イエスタデイ (2019年の映画)
イエスタデイ | |
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Yesterday | |
監督 | ダニー・ボイル |
脚本 | リチャード・カーティス |
製作 |
ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー バーナード・ベリュー マシュー・ジェームズ・ウィルキンソン リチャード・カーティス ダニー・ボイル |
製作総指揮 |
ニック・エンジェル リー・ブレイジャー |
出演者 |
ヒメーシュ・パテル リリー・ジェームズ ケイト・マッキノン エド・シーラン |
音楽 | ダニエル・ペンバートン |
撮影 | クリストファー・ロス |
編集 | ジョン・ハリス |
製作会社 | ワーキング・タイトル・フィルムズ |
配給 |
ユニバーサル・ピクチャーズ[1] 東宝東和 |
公開 |
2019年6月28日[2] 2019年10月11日[3] |
上映時間 | 116分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | $26,000,000[4] |
興行収入 | $145,786,650[4] |
『イエスタデイ』(原題:Yesterday)は、2019年のイギリスのファンタジー・コメディ映画。 監督はダニー・ボイル、出演はヒメーシュ・パテルとリリー・ジェームズなど。
ビートルズが消えてしまった世界で、唯一その曲を知る存在となった1人のシンガー・ソングライターの活躍を、ビートルズの名曲の数々に乗せて描く[5]。
ストーリー
イギリスの小さな海辺の町に住むジャックは、幼なじみの親友エリーから献身的に支えられてシンガー・ソングライターとして活動しているが全く売れず、夢を諦めかけていた。
そんなある日、世界規模で瞬間的な停電が起こる。その時、ジャックは交通事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。やがて目を覚まし、退院後友人と集まった際にビートルズの「イエスタデイ」を演奏。ここで、演奏を聴いた友人達が、「イエスタデイ」がビートルズの曲で、ポール・マッカートニーが作ったことを知らない。
異変に気がついたジャックは、帰宅後インターネットでビートルズを検索。しかし、ビートルズに関する情報は全くヒットせず、ここで、世界は史上最も有名なはずのバンド「ビートルズ」を存在しないことになっており、彼らの名曲を覚えているのは世界でジャック唯一人だけであることに気づく。ジャックはそれを利用して、ビートルズの曲を歌って成り上がろうとする。
エリーは、地元の音楽プロデューサーとデモ音源をレコーディングし、地元のテレビ番組に出演。それを見たエド・シーランが、ジャックをモスクワで行なわれるライブに招待し、オープニング・アクトを任される。これまでマネジャーを務めていたエリーは、学校の教師として仕事によりモスクワに行くことが不可能となる。そこで、ジャックはロッキーをローディーに任命。
モスクワでのライブ後、エドはジャックにソングライティング対決を持ちかけ、エドは「ペンギンズ」、ジャックは「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」で勝負。ジャックの演奏を聴いたエドは敗北を認めた。その後、ロサンゼルスにて、冷酷なエージェントであるデブラ・ハマーと契約を結ぶ。
ロサンゼルスに移住した後、イーストウェスト・スタジオでアルバムのレコーディングを開始するが、曲の歌詞が思いつかない。インスピレーションを湧かせるべくジャックは、ビートルズの故郷であるリヴァプールに行き、ストロベリー・フィールド、ペニー・レイン、エリナー・リグビーの墓を訪れた。その時偶然近くまで来ていたエリーと再会し、一夜を過ごすが「一夜限りの関係に興味はない」と告げられる。翌朝、ジャックとロッキーは、駅までエリーを追いかけた。そこで、エリーはジャックの成功を祝福するも、ジャックと一緒にいられないことを伝えた。
その頃、レコード会社はジャックのデビュー・アルバム発売の準備を始めていた。ジャックはビートルズのアルバムから引用した「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」「ホワイト・アルバム」「アビイ・ロード」の3タイトルを提案するも、プロデューサーは拒否し、アルバムのタイトルを“ジャックが手本も盗作もなく、一人で作詞作曲を行なっている”ということから「One Man Only」に決定。ここで、ジャックは彼らにゴーレストンとのピア・ホテルの屋上のコンサートでアルバム発売を告知することを提案。
