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きらやか銀行

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Template:経営問題

株式会社きらやか銀行
The Kirayaka Bank, Ltd.
きらやか銀行本店
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
山形県山形市旅篭町3丁目2番3号
設立 1914年大正3年)1月3日
(山形殖産株式会社)
業種 銀行業
法人番号 5390001000889 ウィキデータを編集
金融機関コード 0508
SWIFTコード SHIAJPJT
事業内容 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など
代表者 代表取締役頭取 粟野学
資本金 177億円
発行済株式総数 129,714,282株
純利益 1,170百万円
純資産 50,604百万円
総資産 1,210,524百万円
従業員数 924名
決算期 3月31日
主要株主 整理回収機構 43.53%
きらやか銀行行員持株会 2.12%
みずほコーポレート銀行 1.56%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口4)1.33%
三井住友海上火災保険 1.30%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)1.29%
東京海上日動火災保険 0.69%
主要子会社 きらやかカード株式会社
きらやかキャピタル株式会社
山形ビジネスサービス株式会社
株式会社東北バンキングシステムズ
株式会社富士通山形インフォテクノ
外部リンク きらやか銀行 (日本語)
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きらやか銀行のデータ
法人番号 5390001000889 ウィキデータを編集
店舗数 81店
(店舗数は実態店舗のみ)
貸出金残高 8,919億円
預金残高 1兆1,334億円
(譲渡性預金を含む)
特記事項:
2011年3月末現在
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株式会社きらやか銀行(きらやかぎんこう)は、山形県山形市に本店を置く第二地方銀行

概要

2007年(平成19年)5月7日きらやかホールディングス傘下の殖産銀行山形しあわせ銀行が合併し、東北最大の第二地方銀行となった。

その後、統合効果の早期実現とグループガバナンス機能の強化など初期の目的が達成できたため、きらやか銀行を中心とするグループへの再編を図ることとし、子会社きらやか銀行を存続会社として、親会社きらやかHDを2008年(平成20年)10月1日に吸収合併した。また、存続会社であるきらやか銀行が東京証券取引所に再上場を申請し東証2部に上場した。

2012年(平成24年)10月1日をめどに、金融持株会社形式による仙台銀行との経営統合が予定されている。実現すれば、再度の上場廃止となる。

管轄税務署は、山形税務署。

経営

仙台銀行との経営統合

仙台銀行とともに、2011年(平成23年)10月をめどに金融持株会社を設立し経営統合を目指す方針であることがあきらかにされた。持株会社の本社は仙台市内に置く予定であるが、社名、統合比率等の細部は現段階では未定である[1][2]

なお、すでにきらやか銀行は東北地方の第二地銀界においては最大のスケールを有しているが、統合完了時においては、東北の銀行・金融グループ14社中7番目程度の規模となることが見込まれている。また、仙台銀行とは、ビジネス商談会を共催するなど親密な関係にあった[3]

その後、2011年(平成23年)3月11日東日本大震災により、仙台銀行側が宮城県の復興を最重視するスタンスを明らかにし、中小企業等への金融面での支援、および震災に伴う店舗の損壊などを理由に、公的資金を導入した[4]。 これにともない、経営統合時期を翌年度中に延期する方針が明らかになった。なお、共通施策や共同事業などでできるものについては、可能な限り経営統合以前に行うことを付け加えている。

2012年(平成24年)1月になって、当初予定から1年遅れとなる同年10月1日付の金融持株会社設立の方針であることを明らかにし、同年3月から4月にかけて、金融持株会社の社名や役員構成・株式移転比率などの細部を詰めて株式移転契約を締結する方針であることを表明している。これにより、東証2部上場会社であるきらやか銀行の上場は廃止となる予定。


役員陣

前身両行共に、相互銀行時代から同族経営の続く金融機関であり、2007年(平成19年)の合併時にも、頭取には長谷川憲治殖産銀行頭取が就任し、会長には澤井誠介山形しあわせ銀行頭取が就任するなどその体制は崩れなかった。

