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夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

Babyface~その6(ハイレゾ試聴編)

2011-09-20 13:23:59 | オーディオ
Babyfaceを導入してからしばらく経つのですが、肝腎なことを忘れていました。
Babyfaceは192kHz/24bitまでの入力に対応しているんです。
今までCDからリッピングした44.1kHz/16bitのWAVファイルしか聴いていなかったので、
どの程度の差があるものなのかハイレゾとやらを聴いてみることにしました。
購入先は、e-onkyo musicです。
曲数が多いのと、DRMフリーの曲が揃っているので。
DRMの制限がかかっていると、再生プレーヤーがWMPに限定されてしまうので、
それは試聴用としては避けたいな、ということです。
また、e-onkyo musicではDSDファイルの配信も行っているので、
同じ曲の192kHz/24bitWAVとDSDを聴き比べてみることにしました。

以上の条件に当てはまる曲がなかなかなかったのですが、
モーツァルトのバイオリンコンチェルトの4番にしてみました。
さて、早速再生、と思いWaveFilePlayerExpにかけてみるとエラーが出て再生できない。
WaveFilePlayerRefの方でも同様(エラーの種類は違いますが)。
ここでようやく思い出しました。パソコンのOSがWindowsXPであることに。
そこでASIO対応のLilithで再生してみると何の問題もなく再生します。
どうもカーネルを飛ばせば再生できるようなので、
ASIO対応のAutoGateで試してみるとこちらもOK。
DSDファイルの方は、AutoGateでしか再生できないので、
試聴環境をそろえる意味でも、今回はAutoGateで試聴です。

まずは、WAVの方を試聴。
正直言って、こんなものかというのが感想です。
確かに解像度は上がりますし、音の鮮度も増しているのですが、
9分12秒の曲で607MBの容量を食っている割には、
いつも聴いているCDをリッピングした44.1kHz/16bitのWAVファイルとの差がないように感じます。
次にDSDの方を試聴。出力はWAVの方にあわせて192kHzにしてあります。
WAVに比べると、若干音の鮮やかさが後退するものの、
音の柔らかさはこちらのほうが上です。
ただ、SACDを聴いた時に感じる空気感みたいなものは感じません。
アナログ出力時にPCMに変換しているわけですから、当然といえば当然。
こちらは372MBです。96kHz/24bitのWAVファイルが303MBですから、
比較するならこちらの方だったかもしれませんね。

プレーヤーソフトが違うので正確な比較は出来ませんが、
今回試聴した曲ではハイレゾの明らかな優位性は感じられませんでした。
AutoGateはDSDファイルを再生できるありがたいソフトなのですが、
肝腎の音の方がイマイチ。
ASIOにも対応しているのでASIOで聴いていますが、同じWAVファイルを
WaveFilePlayerと聴き比べてみると差は歴然。
それだけWaveFilePlayerが優秀ということになるのですが。

DSDファイルをPCM変換せずに出力できるソフトってありませんかね?
あ、PCじゃ無理か。
このためだけにMR-2000Sを買うようなマニアではないので、
現状では素直にSACDを聴くのがよろしいようです。