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いちき串木野市

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いちきくしきのし ウィキデータを編集
いちき串木野市
いちき串木野市旗
いちき串木野市章
2005年10月11日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 鹿児島県
市町村コード 46219-5
法人番号 8000020462195 ウィキデータを編集
面積 112.30km2
総人口 26,026[編集]
推計人口、2024年7月1日)
人口密度 232人/km2
隣接自治体 薩摩川内市日置市
市の木 マツ
市の花 サクラ
いちき串木野市役所
市長 中屋謙治
所在地 896-8601
鹿児島県いちき串木野市昭和通133番地1
外部リンク いちき串木野市

いちき串木野市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

いちき串木野市(いちきくしきのし)は、鹿児島県にある2005年10月11日串木野市日置郡市来町新設合併して発足した。

なお、6文字の市名は茨城県かすみがうら市つくばみらい市と並び国内最長である。

地理

  • 山 : 弁財天山、冠岳
  • 河川 : 大里川、五反田川、八房川
  • 湖沼 :

隣接している自治体

歴史

沿革

  • 1889年4月1日 町村制施行に伴い以下の2村が発足。
    • 上名村・下名村・串木野町・荒川村・冠岳村・羽島村が合併し、串木野村が発足。
    • 湊町・湊村・大里村・川上村が合併し、西市来村が発足。
  • 1930年4月1日 西市来村が町制施行。市来町となる。
  • 1935年4月1日 串木野村が町制施行。串木野町となる。
  • 1950年10月1日 串木野町が市制施行。串木野市となる。
  • 2005年10月11日 市来町と串木野市が合併し、いちき串木野市となる。同時に市章を制定する。[1]
  • 2008年市来町時代から、総額10億円を掛けて建設した市来一般廃棄物利用エネルギーセンターが、技術的問題により正常稼動せず、事業が頓挫する。

行政

  • 市長選出までの職務執行者:大久保幸夫(旧市来町長)(新市発足から初代市長選出まで)
  • 市長:田畑誠一(2005年11月13日から、2期目)

市の行政機関

  • いちき串木野市役所
  • いちき串木野市市来庁舎

県の行政機関

国の行政機関

経済

特産物

勘場蒲鉾店などが全国販売。
  • 焼酎
濱田酒造海童が特に有名。
  • ラーメン
市内のラーメン店数店によりまぐろラーメンが開発された。市内外で概ね好評であり、テレビ朝日による取材が来たことも。みそのラーメン蘭蘭潮騒などが有名。
  • カレー(いちきポンカレー)
市内の市来地区の飲食店数店によりいちきポンカレーが開発された。市内外で概ね好評であり、鹿児島県と宮崎県ファミリーマートでも期間限定で発売されていたことも。吹上浜荘、焼酎とお食事処「伝兵衛」などで食べられる。