しかし、早期退職の実施、不祥事の頻発、赤字決算の計上となり、2008年(平成20年)には旧しあわせ銀プロパーの粟野学が頭取に就任し、資本提携先であるジェイ・ウィルパートナー社から専務を迎えるなど経営陣の刷新を図った。ただし、公的資金導入へと方針転換したため、現在はジェイ社との提携を打ち切り、同社から派遣された専務も退任している。

その後、コンプライアンス上の問題が相次いだため、同部門の強化を図るため、みずほコーポレート銀行(旧興銀)出身の田中達彦を常務として招聘した。


きらやか銀行誕生にいたる経緯

前身行である山形しあわせ銀行は、1975年(昭和50年)の第一次オンラインシステム稼動時から、荘内銀行とエスワイコンピューターサービス(SYC)、現・富士通山形インフォテクノの共同設立し、委託方式でオンラインを稼動させていたが、2003年(平成15年)、荘銀がNTTデータ地銀共同センターへの参加を表明したため、システムの更新が迫るなか、単独での運営、投資は困難であると認識しはじめていたところ、殖産銀行から日本ユニシスのアウトソージングセンターである「東北バンキングシステムズ」[5]への参加の打診があり、これが結果的には経営統合・合併への端緒となった。

公的資金の注入

2009年(平成21年)9月30日、改正金融強化法に基づいて、きらやか銀行の発行する優先株整理回収機構が引き受ける形で、総額200億円の公的資金の注入を受けた。

これにより同行の自己資本比率は、10.5%前後に上昇し、財政基盤は安定するため、厳しさを増す地元中小企業に対して積極的に融資拡大を目指すこととした[6]

業務改善命令の発動

不祥事が相次いだにもかかわらず、抜本的な再発防止策がなされておらず、また、内部監査機能も十分でないとして、東北財務局より業務改善命令の発動を受けた。

東北財務局は同行に対して、法令順守体制を確立した上、業務改善計画を提出し直ちに実行するよう求めたほか、四半期ごとに進ちょく状況の報告を求めることにした[7][8]

他行との関係

前身である殖産銀は、叶内紀雄元頭取が日本勧業銀行出身であるほか、第一勧銀出身者が専務として起用されていた期間があり[9]、また、山形しあわせ銀には、富士銀出身者が専務として起用されていた期間があるなど両行とも、みずほフィナンシャルグループと親密な関係にあった。

不祥事

着服

2006年(平成18年)4月から2010年(平成22年)3月までの間に顧客から預かった現金を着服したとして、きらやか銀行の元行員を業務上横領容疑で逮捕した。元銀行員は顧客からのべ49人から、集金した現金を、指定された口座に入金しなかった手口であり、だまし取った金額は合計7725万円である。きらやか銀行は3月31日付で元銀行員を懲戒解雇処分とした。

元銀行員は犯行当時、同市大野目にある同行北営業部の融資渉外課長代理だった。県警の調べに対して「生活費に使うため」などと供述し、集金した現金を着服し、満期を迎えた定期預金の払い戻しを依頼されたかのように装って当銀行の出納係担当者を騙し、現金を詐取し、顧客49人から合計70回以上にわたり、7725万円を不正に入手して、着服分を別口座から調達して穴埋めする行為を繰り返し、きらやか銀行の実質的な損害額は約740万円という。

事件が発覚したのは2010年3月23日に山形市内の女性からの連絡で「定期預金証書を受け取っていない」との事で、内部調査した結果、元銀行員の犯行が分り、同行からの被害相談を受け、山形署は今月8日に被害届を受理し、捜査した[10]

その後、東北財務局によって、業務改善命令がなされ、元銀行員は懲役3年,執行猶予4年の有罪判決を受けた[7][8]

沿革

山形市に本店を置く第二地方銀行の山形しあわせ銀行殖産銀行が、殖産銀行を存続行として合併し、発足した。

当初、2007年(平成19年)4月1日に合併を予定していたが、システムの統合が合併時期に間に合わず、顧客利便性を考えて、同年5月7日に合併日が延期された。合併による重複店舗の整理を進めたが、郡山支店(旧しあわせ店)を福島支店(旧殖産店)に統合した以外は、ブランチインブランチを実施して実体店舗を削減しただけで、合併後の口座勘定の統合は郡山支店以外行っていない。

