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忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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諸問題が改善されていたらしい「DS楽引辞典」

2005年06月10日 | 作品紹介(ゲーム)


任天堂
DS楽引辞典

「nintendogs」「脳を鍛える大人のDSトレーニング」と
立て続けに新機軸のソフトを打ち出し、
しかも一定の成功を収めている任天堂の「Touch! Generations」。
その流れを汲む新たなソフトが「DS楽引辞典」である。
30日発売予定の「やわらかあたま塾」が
どちらかと言えば「脳を鍛える~」に近いのに対し、
本作はもっとツール然としている。
もっとも、辞書なので当たり前と言えば当たり前なのだが。

三省堂から発売されている
「デイリーコンサイス国語辞典(第3版)」
「デイリーコンサイス和英辞典(第5版)」
「新グローバル英和辞典」
の3種類の辞書データにDSらしいお遊び機能を追加し、
「手に取りやすい辞書」を目指している(と思われる)。
価格が「脳を鍛える~」や「やわらか~」に比べて
少々高め(4800円)なのは、辞書3冊分というボリュームと
三省堂の取り分と思われるので致し方あるまい。
これでも他社の電子辞書と比較すればかなり安い。

DSらしい点と言えば、タッチペンを使った文字入力による検索、
まずはこれであろうか。
従来の電子辞書よりも遥かに操作し易く、
入力する作業自体が楽しい、まさに「楽引」だ。
画面には入力用スペースとして2文字分しか表示されていないが、
2文字目を書き終えた時点で
1文字目のスペースが再び書き込み可能になるので
3文字、4文字・・・と、どんどん続けて入力することが出来る。
文字数を増やすごとに画面上部の該当リストが減っていくので
より早く目的のワードを見つることが出来るというわけだ。
タッチペンで「ページをめくる感じ」を再現しているのだが、
効果音と相まって非常にそれっぽくて楽しい。
(ちなみに高速でめくる機能もちゃんと用意されている)

DS本体に内臓されているピクトチャット機能と連動して、
説明文の一部を消してクイズのように出題したり、
何故かパラパラマンガを作成する機能があったりと
それなりにお遊びも用意されているが、
正直、ハマるというほどの代物ではない。
出来上がったパラパラマンガを動画にして
ピクトチャットで送れたりすると楽しかったとは思うが、
ピクトチャットで送った場合、
1コマずつ連投される形で表示されるらしい。
これではほとんど「荒らし」である。
(ちなみにパラパラマンガの上限は50コマほどらしい)

肝心の辞書機能の部分だが、文字入力スペースに比べ
上部に表示される文字のサイズが小さいと前回指摘したのだが
これについてはきちんと改善されたようだ。
また、国語が赤文字で和英が赤紫という配色も
きちんと改善されている。

これで問題点は語彙の少なさぐらいか。
「お手軽な電子辞書」の最高峰としてお勧めしておこう。
ただ、「辞書を使ってここまでやるとは」までは期待しない方がいい。
あくまでも辞書であることをお忘れなく。



任天堂
漢字そのまま DS楽引辞典

*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 タイトル:DS楽引辞典
   機種:ニンテンドーDS
 メーカー:任天堂
  発売日:2005年6月16日
   価格:4800円(税込み)
公式サイト:
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コメント (59)
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