
ウィルコムの新しい音声端末ラインアップの発売について~全機種が高度化通信規格「W-OAM」(ダブリュー・オー・エー・エム)に対応~ - ^ マイクロセルが生きるPHS,停電にも強いというそのワケは?:ITpro
- ^ 地震に強いPHS 理由は基地局のシステムにあった:YOMIURI ONLINE 読売新聞
- ^ 災害時は携帯よりPHS・スカイプ 規制少なく「つながる」:MSN産経ニュース
- ^ 標準コース料金表
- ^ 音声通話向け料金コース 新ウィルコム定額プランG
- ^ 音声通話向け料金コース 新ウィルコム定額プランGS
- ^ http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2000/04/27/index.html
- ^ プレスリリース「”お気軽コース”の受付終了について」
- ^ 「ウィルコム定額プラン」の無料通話先がすべての「070」番号へ拡大および新オプションサービスの導入について
- ^ 「070以外もお得な通話パック」における無料通話分の自動くりこしサービスについて
- ^ ITmediaモバイル:タイでAirH"PHONEを使ってみました 2004年2月23日
- ^ 医療福祉機関向け専用料金
- ^ ウィルコム 有価証券報告書(平成17年度)(PDF)
- ^ ニュースリリース 京セラ株式会社との携帯電話事業譲渡に関する基本合意のお知らせ
- ^ 名古屋市交通局広告への抗議について
名古屋市交通局からの回答について
関連項目
外部リンク
- 株式会社ウィルコム
- カーライルによる買収:ケーススタディ
- PRIN
- DDIポケットに関するカーライル・グループ、京セラ、KDDIの基本合意について(旧DDIポケットのプレスリリース)
- カーライル・グループ及び京セラによるDDIポケット買収でKDDIと合意(各社のプレスリリース)
- VoIP対応交換機(ITX:Ip Transit eXchange)(「東芝レビュー」誌2005年2月号)[3](PDF)
- 2005/2/2 ブランド名等の変更等のプレスリリース