合併前の沿革については、前身行(山形しあわせ銀行殖産銀行)を参照。

  • 2007年(平成19年)
    • 5月7日 - 株式会社殖産銀行が、株式会社山形しあわせ銀行と合併し、株式会社きらやか銀行に改称。本店を、山形市桜町(現・桜町支店所在地)より同市旅篭町(旧・山形しあわせ銀行本店営業部所在地)に移転。
    • 12月3日 - 桜町支店に桜町コンサルティングステーションを併設し、平日の窓口時間の延長と土日の窓口・相談業務を開始。
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)
    • 3月18日 - 泉ローンステーションを有人出張所化し、仙台支店泉出張所に改組。独自の口座勘定を有する(支店コードは、仙台支店と同一の番号を使用)が、窓口での現金取扱を行わない店舗となる。
    • 4月1日 - ICキャッシュカードの取扱開始(セブン銀行での対応は4月20日以降)。ただし、総合口座を含む普通預金のキャッシュカードのみIC化で、生体認証対応は行わない。
    • 9月30日 - 優先株の発行による200億円の公的資金の注入を受ける。
    • 10月1日 - 有人店のATMでの通帳繰越を順次開始
    • 12月1日 - 鶴岡信用金庫との、利用箇所を限定とした部分的によるATM相互出金無料提携を開始(詳細については鶴岡信用金庫を参照)
  • 2010年(平成22年)
  • 2012年(平成24年)10月1日 - 仙台銀行金融持株会社を設立の上、経営統合する予定。当初は、2011年(平成23年)10月1日を予定していた。

歴代頭取・会長

歴代頭取

氏名 期間 備考
1 長谷川憲治 2007年5月7日 - 2008年3月31日 2000年、殖産銀行頭取就任
2 粟野学 2008年4月1日 -

歴代会長

氏名 期間 備考
1 澤井誠介 2007年5月7日 - 2008年3月31日 1991年、山形しあわせ銀行頭取就任
以降、空席


法人市場対策

山形大学人文学部、同大地域共同研究センターと連携協力協定を締結しているほか、ヤフーとも業務提携を締結している[11]。また、財団法人民間都市開発推進機構、山形県中小企業家同友会とも業務協力を締結している[12][13]

店舗展開

仙台圏

仙台地区においては、旧しあわせが3店舗、旧殖産は3店舗の展開をしていたが、合併後、ブランチインブランチや統廃合をすることなく6店舗を維持した[9]

近年は、仙台圏強化に取り組んでおり、2008年(平成20年)5月12日には仙台市泉区ヒューモススウィング2Fに泉ローンステーションを開設。仙台北部の個人向け営業強化を行った。また、同年9月17日名取市杜せきのした駅前に、名取ローンステーションを開設した。また、泉ローンステーションは、2009年(平成21年)3月から機能強化し、仙台支店泉出張所と改称し、口座の開設が可能となったため7店舗体制になった。

2011年(平成23年)の東日本大震災で被災したため、仙台圏の数店舗が休業に追いやられた。特に仙台長町支店の損傷状況が激しく、早期の再開が困難であるため、4月25日に再開した富沢支店内に一時的にブランチインブランチで営業を行う方針となった。また、口座店以外では、仙台長町支店に併設された仙台コンサルティングステーションは弓の町支店に併設する形で「弓の町分室」を仮設置した。なお、名取ローンステーションは、被災後仮復旧されることもなく、併設のATMを含め同年8月31日付で正式に閉鎖されている。

新潟県

新潟県においては、旧しあわせが村上市1952年(昭和27年)12月に、旧殖産が1953年(昭和28年)1月に新発田市に進出するなど比較的早期の段階から店舗を展開している[9]

