東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。の再稼働東京電力福島第1原発事故を踏まえ、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地2市村が「同意」する地元の範囲だとしている。問題を巡り、市民有志が県民投票の実現に向けて動きだす中、これに賛同する柏崎刈羽原発の立地地域の住民らが9月16日、新潟県柏崎市の産業文化会館で集会を開いた。県民投票条例制定を求める直接請求に向けた「スタート集会」と位置付け、署名集めを担う受任者を広く募集していく方針などを確認した。
柏崎刈羽原発を巡っては国が、柏崎市と刈羽村、新潟県に再稼働への同意を要請している。これ...
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