観光・イベント

七夕踊
  • 4月中旬「串木野浜競馬
照島海岸で行われる春の風物詩。
  • 4月下旬「串木野まぐろフェスティバル」
串木野漁港外港で行われている春の風物詩だが、2007年は2年ぶりに開催された。
  • 6月下旬~7月初旬頃「納涼祭」
農協敷地内で開催。婦人会によるうどん販売が好評で、それを食べに内外から客が集まる。ステージでは鹿児島ローカルのタレントが出演したり、演歌歌手、日本舞踊など多彩。祭り終了後、少量ではあるが花火を打ち上げることがある。
  • 7月中旬~下旬頃「六月灯」
旭町商店街道路を歩行者天国にして縁日とする。商工会議所、各店舗の出店など。
  • 7月下旬頃「串木野さのさ祭り 前夜祭/本祭り」
■前夜祭
主に土曜日開催。噴水側からピラード浜町までを歩行者天国に。
  • 噴水側 バブル期までは即席おばけ屋敷が慣行されていた。現在は例年アマチュアバンドの演奏会。コピーバンドからオリジナルまで出演者は幅広い。
  • 中央交差点 カラオケ大会が例年行われていたが、現在はダンス大会開催が中心。中央部に位置することから見物客が多い。
  • ピラード浜町入り口側 婦人会などの民謡や踊りが中心。年によっては開催されない。
■本祭り
主に日曜日開催。さのさ傘かむりを被り、着物を着た女性達が行列で「さのさ節」「はんや音頭」の音楽で踊り市中を練り歩く。「踊り染め」とも言う。
  • 7月下旬~8月上旬頃「祇園祭」
  • 7月下旬~8月上旬頃「サマーフェスタ in 市来」
  • 8月上旬~中旬頃「七夕踊」
踊りの起源は約400年前に遡り、島津義弘の朝鮮の役での活躍を称えたものとして踊られたのが始まりと一般に伝えられている。その約90年後、金鐘寺住職の捨範叟と地頭の床濤到住が大里水田への用水路建設を実施し、天和4年(1684)に用水路が完成、大里水田開拓を記念して再び踊り始められた。大里地区出身者は、必ず一度は太鼓を打たないといけないと言われ、県外に出ている者も毎年この踊りに参加するために帰省する。厳しい戒律のもと、約300年もの間踊りつづけられ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。現在も8月5日から11日までの間の日曜日に開催され、太鼓踊りを中心に牛・虎・鶴・鹿などの作り物や、大名行列、琉球王行列、薙刀行列、甲冑行列などの行列ものが繰り出す。踊る場所も数多く、大里地区の様々な神や先祖霊に踊りを奉納することにより豊作を願っている。
  • 8月下旬頃「川上踊」
  • 9月中旬~10月初旬「農協秋祭り(正式名称不明)」
農協敷地内で開催。縁日。婦人会のうどん販売は納涼祭と秋祭りのどちらかのみになることもある。
  • 10月下旬の土・日「いちき串木野~地かえて祭り~」
市内の商工業、農林業、水産業等の各業界が一体となり、食の安心、安全をメインテーマに地産地消を推進し、バラエティで魅力満載のイベントが、串木野新港隣接会場で開催されているが、「濱田酒造傅藏院蔵の新酒まつり」も同時開催されている。
  • 10月下旬の土曜日「いちき串木野花火大会」(「いちき串木野~地かえて祭り~」の開催日の土曜日の夜)
串木野新港沖で花火を打ち上げる。水中花火が有名。以前は夏に開催していたが、開催時期を地かえて祭りに合わせて、秋に変更された。沿岸部のため荒川・羽島方面の海岸で花火を見ることができるので、高台からの見物客も多い。
  • 11月23日「かんむり嶽参り」
平成2年から実施され、毎年11月23日の冠嶽神社大祭と冠岳山鎮国寺頂峯院の柴燈護摩供養と同時に冠岳花川砂防公園で物産展が開催され、県内外の物産の即売と郷土芸能など多彩な催しが行われる。


  • 産業人口

商工会議所・商工会

事業所を置く主要企業

本社を置く主要企業

主要小売店

コンビニエンスストア
その他

石油備蓄事業

串木野国家石油地下備蓄基地が建設された。同基地は175万キロリットル(日本国内の約3日分の使用量)を備蓄している。

漁業

串木野漁港・羽島漁港・土川漁港・市来漁港・戸崎漁港の5か所の漁港がある。市域の中央部にある市内最大の串木野漁港は、遠洋漁業の基点であり、マグロの水揚げが多い。

郵便

姉妹都市・提携都市

海外

地域

人口

いちき串木野市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 38,898人
1975年(昭和50年) 38,151人
1980年(昭和55年) 38,377人
1985年(昭和60年) 37,878人
1990年(平成2年) 36,790人
1995年(平成7年) 35,534人
2000年(平成12年) 34,266人
2005年(平成17年) 32,993人
2010年(平成22年) 31,144人
2015年(平成27年) 29,282人
2020年(令和2年) 27,490人
総務省統計局 国勢調査より

教育

高等学校

公立
私立

中学校

公立
私立

小学校

公立
私立

交通

串木野港と甑島列島を結ぶ甑島商船
いちき串木野市を通る南九州西回り自動車道

鉄道

  • 中心となる駅:串木野駅

バス

乗合タクシー

航路

道路

高速道路

一般国道

県道

主要地方道
一般県道
  • 鹿児島県道306号戸崎湯之元停車場線
  • 鹿児島県道307号市来停車場線
  • 鹿児島県道308号郷戸市来線
  • 鹿児島県道310号串木野停車場線
  • 鹿児島県道312号島平酔尾線
  • 鹿児島県道313号荒川川内線

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

いちき串木野市出身の有名人

脚注

  1. ^ 図典 日本の市町村章 p233

外部リンク