現在は、新潟市に2店舗、新発田市に2店舗、村上市に1店舗が開設されている。

インターネット専用支店

合併後のブランチインブランチ

公式ホームページの識別マークに倣い、旧しあわせ店は■、旧殖産店は●とする(なお、勘定系システムの統合は済んでいるので、通帳などにこのような識別マークは存在しない)。なお、仙台長町支店のブランチインブランチは一時的に行う例外的な処置であるため、ここでは含めない。
  • ■山辺北支店→●山辺支店(2007年7月17日)
  • ●楯岡北支店→■楯岡支店(2007年7月23日)
  • ●長井中央支店→■長井支店(2007年10月9日)
  • ●流通団地支店→■流通センター支店(2007年10月9日)
  • ■宮内東支店→●宮内支店(2007年10月22日)
  • ■神町(じんまち)北支店→●神町支店(2007年11月5日)
  • ●神田支店→■東京支店(2007年11月5日)
    • これにともない、一時、当行の空中店舗は無くなったが、2011年(平成23年)10月11日に隣接するビルの6Fに移転するため、再度空中店舗化する。ATMは廃止されるが、個人カードは入居ビル1Fにあるセブン-イレブンに設置されたセブン銀行ATM利用時に限り、平日の9:00~18:00の引き出し手数料は無料で対応する(他の時間帯は、本来のセブン銀行利用時の210円/回。入金は対応可能な時間帯は終日無料)。
  • ■南陽支店→●赤湯支店(2007年11月12日)
  • ■産業通支店・■南原出張所→●中央営業部(2007年11月12日)
    • なお、産業通支店は、旧しあわせ時代に南原出張所をブランチインブランチ化している。
    • 本件にともなう措置として、旧しあわせ南原支店跡地のATMは存続する予定だったが、本措置1週間前の11月8日の稼働を持って廃止した。
  • ●河北支店→■谷地支店(2007年12月10日)
  • ●遊佐駅前支店→■遊佐支店・■吹浦出張所(2007年12月17日)
  • ■天童中央支店→●天童支店(2008年1月21日)
  • ●鶴岡西出張所→■美原町支店(2008年1月21日)…窓口取扱店変更扱い
    • 鶴岡西出張所は無人口座店であり、鶴岡中央支店が連絡先だったが、旧殖産銀行鶴岡西支店所在地の近隣にある支店へのブランチインブランチに変更した(当初は、美原町支店に統合を予定しており、合併後の廃止店1号の予定だった)。
    • 本件にともなう措置として、旧殖産銀行鶴岡西支店跡地の店舗外ATMを廃止した。
  • ■大江支店→●左沢支店(2008年2月4日)
  • ●西川支店→■間沢支店(2008年2月12日)
  • ■高畠東支店→●高畠支店(2008年2月18日)
  • ●七日町支店→●桜町支店(2008年2月18日)
  • ■上山中央支店→●上山支店(2008年3月10日)
    • 上山中央支店旧所在地には、上山コンサルティングステーションが併設され、当ブランチインブランチ後も当地に存続していたが、2010年2月26日に廃止になり、上山支店が業務を継承する。
  • ■山形東支店→●県庁通支店(2008年3月17日)
  • ■尾花沢中央支店→●尾花沢支店(2008年4月7日)
  • ■寒河江中央支店→●寒河江支店(2008年4月14日)
  • ●山形城北支店→■城西支店・■下条出張所(2008年4月14日)
  • ●山形西支店→■西支店(2008年4月21日)
  • ●酒田新橋支店→■酒田駅東支店(2008年5月19日)
  • ■山形南支店→●中央営業部(■産業通支店・■南原出張所)(2008年5月19日)
  • ●香澄町支店→■山形駅前支店(2008年5月26日)
  • ■温海駅前支店→●温海支店(2008年5月26日)
    • なお、2010年9月13日より、温海駅前支店旧所在地近隣に新店舗を建設し、●温海支店・■温海駅前支店を口座勘定そのままの状態で移転した。
  • ■新庄北支店・■新庄南出張所→●新庄支店・●新庄西出張所(2008年6月9日)
  • ■米沢東出張所→●米沢駅前支店(2008年6月16日)…窓口取扱店変更扱い
    • 米沢東出張所は、米沢中央支店とブランチインブランチだったが、支店時代の近隣店である店舗とのブランチインブランチに変更した。
    • 本件にともなう措置として、旧山形しあわせ銀行米沢東支店跡地の店舗外ATMは2008年3月30日で廃止した。
  • ●湯野浜支店→■大山支店(2008年6月23日)
  • ■東根支店→●さくらんぼ東根支店(2008年7月14日)
  • ●宮町支店→■山形北支店(2008年7月14日)
  • ●十日町支店→■山形駅前支店(●香澄町支店)(2008年7月22日)
  • ●鈴川南出張所→■鈴川支店(2008年8月4日)…窓口取扱店変更扱い
    • 鈴川南出張所は無人口座店であり、北営業部が連絡先であったが、旧殖産銀行鈴川支店所在地の近隣にある支店へのブランチインブランチに変更した。
    • 本件にともなう措置として、旧殖産銀行鈴川支店跡地の店舗外ATMを廃止した。
  • ●飯塚支店→■西支店(●山形西支店)(2008年8月11日)
  • ■米沢中央支店→●米沢支店(2008年8月11日)
  • ■酒田中央支店→●酒田支店・●酒田千石町出張所(2008年9月8日)
  • ●西大通出張所→■米沢西支店(2008年9月16日)…窓口取扱店変更扱い
    • 西大通出張所は無人口座店であり、米沢支店が連絡先であったが、旧殖産銀行米沢西支店所在地の近隣にある支店へのブランチインブランチに変更した。
    • 本件にともなう措置として、旧殖産銀行米沢西支店跡地の店舗外ATMを廃止した。
  • ■鶴岡支店→●鶴岡中央支店(2008年10月20日)
  • ■江俣支店→●山形桧町支店(2008年11月10日)
    • なお、江俣支店旧所在地には、2008年12月15日に山形ローンステーションを開設(併せて、桜町コンサルティングステーションの機能を一部移管)し、ATMが再設置した。
  • ■鮎貝支店→●荒砥支店(2011年10月3日)

このほか、2007年10月22日には蔵王支店が道路拡幅にともなう立ち退きで単独移転を行っている。

合併後の店舗統合

  • ■郡山支店→●福島支店(2008年9月22日統合、郡山支店は2008年9月19日で営業終了)…有人店舗では初の廃止店となる。郡山支店のATMもこの時点で撤去。

システム

ATMベンダ

旧しあわせ店は富士通、旧殖産店は日立Leadusは存在しない)が中心だが、一部の旧殖産店では、合併後に富士通のものにリプレースされている。営業店システムおよび窓口端末をOKIを採用していたためか、旧殖産のごく一部の店舗で沖電気工業が見られる。

現在は、すべてIC対応のATMに置き換え・改造されているが、生体認証のサービスを行っていないため、生体認証装置は設置されていない。

勘定系システム

勘定系システムは、存続行である旧殖産が採用していた共同パッケージングシステム・ACROSS21(日本ユニシスと東北バンキングシステムの共同開発)を採用。

窓口端末

旧殖産を引き継ぎ、OKIを採用。旧しあわせ店も合併と同時にOKIに入替がなされている。

インターネットバンキング

旧両行とも、NTTデータのANSER Webを採用していたが、統一金融機関コードの関係上、旧殖産側に片寄せされている。このため、旧しあわせ利用者の一部利用者については、個別に必要な変更が通知されるとしていた。

その他

利息付与時期

普通預金・貯蓄預金とも、2月と8月の第2日曜日の翌営業日付となる。

関連項目

脚注

  1. ^ きらやか銀と仙台銀、経営統合へ基本合意 山形新聞2010年10月26日
  2. ^ 地銀はいま生き残りに必死 J-cast 2010年11月5日
  3. ^ きらやか銀行と仙台銀行による合同商談会の開催について
  4. ^ 第三者割当により発行される優先株式の払込完了に関するお知らせ 仙台銀行
  5. ^ 殖産銀行福島銀行大光銀行日本ユニシス出資の共同化センター
  6. ^ きらやか銀公的資金200億円注入、中小企業融資拡大へ 山形新聞2009年9月12日
  7. ^ a b きらやか銀に業務改善命令 東北財務局 山形新聞:2010年7月16日、閲覧:2011年(平成23年)5月1日
  8. ^ a b 株式会社きらやか銀行に対する行政処分について 東北財務局
  9. ^ a b c 日本金融名鑑(上)日本金融通信社 2005年
  10. ^ 山形新聞(2010年(平成22年)4月12日)
  11. ^ 提携協力協定の締結について
  12. ^ 民間都市開発推進機構との「業務協力協定」の締結について
  13. ^ 山形県中小企業家同友会との業務協力協定について

外部リンク