ユリウス年
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ユリウス年 Julian year | |
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記号 | a, aJ, Jy |
量 | 時間 |
SI | 31 557 600 s |
定義 | 365.25日 |
由来 | ユリウス暦の平均暦年 |
ユリウス年(Julius ねん、Julian year)は、主に天文学で使われる時間の単位である。その名のとおり年にほぼ等しく、正確に 365.25日 = 31 557 600秒である。なお、ここでの「日」とは厳密に86 400秒のことで、平均太陽日や暦日ではない。
呼称は、ユリウス暦での平均暦年が365.25暦日であることからきている。
平均太陽年(約365.24219日)や、グレゴリオ暦での平均暦年(約365.24250日)を使うと、1ユリウス年は1.0000214平均太陽年、1.0000205平均暦年にあたる。
使用
ユリウス年は、主に天文学で使われる。国際天文学連合 (IAU) は、年をユリウス年で定義している[1]。単位記号は a で、ラテン語 annum の略である。
天体の公転周期を年で現すとき、通常はユリウス年が使われる。1光年は、真空中の光が1ユリウス年に進む距離である。100ユリウス年(36 525日)をユリウス世紀 (Julian century) という。1ユリウス世紀は、正確に3 155 760 000秒である。