[go: nahoru, domu]

カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

本当に人間を支えるものは教養である

2021年09月15日 | 放送大学

 放送大学の「現代の生涯学習」(主任講師:岩永雅也教授)からです。

 

 表題は1979年4月に旧掛川市の市議会で決議された生涯学習都市宣言の主要部分から引用しました。

「・・・・・少しでも多く幸せを実感するために、健康で生甲斐をもって生きていくために一人でも多く素直になり、悟りを開けるようになるために・・・・・一生涯学びつづけていこう。・・・・・文化活動や年中行事を通じて、掛川市全域を公園のようにして、掛川市全域を大学のようにして、お互い、生甲斐を引き出し合って生きていこう。・・・・・本当に人間を支えるものは教養である。」

 学習意欲を盛り立ててくれる名文ですね!

章建てをご紹介します。

1 人と学習

2 生涯発達と学習

3 学びの源流

4 成人教育と生涯学習

5 政策としての生涯学習

6 社会教育の変容と公民館

7 余暇活動と生涯スポーツ

8 指導者とリーダーシップ

9 生涯学習の評価

10 生涯学習市場

11 大学と成人学習者

12 家庭・学校・地域との関わり

13 海外の生涯学習(1)

14 海外の生涯学習(2)

15 メディア利用とネットワーク

 

*その他印象に残ったことを1点あげると

  韓国の1980年発布の改正憲法第31条に「国家は、平生教育を振興しなければならない」と盛り込まれています。            (注)韓国では、生涯教育は「平生教育」と呼ばれる。

 枢軸法たる憲法に生涯学習が盛り込まれている国は 他に例を見ないとのことです。

このところ好感を持てなかった韓国ですが、少しだけ見直しました。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エイジング(老化)を考える

2021年09月01日 | その他心理学

 このところ親しくして頂いた方々の訃報が続き 自らの加齢とも向き合わざるをえない心境となりました。これを機に発達心理学関連書でエイジングについて見直してみましました。

 エイジングとは私の年齢ではストレートに「老齢化」ということになります。
絶頂期である青年期を過ぎると加齢によって身体機能と知的能力が低下していく
のは避けられません。そのことは認識した上でポジティブな研究成果を大いに
反芻して 肯定的な意識を自らに植え付けようと思います。

 
 *シャイエとその共同研究者たちによれば、知覚の速さや数の能力は低下するが
  言語を使う能力は25歳から88歳まではそれほど低下しない。

 *キャテルの調査によれば流動性知能は成人に達した頃から衰えはじめるのに対
  して 結晶性の知能はその後も経験の蓄積に伴って増大し、老年期にいたっても
  低下しにくい知能であることが示された。
   流動性知能は、環境との関わりの中で、新しい出来事に適応するために使わ
  れる知的能力であり、空間知覚や数の能力などを含む。結晶性知能は、経験を
  通じて獲得・蓄積させてきた知的能力で、知識とか言語能力を含む。

 *エリク・エリクソン(ミルトン・エリクソンとは別人)は老年期に発達する
  多面性や多様性を包括的に統合することのできる円熟した心の働きを英知
 (wisdom)と呼んだ。
 
 *サクセスフル・エイジング(幸福な老い)についてまとめたロウとカーンは
  それを「心身ともに健康で、社会的貢献をしつづけることが望ましい老後の
  姿である」としている。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする