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ガゼル

ウシ科の動物

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ガゼル属(-ぞく、Gazella)は、動物界脊索動物門哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科に属する

ガゼル属
トムソンガゼル
トムソンガゼル Gazella thomsonii
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ブラックバック亜科 Antilopinae
: ガゼル属 Gazella
Blainville, 1816

分布

アフリカ大陸ユーラシア大陸[1][2][3]

形態

最大種はダマガゼル体長140-165センチメートル[1][2]。尾長25-35センチメートル[1][2]。肩高90-120センチメートル[1][2]体重40-75キログラム[1][2]。尾はやや長い[1]。背面は黄褐色や赤褐色、腹面は白い体毛で被われた種が多い。眼から鼻孔にかけて白色や汚白色で縁取られた暗色斑(顔側線)が入る[1]

脳頭蓋(眼窩より後方の頭骨)が顔面頭蓋(眼窩後端より前の部分)の1/2と長い[1]。コウジョウセンガゼルを除いて雌雄共に前から見ると竪琴状、横から見るとアルファベットの「S」字状の角がある[1]。角の表面には節が発達する[1]。眼下部(眼下腺)と後肢基部内側(鼠蹊腺)に臭腺がある[1]

オスは角が長くて太い。

分類

チベットガゼル属を本属に含む説もある[1]

ガゼル亜属 Gazella

Eudorcas亜属

ダマガゼル亜属 Nanger

コウジョウセンガゼル亜属 Trachelocele

絶滅種

生態

サバンナ砂漠に生息する。小規模な群れを形成し生活するが、トムソンガゼルでは乾季になると100頭近い群れを形成することがある。

食性は植物食で、主にを食べるが木の葉を食べることもある。

繁殖形態は胎生。1回に1頭の幼獣を産む。

人間との関係

開発による生息地の破壊、食用や皮目的の乱獲により、生息数が減少している種もいる[2][3]

参考文献

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、72、74-83頁。
  2. ^ a b c d e f 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社2000年、56-59、161-164頁。
  3. ^ a b 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社、2000年、44、153-154頁。

関連項目