屋上のコンサート終了後、楽屋に訪れた2人のファンが訪れた。この2人は、ジャックがビートルズの曲を自作の曲として発表していること、さらにリヴァプールを訪れていたことを知っていた。ジャックはこれらの事実を認めるが、2人はビートルズがいない世界でビートルズの楽曲を演奏したことを感謝される。ここで、2人はジャックに対し、ある人物の住所が書かれたメモを渡す。
その住所をもとに辿り着いたのは、78歳のジョン・レノンの自宅。ジョンとの会話で、本当の幸せを知ったジャックは、エドにウェンブリー・スタジアムでの演奏を手配。楽曲を演奏後、ジャックはエリーに告白。さらに観客にこれまで自作として発表した楽曲がビートルズの楽曲であることを伝えた上で、インターネット上で無料で楽曲をアップロードして、アルバムのリリースを妨害。
その後、ジャックは音楽教師に復職し、エリーと結婚。エリーとの間に子供を作り、幸せな生活を続けた。
キャスト
- ジャック・マリック:ヒメーシュ・パテル - 売れないミュージシャン。元教師。
- (幼少期):カルマ・スード
- エリー・アップルトン:リリー・ジェームズ - ジャックの幼馴染でマネージャー兼運転手。中学の数学教師。
- (幼少期):ジェイミー・コルマー
- ロッキー:ジョエル・フライ - ジャックの友人で後にローディーに任命された。
- デブラ・ハマー:ケイト・マッキノン - やり手のマネージャー。
- エド・シーラン:本人[6] - ジャックに目を付けた人気ミュージシャン。
- マーケティングのトップ:ラモーネ・モリス
- キャロル:ソフィア・ディ・マルティノー
- ルーシー:エリス・チャペル
- ニック:ハリー・ミシェル
- ウェンディ:カミーユ・チェン
- ギャビン:アレクサンダー・アーノルド
- ジェームズ・コーデン:本人 - トーク番組の司会者。
- ジェッド・マリック:サンジーヴ・バスカー - ジャックの父。
- シェリア・マリック:ミーラ・サイアル - ジャックの母。
- テリー:カール・テオバルド
- レオ:ジャスティン・エドワーズ
- リズ:サラ・ランカシャー
- マイケル・キワヌカ:本人
- ジョン・レノン:ロバート・カーライル[7](ノンクレジット)
サウンドトラック
本作のサウンドトラック盤が、2019年6月28日に発売された。日本でも10月2日に発売された[8]。
出典
- ^ “Danny Boyle's Lily James-Kate McKinnon Comedy Lands Fall 2019 Release”. 2019年6月13日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (19 September 2018). “Danny Boyle-Richard Curtis Musical Comedy Tunes Up For Summer 2019 Release – Update”. Deadline. 2019年6月13日閲覧。
- ^ “ザ・ビートルズを知らない世界を描く映画『イエスタデイ』、エド・シーランの場面写真公開。10/11に日本公開決定! (2019/06/12) 洋楽ニュース”. ロッキング・オン ドットコム. (2019年6月12日) 2019年6月13日閲覧。
- ^ a b “Yesterday (2019)” (英語). Box Office Mojo. 2019年10月14日閲覧。
- ^ “目覚めたらビートルズが存在しない世界に!? ダニー・ボイル監督最新作、10月公開”. 映画.com. (2019年4月8日) 2019年6月13日閲覧。
- ^ “エド・シーランが本人役で登場! 『イエスタデイ』場面写真”. シネマカフェ. (2019年6月12日) 2019年6月13日閲覧。
- ^ “Who Plays [SPOILER] In Yesterday?”. ScreenRant. Valnet, Inc. (2019年6月28日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “ダニー・ボイル監督と脚本家リチャード・カーティスが贈る映画『イエスタデイ』オリジナル・サウンドトラック発売”. TOWER RECORDS ONLINE (タワーレコード). (2019年8月8日) 2019年10月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 映画『イエスタデイ』公式サイト
- 映画『イエスタデイ』公式 (@YesterdayJP) - X(旧Twitter)
- イエスタデイ (YesterdayJP) - Facebook
- イエスタデイ - allcinema
- イエスタデイ - KINENOTE
- Yesterday - オールムービー
- Yesterday - IMDb