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カンシャコバネナガカメムシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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カンシャコバネナガカメムシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: カメムシ目 Hemiptera
: コバネナガカメムシ科 Blissidae
: Cavelerius
: カンシャコバネナガカメムシ C. saccharivorus
学名
Cavelerius saccharivorus
(Okajima, 1922)[1]
和名
カンシャコバネナガカメムシ
英名
Oriental chinch bug

カンシャコバネナガカメムシ学名Cavelerius saccharivorus)は、カメムシ目(半翅目)コバネナガカメムシ科に分類されるカメムシの一種。

分布

台湾を原産地とする[2]

日本では1914年に沖縄本島南部で初確認された外来種で、宮崎県鹿児島県指宿市桜島種子島奄美大島)、沖縄県沖縄本島宮古島)に移入分布する[2]

特徴

体長7-8 mm。体色は光沢のある黒色で、脚と触角第1節は黄褐色となる。翅の中央に黒い斑紋がある。翅多型を示し、翅の長い長翅型と短い短翅型が存在し、とくに本種がたくさん存在する高密度環境では長翅型が出現する。

ススキマコモサトウキビなどに寄生し茎から吸汁する。サトウキビの農業害虫であり、植物防疫法にもとづき検疫有害動物として規制されている。

日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれている。

関連項目

参考文献

  1. ^ Cavelerius saccharivorus in GBIF”. 2012年9月5日閲覧。
  2. ^ a b カンシャコバネナガカメムシ 国立環境研究所 侵入生物DB