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親鳥にえさをねだるコウノトリのひな=稲美町(広告会社提供)
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親鳥にえさをねだるコウノトリのひな=稲美町(広告会社提供)
人工巣塔で子育てに励むコウノトリのペア=稲美町(読者提供)
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人工巣塔で子育てに励むコウノトリのペア=稲美町(読者提供)
人工巣塔で子育てに励むコウノトリのペア=稲美町(広告会社提供)
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人工巣塔で子育てに励むコウノトリのペア=稲美町(広告会社提供)
人工巣塔で子育てに励むコウノトリのペア=稲美町(読者提供)
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人工巣塔で子育てに励むコウノトリのペア=稲美町(読者提供)

 国の特別天然記念物コウノトリのペアが兵庫県稲美町の人工の塔に巣を作り、ひな4羽がふ化した。県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、県内でのふ化は、野生復帰が進められている但馬地域と、2021年から3年連続で確認されている淡路市以外では初めて。稲美町を含む東播磨地域では近年、野生個体の飛来が相次ぎ、営巣、ふ化が期待されていた。

 巣塔があるのは同町内にある広告会社の敷地。同社は環境保全への取り組みを進めており、社員に配布する米や野菜の無農薬栽培を始め、20年にその農地に巣塔を立てた。塔の下には、餌となるカエルやエビなどが豊富に生息するビオトープも整備した。

 同公園によると、ペアは3歳の雄と2歳の雌で、ともに豊岡市で生まれた。同社によると、今年1月上旬に飛来。2月初めに求愛行動を取り、同中旬から交尾するようになった。3月以降、抱卵と、餌を吐いてひなに与える行動が見られた。当初はひな3羽が一度に確認されたが、さらに1羽がいることが分かった。

 同社で農業事業を担当する坂上勝俊さん(48)は「無農薬栽培の良さを認めてくれたようでうれしい。人とコウノトリが昔のように共生する第一歩になれば」と話す。

 いなみ野ため池ミュージアム運営協議会(事務局・東播磨県民局)によると、ため池が多い東播磨地域(明石、加古川、高砂市、稲美、播磨町)への飛来数は19年度の26羽、20年度の93羽、21年度の139羽と増加。特に生き物が減る秋以降は、ため池の水を抜く「かいぼり」で水位が下がるため、魚などが捕りやすく、多数のコウノトリが集まるという。(笠原次郎)

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