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哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

手塚治虫展に行ってきました。

2009-04-30 16:25:40 | 行ってきました
GWを間に入れて6月までは美術館・博物館は催し物が目白押し。

みんな見に行きたいものばっか。でも「たぶん混んでるだろうなぁ・・・」ギューギュー詰めでタンタンとチラっと見ておわり・・・ていうのもナンだし、落ち着いてからっというと最終日が近づいてこれもまた混んじゃうし・・・タイミングが問題。
それにしてもなんでこの時期集中するのか・・・。

いろいろ考えてもしょうがないので「まず行動!!」(効率よく回りましょ。)
まずは両国・江戸東京博物館へ。

手塚治虫展(未来へのメッセージ)
生誕80年とかでNHK BSとか新聞などで特集が組まれ、宣伝効果もあって「混んでるだろうなぁ・・・」でも向かいます。

予想通り「観光バスだぁ」。駅からも結構歩いてるぞ。でもめげません「入館。」
修学旅行っぽい小中学生以外は、意外と年齢層が高い。そりゃそうだGWとはいえ平日だもん、まだみんなお勤めしている方も多いでしょうから。


入り口からはまず「生誕」から。
まず眼を引くのが中学生時代に描いた『昆虫手帳』
精密で丁寧で観察力豊かで、おもわず「はぁ~。」とうなずいちゃうくらい。

この頃から学校内でマンガを描き始め、早くも「ヒゲオヤヂ」が出現するとは、これもまた「おどろき。」

戦中戦後をくぐりぬけ、戦後早々には漫画家としての地位を確立する。そして没後の現在まで日本の漫画界に不動の地位を確立する。まあ説明は無用で手塚マンガをじかにみられるだけでも十分価値あり(余りある・・・)という展示会だ。

『昆虫手帳』からはじまり新寶島・メトロポリス・マグマ大使・鉄腕アトム・ジャングル大帝・リボンの騎士・クレオパトラ・千夜一夜物語・人間昆虫記・ブラックジャック・森の伝説・きりひと賛歌・(忘れてならない)火の鳥の直筆原画が年代をおって見ることができる。

すべて見終わるともう「お腹いっぱい。」って感じ。それだけ濃~い内容でした。
でも同時代を一緒に生きていた世代と、まったくかかわらなかった新しい若い世代とは見方・感じ方も違うんだろうなぁ、とも思います。

そして資料によると1956年ごろから始まった、ライフワークとでも言うべき『火の鳥』はその後どうなったのか・・・・。「未来の夢」「生と死の本質」「人間とは何か」というおおきなテーマをどのように後世に伝えて行くか。あらためてその偉大さに感銘を受けました。
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