いこう

いごう も参照。

日本語

語源1

古典日本語「いこふ」

発音

• (東京式) いこ​ー [ìkóꜜò] (中高型 – [2])
• IPA^(?): [iko̞ː]

動詞

いこう【憩う, 息う】

1. 休む。一息つく。
   • 一先ずルックザックを引上げ、皆その台地の上に立つと、軽い気持になって暫く憩う。（小川登喜男『一ノ倉沢正面の登攀』）

活用

活用と結合例

いこ-う 動詞活用表（日本語の活用）

ワ行五段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
いこ	わ お	い っ	う	う	え	え

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	いこわない	未然形 + ない
意志・勧誘	いこおう	未然形音便 + う
丁寧	いこいます	連用形 + ます
過去・完了・状態	いこった	連用形音便 + た
言い切り	いこう	終止形のみ
名詞化	いこうこと	連体形 + こと
仮定条件	いこえば	仮定形 + ば
命令	いこえ	命令形のみ

翻訳

• 英語: rest ^(en), repose ^(en)

語源2

• 「厳し」の連用形「厳く」が変化したもの。

副詞

いこう【厳う】

1. ひどく。非常に。たいそう。

同音異義語

いこう

• 【以降, 已降】 ある基準になる時からあと。
• 【衣桁】 室内で着物などを掛けておく家具。
• 【威光】 侵し難い威厳。
• 【意向, 意嚮】 どうしたいかの考え。
• 【遺稿】 死後に残された原稿。
• 【移行】 状態が移り行くこと。
• 【一向】 ひたすら。
• 【已講】 僧職の名の一つ。
• 【衣香】 衣服にたきしめる香。
• 【威公】 中国の三国時代の蜀の重臣。楊儀の字。
• 【胃腔】 動物の胃の内腔。
• 【移項】 数式で、一方の辺にある項を、もう一方に符号を変えて移すこと。
• 【偉効】 優れた効果。
• 【偉功】 立派な手柄。
• 【異寇】 異国の軍勢。
• 【異香】 優れたよい香り。
• 【維綱】 もととなる法則。
• 【遺功】 死後に残る功績。
• 【遺香】 線香の香り。
• 【遺構】 古代の構造物の様式や配置などを知る手掛かりとなる、土地に残された柱穴など。