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クリックポスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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クリックポストは、日本郵便が2014年6月16日より開始した[1]郵便に含まれない運送サービス。

概要

郵便物ではなく荷物扱い。約款上の扱いは、専用サイト事前入力割引を適用したゆうパケットである[2]

専用のウェブサイトで、宛先住所氏名等を入力し、運賃をそのウェブサイト上で支払い、発行された宛名ラベルを自宅等のプリンター[3]で印刷し[4]、貼付して差し出す。運賃は185円(税込)で全国一律[1]

2018年9月1日より運賃が164円(税込)から185円(税込)に改定された。(なお、8月31日23時30分(JST)までに支払い決済完了したラベルについては、9月1日以降も有効期限内に旧運賃で発送可能)。[5]

利用に際してはYahoo! JAPAN IDの登録が必須であり、運賃支払いにはYahoo!ウォレットのクレジットカード払いを用いるため[6]、これに登録できるクレジットカード[7]も必須である[1][8]

実際に決済されるのは集配局で引き受けた時であるため、ラベルを印刷してもそのクリックポストを差し出さなければ送料は請求されない[8]

利用規定

  • 縦34cm、横25cm、厚さ3cm以内[1]。なお、A4(297x210mm)用の角2封筒は332x240mm。
  • 重量1kg以内[1]
  • 専用ウェブサイト(事前サイト)でPDF出力されたラベルを印刷し外装に貼り付ける。モノクロ印刷でも可[9]。事前サイトは、PCWindowsMac)に対応している。スマートフォンはポップアップに対応しない、ラベルが文字化けするなど正しく印刷できないことがある[8]。またPCでも標準ブラウザの最新版(IESafari)以外では誤動作する事場合もある。
  • 品名を記載する必要がある(事前サイトで入力、ラベルに印刷される)
  • 手書きによる修正等は不可。
  • 信書(特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、または事実を通知する文書)や現金を送ることはできない[9][4]

差出方法

郵便窓口のほか、郵便ポストにも差出できる。

いずれの場合も郵便追跡サービスで追跡することができる[1]。、最初に入力されるのは担当の集配局で引き受けた時であり、それまで追跡はできない。なお、郵便窓口に差し出した場合、2017年4月1日以降は集配局以外であっても引受入力が行なわれるようになった[10]

配達方法

レターパックプラス等と異なり、速達性は無く、むしろゆうメールと同様に荷物であるため、普通郵便物よりも日数が掛かる場合が多い。これは、陸送および船便限定で空輸しないためである。特に、遠方宛ては日数がかかり、離島は船便のため悪天候で遅延すると更に日数が掛かる。他社のメール便より少し早い程度である。

ただし普通郵便、スマートレター、ゆうメールは日曜・祝日には配達しないため、休日を挟む場合はこの限りではないが、通常は配送の遅さに相殺される。(なお、日本郵便としては2018年時点で土曜配達も停止したい意向である[11]。)

概ね、日本郵便ホームページ「お届け日数を調べる」で出される「ゆうパケット」の日数にプラス1日程度を見ておくとよい。なお、この日数はあくまで集配局引受から相手方への投函までの日数であり、集配局以外の郵便窓口や、市中のポスト(集配局のポストを除く)に投函した場合は取り集めから引き受けまでのタイムラグが加算される。なお、これはクリックポスト以外でも同様である。

なお、公式には「離島など一部の配達地域を除き、おおむね差出日の翌日から翌々日に届ける」としている[8]

一般郵便物と異なり、個人宅宛てであれば日曜・祝日にも基本的には配達する場合がある(ただし必ずしも日曜・祝日に配達するとは限らない)。

おおむね投函時に追跡サービスにて投函完了と入力される(以前は配達局から持ち出す時点で入力していた事もあった)

補償(損害賠償)

滅失や毀損があった場合に郵便料金だけが返金される。ただし、損害賠償を請求する者は、その運賃を支払ったことを証明する必要がある。(返金方法については局に問い合わせのこと)。荷物自体については紛失や毀損しても一切の補償はない。

オプションサービス

なし。着払い、数量割引など各種割引は設定されていない[8]

脚注

  1. ^ a b c d e f 佐藤和也 (2014年5月22日). “http://japan.cnet.com/news/service/35048320/”. cnet. http://japan.cnet.com/news/service/35048320/ 2015年3月6日閲覧。 
  2. ^ ゆうパケット約款
  3. ^ あるいはネットプリントなどのサービス
  4. ^ a b クリックポスト - 日本郵便
  5. ^ クリックポスト - 日本郵便”. クリックポスト - 日本郵便. 2018年8月17日閲覧。
  6. ^ これについては運輸役務提供におけるヤフー株式会社への差別的優遇措置に該当する恐れがあるが、国土交通省は黙認している状況にある[要出典]
  7. ^ デビットカート類では登録できない事が多い。
  8. ^ a b c d e よくある質問・お問い合わせ - クリックポスト - 日本郵便
  9. ^ a b 宛名書きいらずで送料をオンライン決済できる郵便サービス「クリックポスト」” (2016年3月2日). 2016年3月6日閲覧。
  10. ^ 集配業務を行っていない郵便局窓口でも引受処理を行います (クリックポスト 2017/04/01 お知らせ)
  11. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2018年12月1日). “【主張】土曜配達休止 郵便離れに拍車かけぬか”. 産経ニュース. 2019年4月2日閲覧。

関連項目

外部リンク